永遠の門 ゴッホの見た未来

永遠の門 ゴッホの見た未来の画像・ジャケット写真

永遠の門 ゴッホの見た未来 / ウィレム・デフォー
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「永遠の門 ゴッホの見た未来」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

ウィレム・デフォー、マッツ・ミケルセンら豪華キャストの共演でゴッホの死の謎に迫る伝記ミステリー。ゴッホはパリで評価されず、南フランスのアルルへ向かう。パリからやって来たゴーギャンに心酔するゴッホだったが、共同生活は長く続かず…。

「永遠の門 ゴッホの見た未来」 の作品情報

作品情報

製作年: 2018年
製作国: イギリス/フランス/アメリカ
原題: AT ETERNITY’S GATE

「永遠の門 ゴッホの見た未来」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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ユーザーレビュー:7件

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1〜 5件 / 全7件

永遠の門 ゴッホの見た未来 ネタバレ

投稿日:2020/04/28 レビュアー:片山刑事

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

 なかなか辛い人生のゴッホさんの話。

 「ゴッホってどちら様?」状態で見るのはなかなか辛くて、ある程度のゴッホ教養がないと登場するキャラクターや絵画そのものが面白ポイントであると思うので、この時代この人物たちにまるで教養がない自分が見たら、アート映画の作風なので、なかなかの睡眠導入作品で集中力のいる映画でした。

 売れなくて精神的にも追い込まれていく様子をシークエンス自体は少なくて単純ですが、絵画を描いたりするシーンでピアノが流れ始めて数分間歩くだけのカットが長く続いたり、精神的に追い込まれている様子を描くためか、同じ台詞のやりとりを2回繰り返すシーンがあったりセリフにエコーがかかったりとセリフがただでさえ難しいと感じているところにそういった演出が加わるので余計に理解するのが難しかったです。弟と話す、ゴーギャンと話す、プリーストと話す、お医者さんと話す。とか人数自体は少ないけれど、なかなかの難解さで何話してるのかな? とアホなみたいな顔で見つめることしかできなかったです。

 映像は綺麗だし、ゴッホの主観になると画面半分がボケて見づらいとかは手法として面白くてよかったです。ですが、冒頭しばらくフランス語を喋っていたゴッホがゴーギャンとフランス語で話していたと思ったら、そのままシームレスに英語になったりするのが突っ込んではいけないと思いますが、気になってしまいました。

 この映画を110分見るなら、「ぶらぶら美術博物館」の山田五郎さんの話を5分聞いた方が個人的には面白い作品でした。

このレビューは気に入りましたか? 13人の会員が気に入ったと投稿しています

ウィレム・デフォーが、ゴッホに見えて来る。

投稿日:2020/06/17 レビュアー:カマンベール

2018年(英/仏/米)画家でもあるジュリアン・シュナーベル監督作品。
ウィレム・デフォーの演技は高く評価されて、ヴェネツィア国際映画祭で男優賞を受賞した。

平凡な表現ですが、ウィレム・デフォーの成り切り様は、外見からしてゴッホの自画像そっくりです。入魂の演技でした。

映画は会話が高尚かつ哲学的かつ宗教的で、分かりにくかったです。
私史上最高回数、巻き戻しをしました。
それでも大半はよくわからない(笑)

彼(ゴッホ)は、ゴーギャン(オスカー・アイザック)と意気投合して南アルルに隣り合わせに部屋を借りて創作をはじめるのでした。
ゴッホが初めてゴーギャンを画家の寄り合いで見たとき・・・ゴッホは明らかにゴーギャンに嫉妬していた。
ゴッホはゴーギャンの才能(それは自分とは異質のものであれ・・・そばにいるのに苦痛を感じて、苦しむ)
挙句に友情の証として自分の耳を切り取ってしまいます。
ゴーギャンの手には渡らなかったけれど、友情の証のプレゼントとして耳を贈りますか?
彼が異端の人。狂気の人・・・と呼ばれる所以ですね。

思うにゴッホには私たち凡人には見えない「美」や「高み」が見えていたのでしょう。
生涯に多くの手紙を書いたゴッホ。
この映画で語られる彼の言葉は、実際に語られた言葉なのでしょう。
難解です。自然と神との対峙するゴッホは我らより「彼方の高み」の住人。
だから生きている間に理解されなかった。

弟のテオの懐に赤子のように抱きつくゴッホ。
『糸杉と星の見える道』
『星月夜』
『ガラスのいる小麦畑』
手持ちカメラがゴッホ(デフォー)の切り開いて行く『小麦畑』を必死で追って行く。
揺れながら追って行く。
(私たちは、ついて行けない・・・なぜなら神に選ばれてないから・・・)
彼はひとり神の住む『永遠の門』を開いて、
昇華して行くのです。
彼の作品が理解されるのに多くの月日がかかりました。
そして映画は、彼の死の真相にも言及しています。

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私の絵は未来のためにある ネタバレ

投稿日:2020/06/15 レビュアー:飛べない魔女

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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『潜水服は蝶の夢を見る 』(すごく好きな映画!)のジュリアン・シュナーベル監督作品ということで
期待を込めて鑑賞しました。
絵画と音楽が融合したような美しい作品でした。良かったです。
シュナーベル監督曰く、
「必ずしも史実に沿ったストーリーにはなっていない。これは私なりのゴッホ解釈だ。」(ウィキより)
と言っているように、監督なりのゴッホを作り上げています。
37歳でこの世を去ったフィンセント・ファン・ゴッホ。
晩年の3年間ぐらいにスポットを当てています。

その生き様はあまりにも不安定で衝撃的。
友であるゴーギャンからは
『君の絵は塗り重ねているだけ、まるで彫刻だ。絵ではない』などと批判され
独特の絵はさっぱり売れず、生活は困窮するばかり。
共同生活のあとゴッホから逃げるように去るゴーギャン。
友に見捨てられたと思ったゴッホは左耳をカミソリで切り取り
私を忘れないで欲しい、と言って娼婦(映画ではパブの女将さん)に耳を渡すなど
常軌を逸したその行動から、病院の入退院を繰り返す。
それでもどんな時でも絵を描き続けるゴッホ。
目に入る豊かな自然と美しい風景
自らの人生の物語を顔に表している人物たち
そういうものを目にしたら、彼はキャンパスに夢中で向き合ってしまうのです。
『何を考えながら絵を描くのだ?』と問われると
『絵を描いているときだけは何も考えずにすむ』と答えるゴッホ。
少しはにかんだような笑顔が常人にも狂人にも見え、とても印象的でした。
その死は腹をピストルで撃って自殺したというのが定説になっていますが
自殺にしては不自然なことが多く、別の説も言われている中で
監督は他殺説の方で描いています。

ゴッホは言います。
『私の絵は未来のためにある』
まさに彼の言葉通り、彼の未来であった現代では取り合いになるほどの価値のある絵になったわけです。
もしも、あの時代に彼の絵が売れていれば、精神を病むこともことも無かったような気がしました。

37歳のゴッホを撮影当時61歳ぐらいでしょうか、ウィリアム・デフォーが演じました。
全く違和感がありません。
肖像画で見るあのゴッホそのものです。
最初の5分ぐらいはフランス語だったので、お!この人フランス語もしゃべれるのね、
そういえば、デフォーて苗字からしてフランス人っぽいじゃない、なんて勝ってに納得していたら
なんてことはない、その後はすぐに全編英語になってしまいました。
まあそもそも、ゴッホはオランダ人なわけで、フランス語が不得意だった?ってことで納めます(笑)

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ゴッホに似ていました

投稿日:2021/04/17 レビュアー:スヌーピー

ゴッホ役の俳優さんの演技が見た目も似ていてすごく良かったです。自分は絵心がないので画家というだけで尊敬してしまいます。この映画でゴッホの辛さや孤独がすごく伝わってきて見ていて苦しかったです。
弟のテオさんがいてくれて良かったなと思いました。彼がいなかったら画家も続けられなかったし、もっと早く人生を終わらせていたかもしれないと思いました。
37歳という若さだけど彼にしたらやっよ解放されたのかもしれないと思いました。
この映画を見ている途中で彼の人物像をもっと知りたくなり調べて読んで画家になる前の仕事なども知れて良かったです。勉強になりました。

このレビューは気に入りましたか? 1人の会員が気に入ったと投稿しています

甦るゴッホ、ウィレム・デフォー版!

投稿日:2020/07/07 レビュアー:哲郎

これはいいキャスト!ゴッホ役にウィレム・デフォーの起用を決めた時点で作品は大方完成している。ただ風貌、イメージが似ているだけでなく、彼が“ウィレム・デフォー仕様のゴッホ”をしっかりと見せてるところがいい。

彼は不思議な魅力をもった俳優だ。やや灰汁の強い顔で、なんとも個性が際立つにもかかわらず、幅広い役柄でその個性を生かしたいい演技を見せている。私の記憶に強く残っているのは『最後の誘惑』(1988)で演じたイエス・キリスト役だ。
ウィレム・デフォーがイエスを?と見る前は違和感があったのだが、この作品は物議を醸した異端的な内容でもあったので、見ているうちにその違和感はなくなった。彼はその役になりきるというより、その役(人物)を自分の個性で染めるといった演じ方をする人で、これは名優といわれる人に共通した「業」ではないかと思う。

話のほうはゴッホの病と孤独にある後半生の日々を映しており、有名な作品についての制作解説的な部分は控えめになっている。
彼といえば、自分の耳を自ら切り落としたエピソードが有名なわけだけど、あんな事情(理由)からだったのか(ここでは監督の解釈)と「へぇ〜」だった。彼は精神(脳)疾患を患っていたとのことで、病名はてんかんや統合失調症などたくさんの説があるが、確定はしていない。天才と評されるような特別な才能をもった人、そうした神の力の一部を与えられた人には、多く人格異常が認められるらしい。話のなかでもゴッホは「病が私に絵を描かせる」的なことを言ってるが、彼の独特な画法も病と無関係ではないかもしれない。

ちなみに、私はゴッホの絵はあまり好きではない。芸術的な価値はわからないけど、作中ゴーギャンが「彫刻のような」と評したあの感じがどうも好みに合わない。
『ひまわり』や糸杉をモチーフとした作品、自画像などがとくに有名な作品だが、あの描き方は、彼が意識して技法として用いたものなのだろうか?
想像だが、彼の眼にはあのように見えていたのではないだろうか。対象の形や色だけでなく、植物や人から発せられる生気、目には見えないが人にそれを感じさせるもの、自分には見えていたそうしたものを、彼は「絵」に描き伝えたかったのではないだろうか。この作品からは、そんな感じが伝わってくる。

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永遠の門 ゴッホの見た未来

ユーザーレビュー

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永遠の門 ゴッホの見た未来

投稿日

2020/04/28

レビュアー

片山刑事

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 なかなか辛い人生のゴッホさんの話。

 「ゴッホってどちら様?」状態で見るのはなかなか辛くて、ある程度のゴッホ教養がないと登場するキャラクターや絵画そのものが面白ポイントであると思うので、この時代この人物たちにまるで教養がない自分が見たら、アート映画の作風なので、なかなかの睡眠導入作品で集中力のいる映画でした。

 売れなくて精神的にも追い込まれていく様子をシークエンス自体は少なくて単純ですが、絵画を描いたりするシーンでピアノが流れ始めて数分間歩くだけのカットが長く続いたり、精神的に追い込まれている様子を描くためか、同じ台詞のやりとりを2回繰り返すシーンがあったりセリフにエコーがかかったりとセリフがただでさえ難しいと感じているところにそういった演出が加わるので余計に理解するのが難しかったです。弟と話す、ゴーギャンと話す、プリーストと話す、お医者さんと話す。とか人数自体は少ないけれど、なかなかの難解さで何話してるのかな? とアホなみたいな顔で見つめることしかできなかったです。

 映像は綺麗だし、ゴッホの主観になると画面半分がボケて見づらいとかは手法として面白くてよかったです。ですが、冒頭しばらくフランス語を喋っていたゴッホがゴーギャンとフランス語で話していたと思ったら、そのままシームレスに英語になったりするのが突っ込んではいけないと思いますが、気になってしまいました。

 この映画を110分見るなら、「ぶらぶら美術博物館」の山田五郎さんの話を5分聞いた方が個人的には面白い作品でした。

ウィレム・デフォーが、ゴッホに見えて来る。

投稿日

2020/06/17

レビュアー

カマンベール

2018年(英/仏/米)画家でもあるジュリアン・シュナーベル監督作品。
ウィレム・デフォーの演技は高く評価されて、ヴェネツィア国際映画祭で男優賞を受賞した。

平凡な表現ですが、ウィレム・デフォーの成り切り様は、外見からしてゴッホの自画像そっくりです。入魂の演技でした。

映画は会話が高尚かつ哲学的かつ宗教的で、分かりにくかったです。
私史上最高回数、巻き戻しをしました。
それでも大半はよくわからない(笑)

彼(ゴッホ)は、ゴーギャン(オスカー・アイザック)と意気投合して南アルルに隣り合わせに部屋を借りて創作をはじめるのでした。
ゴッホが初めてゴーギャンを画家の寄り合いで見たとき・・・ゴッホは明らかにゴーギャンに嫉妬していた。
ゴッホはゴーギャンの才能(それは自分とは異質のものであれ・・・そばにいるのに苦痛を感じて、苦しむ)
挙句に友情の証として自分の耳を切り取ってしまいます。
ゴーギャンの手には渡らなかったけれど、友情の証のプレゼントとして耳を贈りますか?
彼が異端の人。狂気の人・・・と呼ばれる所以ですね。

思うにゴッホには私たち凡人には見えない「美」や「高み」が見えていたのでしょう。
生涯に多くの手紙を書いたゴッホ。
この映画で語られる彼の言葉は、実際に語られた言葉なのでしょう。
難解です。自然と神との対峙するゴッホは我らより「彼方の高み」の住人。
だから生きている間に理解されなかった。

弟のテオの懐に赤子のように抱きつくゴッホ。
『糸杉と星の見える道』
『星月夜』
『ガラスのいる小麦畑』
手持ちカメラがゴッホ(デフォー)の切り開いて行く『小麦畑』を必死で追って行く。
揺れながら追って行く。
(私たちは、ついて行けない・・・なぜなら神に選ばれてないから・・・)
彼はひとり神の住む『永遠の門』を開いて、
昇華して行くのです。
彼の作品が理解されるのに多くの月日がかかりました。
そして映画は、彼の死の真相にも言及しています。

私の絵は未来のためにある

投稿日

2020/06/15

レビュアー

飛べない魔女

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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『潜水服は蝶の夢を見る 』(すごく好きな映画!)のジュリアン・シュナーベル監督作品ということで
期待を込めて鑑賞しました。
絵画と音楽が融合したような美しい作品でした。良かったです。
シュナーベル監督曰く、
「必ずしも史実に沿ったストーリーにはなっていない。これは私なりのゴッホ解釈だ。」(ウィキより)
と言っているように、監督なりのゴッホを作り上げています。
37歳でこの世を去ったフィンセント・ファン・ゴッホ。
晩年の3年間ぐらいにスポットを当てています。

その生き様はあまりにも不安定で衝撃的。
友であるゴーギャンからは
『君の絵は塗り重ねているだけ、まるで彫刻だ。絵ではない』などと批判され
独特の絵はさっぱり売れず、生活は困窮するばかり。
共同生活のあとゴッホから逃げるように去るゴーギャン。
友に見捨てられたと思ったゴッホは左耳をカミソリで切り取り
私を忘れないで欲しい、と言って娼婦(映画ではパブの女将さん)に耳を渡すなど
常軌を逸したその行動から、病院の入退院を繰り返す。
それでもどんな時でも絵を描き続けるゴッホ。
目に入る豊かな自然と美しい風景
自らの人生の物語を顔に表している人物たち
そういうものを目にしたら、彼はキャンパスに夢中で向き合ってしまうのです。
『何を考えながら絵を描くのだ?』と問われると
『絵を描いているときだけは何も考えずにすむ』と答えるゴッホ。
少しはにかんだような笑顔が常人にも狂人にも見え、とても印象的でした。
その死は腹をピストルで撃って自殺したというのが定説になっていますが
自殺にしては不自然なことが多く、別の説も言われている中で
監督は他殺説の方で描いています。

ゴッホは言います。
『私の絵は未来のためにある』
まさに彼の言葉通り、彼の未来であった現代では取り合いになるほどの価値のある絵になったわけです。
もしも、あの時代に彼の絵が売れていれば、精神を病むこともことも無かったような気がしました。

37歳のゴッホを撮影当時61歳ぐらいでしょうか、ウィリアム・デフォーが演じました。
全く違和感がありません。
肖像画で見るあのゴッホそのものです。
最初の5分ぐらいはフランス語だったので、お!この人フランス語もしゃべれるのね、
そういえば、デフォーて苗字からしてフランス人っぽいじゃない、なんて勝ってに納得していたら
なんてことはない、その後はすぐに全編英語になってしまいました。
まあそもそも、ゴッホはオランダ人なわけで、フランス語が不得意だった?ってことで納めます(笑)

ゴッホに似ていました

投稿日

2021/04/17

レビュアー

スヌーピー

ゴッホ役の俳優さんの演技が見た目も似ていてすごく良かったです。自分は絵心がないので画家というだけで尊敬してしまいます。この映画でゴッホの辛さや孤独がすごく伝わってきて見ていて苦しかったです。
弟のテオさんがいてくれて良かったなと思いました。彼がいなかったら画家も続けられなかったし、もっと早く人生を終わらせていたかもしれないと思いました。
37歳という若さだけど彼にしたらやっよ解放されたのかもしれないと思いました。
この映画を見ている途中で彼の人物像をもっと知りたくなり調べて読んで画家になる前の仕事なども知れて良かったです。勉強になりました。

甦るゴッホ、ウィレム・デフォー版!

投稿日

2020/07/07

レビュアー

哲郎

これはいいキャスト!ゴッホ役にウィレム・デフォーの起用を決めた時点で作品は大方完成している。ただ風貌、イメージが似ているだけでなく、彼が“ウィレム・デフォー仕様のゴッホ”をしっかりと見せてるところがいい。

彼は不思議な魅力をもった俳優だ。やや灰汁の強い顔で、なんとも個性が際立つにもかかわらず、幅広い役柄でその個性を生かしたいい演技を見せている。私の記憶に強く残っているのは『最後の誘惑』(1988)で演じたイエス・キリスト役だ。
ウィレム・デフォーがイエスを?と見る前は違和感があったのだが、この作品は物議を醸した異端的な内容でもあったので、見ているうちにその違和感はなくなった。彼はその役になりきるというより、その役(人物)を自分の個性で染めるといった演じ方をする人で、これは名優といわれる人に共通した「業」ではないかと思う。

話のほうはゴッホの病と孤独にある後半生の日々を映しており、有名な作品についての制作解説的な部分は控えめになっている。
彼といえば、自分の耳を自ら切り落としたエピソードが有名なわけだけど、あんな事情(理由)からだったのか(ここでは監督の解釈)と「へぇ〜」だった。彼は精神(脳)疾患を患っていたとのことで、病名はてんかんや統合失調症などたくさんの説があるが、確定はしていない。天才と評されるような特別な才能をもった人、そうした神の力の一部を与えられた人には、多く人格異常が認められるらしい。話のなかでもゴッホは「病が私に絵を描かせる」的なことを言ってるが、彼の独特な画法も病と無関係ではないかもしれない。

ちなみに、私はゴッホの絵はあまり好きではない。芸術的な価値はわからないけど、作中ゴーギャンが「彫刻のような」と評したあの感じがどうも好みに合わない。
『ひまわり』や糸杉をモチーフとした作品、自画像などがとくに有名な作品だが、あの描き方は、彼が意識して技法として用いたものなのだろうか?
想像だが、彼の眼にはあのように見えていたのではないだろうか。対象の形や色だけでなく、植物や人から発せられる生気、目には見えないが人にそれを感じさせるもの、自分には見えていたそうしたものを、彼は「絵」に描き伝えたかったのではないだろうか。この作品からは、そんな感じが伝わってくる。

1〜 5件 / 全7件