シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢

シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢の画像・ジャケット写真

シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢 / ジャック・ガンブラン
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「シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

建築の知識を持たない郵便配達員がたったひとりで宮殿を築いた実話を映画化。19世紀末のフランス。手紙を配り歩く郵便配達員・シュヴァルは、途中でつまずいた石の奇妙な形に心奪われ、娘のために石を積み上げ宮殿を作り上げることを決意する。

「シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢」 の作品情報

作品情報

製作年: 2018年
製作国: フランス
原題: L’INCROYABLE HISTOIRE DU FACTEUR CHEVAL/

「シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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ユーザーレビュー:6件

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1〜 5件 / 全6件

娘への愛情は33年の力

投稿日:2020/04/25 レビュアー:くまげらの森

初めて「シュヴァルの理想宮」の話を知ったのは、テレビの特集番組だと思う。
郵便配達員シュヴァルが、石につまずいたことを機に、いろいろな形の石を集め
運んでは積み上げ、ついに宮殿のような不思議な建物を建てた話だ。
私はその奇妙でアンコール・ワットみたいなヘンテコな建物を、それ以上に美的とは思えなかった記憶があるが・・・
興味深いのは、郵便配達の仕事をしながら、たった一人で33年の歳月をかけて完成させたということだ。
一体、男は何のために?
33年間、男は何を思ったのか・・・今、それがわかる。私は、DVDを挿入する手が震えた。

1879年南フランスの小さな町オートリーヴ。くる日もくる日も32キロもの山間の道のりを歩く郵便配達夫シュヴァル。
シュヴァルは人見知りの寡黙な男で、挨拶すら出来ない男だったが、頭の中は豊かな空想であふれ大きな夢を見ていた。
この町で再婚し、アリスという女の子に恵まれた。妻のお腹の大きい時からシュヴァルは悩んでいた。
『子供が生まれたらどうやって接しよう』『子供に何を言おう』
ちょっと笑いたくなる悩みですが、事実シュヴァルは、妻に赤ちゃんを手渡されると、
ぎこちなく固まってしまい、何も出来なかった・・。

ある日、山道で石につまずいたシュヴァルは、自然が作りたもうた石の造形に感嘆しつつ、
「そうだ、こういう面白い石を集めて、アリスの宮殿を作ろう!!」
建築の知識も、左官の経験もない。配達の途中で石を寄せておき、仕事が終わってから手押し車で
集め、1個1個積み上げていった。
村人には変人と言われ、誰一人手伝いもしなかったが、誰もあの宮殿の今の姿は知るまい。
たった1個の小さな石が、すべての始まりとなった。
アリスはお父さん大好きな子に育ち、未完成の迷路のような通路でよく遊んでいた。
だが、アリス15歳の時・・。悲劇は起きた。

シュヴァルの娘への愛情は、宮殿完成への信念となって、一層の努力に繋がった。
みんな初めはバカにしていたのに、「円形を積み上げても倒れない」「シロートが一人で」
と賞賛されるようになり、のちにはピカソも絶賛、観光地として名をはせるようになってゆく。
幅26m、高さ10mに及ぶ、複雑なデザインの、心のこもった建物だ。
古今東西の建築様式やモチーフが混在している面白さ。これが『娘への愛情表現』であり、
33年の『たゆまぬ努力』だと知ると、フランス政府から重要建造物の指定を受け、
『素朴派唯一の建築物』と称えられるのも納得ではないか。お疲れ様、シュヴァル。
あなたはりっぱなお父さんですよ、私たちにも『夢は現実になる』ことを教えてくれました。

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夢に生涯を捧げた郵便配達員と類なき家族愛の物語

投稿日:2020/05/04 レビュアー:hinakksk

 フランスの片田舎、19世紀半ばから20世紀初頭にかけて、自然豊かな移り変わる四季の折々の映像とともに、まるで主人公シュヴァルの純粋な心や人柄そのままのように、素朴で美しい彼の人生の物語が、飾り気なく、坦々と描かれます。

 黙々と実直に郵便配達の仕事に勤しむジョゼフ・シュヴァルは、妻ロザリーを病気で亡くす。口下手で寡黙、人とのコミュニケーションや愛情表現が上手くできない彼をおもんばかって、息子のシリルは彼から引き離され遠く離れた妹家族に預けられてしまう。何も言えないシュヴァル。心の中で涙を流すしかない。再び、ただ黙々と仕事に励む。

 郵便局の上司オーギュストの計らいで配達区域が変更になったシュヴァルは、やはり夫を亡くしたばかりの心優しいフィロメーヌと知り合い、ふたりは再婚、娘アリスが生まれる。どう対応していいかひどく戸惑うシュヴァルが、妻に助けられながら、おずおずと娘に接していくようになる様が、微笑ましい。そして、配達の途中つまずいた石を掘り出して持ち帰ったことをきっかけに、彼の壮大な石積みの建築が始まる。

 シュヴァルが素晴らしいのは、自分の夢のために決して郵便配達の仕事を疎かにして家族を困らせたりしなかったことだ。彼は創意あふれる宮殿の建築者であるばかりか、毎日32キロ、地球の5周分を歩いて職務を全うしたプロの立派な郵便配達員なのだ。彼は自分の持てる力のかぎりを尽くして家族を愛した。家族もまた、妻もアリスも離れ離れになったシリルも、孫たちも彼を愛した。自然と語り合う想像の中の自分の夢を、測り知れないエネルギーを注いで具象化した理想宮は、言葉では表すことのできない、彼の壮大な愛の形象でもあるのだ。

 郵便配達の仕事を10時間、その後で宮殿の建築作業に10時間、それを33年間にわたって継続する、何という強靭な精神と肉体。建築の素養も知識もないのに、今もなお現存する理想宮を独力で創り上げる。その創造性と意志の強さにはただただ呆然として、敬服するしかない。一見地味だけれど、いつまでも深く心に残る映画。

 

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映画を観る醍醐味で喜び!!

投稿日:2020/05/05 レビュアー:カマンベール

2018年(フランス)

フランス南東部の片田舎に素人の郵便配達人が、33年の歳月をかけて、
建造した石の宮殿があって、世界中の人が見物に来ている。

くまげらの森さんのレビューを読むまで、知りませんでした。

田舎の郵便配達人シュヴァルさんは、1980年代から33年間、一日22キロを歩いて配達する仕事の傍ら、一日10時間をかけて「シュヴァルの理想宮」を完成させたのです。

とても大きく高いけれど、なんとも愛らしく人間的な石建造物なのでしょう。
シュヴァルさんは、アンコールワットやマヤ文明の遺跡に心を奪われていました。
見たところインド文明の影響も感じられる不思議な魅力に溢れています。
私もほとんど生まれ故郷北海道から出ない生活です。
シュヴァルさんもフランスの片田舎から出ない生活なのに、彼の心の中には広い広い世界があるのです。

家族を多く亡くす不幸に見舞われても彼を支えるのは、生きる目的にもなった「理想宮」の建設。

愛するアリスの言った言葉、「パパのお城で私は王子様と結婚するわ!」
この誓いはある意味実現するのです。

どんな不幸にあっても、理想は夢は生きる糧になるのですね。

この映画は、シュヴァルさんの室内の映像・・・光と影の撮影が、まるでレンブラントの絵画のようです。
そして、空と雲の美しさ、雲海の光景・・・・1枚1枚の写真のように美しい。

至福の時間を与えてくれた映画に携わったすべての人々にお礼を言います。
ありがとう。

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優しくも悲しい空気感。難しい作品でしたが面白かったです。 ネタバレ

投稿日:2020/05/05 レビュアー:静かなる海

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お気に入りのレビュアーさんのご紹介で観ました。
いや〜見ごたえがありました。
時間を忘れて見入ってしまいました。

フランス的というか、何が言いたいのかわからず正直悩みながら見ていました。
男の信念?
家族愛?
人のたゆまぬ営み?
生と死?
ある芸術家の生涯?

う〜ん、難しい。
観ながらノイズが脳内に常に鳴り響いていました。
それでも目が離せず一気見してしまいました。
見事です。

通常であれば進んで観ることの無いジャンルだっただけに、レビュアーさんに感謝です。
ありがとうございます。

全編に流れる静かな空気感や風景が作品に心地よい余韻を与えてくれます。
俳優さんたちの名演技、服装や時代感の高度な再現。
見事でした。

面白かったです。

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優しく温かい素敵な作品

投稿日:2020/06/15 レビュアー:ラストシアター

フランスの田舎町の郵便配達人のシュヴァル

彼は、愛する娘アリスのために

たった一人で

宮殿を建てることを誓った

寡黙なシュヴァルが33年かけて宮殿を建て続ける

しかし、それ以上に彼は悲しみ苦しんだ

シュヴァルの家族や村の人々が優しく温かい

素敵な作品に出逢った

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1〜 5件 / 全6件

シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢

ユーザーレビュー

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ユーザーレビュー:6件

娘への愛情は33年の力

投稿日

2020/04/25

レビュアー

くまげらの森

初めて「シュヴァルの理想宮」の話を知ったのは、テレビの特集番組だと思う。
郵便配達員シュヴァルが、石につまずいたことを機に、いろいろな形の石を集め
運んでは積み上げ、ついに宮殿のような不思議な建物を建てた話だ。
私はその奇妙でアンコール・ワットみたいなヘンテコな建物を、それ以上に美的とは思えなかった記憶があるが・・・
興味深いのは、郵便配達の仕事をしながら、たった一人で33年の歳月をかけて完成させたということだ。
一体、男は何のために?
33年間、男は何を思ったのか・・・今、それがわかる。私は、DVDを挿入する手が震えた。

1879年南フランスの小さな町オートリーヴ。くる日もくる日も32キロもの山間の道のりを歩く郵便配達夫シュヴァル。
シュヴァルは人見知りの寡黙な男で、挨拶すら出来ない男だったが、頭の中は豊かな空想であふれ大きな夢を見ていた。
この町で再婚し、アリスという女の子に恵まれた。妻のお腹の大きい時からシュヴァルは悩んでいた。
『子供が生まれたらどうやって接しよう』『子供に何を言おう』
ちょっと笑いたくなる悩みですが、事実シュヴァルは、妻に赤ちゃんを手渡されると、
ぎこちなく固まってしまい、何も出来なかった・・。

ある日、山道で石につまずいたシュヴァルは、自然が作りたもうた石の造形に感嘆しつつ、
「そうだ、こういう面白い石を集めて、アリスの宮殿を作ろう!!」
建築の知識も、左官の経験もない。配達の途中で石を寄せておき、仕事が終わってから手押し車で
集め、1個1個積み上げていった。
村人には変人と言われ、誰一人手伝いもしなかったが、誰もあの宮殿の今の姿は知るまい。
たった1個の小さな石が、すべての始まりとなった。
アリスはお父さん大好きな子に育ち、未完成の迷路のような通路でよく遊んでいた。
だが、アリス15歳の時・・。悲劇は起きた。

シュヴァルの娘への愛情は、宮殿完成への信念となって、一層の努力に繋がった。
みんな初めはバカにしていたのに、「円形を積み上げても倒れない」「シロートが一人で」
と賞賛されるようになり、のちにはピカソも絶賛、観光地として名をはせるようになってゆく。
幅26m、高さ10mに及ぶ、複雑なデザインの、心のこもった建物だ。
古今東西の建築様式やモチーフが混在している面白さ。これが『娘への愛情表現』であり、
33年の『たゆまぬ努力』だと知ると、フランス政府から重要建造物の指定を受け、
『素朴派唯一の建築物』と称えられるのも納得ではないか。お疲れ様、シュヴァル。
あなたはりっぱなお父さんですよ、私たちにも『夢は現実になる』ことを教えてくれました。

夢に生涯を捧げた郵便配達員と類なき家族愛の物語

投稿日

2020/05/04

レビュアー

hinakksk

 フランスの片田舎、19世紀半ばから20世紀初頭にかけて、自然豊かな移り変わる四季の折々の映像とともに、まるで主人公シュヴァルの純粋な心や人柄そのままのように、素朴で美しい彼の人生の物語が、飾り気なく、坦々と描かれます。

 黙々と実直に郵便配達の仕事に勤しむジョゼフ・シュヴァルは、妻ロザリーを病気で亡くす。口下手で寡黙、人とのコミュニケーションや愛情表現が上手くできない彼をおもんばかって、息子のシリルは彼から引き離され遠く離れた妹家族に預けられてしまう。何も言えないシュヴァル。心の中で涙を流すしかない。再び、ただ黙々と仕事に励む。

 郵便局の上司オーギュストの計らいで配達区域が変更になったシュヴァルは、やはり夫を亡くしたばかりの心優しいフィロメーヌと知り合い、ふたりは再婚、娘アリスが生まれる。どう対応していいかひどく戸惑うシュヴァルが、妻に助けられながら、おずおずと娘に接していくようになる様が、微笑ましい。そして、配達の途中つまずいた石を掘り出して持ち帰ったことをきっかけに、彼の壮大な石積みの建築が始まる。

 シュヴァルが素晴らしいのは、自分の夢のために決して郵便配達の仕事を疎かにして家族を困らせたりしなかったことだ。彼は創意あふれる宮殿の建築者であるばかりか、毎日32キロ、地球の5周分を歩いて職務を全うしたプロの立派な郵便配達員なのだ。彼は自分の持てる力のかぎりを尽くして家族を愛した。家族もまた、妻もアリスも離れ離れになったシリルも、孫たちも彼を愛した。自然と語り合う想像の中の自分の夢を、測り知れないエネルギーを注いで具象化した理想宮は、言葉では表すことのできない、彼の壮大な愛の形象でもあるのだ。

 郵便配達の仕事を10時間、その後で宮殿の建築作業に10時間、それを33年間にわたって継続する、何という強靭な精神と肉体。建築の素養も知識もないのに、今もなお現存する理想宮を独力で創り上げる。その創造性と意志の強さにはただただ呆然として、敬服するしかない。一見地味だけれど、いつまでも深く心に残る映画。

 

映画を観る醍醐味で喜び!!

投稿日

2020/05/05

レビュアー

カマンベール

2018年(フランス)

フランス南東部の片田舎に素人の郵便配達人が、33年の歳月をかけて、
建造した石の宮殿があって、世界中の人が見物に来ている。

くまげらの森さんのレビューを読むまで、知りませんでした。

田舎の郵便配達人シュヴァルさんは、1980年代から33年間、一日22キロを歩いて配達する仕事の傍ら、一日10時間をかけて「シュヴァルの理想宮」を完成させたのです。

とても大きく高いけれど、なんとも愛らしく人間的な石建造物なのでしょう。
シュヴァルさんは、アンコールワットやマヤ文明の遺跡に心を奪われていました。
見たところインド文明の影響も感じられる不思議な魅力に溢れています。
私もほとんど生まれ故郷北海道から出ない生活です。
シュヴァルさんもフランスの片田舎から出ない生活なのに、彼の心の中には広い広い世界があるのです。

家族を多く亡くす不幸に見舞われても彼を支えるのは、生きる目的にもなった「理想宮」の建設。

愛するアリスの言った言葉、「パパのお城で私は王子様と結婚するわ!」
この誓いはある意味実現するのです。

どんな不幸にあっても、理想は夢は生きる糧になるのですね。

この映画は、シュヴァルさんの室内の映像・・・光と影の撮影が、まるでレンブラントの絵画のようです。
そして、空と雲の美しさ、雲海の光景・・・・1枚1枚の写真のように美しい。

至福の時間を与えてくれた映画に携わったすべての人々にお礼を言います。
ありがとう。

優しくも悲しい空気感。難しい作品でしたが面白かったです。

投稿日

2020/05/05

レビュアー

静かなる海

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お気に入りのレビュアーさんのご紹介で観ました。
いや〜見ごたえがありました。
時間を忘れて見入ってしまいました。

フランス的というか、何が言いたいのかわからず正直悩みながら見ていました。
男の信念?
家族愛?
人のたゆまぬ営み?
生と死?
ある芸術家の生涯?

う〜ん、難しい。
観ながらノイズが脳内に常に鳴り響いていました。
それでも目が離せず一気見してしまいました。
見事です。

通常であれば進んで観ることの無いジャンルだっただけに、レビュアーさんに感謝です。
ありがとうございます。

全編に流れる静かな空気感や風景が作品に心地よい余韻を与えてくれます。
俳優さんたちの名演技、服装や時代感の高度な再現。
見事でした。

面白かったです。

優しく温かい素敵な作品

投稿日

2020/06/15

レビュアー

ラストシアター

フランスの田舎町の郵便配達人のシュヴァル

彼は、愛する娘アリスのために

たった一人で

宮殿を建てることを誓った

寡黙なシュヴァルが33年かけて宮殿を建て続ける

しかし、それ以上に彼は悲しみ苦しんだ

シュヴァルの家族や村の人々が優しく温かい

素敵な作品に出逢った

1〜 5件 / 全6件