マザーレス・ブルックリン

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マザーレス・ブルックリン / エドワード・ノートン

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「マザーレス・ブルックリン」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

ジョナサン・レセムの同名ハードボイルド小説をエドワード・ノートンが監督・脚本・製作・主演を務めて映画化したノワール・サスペンス。自分の意志とは関係なく突然意味不明な言動をしてしまう障害に苦しみながらも、驚異的な記憶力で私立探偵として活躍する主人公が、殺された恩人の死の真相を探ってブルックリンの深い闇に足を踏み入れていく様をクラシカルなスタイルで描き出していく。共演はブルース・ウィリス。1957年、ニューヨーク。孤児院育ちのライオネルは、同じ孤児院の兄貴分にして人生の恩人フランクの下で私立探偵として活動していた。ある日、そのフランクが何者かに殺害される事件が起きる。すぐさま事件の解明に乗り出すライオネル。少ない手がかりと自らの障害ゆえに捜査は難航するも、抜群の記憶力と執念で真相へと迫っていくライオネルだったが…。 JAN:4548967439410

「マザーレス・ブルックリン」 の作品情報

作品情報

製作年: 2019年
製作国: アメリカ
原題: MOTHERLESS BROOKLYN

「マザーレス・ブルックリン」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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コードネーム:プリンス

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1〜 5件 / 全16件

1950年代のニューヨークを舞台に、変テコだが愛すべき探偵の事件簿

投稿日:2020/05/14 レビュアー:カマンベール

2019年。エドワード・ノートンが監督・脚本・主演した犯罪映画です。

まず主人公の造形が風変わりです。
脈絡ない単語が無意識に口を出る・・・チック症的精神障がいを持つ私立探偵のライオネル。
彼を孤児院から救い探偵に仕込んでくれた恩人のブランク(ブルース・ウィリス)
「マザーレス・ブルックリン」とは母親のいないブルックリン生まれのライオネルの愛称です。
フランクはライオネルを、頭は壊れているが記憶力は優れていると高く買ってくれました。
そんなフランクが銃撃されてライオネルの目の前で死にます。

なぜフランクは殺されたのか?
誰の弱みを握っていたから殺されたのか?

1950年代のニューヨークの様子が再現されています。
クラシックカーが街臭中を低速で走ってます。
ブルックリン橋も古めかしい。
ペンシルベニア駅に至っては、今は無き駅舎をセットで再現したとか。
お金かかってますねー。
エドワード・ノートンもかなり好きなように映画を撮っています。
変人探偵の演技は、見ていて観客はちょっと、引きますよね。
こんなピュアで孤独で変テコで愛すべきキャラクターって、自分で脚本書いたからこそ出来る贅沢ですね。

50年代ニューヨーク市の開発に関わる利権。
ニューヨーク市の開発の利権を独り占めしてきる黒幕がモーゼス・ランドルフ(アレック・ボールドウィン)
モーゼスの兄貴がィレム・デフォー。

そして謎の黒人女性ローズをググ・バサ=ロー。
ローズの本当の父親?

音楽がトビキリ良いですね。
ジャズバーを経営するローズの父親の傷痍軍人。
そのバーのジャズメンの演奏はクールでした。
エンディング音楽もすごく泣かせますね。

まぁ好みの別れる映画だと思います。
政治の闇に言及するも、深く突き詰めずサラッと提示する。
でも私立探偵のノワールの雰囲気は楽しめるし、孤独な探偵の自分探しにもなる。

気分良く観終わる映画でした。

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カメレオン俳優エドワード・ノートンの心意気を感じる力作

投稿日:2020/05/29 レビュアー:飛べない魔女

原作では1999年のニューヨークが舞台だったのを
敢えてノートンは50年代に舞台を戻した。
人種差別問題や貧富の差、権力者たちの横行と腐敗を描くには
50年代の方が時代設定としてはうってつけだったからだそうだ。
それが見事にマッチして
レトロな雰囲気のおしゃれな映画に仕上がっている。
流れるジャズの音楽も、当時のニューヨークに良く似合う。

ただ、さすがに144分は長すぎ。
途中ダレる。
話も細かすぎてぼーっと見てるとよく判らなくなる。
もう少し端折って無駄なシーンをカットしたら120分ぐらいの尺になったのでは?
なーんて生意気な意見を言ってみる(;^_^A
それでもこの雰囲気は好きだ。
主人公のノートン演じるチック病の持病を持つライオネルの
優しさと奇怪さが混在する不思議な魅力に凄く惹かれた。
愛すべきマザーレスブルックリン。
その名は自分を孤児院から救いだして育ててくれたフランクが彼につけたあだ名だった。
そのフランクを殺した犯人を、持ち前の記憶力で炙り出していくライオネル。
ときに切れ者にもなり
ときに少年のようなはにかみ屋になり
ときに大胆な詐欺師のようにもなり
カメレオン俳優と言われるノートンの演技は相変わらずうまい!
イフ!は何を意味するのかわからないが、絶妙のタイミングでイフ!が入る(笑)

悪をコテンパンにやっつけてギャフンと言わせる、というような醍醐味はないが
雰囲気を味わう映画だと思えば飽きずに見られると思う。

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ネオノアールの世界に描かれる人間の孤独

投稿日:2020/05/24 レビュアー:hinakksk

 孤児でチック症というハンディキャップを背負っている主人公ライオネルの優れた記憶力を見出して、親代わりとなり、仲間3人と共に探偵として育ててくれた探偵事務所の経営者フランク・ミオ(重要人物なのに、開始早々消えてしまうという、ブルース・ウィリスがまたもやお得な役を演じています)。その尊敬する恩人であるフランクが何者かに殺害されたことから、ライオネルは、彼が追っていた事件を引き継ぎ、断片的な情報を手掛かりに、粘り強くその真相に迫っていく。

 地域開発に関わる政治権力の闇や複雑な人間関係が次第に明らかとなっていくのだが、基本は探偵の活躍するサスペンスのプロットでありながらも、中心には、母のいない孤独なライオネルとローラの物語があり、また同時に、権力を握る者の、野心と裏表の孤独が浮き彫りにされている。1950年代後半のニューヨーク、特にブルックリンに生きる人々や街の雰囲気をじっくりと、哀感を込めて、情緒たっぷりに描いた映画になっている。

 時間をかけた描写が非常に丁寧な分、真相に迫っていく勢いや推進力には欠けているかな。サスペンスと言うより、謎解きを通して50年代の何とも言い難い雰囲気を味わう映画。美術や音楽がとても良い。監督にして主演、脚本も手掛けるというエドワード・ノートンの多才ぶりが際立っていて、彼の面目躍如。

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組織は一人の人間の長い影にすぎない

投稿日:2020/12/10 レビュアー:ポッシュ

おぉっ!と軽くのけぞってしまったのは、ここで描かれているニューヨークの都市開発事業を
牛耳る権力者モーゼス・ランドルフって、ほぼほぼ実在の人物なのですね。
マスター・ビルダー、ロバート・モーゼスをモデルにしているのは間違いない。
ちなみに彼の宿敵、活動家ギャビー・ホロウィッツのモデルはジェイン・ジェイコブズ・・・
と思ったら、エドワード・ノートン曰くオルタンス・ガベルという人らしい。(誰だ?)

この辺りの裏話は映画タイトルとR・モーゼスやJ・ジェイコブズの名前で検索かけると
たくさん出てくるので、興味のある方はググってみてください。

R・モーゼスという人は特異な興味深い人物です。政治家じゃなくて公務員。
自分でガンガン新しい部署と役職を作って、そのトップに収まってやりたい放題。
でも、やったのはちゃんとした都市開発で、橋を渡し、公園を作り、ビーチを整備して、
市民生活を向上させた。この映画では悪く描かれ過ぎじゃないかと思うのだけど。(^^;

前置き、長くなりました。

さて、主人公が探偵で、都市と犯罪を描いている、これは王道のハードボイルドですね。
エドワード・ノートンは猫も飼ってるし。(フィリップ・マーロウも猫好き ← え、それだけ?)
ライオネル(E・ノートン)は父親代わりのように信頼していた上司を殺され、その真相を探っていくうちに、ニューヨークの開発事業に絡んだ腐敗と、関係する人々の知られざる事実を知ることになる・・・。

とても丁寧な語り口が心地よいです。流れるジャズも。
ライオネルを助けてくれるトランペッターが、マイルス・デイヴィスっぽい!
彼の前で「So what?(だから何?)」って言っちゃうライオネル。彼は意図せず不随意運動で
言葉が口から飛び出してしまうトゥレット症候群を患っている。
(「So What」はマイルス・デイヴィスの有名な曲。私でも知ってるぐらいなので言うまでもないか)

あと印象に残っているのが、鍵を握る女性ローラの青いロングコート。キレイな色!
彼女が通りを歩いていて、道を渡ってこちらにやってくるとき、カメラが水たまりに映る彼女の姿を
とらえているショットが好き。ハイヒールがパシャっと水たまりを踏む。波紋が広がる。
アートのような画(え)です。

モーゼス・ランドルフが建物から車に向って歩くときに、彼の影が壁に映って
どんどん大きくなるショットも印象深い。
直前の会話で出てくる「組織は一人の人間の長い影にすぎない」ってエマソンの言葉が効いている。

まぁ、全体に地味めな作品ですが、クラシカルな雰囲気が心地よく、私は十分に楽しめました。
欲を言えば、もっと猫ちゃんを見たかったー!(後半、出番なし・・・涙)

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豪華キャストなのにドラマがない

投稿日:2020/11/20 レビュアー:勇光

ググ・バサ=ローが体調不良だったのか老けたのか・・イマイチ鮮やかでなかった。これの3年前の「砂上の法廷」での色香がすっかり失せていて残念だった。
ストーリーはノートン演じるトゥレット障害の探偵が主人公になっている。興奮すると頭の中に浮かんだ暴言などが脈絡なくクチから飛び出すおかしな病気を演じたノートンが面白いし、1957年のニューヨークの雰囲気もよかったが、ストーリーもプロットもさして面白くはない。ニューヨークという街ができあがる時期に暗躍した建設業界のボスに関するスキャンダルで殺人事件が何回が起きるっていう程度の話。なので、 ググ・バサ=ローがグッとくるような艶やかな雰囲気でないと盛り上がらないのに、そこがイマイチで、すっかりショボい雰囲気になってしまっている。1957年のニューヨークを再現するためにカネはかかってるらしいが、興行収入はぱっとせず、制作費を回収するのがやっとだったみたい(もしかすると赤字だったかも)。
監督・脚本・制作がノートンで、ノートンの地味派手な雰囲気がよく出ていたが、娯楽性は薄かった。

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マザーレス・ブルックリン

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1950年代のニューヨークを舞台に、変テコだが愛すべき探偵の事件簿

投稿日

2020/05/14

レビュアー

カマンベール

2019年。エドワード・ノートンが監督・脚本・主演した犯罪映画です。

まず主人公の造形が風変わりです。
脈絡ない単語が無意識に口を出る・・・チック症的精神障がいを持つ私立探偵のライオネル。
彼を孤児院から救い探偵に仕込んでくれた恩人のブランク(ブルース・ウィリス)
「マザーレス・ブルックリン」とは母親のいないブルックリン生まれのライオネルの愛称です。
フランクはライオネルを、頭は壊れているが記憶力は優れていると高く買ってくれました。
そんなフランクが銃撃されてライオネルの目の前で死にます。

なぜフランクは殺されたのか?
誰の弱みを握っていたから殺されたのか?

1950年代のニューヨークの様子が再現されています。
クラシックカーが街臭中を低速で走ってます。
ブルックリン橋も古めかしい。
ペンシルベニア駅に至っては、今は無き駅舎をセットで再現したとか。
お金かかってますねー。
エドワード・ノートンもかなり好きなように映画を撮っています。
変人探偵の演技は、見ていて観客はちょっと、引きますよね。
こんなピュアで孤独で変テコで愛すべきキャラクターって、自分で脚本書いたからこそ出来る贅沢ですね。

50年代ニューヨーク市の開発に関わる利権。
ニューヨーク市の開発の利権を独り占めしてきる黒幕がモーゼス・ランドルフ(アレック・ボールドウィン)
モーゼスの兄貴がィレム・デフォー。

そして謎の黒人女性ローズをググ・バサ=ロー。
ローズの本当の父親?

音楽がトビキリ良いですね。
ジャズバーを経営するローズの父親の傷痍軍人。
そのバーのジャズメンの演奏はクールでした。
エンディング音楽もすごく泣かせますね。

まぁ好みの別れる映画だと思います。
政治の闇に言及するも、深く突き詰めずサラッと提示する。
でも私立探偵のノワールの雰囲気は楽しめるし、孤独な探偵の自分探しにもなる。

気分良く観終わる映画でした。

カメレオン俳優エドワード・ノートンの心意気を感じる力作

投稿日

2020/05/29

レビュアー

飛べない魔女

原作では1999年のニューヨークが舞台だったのを
敢えてノートンは50年代に舞台を戻した。
人種差別問題や貧富の差、権力者たちの横行と腐敗を描くには
50年代の方が時代設定としてはうってつけだったからだそうだ。
それが見事にマッチして
レトロな雰囲気のおしゃれな映画に仕上がっている。
流れるジャズの音楽も、当時のニューヨークに良く似合う。

ただ、さすがに144分は長すぎ。
途中ダレる。
話も細かすぎてぼーっと見てるとよく判らなくなる。
もう少し端折って無駄なシーンをカットしたら120分ぐらいの尺になったのでは?
なーんて生意気な意見を言ってみる(;^_^A
それでもこの雰囲気は好きだ。
主人公のノートン演じるチック病の持病を持つライオネルの
優しさと奇怪さが混在する不思議な魅力に凄く惹かれた。
愛すべきマザーレスブルックリン。
その名は自分を孤児院から救いだして育ててくれたフランクが彼につけたあだ名だった。
そのフランクを殺した犯人を、持ち前の記憶力で炙り出していくライオネル。
ときに切れ者にもなり
ときに少年のようなはにかみ屋になり
ときに大胆な詐欺師のようにもなり
カメレオン俳優と言われるノートンの演技は相変わらずうまい!
イフ!は何を意味するのかわからないが、絶妙のタイミングでイフ!が入る(笑)

悪をコテンパンにやっつけてギャフンと言わせる、というような醍醐味はないが
雰囲気を味わう映画だと思えば飽きずに見られると思う。

ネオノアールの世界に描かれる人間の孤独

投稿日

2020/05/24

レビュアー

hinakksk

 孤児でチック症というハンディキャップを背負っている主人公ライオネルの優れた記憶力を見出して、親代わりとなり、仲間3人と共に探偵として育ててくれた探偵事務所の経営者フランク・ミオ(重要人物なのに、開始早々消えてしまうという、ブルース・ウィリスがまたもやお得な役を演じています)。その尊敬する恩人であるフランクが何者かに殺害されたことから、ライオネルは、彼が追っていた事件を引き継ぎ、断片的な情報を手掛かりに、粘り強くその真相に迫っていく。

 地域開発に関わる政治権力の闇や複雑な人間関係が次第に明らかとなっていくのだが、基本は探偵の活躍するサスペンスのプロットでありながらも、中心には、母のいない孤独なライオネルとローラの物語があり、また同時に、権力を握る者の、野心と裏表の孤独が浮き彫りにされている。1950年代後半のニューヨーク、特にブルックリンに生きる人々や街の雰囲気をじっくりと、哀感を込めて、情緒たっぷりに描いた映画になっている。

 時間をかけた描写が非常に丁寧な分、真相に迫っていく勢いや推進力には欠けているかな。サスペンスと言うより、謎解きを通して50年代の何とも言い難い雰囲気を味わう映画。美術や音楽がとても良い。監督にして主演、脚本も手掛けるというエドワード・ノートンの多才ぶりが際立っていて、彼の面目躍如。

組織は一人の人間の長い影にすぎない

投稿日

2020/12/10

レビュアー

ポッシュ

おぉっ!と軽くのけぞってしまったのは、ここで描かれているニューヨークの都市開発事業を
牛耳る権力者モーゼス・ランドルフって、ほぼほぼ実在の人物なのですね。
マスター・ビルダー、ロバート・モーゼスをモデルにしているのは間違いない。
ちなみに彼の宿敵、活動家ギャビー・ホロウィッツのモデルはジェイン・ジェイコブズ・・・
と思ったら、エドワード・ノートン曰くオルタンス・ガベルという人らしい。(誰だ?)

この辺りの裏話は映画タイトルとR・モーゼスやJ・ジェイコブズの名前で検索かけると
たくさん出てくるので、興味のある方はググってみてください。

R・モーゼスという人は特異な興味深い人物です。政治家じゃなくて公務員。
自分でガンガン新しい部署と役職を作って、そのトップに収まってやりたい放題。
でも、やったのはちゃんとした都市開発で、橋を渡し、公園を作り、ビーチを整備して、
市民生活を向上させた。この映画では悪く描かれ過ぎじゃないかと思うのだけど。(^^;

前置き、長くなりました。

さて、主人公が探偵で、都市と犯罪を描いている、これは王道のハードボイルドですね。
エドワード・ノートンは猫も飼ってるし。(フィリップ・マーロウも猫好き ← え、それだけ?)
ライオネル(E・ノートン)は父親代わりのように信頼していた上司を殺され、その真相を探っていくうちに、ニューヨークの開発事業に絡んだ腐敗と、関係する人々の知られざる事実を知ることになる・・・。

とても丁寧な語り口が心地よいです。流れるジャズも。
ライオネルを助けてくれるトランペッターが、マイルス・デイヴィスっぽい!
彼の前で「So what?(だから何?)」って言っちゃうライオネル。彼は意図せず不随意運動で
言葉が口から飛び出してしまうトゥレット症候群を患っている。
(「So What」はマイルス・デイヴィスの有名な曲。私でも知ってるぐらいなので言うまでもないか)

あと印象に残っているのが、鍵を握る女性ローラの青いロングコート。キレイな色!
彼女が通りを歩いていて、道を渡ってこちらにやってくるとき、カメラが水たまりに映る彼女の姿を
とらえているショットが好き。ハイヒールがパシャっと水たまりを踏む。波紋が広がる。
アートのような画(え)です。

モーゼス・ランドルフが建物から車に向って歩くときに、彼の影が壁に映って
どんどん大きくなるショットも印象深い。
直前の会話で出てくる「組織は一人の人間の長い影にすぎない」ってエマソンの言葉が効いている。

まぁ、全体に地味めな作品ですが、クラシカルな雰囲気が心地よく、私は十分に楽しめました。
欲を言えば、もっと猫ちゃんを見たかったー!(後半、出番なし・・・涙)

豪華キャストなのにドラマがない

投稿日

2020/11/20

レビュアー

勇光

ググ・バサ=ローが体調不良だったのか老けたのか・・イマイチ鮮やかでなかった。これの3年前の「砂上の法廷」での色香がすっかり失せていて残念だった。
ストーリーはノートン演じるトゥレット障害の探偵が主人公になっている。興奮すると頭の中に浮かんだ暴言などが脈絡なくクチから飛び出すおかしな病気を演じたノートンが面白いし、1957年のニューヨークの雰囲気もよかったが、ストーリーもプロットもさして面白くはない。ニューヨークという街ができあがる時期に暗躍した建設業界のボスに関するスキャンダルで殺人事件が何回が起きるっていう程度の話。なので、 ググ・バサ=ローがグッとくるような艶やかな雰囲気でないと盛り上がらないのに、そこがイマイチで、すっかりショボい雰囲気になってしまっている。1957年のニューヨークを再現するためにカネはかかってるらしいが、興行収入はぱっとせず、制作費を回収するのがやっとだったみたい(もしかすると赤字だったかも)。
監督・脚本・制作がノートンで、ノートンの地味派手な雰囲気がよく出ていたが、娯楽性は薄かった。

1〜 5件 / 全16件