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2011年の韓国映画「ブラインド」を2015年の中国版に続いて日本でリメイクしたサスペンス・スリラー。車の接触事故をきっかけに誘拐事件の発生に気づいた盲目のヒロインが、現場に居合わせた目撃者の青年の協力を得ながら犯人追跡に奔走するさまをスリリングに描く。主演は吉岡里帆、共演に高杉真宙。監督は「重力ピエロ」「リトル・フォレスト」の森淳一。警察官として将来を嘱望されながら、自ら事故を起こして同乗していた弟を亡くし、自身も視力を失い、警察官の道を絶たれた浜中なつめ。3年たった今も、深い心の傷を抱え、立ち直れずにいた。そんなある夜、なつめは車の接触事故に遭遇し、慌てて立ち去る車の中から助けを求める少女の声を耳にする。そのことを警察に伝えるも、真剣に聞き入れてはもらえないなつめだったが…。 JAN:4988101207534
2011年の韓国映画「ブラインド」を2015年の中国版に続いて日本でリメイクしたサスペンス・スリラー。車の接触事故をきっかけに誘拐事件の発生に気づいた盲目のヒロインが、現場に居合わせた目撃者の青年の協力を得ながら犯人追跡に奔走するさまをスリリングに描く。主演は吉岡里帆、共演に高杉真宙。監督は「重力ピエロ」「リトル・フォレスト」の森淳一。警察官として将来を嘱望されながら、自ら事故を起こして同乗していた弟を亡くし、自身も視力を失い、警察官の道を絶たれた浜中なつめ。3年たった今も、深い心の傷を抱え、立ち直れずにいた。そんなある夜、なつめは車の接触事故に遭遇し、慌てて立ち去る車の中から助けを求める少女の声を耳にする。そのことを警察に伝えるも、真剣に聞き入れてはもらえないなつめだったが…。 JAN:4988101207534
製作年: |
2019年 |
---|---|
製作国: |
日本 |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
128分 | 日(バリアフリー) | 日:ドルビーデジタル5.1ch、日(バリアフリー):ステレオ |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
R-15 | DRTD20318 | 2020年02月05日 |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
123枚 | 2人 | 3人 |
収録時間:
128分
字幕:
日(バリアフリー)
音声:
日:ドルビーデジタル5.1ch、日(バリアフリー):ステレオ
レイティング:
R-15
記番:
DRTD20318
レンタル開始日:
2020年02月05日
在庫枚数
123枚
1位登録者:
2人
2位登録者:
3人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
128分 | 日(バリアフリー) | 日:ドルビーデジタル5.1ch、日(バリアフリー):ステレオ |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
R-15 | DRTD20318 | 2020年02月05日 |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
123枚 | 2人 | 3人 |
収録時間:
128分
字幕:
日(バリアフリー)
音声:
日:ドルビーデジタル5.1ch、日(バリアフリー):ステレオ
レイティング:
R-15
記番:
DRTD20318
レンタル開始日:
2020年02月05日
在庫枚数
123枚
1位登録者:
2人
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3人
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視力障害者の元警官の主人公が男子高校生と一緒に猟奇殺人犯を追いかける話。
猟奇殺人の被害者の写真や遺体処理のシーンとかは残酷で容赦ない描写が目を背けたくなるような映像が多くてそれがよかったです。それに構成が変わっていて、前半から中盤は犯人を追いかけるサスペンスでクライマックスが、スラッシャーホラーのような展開になるのも変わっていて面白く見ることができました。
ただ邦画らしいヌルい描写も多くてそれが乗り切れないところになっている映画でもありました。冒頭で、主人公が弟と車に乗っていて事故に遭うシーンも事故る原因の弟がアクセサリーを車内で落として拾おうとする。というシーンもいかにも事故を起こすというフラグが立ちすぎてどうして弟は今すぐ拾わなければいけないのか原因がわからず、普通に車を止めるかすればいいのにと感じてしまったり。事故のシーンも【あぶない刑事】【西部警察】の時代から変わらない車がひっくりかえる描写とかも昔ながらの日本映画のカークラッシュで安っぽさを感じてしまいました。相棒の高校生が犯人に車で襲撃を受けるアクションシーンもこれまた安っぽくて、迫力不足がいなめなかったです。高校生が隠れるゴミの山みたいなのも日本の道路にあんなゴミが山積みになっている場所なんてあるだろうか? と考えてみてしまいました。
また、中盤で真犯人が判明して主人公が襲われて逃げるシークエンスも、スマホを使ってサポートを受けながら逃げるというのは面白いですが、なぜか電車の駅に乗務員も乗客もおらずに主人公と犯人だけ2人だけというのも突っ込みどころに感じてしまい、しかも犯人は走ってこないでゆっくりと歩くだけ。しかもさっきまで誰もいなかったのに、主人公がいよいよピンチになったときにそこで乗務員が現れるというのもどういう配置関係なのか気になってしまうものでした。
真犯人を知った定年間際の刑事が犯人に「被害者はあっちにいる」と言われて素直にそこに行って「どこだ!」と言う行動をしてピンチになったり、応援を待てといわれているのに1人で突っ込んで行ってやられていく刑事さんとかも頭の悪い刑事さんたちの行動が失笑してしまうものでした。そもそも真犯人がわかったところでびっくりするようなキャラクターではなくて、むしろ「あなたどちら様?」状態のキャラクターでした。
大量殺人を繰り返す犯人と対決するクライマックスは主人公が視力障害を逆手にとって暗闇して戦う【暗くなるまで待って】や【座頭市】のような展開になるのかと思いきや、暗くなった瞬間に普通にスマホのライトで動き始めた犯人で、特に暗闇を活かしたアクションがあんまりなかったので肩透かしのクライマックスでした。
そして女子高生を拉致して殺害して体のパーツを集めていた犯人がおじさんを殺害して「頭はこれでいい」といきなりパーツ集めの条件が変更してしまって、今までの女子高生たちは何だったんだと驚きの行動をする真犯人の映画でした。
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監督:森淳一(2019年・128分)
※『ブラインド(2011年・韓国)』のリメイク。
ジャケットにもある様に、猟奇殺人鬼VS視力を失った元女性警官のお話。
サスペンス中心ではあるけれど、一部、殺害(解体)シーンが生々しい。(要注意!)
三年前、主人公の浜中なつめ(吉岡里帆)は運転中に事故を起こし、自分は視力を失い、助手席の弟は死亡した。
当時、なつめは警察学校を卒業したばかりで、交番への配属が決まっていたが依願退職し、現在は盲導犬のパルを頼りに外出していた。
そんなある日、なつめの横をスケボーに乗った男が通り過ぎて行ったが、直ぐに車の急ブレーキの音が聞こえて来た。
音のした方に急ぐと車が停車しており、運転席には誰もいない。
その時、車内後部から助けを求める女性の声が微かに聞こえ、名前を訊ねると“レイサ”だと答える。
そこに運転手が戻って来て、車は立ち去ってしまった。
なつめは誘拐事件の可能性があると考え、警察に通報するが、盲目の女性の目撃情報など、真剣には取り合ってもらえなかった。
視力を失った人は、それ以外の五感が発達するという。
なつみは元警察官としての直感と知識もあり、自らレイサの捜索を開始する。
目撃者はもう一人いる。なつみの横を通り過ぎて行ったスケボーの男だ。
スケボーの男は国崎春馬(高杉真宙)という高校生だった。
なつみは春馬の協力を得て、レイサ以外にも行方不明になっている家出少女がいることを突き止め、「救様」と呼ばれる男の存在を知る。
オリジナルが韓国映画とあって、さすがにメリハリのある猟奇的なストーリーとなっている。
視力を失った元警官という役を、吉岡里帆が好演していたと思う。
視覚障碍者としての目の動き、目の表情が不自然ではなく、本当に見えていない様だった。
高杉真宙が演じる春馬も、今どきの高校生らしくスマホを巧みに使いこなし、やる気のない高校生が少しずつ成長していく姿を見せた。
定年を一年後に控えた刑事の木村(田口トモロヲ)と、相棒の吉野刑事(大倉孝二)が、なつめの情報を元に、だんだん真剣になっていく過程も興味深い。
事件は、過去に起きた“儀式殺人事件”に酷似しており、「六根清浄ろっこんしょうじょう」の教えにまで繋がっていく。
これを調べてみると、本作で犯人のやっていることは、六根清浄を利用しているだけだと分かる。
むしろ、なつみの行動の方が、目を補うために耳で聞いたこと、ニオイ(匂い、臭い)、手で触れた感触、思考などをフルに使って対応していたと思う。
ツッコミどころは満載だけれど、最初から最後まで観る者を飽きさせないノンストップ・サイコスリラーだった。
このレビューは気に入りましたか? 6人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
ヒューマンドラマとしては、キャラクターがしっかりしていて、よく出来ています。主人公のなつめは、警察学校を卒業した直後に、自分の過失による交通事故で弟を亡くし、自分自身も失明してしまう。事故から3年経った現在も立ち直れず、精神科の治療を受けている。ところが、偶然遭遇した車の中から、高校生ぐらいの女性が助けを求める声を聞いて、若い女性が誘拐されていると、迷わず警察に届け出る。
定年間近の木村刑事は、盲目のなつめの不確かな訴えにも誠実に対応してくれて、スケボーをしていたもう一人の目撃者を探し出して事情聴取をしてくれるが、その高校生春馬は、車内に女子高校生はいなかったと証言する。納得できないなつめは、春馬を訪ねて、少女の命がかかっていると彼を説得する。親にも先生にも見放された状態の春馬は、なつめの熱意に何かを感じ取って、彼女と協力して一緒に調べ始める。見も知らずの女子高校生を助けようとする行動を通して、ふたりがそれぞれに立ち直っていく姿が描かれている。
弟を救えなかったという深い自責の念に苦しむなつめは、少女の命だけでもどうしても助けたかったのだ。また、スケボー以外に居場所のなかった孤独な春馬は、なつめの必死さに知らず知らずのうちに共感していく。木村刑事と同僚の吉野刑事も、彼女の熱心さに心を動かされ、独自に捜査を始める。なつめのパートナーである盲導犬のパルも加わって、この4人と1匹の心温まる絆とチームワークが、猟奇殺人事件の陰惨さを和らげている。だからこそ、木村刑事と吉野刑事ふたりが殺されるという、必然性があるとも思えない展開に、全く納得がいかない。
クライムミステリーとしては、視覚を失って他の感覚に秀でているという目の見えない人の特質や、なつめが警察官として正規の訓練を受けているという設定が活かされていて、真相が徐々に明らかになっていく前半は、緊迫感がありとても面白い。けれど、犯人が分かってからの後半は、必然性もなく無駄に人が残酷に死んでいくばかりで、なつめと春馬と車に乗っていた少女一人だけが生き残るという展開は強引で、説得力に欠ける。特に、中心になって捜査してくれたふたりの刑事があり得ない単独行動をするのは、むざむざ凶悪な犯人に殺されに行くようなものだ。後味が悪く、せっかくの事件解決を心から喜べない。
このレビューは気に入りましたか? 5人の会員が気に入ったと投稿しています
入力内容に誤りがあります。
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ユーザーレビュー:26件
投稿日
2019/12/27
レビュアー
片山刑事※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
視力障害者の元警官の主人公が男子高校生と一緒に猟奇殺人犯を追いかける話。
猟奇殺人の被害者の写真や遺体処理のシーンとかは残酷で容赦ない描写が目を背けたくなるような映像が多くてそれがよかったです。それに構成が変わっていて、前半から中盤は犯人を追いかけるサスペンスでクライマックスが、スラッシャーホラーのような展開になるのも変わっていて面白く見ることができました。
ただ邦画らしいヌルい描写も多くてそれが乗り切れないところになっている映画でもありました。冒頭で、主人公が弟と車に乗っていて事故に遭うシーンも事故る原因の弟がアクセサリーを車内で落として拾おうとする。というシーンもいかにも事故を起こすというフラグが立ちすぎてどうして弟は今すぐ拾わなければいけないのか原因がわからず、普通に車を止めるかすればいいのにと感じてしまったり。事故のシーンも【あぶない刑事】【西部警察】の時代から変わらない車がひっくりかえる描写とかも昔ながらの日本映画のカークラッシュで安っぽさを感じてしまいました。相棒の高校生が犯人に車で襲撃を受けるアクションシーンもこれまた安っぽくて、迫力不足がいなめなかったです。高校生が隠れるゴミの山みたいなのも日本の道路にあんなゴミが山積みになっている場所なんてあるだろうか? と考えてみてしまいました。
また、中盤で真犯人が判明して主人公が襲われて逃げるシークエンスも、スマホを使ってサポートを受けながら逃げるというのは面白いですが、なぜか電車の駅に乗務員も乗客もおらずに主人公と犯人だけ2人だけというのも突っ込みどころに感じてしまい、しかも犯人は走ってこないでゆっくりと歩くだけ。しかもさっきまで誰もいなかったのに、主人公がいよいよピンチになったときにそこで乗務員が現れるというのもどういう配置関係なのか気になってしまうものでした。
真犯人を知った定年間際の刑事が犯人に「被害者はあっちにいる」と言われて素直にそこに行って「どこだ!」と言う行動をしてピンチになったり、応援を待てといわれているのに1人で突っ込んで行ってやられていく刑事さんとかも頭の悪い刑事さんたちの行動が失笑してしまうものでした。そもそも真犯人がわかったところでびっくりするようなキャラクターではなくて、むしろ「あなたどちら様?」状態のキャラクターでした。
大量殺人を繰り返す犯人と対決するクライマックスは主人公が視力障害を逆手にとって暗闇して戦う【暗くなるまで待って】や【座頭市】のような展開になるのかと思いきや、暗くなった瞬間に普通にスマホのライトで動き始めた犯人で、特に暗闇を活かしたアクションがあんまりなかったので肩透かしのクライマックスでした。
そして女子高生を拉致して殺害して体のパーツを集めていた犯人がおじさんを殺害して「頭はこれでいい」といきなりパーツ集めの条件が変更してしまって、今までの女子高生たちは何だったんだと驚きの行動をする真犯人の映画でした。
投稿日
2020/07/22
レビュアー
kazupon※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
監督:森淳一(2019年・128分)
※『ブラインド(2011年・韓国)』のリメイク。
ジャケットにもある様に、猟奇殺人鬼VS視力を失った元女性警官のお話。
サスペンス中心ではあるけれど、一部、殺害(解体)シーンが生々しい。(要注意!)
三年前、主人公の浜中なつめ(吉岡里帆)は運転中に事故を起こし、自分は視力を失い、助手席の弟は死亡した。
当時、なつめは警察学校を卒業したばかりで、交番への配属が決まっていたが依願退職し、現在は盲導犬のパルを頼りに外出していた。
そんなある日、なつめの横をスケボーに乗った男が通り過ぎて行ったが、直ぐに車の急ブレーキの音が聞こえて来た。
音のした方に急ぐと車が停車しており、運転席には誰もいない。
その時、車内後部から助けを求める女性の声が微かに聞こえ、名前を訊ねると“レイサ”だと答える。
そこに運転手が戻って来て、車は立ち去ってしまった。
なつめは誘拐事件の可能性があると考え、警察に通報するが、盲目の女性の目撃情報など、真剣には取り合ってもらえなかった。
視力を失った人は、それ以外の五感が発達するという。
なつみは元警察官としての直感と知識もあり、自らレイサの捜索を開始する。
目撃者はもう一人いる。なつみの横を通り過ぎて行ったスケボーの男だ。
スケボーの男は国崎春馬(高杉真宙)という高校生だった。
なつみは春馬の協力を得て、レイサ以外にも行方不明になっている家出少女がいることを突き止め、「救様」と呼ばれる男の存在を知る。
オリジナルが韓国映画とあって、さすがにメリハリのある猟奇的なストーリーとなっている。
視力を失った元警官という役を、吉岡里帆が好演していたと思う。
視覚障碍者としての目の動き、目の表情が不自然ではなく、本当に見えていない様だった。
高杉真宙が演じる春馬も、今どきの高校生らしくスマホを巧みに使いこなし、やる気のない高校生が少しずつ成長していく姿を見せた。
定年を一年後に控えた刑事の木村(田口トモロヲ)と、相棒の吉野刑事(大倉孝二)が、なつめの情報を元に、だんだん真剣になっていく過程も興味深い。
事件は、過去に起きた“儀式殺人事件”に酷似しており、「六根清浄ろっこんしょうじょう」の教えにまで繋がっていく。
これを調べてみると、本作で犯人のやっていることは、六根清浄を利用しているだけだと分かる。
むしろ、なつみの行動の方が、目を補うために耳で聞いたこと、ニオイ(匂い、臭い)、手で触れた感触、思考などをフルに使って対応していたと思う。
ツッコミどころは満載だけれど、最初から最後まで観る者を飽きさせないノンストップ・サイコスリラーだった。
投稿日
2021/08/26
レビュアー
hinakksk※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
ヒューマンドラマとしては、キャラクターがしっかりしていて、よく出来ています。主人公のなつめは、警察学校を卒業した直後に、自分の過失による交通事故で弟を亡くし、自分自身も失明してしまう。事故から3年経った現在も立ち直れず、精神科の治療を受けている。ところが、偶然遭遇した車の中から、高校生ぐらいの女性が助けを求める声を聞いて、若い女性が誘拐されていると、迷わず警察に届け出る。
定年間近の木村刑事は、盲目のなつめの不確かな訴えにも誠実に対応してくれて、スケボーをしていたもう一人の目撃者を探し出して事情聴取をしてくれるが、その高校生春馬は、車内に女子高校生はいなかったと証言する。納得できないなつめは、春馬を訪ねて、少女の命がかかっていると彼を説得する。親にも先生にも見放された状態の春馬は、なつめの熱意に何かを感じ取って、彼女と協力して一緒に調べ始める。見も知らずの女子高校生を助けようとする行動を通して、ふたりがそれぞれに立ち直っていく姿が描かれている。
弟を救えなかったという深い自責の念に苦しむなつめは、少女の命だけでもどうしても助けたかったのだ。また、スケボー以外に居場所のなかった孤独な春馬は、なつめの必死さに知らず知らずのうちに共感していく。木村刑事と同僚の吉野刑事も、彼女の熱心さに心を動かされ、独自に捜査を始める。なつめのパートナーである盲導犬のパルも加わって、この4人と1匹の心温まる絆とチームワークが、猟奇殺人事件の陰惨さを和らげている。だからこそ、木村刑事と吉野刑事ふたりが殺されるという、必然性があるとも思えない展開に、全く納得がいかない。
クライムミステリーとしては、視覚を失って他の感覚に秀でているという目の見えない人の特質や、なつめが警察官として正規の訓練を受けているという設定が活かされていて、真相が徐々に明らかになっていく前半は、緊迫感がありとても面白い。けれど、犯人が分かってからの後半は、必然性もなく無駄に人が残酷に死んでいくばかりで、なつめと春馬と車に乗っていた少女一人だけが生き残るという展開は強引で、説得力に欠ける。特に、中心になって捜査してくれたふたりの刑事があり得ない単独行動をするのは、むざむざ凶悪な犯人に殺されに行くようなものだ。後味が悪く、せっかくの事件解決を心から喜べない。
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