海獣の子供
海獣の子供
/五十嵐大介
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(15)
解説・ストーリー
五十嵐大介の同名漫画を「鉄コン筋クリート」のSTUDIO4℃がアニメ映画化した冒険ファンタジー。学校にも家にも居場所のない中学生の少女が、ジュゴンに育てられた兄弟との出会いをきっかけに、生命の謎に迫る神秘の体験をするさまを、美しく繊細なヴィジュアルとともに壮大なスケールで描き出す。声の出演は芦田愛菜、石橋陽彩、浦上晟周。監督は「宇宙兄弟」の渡辺歩。中学2年生の琉花は、部活でトラブルを起こしてしまい、夏休みの間、部活に参加できなくなってしまう。時間を持て余す彼女は、別居中の父が働く水族館へとやって来る。そして大水槽の中を優雅に泳ぐ不思議な少年・海と出会う。琉花は父から、海とその兄・空はジュゴンに育てられたと教えられる。琉花が兄弟と交流を重ねていく中、地球上では様々な不思議な現象が多発していたのだったが…。 JAN:4573192745142
五十嵐大介の同名漫画を「鉄コン筋クリート」のSTUDIO4℃がアニメ映画化した冒険ファンタジー。学校にも家にも居場所のない中学生の少女が、ジュゴンに育てられた兄弟との出会いをきっかけに、生命の謎に迫る神秘の体験をするさまを、美しく繊細なヴィジュアルとともに壮大なスケールで描き出す。声の出演は芦田愛菜、石橋陽彩、浦上晟周。監督は「宇宙兄弟」の渡辺歩。中学2年生の琉花は、部活でトラブルを起こしてしまい、夏休みの間、部活に参加できなくなってしまう。時間を持て余す彼女は、別居中の父が働く水族館へとやって来る。そして大水槽の中を優雅に泳ぐ不思議な少年・海と出会う。琉花は父から、海とその兄・空はジュゴンに育てられたと教えられる。琉花が兄弟と交流を重ねていく中、地球上では様々な不思議な現象が多発していたのだったが…。 JAN:4573192745142
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「海獣の子供」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
五十嵐大介の同名漫画を「鉄コン筋クリート」のSTUDIO4℃がアニメ映画化した冒険ファンタジー。学校にも家にも居場所のない中学生の少女が、ジュゴンに育てられた兄弟との出会いをきっかけに、生命の謎に迫る神秘の体験をするさまを、美しく繊細なヴィジュアルとともに壮大なスケールで描き出す。声の出演は芦田愛菜、石橋陽彩、浦上晟周。監督は「宇宙兄弟」の渡辺歩。中学2年生の琉花は、部活でトラブルを起こしてしまい、夏休みの間、部活に参加できなくなってしまう。時間を持て余す彼女は、別居中の父が働く水族館へとやって来る。そして大水槽の中を優雅に泳ぐ不思議な少年・海と出会う。琉花は父から、海とその兄・空はジュゴンに育てられたと教えられる。琉花が兄弟と交流を重ねていく中、地球上では様々な不思議な現象が多発していたのだったが…。 JAN:4573192745142
「海獣の子供」 の作品情報
「海獣の子供」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
海獣の子供の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
111分 |
|
日:未定 |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
5DMPBA105 |
2020年03月04日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
100枚
|
0人
|
0人
|
【Blu-ray】海獣の子供(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
111分 |
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|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
6DMPXA105 |
2020年03月04日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
69枚
|
0人
|
0人
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海獣の子供の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
111分 |
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日:未定 |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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5DMPBA105 |
2020年03月04日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
100枚
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0人
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【Blu-ray】海獣の子供(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
111分 |
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レンタル開始日: |
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6DMPXA105 |
2020年03月04日
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1位登録者: |
2位登録者: |
69枚
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ユーザーレビュー:15件
海獣の子供
投稿日:2020/04/10
レビュアー:片山刑事
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
中学生の少女が、ジュゴンに育てられた少年たちに出会ってひと夏の思い出の話かと思いきや壮大な宇宙や海の営みについての話。
独特の配色や画づくりが素晴らしく、そしてクライマックスの「祭り」の映像表現とかは見たことのないフレッシュなものでそれを見られるだけでも満足の1本でした。
ただ、原作の雰囲気などは十分伝わってくると思いますが、いかんせん、ストーリーなどについては映像を見ただけではわかりにくく、クライマックスの映像トリップのクラクラ感は凄いですが。終始、何をしているのかがわかりにくく興味が持ちにくい映画でした。
主人公が飲んだ隕石って何だろう? そもそもジュゴンに育てられた少年って何だろう? 政府の人たちが何を目的に動いているのだろう? とか。説明は特になく、どんどんと映像の洪水で押し切る手法には個人的にはついていけなかったです。
キャラクターや背景や配色の美しさは凄かったですが、これを見て何を感じ取ればいいのか戸惑う映画でした。
このレビューは気に入りましたか?
10人の会員が気に入ったと投稿しています
一朝一夕では無理
橋本愛さんが主演して好評だった『リトルフォレスト』(2014年)、その原作が漫画であり
五十嵐大介さんだったとは、本作のプロフィルを確認していて初めて知った次第です。
(普段、コミックを読まないので申し訳ありません)
しかし、リトルフォレストの世界観で、宇宙や生物、人類の誕生まで語るのであれば
到底、理解できるものではないと思います。
そもそも「ジュゴンに育てられた」って、なに?あり?
「陸より水の中が自由な子供」って、なに?
作品の途中から私は、言葉の意味を理解するのを放棄しました。
絵、とくに背景が素晴らしく海中の迫力ある映像は良かったです。
人物に関してはいかにも漫画で、特に差別化してない感じ、ゆえに魅力的とは感じませんでした。
さて、これは原作を先に読むべきなのでしょう。
セルフを何回もかみ砕くべきかもしれません。
おそらくは、深遠なる世界が五十嵐大介の筆で用意されているのでしょう。
すべてはそこから、という気がしました。
このレビューは気に入りましたか?
6人の会員が気に入ったと投稿しています
微妙でした・・・
投稿日:2020/03/07
レビュアー:静かなる海
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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原作が人気とのこと、一度読んでみたいと思っていた作品です。
コミックのカバーとかだと怪獣ものかと勝手に思っていました。
ファンの方、すみません。
全然違いました(笑
ただあらすじを書くというと正直、書けない。
なぜなら全く意味が分からなかったから。
誰か解説して欲しい。
見た印象だけ書くと、自分の気持ちや言いたいことを告げるのが苦手な主人公の琉花のひと夏の不思議なお話と言ったところ・・・
海と空という不思議な兄弟と出会い、不思議な現象を体験し、成長していく物語といったところ。
作画のタッチは、原作に近く好きでしたが、登場人物たちの現実味の無い設定や、世界観の書き込み不足で何が起こっているのかわからないまま、最後まで見た感じ。
結局なんだったの〜モヤモヤします。
仕事しながらいつもの流し見だったのが良くなかったのかな・・・
感動も無く、ただ見終わってしまったそんな作品でした。
残念です。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
少女は「いのち」そのものである世界に触れて・・・
( ネタばれあり )
原作を読まず、予備知識もなく観ましたが、よかったです。
たしかに一見奇想天外でちょっとわかりにくいお話で、なじめない、入っていけないという方が少なからずいらっしゃるのはわかる気がします。
ただ、SF映画的なリテラシーで観ると、むしろ過去のいろいろな作品でなじみのあるテーマなので、自分なりの受け止め方、感動はできました。 たとえ作者の考えとは違い、「正解」ではないかもしれなくても。
作品を観る際、僕なんかはどうしても言語で理解しようとしてしまいますが、それは後回しにして、まず美しい映像を観、そして体感すべき作品でしょう。
登場人物の目に引き込まれます。 そして生命あふれる美しい海の世界。
宮崎駿作品で私たちは「飛翔感」に魅了されるわけですが、本作では海の中を行く「遊泳感」、そして陸上でも海上でも「風」を感じることができます。
原作・五十嵐大介 監督・渡辺歩 音楽・久石譲
キャラクターデザイン総作画監督・演出 小西健一
「千年女優」「東京ゴッドファーザーズ」「かぐや姫の物語」などの作画監督を務めた人で、今回、ワンカットごとに手書きの作画とCGを融合させて画づくりしたそうです。
地球を一つの生命体と見るガイア説、小さな生命も一つの宇宙という視点は、手塚治虫「 火の鳥 」などですでにおなじみ。 マクロとミクロから見た宇宙生命観。
母親とも学校でもしっくりいかず、孤立していると感じる「子ども」だった主人公の琉花( 芦田愛菜 )は、マクロな宇宙の「 母性 」に遭遇し、自らも「 母性 」を体感して、成長し周囲と調和していきます。
「 母性神話 」には反発する向きもあるでしょうが、母なる自然、母なる海と人間が持つ母性は、あらためて、いのちの根源であり、真理なのだと感動した作品でした。
最後に。 タイトル・エンドロールのその後まで、映画は最後までちゃんと観るべし。
( ykk1976さんの映画会 第123回のレビュー )
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
たゆたう宇宙、子宮に隕石。
投稿日:2021/12/15
レビュアー:ぴよさん
STUDIO4℃ 作品、やはり一筋縄ではいかない映像作品になる。五十嵐大輔のフリーな
描線をそのまま写し取ることに専念しており、アナログな風合いと、先鋭的なデジタル
表現を融合させて、観応えがある。水中で感じる圧や流れ、気泡が当たる感覚まで感じ
させてくれる。琉花が雨中を自転車で走るシーンでの「雨」でおぼれそうになる圧や
息苦しさ、それから抜けた瞬間の解放感も素晴らしい。
しかしやはりこの作品の白眉は終盤、琉花が辿るオーシャン・ゲートのシークエンスだ。
どうしても想起させられるのが『2001年』のスター・ゲート。ボーマン船長はモノリス
に満ちびかれてスターゲートをくぐり、銀河(生命)の誕生を垣間見る。それをマクロコ
スモスへの旅と言うなら、琉花が辿ったのはミクロコスモスへの回帰。海深く潜り、胎内へ
細胞の中へと戻って、生命の誕生を見る。これはおそらく私たちのDNAに刻まれた光景だ。
イメージとして目新しくは無いが、このドラマの中で唐突に表れるこのシークエンスには、
戸惑う観客も多かろう。
デデが言ってしまう「海は子宮、隕石は精子、受精の祭り」というセリフは蛇足だった。
キューブリックは何も言わなかった(言わないどころか、あのシーン以降は一切のセリフ無
しだ)映像と久石譲のスコアだけで十分。久石はただ美しいメロディだけでなく、バックに
不協和音を鳴らし続けることで、海の怖さを聴かせる。原作漫画でも「海への畏れ」をもっと
強く押し出していて、そこはやや食い足りないところ。
「母なる海」と言うように、私たちは海に母を感じている。人が知りきれない広大な世界で、
夥しい生命が生まれ、育まれていること。このドラマでも琉花は隕石(精子)を託されるが、
彼女自体は受精の手助けをするに過ぎなく、スターチャイルドである「海君」を守る乳母の
役割だ。子宮はあくまでも海にあるのだ。だから琉花は、何事も無く日常生活に戻っていける。
ひと夏の(異様な)思い出を、胸に抱いて。
( ykk1976’s movie club 123th )
このレビューは気に入りましたか?
3人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
海獣の子供
投稿日
2020/04/10
レビュアー
片山刑事
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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中学生の少女が、ジュゴンに育てられた少年たちに出会ってひと夏の思い出の話かと思いきや壮大な宇宙や海の営みについての話。
独特の配色や画づくりが素晴らしく、そしてクライマックスの「祭り」の映像表現とかは見たことのないフレッシュなものでそれを見られるだけでも満足の1本でした。
ただ、原作の雰囲気などは十分伝わってくると思いますが、いかんせん、ストーリーなどについては映像を見ただけではわかりにくく、クライマックスの映像トリップのクラクラ感は凄いですが。終始、何をしているのかがわかりにくく興味が持ちにくい映画でした。
主人公が飲んだ隕石って何だろう? そもそもジュゴンに育てられた少年って何だろう? 政府の人たちが何を目的に動いているのだろう? とか。説明は特になく、どんどんと映像の洪水で押し切る手法には個人的にはついていけなかったです。
キャラクターや背景や配色の美しさは凄かったですが、これを見て何を感じ取ればいいのか戸惑う映画でした。
一朝一夕では無理
投稿日
2020/03/08
レビュアー
くまげらの森
橋本愛さんが主演して好評だった『リトルフォレスト』(2014年)、その原作が漫画であり
五十嵐大介さんだったとは、本作のプロフィルを確認していて初めて知った次第です。
(普段、コミックを読まないので申し訳ありません)
しかし、リトルフォレストの世界観で、宇宙や生物、人類の誕生まで語るのであれば
到底、理解できるものではないと思います。
そもそも「ジュゴンに育てられた」って、なに?あり?
「陸より水の中が自由な子供」って、なに?
作品の途中から私は、言葉の意味を理解するのを放棄しました。
絵、とくに背景が素晴らしく海中の迫力ある映像は良かったです。
人物に関してはいかにも漫画で、特に差別化してない感じ、ゆえに魅力的とは感じませんでした。
さて、これは原作を先に読むべきなのでしょう。
セルフを何回もかみ砕くべきかもしれません。
おそらくは、深遠なる世界が五十嵐大介の筆で用意されているのでしょう。
すべてはそこから、という気がしました。
微妙でした・・・
投稿日
2020/03/07
レビュアー
静かなる海
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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原作が人気とのこと、一度読んでみたいと思っていた作品です。
コミックのカバーとかだと怪獣ものかと勝手に思っていました。
ファンの方、すみません。
全然違いました(笑
ただあらすじを書くというと正直、書けない。
なぜなら全く意味が分からなかったから。
誰か解説して欲しい。
見た印象だけ書くと、自分の気持ちや言いたいことを告げるのが苦手な主人公の琉花のひと夏の不思議なお話と言ったところ・・・
海と空という不思議な兄弟と出会い、不思議な現象を体験し、成長していく物語といったところ。
作画のタッチは、原作に近く好きでしたが、登場人物たちの現実味の無い設定や、世界観の書き込み不足で何が起こっているのかわからないまま、最後まで見た感じ。
結局なんだったの〜モヤモヤします。
仕事しながらいつもの流し見だったのが良くなかったのかな・・・
感動も無く、ただ見終わってしまったそんな作品でした。
残念です。
少女は「いのち」そのものである世界に触れて・・・
投稿日
2021/12/15
レビュアー
ロキュータス
( ネタばれあり )
原作を読まず、予備知識もなく観ましたが、よかったです。
たしかに一見奇想天外でちょっとわかりにくいお話で、なじめない、入っていけないという方が少なからずいらっしゃるのはわかる気がします。
ただ、SF映画的なリテラシーで観ると、むしろ過去のいろいろな作品でなじみのあるテーマなので、自分なりの受け止め方、感動はできました。 たとえ作者の考えとは違い、「正解」ではないかもしれなくても。
作品を観る際、僕なんかはどうしても言語で理解しようとしてしまいますが、それは後回しにして、まず美しい映像を観、そして体感すべき作品でしょう。
登場人物の目に引き込まれます。 そして生命あふれる美しい海の世界。
宮崎駿作品で私たちは「飛翔感」に魅了されるわけですが、本作では海の中を行く「遊泳感」、そして陸上でも海上でも「風」を感じることができます。
原作・五十嵐大介 監督・渡辺歩 音楽・久石譲
キャラクターデザイン総作画監督・演出 小西健一
「千年女優」「東京ゴッドファーザーズ」「かぐや姫の物語」などの作画監督を務めた人で、今回、ワンカットごとに手書きの作画とCGを融合させて画づくりしたそうです。
地球を一つの生命体と見るガイア説、小さな生命も一つの宇宙という視点は、手塚治虫「 火の鳥 」などですでにおなじみ。 マクロとミクロから見た宇宙生命観。
母親とも学校でもしっくりいかず、孤立していると感じる「子ども」だった主人公の琉花( 芦田愛菜 )は、マクロな宇宙の「 母性 」に遭遇し、自らも「 母性 」を体感して、成長し周囲と調和していきます。
「 母性神話 」には反発する向きもあるでしょうが、母なる自然、母なる海と人間が持つ母性は、あらためて、いのちの根源であり、真理なのだと感動した作品でした。
最後に。 タイトル・エンドロールのその後まで、映画は最後までちゃんと観るべし。
( ykk1976さんの映画会 第123回のレビュー )
たゆたう宇宙、子宮に隕石。
投稿日
2021/12/15
レビュアー
ぴよさん
STUDIO4℃ 作品、やはり一筋縄ではいかない映像作品になる。五十嵐大輔のフリーな
描線をそのまま写し取ることに専念しており、アナログな風合いと、先鋭的なデジタル
表現を融合させて、観応えがある。水中で感じる圧や流れ、気泡が当たる感覚まで感じ
させてくれる。琉花が雨中を自転車で走るシーンでの「雨」でおぼれそうになる圧や
息苦しさ、それから抜けた瞬間の解放感も素晴らしい。
しかしやはりこの作品の白眉は終盤、琉花が辿るオーシャン・ゲートのシークエンスだ。
どうしても想起させられるのが『2001年』のスター・ゲート。ボーマン船長はモノリス
に満ちびかれてスターゲートをくぐり、銀河(生命)の誕生を垣間見る。それをマクロコ
スモスへの旅と言うなら、琉花が辿ったのはミクロコスモスへの回帰。海深く潜り、胎内へ
細胞の中へと戻って、生命の誕生を見る。これはおそらく私たちのDNAに刻まれた光景だ。
イメージとして目新しくは無いが、このドラマの中で唐突に表れるこのシークエンスには、
戸惑う観客も多かろう。
デデが言ってしまう「海は子宮、隕石は精子、受精の祭り」というセリフは蛇足だった。
キューブリックは何も言わなかった(言わないどころか、あのシーン以降は一切のセリフ無
しだ)映像と久石譲のスコアだけで十分。久石はただ美しいメロディだけでなく、バックに
不協和音を鳴らし続けることで、海の怖さを聴かせる。原作漫画でも「海への畏れ」をもっと
強く押し出していて、そこはやや食い足りないところ。
「母なる海」と言うように、私たちは海に母を感じている。人が知りきれない広大な世界で、
夥しい生命が生まれ、育まれていること。このドラマでも琉花は隕石(精子)を託されるが、
彼女自体は受精の手助けをするに過ぎなく、スターチャイルドである「海君」を守る乳母の
役割だ。子宮はあくまでも海にあるのだ。だから琉花は、何事も無く日常生活に戻っていける。
ひと夏の(異様な)思い出を、胸に抱いて。
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「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
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海獣の子供