マーウェン / スティーヴ・カレル
マーウェン
/ロバート・ゼメキス
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全体の平均評価点: (5点満点)
(10)
解説・ストーリー
暴漢に襲われ記憶障害の後遺症に苦しむ男性が、セラピーの一環として第二次大戦下の架空の村のジオラマ作りを通して少しずつ回復していく姿を追ったジェフ・マルムバーグ監督による2010年の感動ドキュメンタリー「Marwencol」を、「フォレスト・ガンプ/一期一会」のロバート・ゼメキス監督が劇映画化したヒューマン・ドラマ。主演は「フォックスキャッチャー」のスティーヴ・カレル。バーからの帰り道に5人の男たちの襲撃を受け、瀕死の重傷を負ったマーク・ホーガンキャンプ。一命は取り留めたものの、脳に障害が残り、記憶を失ってしまう。PTSDに苦しむ彼は、セラピーとして自宅の庭に第二次大戦下の架空の村を作り、“マーウェン”と名付けて、自分や周囲の人々を模したフィギュアを置いて写真を撮り始めるのだったが…。 JAN:4988102824792
暴漢に襲われ記憶障害の後遺症に苦しむ男性が、セラピーの一環として第二次大戦下の架空の村のジオラマ作りを通して少しずつ回復していく姿を追ったジェフ・マルムバーグ監督による2010年の感動ドキュメンタリー「Marwencol」を、「フォレスト・ガンプ/一期一会」のロバート・ゼメキス監督が劇映画化したヒューマン・ドラマ。主演は「フォックスキャッチャー」のスティーヴ・カレル。バーからの帰り道に5人の男たちの襲撃を受け、瀕死の重傷を負ったマーク・ホーガンキャンプ。一命は取り留めたものの、脳に障害が残り、記憶を失ってしまう。PTSDに苦しむ彼は、セラピーとして自宅の庭に第二次大戦下の架空の村を作り、“マーウェン”と名付けて、自分や周囲の人々を模したフィギュアを置いて写真を撮り始めるのだったが…。 JAN:4988102824792
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「マーウェン」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
暴漢に襲われ記憶障害の後遺症に苦しむ男性が、セラピーの一環として第二次大戦下の架空の村のジオラマ作りを通して少しずつ回復していく姿を追ったジェフ・マルムバーグ監督による2010年の感動ドキュメンタリー「Marwencol」を、「フォレスト・ガンプ/一期一会」のロバート・ゼメキス監督が劇映画化したヒューマン・ドラマ。主演は「フォックスキャッチャー」のスティーヴ・カレル。バーからの帰り道に5人の男たちの襲撃を受け、瀕死の重傷を負ったマーク・ホーガンキャンプ。一命は取り留めたものの、脳に障害が残り、記憶を失ってしまう。PTSDに苦しむ彼は、セラピーとして自宅の庭に第二次大戦下の架空の村を作り、“マーウェン”と名付けて、自分や周囲の人々を模したフィギュアを置いて写真を撮り始めるのだったが…。 JAN:4988102824792
「マーウェン」 の作品情報
「マーウェン」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
マーウェンの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
116分 |
日・英 |
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタル5.1ch |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
GNBR5000 |
2020年01月24日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
7枚
|
1人
|
0人
|
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタル5.1ch
マーウェンの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
116分 |
日・英 |
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタル5.1ch |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
GNBR5000 |
2020年01月24日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
7枚
|
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|
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタル5.1ch
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ユーザーレビュー:10件
マーウェン
投稿日:2019/12/27
レビュアー:片山刑事
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
暴力を受けて記憶障害やPTSDの主人公が自作の人形劇で再生していく話。
冒頭の第二次大戦からよく見ると出てくるキャラクターが不思議な感覚で見ていると…。というツカミがバッチリで本物の役者さんと人形劇がシームレスに並行して描かれるという映像表現はさすがのロバート・ゼメキス監督作品で面白かったです。
ただ映像表現としては面白かったですが、1本の映画としては話に抑揚がなく、人形劇の方で派手なアクションがあったり主人公の幻聴幻覚で盛り上がる部分がありましたが。主人公の近くにいる人たちをモデルにした人形劇とのリンクがイマイチで人形劇自体が主人公のインサイドヘッドものとしてナチスと戦う女性たちというのが単純にあまり面白く感じられなかったり、法廷劇としてもカタルシスが少なかったりで全体的に退屈な時間が続きました。
ハリウッドのメジャー映画で監督の好みが全開のカルト映画を作ってしまうのは凄いですが、映画のメイキングのほうが面白そうに感じてしまう映画でした。
このレビューは気に入りましたか?
8人の会員が気に入ったと投稿しています
空想世界=フィクションが、傷ついた自分を再生させてくれる
投稿日:2020/05/26
レビュアー:ポッシュ
ヘイトクライムの犠牲になり重い精神障害を負った男性が、ミニチュア世界の創造によって立ち直っていく・・・
という実話ベースの物語。
もともと、主人公のマーク・ホーガンキャンプというアーティストを紹介したドキュメンタリーがあったようで、
ロバート・ゼメキスはそれを見て映画化を申し出たんだとか。
でも、ぶっちゃけ、本作は「マーク・ホーガンキャンプという実在の人物の映画化」
・・・・にはなっていないですね。(たぶん)
悲惨な事件、PTSD、アーティストとして認められるまでになったミニチュア世界の撮影・・・という
要素だけ拝借しながら、ゼメキス監督は事実とは別モノの物語を作り上げている。(たぶん)
賛否分かれるでしょうが、私はこのオハナシ、とっても好きです。
マーク(スティーブ・カレル)の空想世界が人形たちによって演じられるのですが、
現実世界からスルッとひと続きに滑り込む、このミニチュア世界の色鮮やかな豊かさったら!
マークが創り上げたミニチュアタウン“マーウェン”には、マーク自身を投影したホーギー大佐と
美しく逞しい女性の人形たちが暮らしている。
ホーギー大佐はナチ親衛隊と闘っていて、女性たちがいつも加勢し助けてくれる・・・
そんな反復されるマークの空想物語。これが実は、彼の現実を反映している。
女性たちは現実世界でマークの生活を助けてくれている親切な隣人たちで、
ホーギー大佐を執拗に襲ってくるナチスは、暴行事件の加害者なのだ。
傷ついたマークを支えてくれる女性たちが、みんな優しいのが、とても心地いい。
彼の生き方も、病状も、空想世界も、ぜ〜んぶまるっと受け止めて自然に接してくれる。
お向かいに引っ越してくるニコル(レスリー・マン)もチャーミングな女性で、
乗ってる車がトヨタってとこにフフッとなりました。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985)でマーティの憧れの車がトヨタのピックアップトラックじゃなかったかな。
そして、マーウェンの町で絶大な影響力を持っている人物が一人。魔女のデジャだ。
この人物だけが現実世界にモデルがいない。
彼女はマークに「あなたは私だけのもの」と囁きながら、倒したハズのナチ親衛隊を何度も生き返らせ、
ホーギー大佐・・・つまりはマークの苦悩を終わらせまいとする。
このデジャなる人物はマークの「罪悪感」だったんじゃないかと私は思います。
彼にはクロスドレッシング(異性装)の嗜好があり、女性の靴を愛し、女性の靴を履く趣味があった。
そのせいで彼はバーで野蛮な男たちに「変態」と罵られ暴力をふるわれたのだが、
彼はこの自分の嗜好を心のどこかで恥じ、罪悪感を覚えていたのではないだろうか。
終盤、デジャはマークにズバリ言います。「バーの事件はあなたのせい、あなたが悪い」と。
ホーギー大佐が恋をする相手をデジャが消し去ってしまうのも、マークが罪悪感ゆえに
「こんな自分は幸せになってはいけない」と(無意識のうちに)考えていたせいではないかと。
(この後、ラストまでもろネタバレします。未見の方はお読みにならない方がいいかもです)
**************************************************
*
そして、最終的にはデジャがナチスのスパイだったと分かる。
偏向的な価値観で人を選別して多様性を認めないナチスドイツの思想は、
マークのような人に「罪悪感」を植え付ける。
彼の空想世界における「倒しても倒しても生き返るナチス」という悪夢は、
まさに強迫観念となった「罪悪感」だったのではないか・・・。
でも。
本当は恥じる必要なんか、ない。
だから、最後にホーギー大佐は勝利するのだ。
ピストルという「男の武器」で攻めてくるナチ将校をハイヒールで一刺し!
彼のアイデンティティーを形成している女性用の靴で戦う、これって「自尊心」が武器ってことじゃないかな。
そんでデジャもデロリアン(みたいなタイムマシン)に乗せて未来の彼方に吹っ飛ばす。(セルフパロディかい)
現実世界でもデジャを箱詰めにして封印!
自尊心を取り戻したマークは、かつて恐怖のあまり逃げ出した裁判所に再び出廷し、
今度はしっかりと証言をする事が出来たのだった。
空想世界=フィクションが、傷ついた自分を再生させてくれた・・・。いい話じゃないですか。
小説や映画で現実逃避しまくりのオバサンは、こういうの、嬉しいですね。
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4人の会員が気に入ったと投稿しています
PTSDのマークが逃避するフィギュアな町は、《オタク全開!!》
2018年。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『フォレスト・ガンプ』の、
……………ロバート・ゼメキス監督作品。
暴行事件で瀕死の重症から記憶を失いPTSDに苦しむマーク。
(この映画は実在するマーク・ホーガンキャンプさんの実話をベースにしています)
そのマークが打ち込む趣味は、精巧な精巧なミニチュア人形(フィギュア)の住む町・・マーウェンの仮想世界です。
その人形世界があまりにも可愛いくて楽しい。
自分がGIジョーのボーギー大佐で、5人のバービー人形が、ナチスの親衛隊とガンガン銃を撃ちまくるんですよ。
バービー人形はマークの親衛隊ですよ、まるで。
現実には、モテない中年男で、現実の女性には一歩も踏み出せないマークが哀れすぎて、
いっそ人形劇で全編終わりまで行ってほしかった。
オタク道を貫くウェス・アンダーソン監督の『犬が島』位の開き直りがほしかったです。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のタイムマシン・カー「デロリアン」に乗って、
ダイアン・クルーガーが緑の髪の魔女で出てきたりします。
(なんとダイアン・クルーガーは人形のみの出演・・勿体な過ぎる、笑)
ともかくとしてフィギュアの出来栄えは一見の価値があります。
(実物の俳優さんとソックリ瓜二つですよ。)
(ここは強調したいと思います。)
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好きなことは救いになる
投稿日:2020/04/02
レビュアー:まさばさ
私は怪我で脳に障害が出たので、思うように以前のように考えられないけど、好きなこと、得意だったことは感覚で覚えているので元気な時の10分の1どころじゃない、50分の1も出来ていないと思うけどちょっとした救いになっている。
才能のある世界の人はできたことが出来なくなった、覚えていないなどは相当ショックだったと思うけど、出来ないと逃げずに花開くのは、やはりそれは天性の「好きなことと自分」の出会いなんだと思う。
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
人形の動きが素晴らしい
てっきり人間かとおもったら
なんと人形だった!という冒頭でつかみはOKな感じだと思いました。
でも暴行され死にかけたことで脳に障害を負ったマークさんの
再生物語の再生への過程にはあまり説得力はなく
最後までかわいそうな人という感じは否めませんでした。
ハイヒールを履きたい気持ちもよくわかりませんでした。
(男性なら判るのかな?)
スティーブ・カレルはこういう変わった人の役どころは
本当にうまいですね。
あと、ニコル役のレスリー・マンが凄く可愛かった!(47歳!!驚き!)
人形のシーンは動きも素晴らしく
活劇がリアルで楽しめました。
顔だけご本人たちが演じているのか?ってくらいにそっくり。
そして『バック・トゥ・ザ・フューチャー』への自身へのリスペクトでしょうか?
未来へタイムスリップする車も登場します。
マーウェンの街の作りも可愛くて素敵。
フィギュアの世界は堪能できました。
『ゲームオブスローンズ』のブラエニーを演じたグェンドリン・クリスティーが
ロシア人ヘルパーさんのアンナ役(フィギュアにもなってる)で出演していて
ブラエニーとは全然違うキレイな彼女が見れますよ(笑)
『感動ドラマ』と紹介されていますが、大きな感動は特にはありませんでしたけど
まあ、まあ、そこそこ楽しめました。
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
マーウェン
投稿日
2019/12/27
レビュアー
片山刑事
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
暴力を受けて記憶障害やPTSDの主人公が自作の人形劇で再生していく話。
冒頭の第二次大戦からよく見ると出てくるキャラクターが不思議な感覚で見ていると…。というツカミがバッチリで本物の役者さんと人形劇がシームレスに並行して描かれるという映像表現はさすがのロバート・ゼメキス監督作品で面白かったです。
ただ映像表現としては面白かったですが、1本の映画としては話に抑揚がなく、人形劇の方で派手なアクションがあったり主人公の幻聴幻覚で盛り上がる部分がありましたが。主人公の近くにいる人たちをモデルにした人形劇とのリンクがイマイチで人形劇自体が主人公のインサイドヘッドものとしてナチスと戦う女性たちというのが単純にあまり面白く感じられなかったり、法廷劇としてもカタルシスが少なかったりで全体的に退屈な時間が続きました。
ハリウッドのメジャー映画で監督の好みが全開のカルト映画を作ってしまうのは凄いですが、映画のメイキングのほうが面白そうに感じてしまう映画でした。
空想世界=フィクションが、傷ついた自分を再生させてくれる
投稿日
2020/05/26
レビュアー
ポッシュ
ヘイトクライムの犠牲になり重い精神障害を負った男性が、ミニチュア世界の創造によって立ち直っていく・・・
という実話ベースの物語。
もともと、主人公のマーク・ホーガンキャンプというアーティストを紹介したドキュメンタリーがあったようで、
ロバート・ゼメキスはそれを見て映画化を申し出たんだとか。
でも、ぶっちゃけ、本作は「マーク・ホーガンキャンプという実在の人物の映画化」
・・・・にはなっていないですね。(たぶん)
悲惨な事件、PTSD、アーティストとして認められるまでになったミニチュア世界の撮影・・・という
要素だけ拝借しながら、ゼメキス監督は事実とは別モノの物語を作り上げている。(たぶん)
賛否分かれるでしょうが、私はこのオハナシ、とっても好きです。
マーク(スティーブ・カレル)の空想世界が人形たちによって演じられるのですが、
現実世界からスルッとひと続きに滑り込む、このミニチュア世界の色鮮やかな豊かさったら!
マークが創り上げたミニチュアタウン“マーウェン”には、マーク自身を投影したホーギー大佐と
美しく逞しい女性の人形たちが暮らしている。
ホーギー大佐はナチ親衛隊と闘っていて、女性たちがいつも加勢し助けてくれる・・・
そんな反復されるマークの空想物語。これが実は、彼の現実を反映している。
女性たちは現実世界でマークの生活を助けてくれている親切な隣人たちで、
ホーギー大佐を執拗に襲ってくるナチスは、暴行事件の加害者なのだ。
傷ついたマークを支えてくれる女性たちが、みんな優しいのが、とても心地いい。
彼の生き方も、病状も、空想世界も、ぜ〜んぶまるっと受け止めて自然に接してくれる。
お向かいに引っ越してくるニコル(レスリー・マン)もチャーミングな女性で、
乗ってる車がトヨタってとこにフフッとなりました。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985)でマーティの憧れの車がトヨタのピックアップトラックじゃなかったかな。
そして、マーウェンの町で絶大な影響力を持っている人物が一人。魔女のデジャだ。
この人物だけが現実世界にモデルがいない。
彼女はマークに「あなたは私だけのもの」と囁きながら、倒したハズのナチ親衛隊を何度も生き返らせ、
ホーギー大佐・・・つまりはマークの苦悩を終わらせまいとする。
このデジャなる人物はマークの「罪悪感」だったんじゃないかと私は思います。
彼にはクロスドレッシング(異性装)の嗜好があり、女性の靴を愛し、女性の靴を履く趣味があった。
そのせいで彼はバーで野蛮な男たちに「変態」と罵られ暴力をふるわれたのだが、
彼はこの自分の嗜好を心のどこかで恥じ、罪悪感を覚えていたのではないだろうか。
終盤、デジャはマークにズバリ言います。「バーの事件はあなたのせい、あなたが悪い」と。
ホーギー大佐が恋をする相手をデジャが消し去ってしまうのも、マークが罪悪感ゆえに
「こんな自分は幸せになってはいけない」と(無意識のうちに)考えていたせいではないかと。
(この後、ラストまでもろネタバレします。未見の方はお読みにならない方がいいかもです)
**************************************************
*
そして、最終的にはデジャがナチスのスパイだったと分かる。
偏向的な価値観で人を選別して多様性を認めないナチスドイツの思想は、
マークのような人に「罪悪感」を植え付ける。
彼の空想世界における「倒しても倒しても生き返るナチス」という悪夢は、
まさに強迫観念となった「罪悪感」だったのではないか・・・。
でも。
本当は恥じる必要なんか、ない。
だから、最後にホーギー大佐は勝利するのだ。
ピストルという「男の武器」で攻めてくるナチ将校をハイヒールで一刺し!
彼のアイデンティティーを形成している女性用の靴で戦う、これって「自尊心」が武器ってことじゃないかな。
そんでデジャもデロリアン(みたいなタイムマシン)に乗せて未来の彼方に吹っ飛ばす。(セルフパロディかい)
現実世界でもデジャを箱詰めにして封印!
自尊心を取り戻したマークは、かつて恐怖のあまり逃げ出した裁判所に再び出廷し、
今度はしっかりと証言をする事が出来たのだった。
空想世界=フィクションが、傷ついた自分を再生させてくれた・・・。いい話じゃないですか。
小説や映画で現実逃避しまくりのオバサンは、こういうの、嬉しいですね。
PTSDのマークが逃避するフィギュアな町は、《オタク全開!!》
投稿日
2020/01/31
レビュアー
カマンベール
2018年。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『フォレスト・ガンプ』の、
……………ロバート・ゼメキス監督作品。
暴行事件で瀕死の重症から記憶を失いPTSDに苦しむマーク。
(この映画は実在するマーク・ホーガンキャンプさんの実話をベースにしています)
そのマークが打ち込む趣味は、精巧な精巧なミニチュア人形(フィギュア)の住む町・・マーウェンの仮想世界です。
その人形世界があまりにも可愛いくて楽しい。
自分がGIジョーのボーギー大佐で、5人のバービー人形が、ナチスの親衛隊とガンガン銃を撃ちまくるんですよ。
バービー人形はマークの親衛隊ですよ、まるで。
現実には、モテない中年男で、現実の女性には一歩も踏み出せないマークが哀れすぎて、
いっそ人形劇で全編終わりまで行ってほしかった。
オタク道を貫くウェス・アンダーソン監督の『犬が島』位の開き直りがほしかったです。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のタイムマシン・カー「デロリアン」に乗って、
ダイアン・クルーガーが緑の髪の魔女で出てきたりします。
(なんとダイアン・クルーガーは人形のみの出演・・勿体な過ぎる、笑)
ともかくとしてフィギュアの出来栄えは一見の価値があります。
(実物の俳優さんとソックリ瓜二つですよ。)
(ここは強調したいと思います。)
好きなことは救いになる
投稿日
2020/04/02
レビュアー
まさばさ
私は怪我で脳に障害が出たので、思うように以前のように考えられないけど、好きなこと、得意だったことは感覚で覚えているので元気な時の10分の1どころじゃない、50分の1も出来ていないと思うけどちょっとした救いになっている。
才能のある世界の人はできたことが出来なくなった、覚えていないなどは相当ショックだったと思うけど、出来ないと逃げずに花開くのは、やはりそれは天性の「好きなことと自分」の出会いなんだと思う。
人形の動きが素晴らしい
投稿日
2020/02/01
レビュアー
飛べない魔女
てっきり人間かとおもったら
なんと人形だった!という冒頭でつかみはOKな感じだと思いました。
でも暴行され死にかけたことで脳に障害を負ったマークさんの
再生物語の再生への過程にはあまり説得力はなく
最後までかわいそうな人という感じは否めませんでした。
ハイヒールを履きたい気持ちもよくわかりませんでした。
(男性なら判るのかな?)
スティーブ・カレルはこういう変わった人の役どころは
本当にうまいですね。
あと、ニコル役のレスリー・マンが凄く可愛かった!(47歳!!驚き!)
人形のシーンは動きも素晴らしく
活劇がリアルで楽しめました。
顔だけご本人たちが演じているのか?ってくらいにそっくり。
そして『バック・トゥ・ザ・フューチャー』への自身へのリスペクトでしょうか?
未来へタイムスリップする車も登場します。
マーウェンの街の作りも可愛くて素敵。
フィギュアの世界は堪能できました。
『ゲームオブスローンズ』のブラエニーを演じたグェンドリン・クリスティーが
ロシア人ヘルパーさんのアンナ役(フィギュアにもなってる)で出演していて
ブラエニーとは全然違うキレイな彼女が見れますよ(笑)
『感動ドラマ』と紹介されていますが、大きな感動は特にはありませんでしたけど
まあ、まあ、そこそこ楽しめました。
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マーウェン