

長いお別れ
- ※画質は本編映像とは異なります。
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ゆっくりと記憶を失くしても、愛した事は忘れない
中島京子という作家は、私の中では侮れない存在として一線を画す。
普段着のまま付き合って、いつのまにか豪奢なパーティ会場に連れられる。
その中島京子の実父が認知症と診断されてからの7年間を描いたとされる「長いお別れ」。
監督が、「湯を沸かすほどの熱い愛」の中野量太とくれば、何がしかあっけにとられるシーンはあるのだろうなと警戒した。
ところが、作品は意外にも、まったりとゆったりと、ユーモラスな場面も交えて落ち着いた仕上がりになっている。
山崎努、松原智恵子、竹内結子、蒼井優、これだけの実力派が揃えば極上のハーモニーか。
父(山崎)の認知症はゆっくり進む。
長女麻里(竹内)は夫の転勤でアメリカで暮らしているが、言葉や生活に馴染めず他にも悩んでいる。
次女芙美(蒼井)はキッチンカーの商売で自立をめざすも、上手くゆかない。結婚もしたい。
母(松原)の電話で何かあるたび実家に集まる姉妹だが、認知症になった父の行動がむしろ娘たちを励まし、
とぼけた言動から力を与えられる。
「お父さん、ワタシ、どうしたらいいかわかんないよ・・」
父は、今では相談にものれないしアドバイスも出来ないが、娘たちを思い、大切に思っている事は伝わる。
記憶は失っても、気持ち(心)は失っていない。
(小さい頃の娘たちと出会ったり、妻にまた、プロポーズしたりして心は自由で楽しいのかも)
まさしく今、介護の問題や家族で苦しい思いをされてる方々は、(有吉佐和子さんの「恍惚の人」を読むまでもなく)そんな甘いもんじゃないよとか、突っ込み方が足りないと思うかもしれません。
この作品はあえてドロドロした部分をスルーしてますが、描かないからって無いとは言ってないのです。
(山崎さんの茶色いお尻に、紙パンツ抱えた蒼井優、がワンシーン)
色んな角度から家族を考える作品があってその一つでいいではありませんか。
父母の思いは無意識のうちに子供、孫たちへ伝えられ、孫たちもちゃんと考えています。
いい映画だと思いました。
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介護の現実
蒼井優、竹内結子、松原智恵子、山崎努出演「長いお別れ」を見ました
校長まで勤め上げた父親が認知症を発症したようで。。母は娘2人に連絡し、各々がそれぞれの事情を抱えてながら、父親を見守っていく話です
さすがに父と主人とかさなりまして、暴れたりしないところは主人と同じで、まるっきり忘れてしまうところは父とそっくりだ、と思いながら見ていました。
父には会うたびに自分から「娘の〇〇だよ〜」「孫の〇〇だよ〜」と名乗ってから話しかけるようにしてましたよ。
主人はたぶん、最後まで私の顔や存在は覚えていたと思いますけど
ストーリーは平たんです。ただ、随所に、父親の愛情を感じるところがあります
ユーモアも交えていますが、厳しさも交えています。世間の、認知症への無理解なシーンも入れてあります(同じような事例が姑にあって、娘がお金もって謝りに行った)
絶品が山崎努。すごいです。顔の表情ととか、認知症そのもの、
時折、昔の顔に戻るとか、そっくりです。
最後に、延命治療を医師に問われるんですが、その答えを映画では描いていません。
その答えは、やはり当事者が決めるべき問題だからだと思います。
どっちを選んでも、正解であり、後悔が残るものだと思っているので。
この映画、観客が、70代夫婦とか、50代の夫婦が多かったです。
やはりそれだけ、身近な問題なのでしょうね。
この映画を見て、母がもっと父に寄り添うような言い方をしてくれたら(映画の松原智恵子のように、ゆったりとしたしゃべり方)父をかわいそうと思うことはなかったです。
母は父に,言ってもしょうがないのにきゃんきゃん言ってて、父が「もうええわ!」としょっちゅう怒っていたので。
まあ介護はきれいごとではありませんからねぇ。。どんなにしんどくても、施設への入所は奥さんは拒むんですよ。
日本の、典型的な介護を描いた作品でした
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期待しすぎると…
前作の『湯を沸かすほどの熱い愛』の監督としり
予告の感じや、キャスト、題材も良くかなり期待してみ
ましたが
期待し過ぎたせいか、ちょっと物足りなかったです。
イイ材料が揃ってたのに残念でした。
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長いお別れ
(C)2019『長いお別れ』製作委員会 ※ジャケットデザインは変更になる場合がございます。