長いお別れ / 蒼井優
長いお別れ
/中野量太
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全体の平均評価点: (5点満点)
(20)
解説・ストーリー
直木賞作家・中島京子の同名小説を「湯を沸かすほどの熱い愛」の中野量太監督が映画化した家族ドラマ。認知症を患い、症状がゆっくりと進行していく父と、それに戸惑いつつも懸命に支えていく妻や、それぞれに人生の岐路に立つ娘たちが織りなすお別れまでの7年間を切なくも温かな筆致で綴る。出演は蒼井優、竹内結子、松原智恵子、山崎努。ある日、かつて中学校の校長をしていた厳格な東昇平が認知症と診断される。近所に住む次女の芙美は、カフェを開く夢を抱いて奮闘しながらも、上手くいかない恋愛に思い悩む日々。一方、夫の転勤でアメリカ暮らしの長女・麻里は、いつまでたっても現地の生活に馴染めず、思春期の息子のことも気がかり。そんな中、母・曜子から告げられた父の認知症の事実に動揺を隠せない娘たちだったが…。 JAN:4562474208369
直木賞作家・中島京子の同名小説を「湯を沸かすほどの熱い愛」の中野量太監督が映画化した家族ドラマ。認知症を患い、症状がゆっくりと進行していく父と、それに戸惑いつつも懸命に支えていく妻や、それぞれに人生の岐路に立つ娘たちが織りなすお別れまでの7年間を切なくも温かな筆致で綴る。出演は蒼井優、竹内結子、松原智恵子、山崎努。ある日、かつて中学校の校長をしていた厳格な東昇平が認知症と診断される。近所に住む次女の芙美は、カフェを開く夢を抱いて奮闘しながらも、上手くいかない恋愛に思い悩む日々。一方、夫の転勤でアメリカ暮らしの長女・麻里は、いつまでたっても現地の生活に馴染めず、思春期の息子のことも気がかり。そんな中、母・曜子から告げられた父の認知症の事実に動揺を隠せない娘たちだったが…。 JAN:4562474208369
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「長いお別れ」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
直木賞作家・中島京子の同名小説を「湯を沸かすほどの熱い愛」の中野量太監督が映画化した家族ドラマ。認知症を患い、症状がゆっくりと進行していく父と、それに戸惑いつつも懸命に支えていく妻や、それぞれに人生の岐路に立つ娘たちが織りなすお別れまでの7年間を切なくも温かな筆致で綴る。出演は蒼井優、竹内結子、松原智恵子、山崎努。ある日、かつて中学校の校長をしていた厳格な東昇平が認知症と診断される。近所に住む次女の芙美は、カフェを開く夢を抱いて奮闘しながらも、上手くいかない恋愛に思い悩む日々。一方、夫の転勤でアメリカ暮らしの長女・麻里は、いつまでたっても現地の生活に馴染めず、思春期の息子のことも気がかり。そんな中、母・曜子から告げられた父の認知症の事実に動揺を隠せない娘たちだったが…。 JAN:4562474208369
「長いお別れ」 の作品情報
「長いお別れ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
長いお別れの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
127分 |
日(バリアフリー) |
日:ドルビーデジタル5.1ch、日(バリアフリー音声ガイド):未定 |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
TCED4757 |
2019年12月06日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
17枚
|
0人
|
0人
|
日:ドルビーデジタル5.1ch、日(バリアフリー音声ガイド):未定
長いお別れの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
127分 |
日(バリアフリー) |
日:ドルビーデジタル5.1ch、日(バリアフリー音声ガイド):未定 |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
TCED4757 |
2019年12月06日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
17枚
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日:ドルビーデジタル5.1ch、日(バリアフリー音声ガイド):未定
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ユーザーレビュー:20件
ゆっくりと記憶を失くしても、愛した事は忘れない
中島京子という作家は、私の中では侮れない存在として一線を画す。
普段着のまま付き合って、いつのまにか豪奢なパーティ会場に連れられる。
その中島京子の実父が認知症と診断されてからの7年間を描いたとされる「長いお別れ」。
監督が、「湯を沸かすほどの熱い愛」の中野量太とくれば、何がしかあっけにとられるシーンはあるのだろうなと警戒した。
ところが、作品は意外にも、まったりとゆったりと、ユーモラスな場面も交えて落ち着いた仕上がりになっている。
山崎努、松原智恵子、竹内結子、蒼井優、これだけの実力派が揃えば極上のハーモニーか。
父(山崎)の認知症はゆっくり進む。
長女麻里(竹内)は夫の転勤でアメリカで暮らしているが、言葉や生活に馴染めず他にも悩んでいる。
次女芙美(蒼井)はキッチンカーの商売で自立をめざすも、上手くゆかない。結婚もしたい。
母(松原)の電話で何かあるたび実家に集まる姉妹だが、認知症になった父の行動がむしろ娘たちを励まし、
とぼけた言動から力を与えられる。
「お父さん、ワタシ、どうしたらいいかわかんないよ・・」
父は、今では相談にものれないしアドバイスも出来ないが、娘たちを思い、大切に思っている事は伝わる。
記憶は失っても、気持ち(心)は失っていない。
(小さい頃の娘たちと出会ったり、妻にまた、プロポーズしたりして心は自由で楽しいのかも)
まさしく今、介護の問題や家族で苦しい思いをされてる方々は、(有吉佐和子さんの「恍惚の人」を読むまでもなく)そんな甘いもんじゃないよとか、突っ込み方が足りないと思うかもしれません。
この作品はあえてドロドロした部分をスルーしてますが、描かないからって無いとは言ってないのです。
(山崎さんの茶色いお尻に、紙パンツ抱えた蒼井優、がワンシーン)
色んな角度から家族を考える作品があってその一つでいいではありませんか。
父母の思いは無意識のうちに子供、孫たちへ伝えられ、孫たちもちゃんと考えています。
いい映画だと思いました。
このレビューは気に入りましたか?
10人の会員が気に入ったと投稿しています
長いお別れ
投稿日:2019/12/25
レビュアー:片山刑事
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
認知症のお父さんとその家族の長いお別れの話。
認知症役の山崎努さんをはじめ、献身的に介護する奥さん役の松原智恵子さん、長女の竹内結子さん、次女の蒼井優さん皆さんがバッチリとハマって、支え合う家族愛を描いている作品だと思いました。
校長先生までやって頭もよかったお父さんが認知症で気味になって、献身的に尽くす奥さんにアメリカに住んでいて旦那さんや子どもと上手くいかないギクシャクした家庭や次女は食堂を開く夢を持っている。そんな家族の日常を淡々な日々の中、ユーモアなどを交えながら描いていって退屈はしなかったです。たまにお父さんと長女と二人きりになったり、次女と二人きりのときに良いアドバイスを送ったりして心が通い合ったり。
ただ、素晴らしい家族愛と認知症の介護の大変などを描いていると思いますが。それが美談に感じてしまう作品でもあって、愛は地球を救う的なテレビの中で放送されるようにも思ってしまう内容でした。
日常を淡々と描いて日本映画らしい日本映画ですが、ちょっと全体的には長く感じてしまう映画でした。
このレビューは気に入りましたか?
9人の会員が気に入ったと投稿しています
介護の現実
蒼井優、竹内結子、松原智恵子、山崎努出演「長いお別れ」を見ました
校長まで勤め上げた父親が認知症を発症したようで。。母は娘2人に連絡し、各々がそれぞれの事情を抱えてながら、父親を見守っていく話です
さすがに父と主人とかさなりまして、暴れたりしないところは主人と同じで、まるっきり忘れてしまうところは父とそっくりだ、と思いながら見ていました。
父には会うたびに自分から「娘の〇〇だよ〜」「孫の〇〇だよ〜」と名乗ってから話しかけるようにしてましたよ。
主人はたぶん、最後まで私の顔や存在は覚えていたと思いますけど
ストーリーは平たんです。ただ、随所に、父親の愛情を感じるところがあります
ユーモアも交えていますが、厳しさも交えています。世間の、認知症への無理解なシーンも入れてあります(同じような事例が姑にあって、娘がお金もって謝りに行った)
絶品が山崎努。すごいです。顔の表情ととか、認知症そのもの、
時折、昔の顔に戻るとか、そっくりです。
最後に、延命治療を医師に問われるんですが、その答えを映画では描いていません。
その答えは、やはり当事者が決めるべき問題だからだと思います。
どっちを選んでも、正解であり、後悔が残るものだと思っているので。
この映画、観客が、70代夫婦とか、50代の夫婦が多かったです。
やはりそれだけ、身近な問題なのでしょうね。
この映画を見て、母がもっと父に寄り添うような言い方をしてくれたら(映画の松原智恵子のように、ゆったりとしたしゃべり方)父をかわいそうと思うことはなかったです。
母は父に,言ってもしょうがないのにきゃんきゃん言ってて、父が「もうええわ!」としょっちゅう怒っていたので。
まあ介護はきれいごとではありませんからねぇ。。どんなにしんどくても、施設への入所は奥さんは拒むんですよ。
日本の、典型的な介護を描いた作品でした
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5人の会員が気に入ったと投稿しています
普遍的な家族の《愛の物語》
2019年。中島量太監督。
認知症を発症した父親(山崎努)とその家族の7年間に渡る日々を、ユーモラスに暖かく
描いて心に染みました。
父親の70歳の誕生日に集まった家族。
妻(松原智恵子)
アメリカに暮らす長女(竹内結子)
そして料理好きの次女(蒼井優)
父親のアルツハイマー性認知症を、家族が騒がずに愛に溢れて助け合う姿が、
美しい、そして優しい。
山崎努さんが認知症の徐々に進行する元校長先生を、愛らしくチャーミングに
演じて絶品です。
特に冒頭の遊園地で傘を3本持って佇む姿。
そのシーンは中盤過ぎに続きが・・・。
厳格だった父親は、雨の降り出した日に、子供と妻の帰りを迎えに遊園地へ来た過去を、
思い出したのでしょう。
メリーゴーランドの馬に乗りながら、長女・次女・妻・・3人の呼びかける声に満足そうに微笑む山崎努。
家族の無事を祈る優しい父親そのものです。
《認知症の父親の介護の映画》・・・と言うより、もっと普遍的な家族の物語。
長女はアメリカ赴任の夫と長男と暮らすけれど、英語を喋れず夫とも明らかに寝室は別で、
距離感を縮められず悩んでいるし、
次女は自分のレストランを開く夢の実現も遠く、恋人にも中々恵まれない。
そんな中、自分を徐々に忘れられても愛情をたっぷりと注ぐ、おっとりほんわかな妻の松原智恵子の存在が本当に貴重でした。宝物のようです。
この家族はどこまでも優しい。
松原智恵子の網膜剥離の手術後の演技は、思わず笑わずにはいられなかったし、
留守番の蒼井優が、父親の異変に鼻をクンクンさせてそして汚れたお尻に息を呑むシーン。
唯一とも言える具体的認知症の進行をさりげなく現実として描いて胸を打ちました。
どの家庭にもある介護や看病や不登校や夫婦間の気まずさなどなど。
それを乗り越える協力する身内の存在。
本当に助け合って父の死を母の死をそして、後年認知症になった祖母の看病を、私も姉と乗り越えて来ました。
誰もが通る道。
あらゆるエピソードやシーンが愛おしくてたまらない映画でした。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
遊園地のシーンで涙腺決壊
長いお別れとは、アメリカでは認知症のことを『ロンググッバイ』と呼ぶそうです。
徐々に記憶を失っていき、徐々に遠ざかっていくからだそうです。
長い時間をかけて自分自信でさえも失っていく病気です。
厳格な父親が認知症と診断されてからの7年間を綴るドラマです。
国語の教師で校長先生まで務めた父親がまさか認知症になるわけがない、と次女はいいます。
ところがとんちんかんな答えが父親から返ってきたときの衝撃。
それから始まる介護生活。
物語の中では、妻である母親が忍耐強く、優しく接していて頭が下がりました。
父親の一挙手一投足に振り回されながらも
厳格だった父の家族への愛情を確認する件は感動的でした。
涙腺決壊でした。
山崎努さんの演技があっぱれで、本当にそれっぽい人にしか見えません。
認知症になっても漢字だけは何故か忘れない祖父を
『漢字マスター』と呼んで、『今のお爺ちゃんは嫌いじゃない』と言う孫の崇の言葉には
救われた思いがしました。
映画の中では比較的やんわりと描かれいますが
実際には介護はこんなに穏やかに事は進みません。
私も父の介護を経験してますが(主な介護者は母でしたが)
もう毎日が戦闘状態ですよ。
ついつい言うことを聞いてくれないと大声で罵声を浴びさせてしまったりします。
『うんちがんばるよ』と言っていた次女ですが、あれは頑張っても本当に嫌なものです。
赤ちゃんのなら何ともないのに、大人のうんちくんですからねぇ。
泣きたくなることもしばしばでした。
でも今となっては、全て思い出の中。
私の父も昔は厳格な人で、私は若い頃はそんな父に反発していました。
でも、認知症になった父は、小さくなってなんだか可愛らしくなっていました。
私もそんな父が嫌いではなかったです。
だからあの遊園地のシーン、今は亡き父を思い出して、号泣してしまいました。
後、長女を演じる竹内結子さん。
とても良かったです。
このレビューは気に入りましたか?
2人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
ゆっくりと記憶を失くしても、愛した事は忘れない
投稿日
2019/12/09
レビュアー
くまげらの森
中島京子という作家は、私の中では侮れない存在として一線を画す。
普段着のまま付き合って、いつのまにか豪奢なパーティ会場に連れられる。
その中島京子の実父が認知症と診断されてからの7年間を描いたとされる「長いお別れ」。
監督が、「湯を沸かすほどの熱い愛」の中野量太とくれば、何がしかあっけにとられるシーンはあるのだろうなと警戒した。
ところが、作品は意外にも、まったりとゆったりと、ユーモラスな場面も交えて落ち着いた仕上がりになっている。
山崎努、松原智恵子、竹内結子、蒼井優、これだけの実力派が揃えば極上のハーモニーか。
父(山崎)の認知症はゆっくり進む。
長女麻里(竹内)は夫の転勤でアメリカで暮らしているが、言葉や生活に馴染めず他にも悩んでいる。
次女芙美(蒼井)はキッチンカーの商売で自立をめざすも、上手くゆかない。結婚もしたい。
母(松原)の電話で何かあるたび実家に集まる姉妹だが、認知症になった父の行動がむしろ娘たちを励まし、
とぼけた言動から力を与えられる。
「お父さん、ワタシ、どうしたらいいかわかんないよ・・」
父は、今では相談にものれないしアドバイスも出来ないが、娘たちを思い、大切に思っている事は伝わる。
記憶は失っても、気持ち(心)は失っていない。
(小さい頃の娘たちと出会ったり、妻にまた、プロポーズしたりして心は自由で楽しいのかも)
まさしく今、介護の問題や家族で苦しい思いをされてる方々は、(有吉佐和子さんの「恍惚の人」を読むまでもなく)そんな甘いもんじゃないよとか、突っ込み方が足りないと思うかもしれません。
この作品はあえてドロドロした部分をスルーしてますが、描かないからって無いとは言ってないのです。
(山崎さんの茶色いお尻に、紙パンツ抱えた蒼井優、がワンシーン)
色んな角度から家族を考える作品があってその一つでいいではありませんか。
父母の思いは無意識のうちに子供、孫たちへ伝えられ、孫たちもちゃんと考えています。
いい映画だと思いました。
長いお別れ
投稿日
2019/12/25
レビュアー
片山刑事
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
認知症のお父さんとその家族の長いお別れの話。
認知症役の山崎努さんをはじめ、献身的に介護する奥さん役の松原智恵子さん、長女の竹内結子さん、次女の蒼井優さん皆さんがバッチリとハマって、支え合う家族愛を描いている作品だと思いました。
校長先生までやって頭もよかったお父さんが認知症で気味になって、献身的に尽くす奥さんにアメリカに住んでいて旦那さんや子どもと上手くいかないギクシャクした家庭や次女は食堂を開く夢を持っている。そんな家族の日常を淡々な日々の中、ユーモアなどを交えながら描いていって退屈はしなかったです。たまにお父さんと長女と二人きりになったり、次女と二人きりのときに良いアドバイスを送ったりして心が通い合ったり。
ただ、素晴らしい家族愛と認知症の介護の大変などを描いていると思いますが。それが美談に感じてしまう作品でもあって、愛は地球を救う的なテレビの中で放送されるようにも思ってしまう内容でした。
日常を淡々と描いて日本映画らしい日本映画ですが、ちょっと全体的には長く感じてしまう映画でした。
介護の現実
投稿日
2019/10/30
レビュアー
じゃじゃまる
蒼井優、竹内結子、松原智恵子、山崎努出演「長いお別れ」を見ました
校長まで勤め上げた父親が認知症を発症したようで。。母は娘2人に連絡し、各々がそれぞれの事情を抱えてながら、父親を見守っていく話です
さすがに父と主人とかさなりまして、暴れたりしないところは主人と同じで、まるっきり忘れてしまうところは父とそっくりだ、と思いながら見ていました。
父には会うたびに自分から「娘の〇〇だよ〜」「孫の〇〇だよ〜」と名乗ってから話しかけるようにしてましたよ。
主人はたぶん、最後まで私の顔や存在は覚えていたと思いますけど
ストーリーは平たんです。ただ、随所に、父親の愛情を感じるところがあります
ユーモアも交えていますが、厳しさも交えています。世間の、認知症への無理解なシーンも入れてあります(同じような事例が姑にあって、娘がお金もって謝りに行った)
絶品が山崎努。すごいです。顔の表情ととか、認知症そのもの、
時折、昔の顔に戻るとか、そっくりです。
最後に、延命治療を医師に問われるんですが、その答えを映画では描いていません。
その答えは、やはり当事者が決めるべき問題だからだと思います。
どっちを選んでも、正解であり、後悔が残るものだと思っているので。
この映画、観客が、70代夫婦とか、50代の夫婦が多かったです。
やはりそれだけ、身近な問題なのでしょうね。
この映画を見て、母がもっと父に寄り添うような言い方をしてくれたら(映画の松原智恵子のように、ゆったりとしたしゃべり方)父をかわいそうと思うことはなかったです。
母は父に,言ってもしょうがないのにきゃんきゃん言ってて、父が「もうええわ!」としょっちゅう怒っていたので。
まあ介護はきれいごとではありませんからねぇ。。どんなにしんどくても、施設への入所は奥さんは拒むんですよ。
日本の、典型的な介護を描いた作品でした
普遍的な家族の《愛の物語》
投稿日
2019/12/25
レビュアー
カマンベール
2019年。中島量太監督。
認知症を発症した父親(山崎努)とその家族の7年間に渡る日々を、ユーモラスに暖かく
描いて心に染みました。
父親の70歳の誕生日に集まった家族。
妻(松原智恵子)
アメリカに暮らす長女(竹内結子)
そして料理好きの次女(蒼井優)
父親のアルツハイマー性認知症を、家族が騒がずに愛に溢れて助け合う姿が、
美しい、そして優しい。
山崎努さんが認知症の徐々に進行する元校長先生を、愛らしくチャーミングに
演じて絶品です。
特に冒頭の遊園地で傘を3本持って佇む姿。
そのシーンは中盤過ぎに続きが・・・。
厳格だった父親は、雨の降り出した日に、子供と妻の帰りを迎えに遊園地へ来た過去を、
思い出したのでしょう。
メリーゴーランドの馬に乗りながら、長女・次女・妻・・3人の呼びかける声に満足そうに微笑む山崎努。
家族の無事を祈る優しい父親そのものです。
《認知症の父親の介護の映画》・・・と言うより、もっと普遍的な家族の物語。
長女はアメリカ赴任の夫と長男と暮らすけれど、英語を喋れず夫とも明らかに寝室は別で、
距離感を縮められず悩んでいるし、
次女は自分のレストランを開く夢の実現も遠く、恋人にも中々恵まれない。
そんな中、自分を徐々に忘れられても愛情をたっぷりと注ぐ、おっとりほんわかな妻の松原智恵子の存在が本当に貴重でした。宝物のようです。
この家族はどこまでも優しい。
松原智恵子の網膜剥離の手術後の演技は、思わず笑わずにはいられなかったし、
留守番の蒼井優が、父親の異変に鼻をクンクンさせてそして汚れたお尻に息を呑むシーン。
唯一とも言える具体的認知症の進行をさりげなく現実として描いて胸を打ちました。
どの家庭にもある介護や看病や不登校や夫婦間の気まずさなどなど。
それを乗り越える協力する身内の存在。
本当に助け合って父の死を母の死をそして、後年認知症になった祖母の看病を、私も姉と乗り越えて来ました。
誰もが通る道。
あらゆるエピソードやシーンが愛おしくてたまらない映画でした。
遊園地のシーンで涙腺決壊
投稿日
2021/06/18
レビュアー
飛べない魔女
長いお別れとは、アメリカでは認知症のことを『ロンググッバイ』と呼ぶそうです。
徐々に記憶を失っていき、徐々に遠ざかっていくからだそうです。
長い時間をかけて自分自信でさえも失っていく病気です。
厳格な父親が認知症と診断されてからの7年間を綴るドラマです。
国語の教師で校長先生まで務めた父親がまさか認知症になるわけがない、と次女はいいます。
ところがとんちんかんな答えが父親から返ってきたときの衝撃。
それから始まる介護生活。
物語の中では、妻である母親が忍耐強く、優しく接していて頭が下がりました。
父親の一挙手一投足に振り回されながらも
厳格だった父の家族への愛情を確認する件は感動的でした。
涙腺決壊でした。
山崎努さんの演技があっぱれで、本当にそれっぽい人にしか見えません。
認知症になっても漢字だけは何故か忘れない祖父を
『漢字マスター』と呼んで、『今のお爺ちゃんは嫌いじゃない』と言う孫の崇の言葉には
救われた思いがしました。
映画の中では比較的やんわりと描かれいますが
実際には介護はこんなに穏やかに事は進みません。
私も父の介護を経験してますが(主な介護者は母でしたが)
もう毎日が戦闘状態ですよ。
ついつい言うことを聞いてくれないと大声で罵声を浴びさせてしまったりします。
『うんちがんばるよ』と言っていた次女ですが、あれは頑張っても本当に嫌なものです。
赤ちゃんのなら何ともないのに、大人のうんちくんですからねぇ。
泣きたくなることもしばしばでした。
でも今となっては、全て思い出の中。
私の父も昔は厳格な人で、私は若い頃はそんな父に反発していました。
でも、認知症になった父は、小さくなってなんだか可愛らしくなっていました。
私もそんな父が嫌いではなかったです。
だからあの遊園地のシーン、今は亡き父を思い出して、号泣してしまいました。
後、長女を演じる竹内結子さん。
とても良かったです。
新規登録で
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(C)2019『長いお別れ』製作委員会 ※ジャケットデザインは変更になる場合がございます。