ピアッシング

ピアッシングの画像・ジャケット写真
ピアッシング / クリストファー・アボット
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4

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「ピアッシング」 の解説・あらすじ・ストーリー

解説・あらすじ・ストーリーは、ただいま準備中です。

「ピアッシング」 の作品情報

製作年: 2018年
原題: PIERCING

「ピアッシング」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

ピアッシングの詳細

  • 新作
収録時間: 字幕: 音声:
81分
レイティング: 記番: レンタル開始日:
PG-12 CPDP14031 2019年11月20日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
235枚 5人 10人

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ユーザーレビュー:4件

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1〜 4件 / 全4件

《殺人願望の男》と・・《自殺願望の女》

投稿日:2019/11/25 レビュアー:カマンベール

2018年(アメリカ)原作・村上龍、監督は新鋭ニコラス・ペッシュ

つくづく妄想と現実の行動の間には、大きな乖離(隔たり)がある・・そう感じました。

見ず知らずのSM嬢(ミワ・ワシコウスカ)をアイスピックでメチャメチャに突き刺し、
バラバラに解体したいと願う男(クリストファー・アボット)が、
女を縛ろうとしたとき、まず女に先手を打たれる。
洗面所に籠もった女はハサミで自分の太腿をめった刺しにして倒れるのだ。

ここでさっそく殺人願望の筈の男はオタオタして、女を病院に運ぶのだ。
《殺す予定の獲物を、わざわざ病院に連れて行くミスマッチ》
男は妄想(殺人)を実行に移す度胸なんか最初から無いのだ。

対して女は一枚も二枚も上手。
ミイラ取りがミイラになる・・・の例えのように、男と女の立場は早くも逆転する。

こと映画の優れている点は、作家の妄想である小説を映像で、そして映像に(シーンに)ふさわしい音楽を付けて、ミワ・ワシコウスカと言う才能が映像として完璧に小説世界を映像化したこと。
原作者の村上龍が『120%満足する映画化』と述べていることからも、証明されている。
小説家は殺人を描いても実際に、人を殺すわけではない。
妄想して愉しむ・・・その過程が創作である。

男が18歳で犯した少女殺人。
男に指示する妻、そして泣き止まない赤子。
醜悪な肉の塊の母親。
現実はどこにある?
少年時代のトラウマに苦しみ、病的な強迫観念に侵されてる男。
男を救うのは妄想殺人の具体化なのに・・・。
計画は言うことをまったく聞かないSM嬢のせいで、男はとんでもない窮地に追い込まれる。
ミワ・ワシコウスカ・・・魔性のファムファタール・・見事だ。

レイモンド・チャンドラーの『ロンググッドバイ』を思わせるレトロなジャケット写真。

ひととき《妄想殺人願望の男》と自傷癖のある《自殺願望の女》の駆け引きに、
目と耳を傾けるのも一興ですね。

ピアッシングは、突き刺す、骨身に染みるなどの・・の意味でしょうか。

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アートな雰囲気が漂う小粋なホラー…原作も良いです。

投稿日:2019/12/28 レビュアー:コタロウ

リードは、幼い娘の柔らかな頬にアイスピックを突き立てたい欲望を覚える。
彼はこの欲望を抑えるため、娼婦を殺害しようと考える。
妻には仕事と偽りホテルを予約したリードは、娼婦・ジャッキーを部屋に招き入れる。
ところが、彼女はシャワーを浴びに行ったまま浴室から出てこない。
彼女は浴室でドラッグをキメた挙句、自傷行為に耽っていたのだ…

村上龍の小説「ピアッシング」を映画化。
大きな改変もなく、小説内のセリフも多く使われていた。
だが小説とは違った味わいを持つ作品となっている。
残酷でありつつ、どこかファンタジックでユーモアさえ感じる作品だった。

主人公に関するエピソード「母親からの激しい虐待」「養護施設での思い出」
「若い頃に交際していた年上女性との出来事」が、ホラーそのものという
恐ろしい描かれ方をしている。
原作では、親の虐待によって心を壊された子どもの悲惨な状況が
ひしひしと感じられるエピソードとして描かれていた。
ジャッキーに至っては「自傷癖のある娼婦」というだけで、彼女の背景は描かれない。
人物像を掘り下げなかったからこそ、原作とは違う小粋な仕上がりになっていたのだろう。
原作者・村上龍も本作に満足していたようだ。

リードが滞在するホテルやジャッキーの部屋の美しい室内装飾、
オープニングとエンドロールに登場する無数の窓…
アートな雰囲気が漂っていて素敵。

虐待されて育った男は、幸せな家庭を築いても癒されることのない心の闇を抱えていた。
そんな男が、虐待された過去を持つ娼婦と出会う物語。
原作者・村上龍が、心に傷を持つ人に寄り添う気持ちを持って書いたことを
感じられる小説もおススメです。

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変な映画だったなぁ

投稿日:2019/12/04 レビュアー:飛べない魔女

原作は村上龍の小説だとか。
原作は読んだことはない。
男も女も理性が崩壊している。
いずれにしてもいかれた話だ。

男は誰かを殺したい衝動を抑えられずアイスピックを持って旅に出る。
旅先のホテルでSM専門の娼婦を呼ぶ。
彼女を刺し殺すシミュレーションをするが
やり遂げられるか不安に駆られて妻に電話をする。
なんと妻も承知の犯行なのだ。
あなたはやれる。。と励ます妻。
私と赤ちゃんのために殺るのよ。。。と叱咤激励する妻。
これまたいかれた女だ。
そして現れた娼婦。
スキをみて犯行を試みようとする男だったが、
事態は思わぬ方向へと進んでいく。
娼婦もまたいかれた女だった。

痛々しいシーンも多々あるけど、一体どうなるのか気になり最後まで見たが
なんじゃ?こりゃ?と思わずつぶやいたね、あたしゃぁ。
でも、ラストの男のセリフはちょっと洒落てたかも?(笑)

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劇薬「龍・村上」よりも、常備薬「リュウ・アーチャー」を!

投稿日:2020/01/12 レビュアー:ちゅく

「ピアッシング」(2018年、米国、カラー、81分)。
「耳をつんざく甲高い、身を切るような、刺すような」「ピアス」はお断りしたいものです。

村上龍の同名小説(1994年刊行)は未読ですが、なぜ、24年後に米国映画化されたのか、興味がありました。
ミア・ワコウシカ主演ということにも魅かれました。しかし、鑑賞後、何も残りませんでした。

1990年代・前半の日本は、バブル終末期であり変動の時期であったことは確かです。テロと災害、汚職事件がありました。
長崎市の市長銃撃事件(90年1月)、雲仙普賢岳噴火(91年6月)、東京佐川急便事件(1992)、凶作による米不足(1993)、松本サリン事件(1994)。こうして抜き取ると不穏な感じです。もちろん、明るいニュースもあったのです。
小説家というものは、時代を予見する場合もあります。優れた小説家ほど、それはあります。村上龍という作家は美術、音楽、映画、経済など世界を広げてきた、時代に敏感な作家です。

殺人衝動、しかも自分の赤子をアイスピックで殺したい男を、自殺願望のある女が思いとどまらせようとする───救いようのない人間と状況。それが、なぜ今、米国映画で見せられねばならないのか……。
米国社会はそれほど病んでいるということでしょう。日本社会も負けないくらい病んでいます。

私事で恐縮ですが、今、ロス・マクドナルド(1915〜1983)という米国のミステリ作家を再読しています。
もう30年くらい前に全作を読んだのですが、近年、米国映画を見るようになり、優れた映画もそうでない映画も、家庭の崩壊という根を抱えていると改めて思い、2019年10月から集中的に再読しています。原書で読む力はありませんので、翻訳(小笠原豊樹:訳の作品が特に素晴らしい)で読んでいます。ロス・マクドナルドの小説は、米国の社会の混乱は、家庭の崩壊に起因するということを、くどくどと変奏曲のように書いています。「リュウ・アーチャー」という探偵が「質問者」になり、失踪者(大概は若者)を探すと、必ず、彼らの犯罪や死、無辜の迫害という不幸の根が、親、またその親の世代の罪に起因し、若者は犠牲になっている・いたという結末に達します。米国は建国から多民族を受容してきた自由国家だし、国土も広い。だからこそ失踪者や犯罪に巻き込まれる若者、犯罪を起こす若者も多いのですが、近年の日本もそうなっていて、これからもっと若者は不幸になり、悲惨な事件も増えるであろう。そう思って、ロス・マクドナルドの古い小説を再読しているのです。「リュウ」は第一作「動く標的」(P・ニューマン主演で映画化)のころは、30代の格好いい探偵(ハメットの「スペイド」、チャンドラーの「マーロウ」)のようだったのですが、40代に入ると、拳銃やボクシング、柔道の技を使わない、「質問者」「カウンセラー」「犠牲になった・なりそうな若者の疑似父祖」になっています。僕も、こういう小説を書ければと思い、書いたり、書き直したりしています。

村上龍、多くは読んでいませんが、初期の「コインロッカー・ベイビーズ」(1980)は好きな作品です。
ピーター・フォンダを連れてきた映画「だいじょうぶマイフレンド」(1983)は、あの加藤和彦の音楽と、広田レオナのダンス、「ゴンジー・トロイメライ」(フォンダ)の噴水で繰り返し甦ります。

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