

さよならくちびる
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ユーザーレビュー:6件
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さよならくちびる
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解散が決定的のデュオが最後の全国ツアーをまわるうちに過去に何があったのかとかが判明していく話。
主人公を演じる門脇麦さん、小松菜奈さんの歌声がバチンとハマっていて、彼女たちの歌唱シーンが数多くありますが、どれもが魅力的でそれだけで大成功の映画だと思いました。
冒頭の主人公がアパートを出て車に乗るまでのカットだけで周りの木々が風に揺れる風景というカットだけで理由はわかりませんが、惹きこまれる冒頭でよかったです。その後、全国ツアーを回りながら、主人公たちに何があったのかが回想で描かれていきます。
見事なまでの三角関係で矢印が一方通行になっていて、そこでの恋心やお互いの才能への嫉妬が息苦しくなるシーンが多かったです。歌詞やメロディが最重要でそれがないと成立しない映画だとは思いますが、それも印象的な楽曲が使われていてすごかったです。
あくまでドライに淡々と前後の説明もあまりないので、好みが分かれると思いますが個人的には120分退屈せずに見られる音楽青春映画でした。
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形にしたら《壊れちゃう瞬間》・・を掬い取った映画
繊細で素敵でした。
ハルレオのハル(門脇麦)の楽曲の詩は、みずみずしくて繊細。
形にしたら壊れちゃう瞬間・・・
それは愛だったり、希望だったり、季節の移ろいの微かな匂い・・だったり。
愛を誓った瞬間・・愛は堕落したり、安心したり、要求したりしちゃう・・・だからハルは愛を形にしない。
ハルに出来るのは自分の曲に瞬間を《閉じ込めること》
レオ(小松菜奈)を好きでも、形にはしない。
瞬間冷凍された言葉は、鍵をかけて保存される。
「ハルレオ」と言う名の女性ボーカルユニット。
インディーズでは、ちょっとは知られる存在で、コアなファンも付いている。
その「ハルレオ」が2018年7月14日の浜松から7公演。
7月24日の函館金森ホールのラストステージを最後に解散するのだ。
ローデイ兼付き人のシマ(成田凌)が運転するランドクルーザーで10日間のロードムービーです。
ガラスのように研ぎ澄まされた感性で詩と曲を書く「ハル」ですが、素顔は無愛想で、
ヘビースモーカーでガサツ。
「レオ」の素顔に至っては、軽い男にくっついて行っては暴力を振るわれ、ビール飲みで、
不貞腐れ女らしさの欠片も無い。
楽曲の繊細さとの落差に思わず仰け反ります。
天才アーチストの素顔なんてこんなものなのかな?
10日間の日本を半周する「解散ツアー」
ハンドルを握るシマの過去は意外なものでした。
(成田凌が絶妙ですね。彼にとっても音楽はとてもとても大事なもの)
解散ツアーの終わりが近づくにつれ、「ハル・レオ・シマ」に様々なエピソードが持ち上がり、3人の絆が・・お互いの存在が、かけがえの無いものであることが、見えてきます。
「レオ」が何度も言う言葉・・・『バカで何が悪い』
利口な人・・・そんな人なんて何処にもいない・・・人生に失敗は付きもの。
だから・・・生きることは愛おしい!!
そんなメッセージを受け取りました。
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いつも風に吹かれていた
冒頭 アパートから 門脇麦がギターを持って歩いて行くシーンだけでドキドキ
して来るのだが やっぱねえ ここだけでテークを10回位撮りなおしているとの
事が 二人のオーディオコメで語られる 特典がけっこうあるのだけど 次にお控え
が ゴダールの「イメージの本」なので途中で返してしまったのは残念
木々が風に揺れる この空気感 ギターデュオの解散の話から始るので回想になる
のか くちびるの主題は 車の中で飲酒 喫煙 林檎を齧るで触れられている ロー
ディの男性は 元ホストで くちびるがエロい リードタンバリンマンw しかし
この映画はくちびるだけにキスの映画あるはずなのだが キスは三角関係の中で
拒否され続けて 不幸なくちびるなのだ 内容としてはサイモンとガーファンケル
か ワムの冴えない相方は どうしてるのだろうか
車が走り出して直ぐの ガススタでのエピソードは コメで二人が笑いながら
このシーン何だろ変よね?って言ってるわけで つまりいかにも映画的な意味の
無い変さで こゆうの良いんだよね ところが他の彼等の過去の物語への肉つけ
プロットがつまらない 凡庸なのよね ハルのビアンな悩みとか 悩んでますって
だけで 郷里に帰った回想場面なんか全くいらない 又 例えば取って付けた様な
マネージャの親友の死 これはハルレオを二人にして函館に向かわせるための
マクガフィンなんだけど それがしっかり機能してないので なんだこりゃとなる
また やたらと煙草を吸うわけだが ミュージシャン造形らしいのだが いくら
何でも陳腐だろう 冒頭のガソリンスタンドのシーンの様に さらっと無意味な
エピソードが散りばめられているロードムーヴィにして欲しかったね
しかし三人が特訓して ギターと歌をマスターして 実演してくれていて それは
歌曲の良さもあり ラストのギグで大いに会場を そして映画の観客を興奮
させてくれたわけで この映画の欠点を何とか帳消しにしてくれた感はあるのね
暫く大作で試行錯誤していた塩田明彦が らしさを魅せてくれた作品でしょう
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味わいのないシャレオツ映画
色々とスタイリッシュにしようと肩に力入れて頑張ったんだけど、出来上がりとしては残念レベルになってしまった作品。
音楽メイン映画で演奏シーンの見せ方に魅力がないのが致命的。それなりの尺を割いているのにずっーと同じようなシーンなのが完全に裏目。そのまんま面白くない。
あとは人間関係ドラマがメインなはずなんだけど、そっちも類型的なフィクションキャラクターと類型的なフィクションエピソードの積み重ねでとてもツマラナイ。せめてラストくらいパシッと決めろよと思っていたら…
ちなみにロードムービーでもあるんだけどそっちもちょっと定型で作ってみただけな感じで旅感が生かされていない。ただ邦画でこれをやろうとした事だけは評価します。
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さよならくちびる