愛がなんだ / 岸井ゆきの
愛がなんだ
/今泉力哉
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全体の平均評価点: (5点満点)
(18)
解説・ストーリー
直木賞作家・角田光代の同名ベストセラーを今泉力哉監督が映画化。どんなに邪険に扱われてもなお好きでいることをやめられないヒロインの滑稽ながらも切実で切ない一途な恋の行方と、そんな彼女を取り巻く人物たちのままならない恋愛模様を描いた群像ドラマ。主演は岸井ゆきのと成田凌。共演に深川麻衣、若葉竜也、江口のりこ。28歳のOLテルコは一目惚れした男マモルを愛しすぎるあまり、全てがマモル最優先の日常を送っていた。そのせいで仕事にも支障をきたし、会社もクビ寸前。それほど尽くしているのに、実はマモルにとってテルコは恋人ではなかった。そこのことを十分自覚しているテルコだったが、それでもマモルが大好きで、幸せだと思っていた。親友の葉子は、そんな都合のいい女で良しとするテルコの恋愛観に呆れるばかりだったが…。 JAN:4934569737557
直木賞作家・角田光代の同名ベストセラーを今泉力哉監督が映画化。どんなに邪険に扱われてもなお好きでいることをやめられないヒロインの滑稽ながらも切実で切ない一途な恋の行方と、そんな彼女を取り巻く人物たちのままならない恋愛模様を描いた群像ドラマ。主演は岸井ゆきのと成田凌。共演に深川麻衣、若葉竜也、江口のりこ。28歳のOLテルコは一目惚れした男マモルを愛しすぎるあまり、全てがマモル最優先の日常を送っていた。そのせいで仕事にも支障をきたし、会社もクビ寸前。それほど尽くしているのに、実はマモルにとってテルコは恋人ではなかった。そこのことを十分自覚しているテルコだったが、それでもマモルが大好きで、幸せだと思っていた。親友の葉子は、そんな都合のいい女で良しとするテルコの恋愛観に呆れるばかりだったが…。 JAN:4934569737557
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「愛がなんだ」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
直木賞作家・角田光代の同名ベストセラーを今泉力哉監督が映画化。どんなに邪険に扱われてもなお好きでいることをやめられないヒロインの滑稽ながらも切実で切ない一途な恋の行方と、そんな彼女を取り巻く人物たちのままならない恋愛模様を描いた群像ドラマ。主演は岸井ゆきのと成田凌。共演に深川麻衣、若葉竜也、江口のりこ。28歳のOLテルコは一目惚れした男マモルを愛しすぎるあまり、全てがマモル最優先の日常を送っていた。そのせいで仕事にも支障をきたし、会社もクビ寸前。それほど尽くしているのに、実はマモルにとってテルコは恋人ではなかった。そこのことを十分自覚しているテルコだったが、それでもマモルが大好きで、幸せだと思っていた。親友の葉子は、そんな都合のいい女で良しとするテルコの恋愛観に呆れるばかりだったが…。 JAN:4934569737557
「愛がなんだ」 の作品情報
「愛がなんだ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
愛がなんだの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
123分 |
日(バリアフリー) |
日:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ、日(音声ガイド):未定 |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
BCDR3755 |
2019年10月25日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
97枚
|
2人
|
0人
|
日:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ、日(音声ガイド):未定
愛がなんだの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
123分 |
日(バリアフリー) |
日:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ、日(音声ガイド):未定 |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
BCDR3755 |
2019年10月25日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
97枚
|
2人
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|
日:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ、日(音声ガイド):未定
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ユーザーレビュー:18件
愛した分だけ返ってこなくても、『好き』は充足し持続する。
2018年。今泉力哉監督。原作は角田光代の同名小説です。
この映画の主人公OLのテルコは、どちらかと言うと《いいように利用されてる》マモルとの恋に夢中で没頭していきます。
この映画は愛してれば見返りなんか求めないテルコ(岸井ゆきの)の女っぷりの良さに、惚れ惚れする映画でした。
こんなひたむきな愛にマモル(成田凌)は値する男なのだろうか?
でも、そんなこと関係ない!!
テルコはマモルを愛することで、生活が人生が充足して幸せなんだから・・・はたがとやかく言うことじゃないのだ。
途中からマモルが好きになる35歳のすみれ(江口のりこ)。
すみれはチェーンスモーカーで酒飲みで、
テルコいわく・・肺は真っ黒、肝臓は汚く・・・(多分、子宮もボロボロ・・)
マモちゃんの恋愛趣味も疑っちゃうけど・・そこが男と女。
数学や科学では計れないのだ。
恋愛体質の女テルコ、と低体温症の男マモル。
こう言う角度から男と女の心の機微を描いた本作は、女性ファンから、
熱い支持を集める「恋愛映画」の一本になりました。
ある意味自分1人でも恋愛を充足できるテルコは、愛に自立した女で
現代的だと思います。
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愛がなんだ
投稿日:2019/12/13
レビュアー:片山刑事
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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都合のいい女としか見られてない疑惑の主人公がそれでも片思いの男性についていこうとする話。
冒頭で体調を崩して休んでいる男性から電話が入って、主人公が看病してお世話するけど男性に追い出されてしまう。その男性とは友達の結婚式の二次会だかで出会って、そこから時々会うようになって、主人公が男性に惚れてしまって彼中心の生活を始めるけど、男性はそれがうっとうしいらしい。
この序盤から中盤の主人公たちが出会って関係を深めていく描写はラブロマンスものの王道で単純に2人を応援しながら楽しく見ることができました。
中盤からは男性にどうやら好きな女性がいるらしいことがわかって、ことあるごとにその好きらしい人と行動を一緒にするようになって主人公はどうしたらいいのか戸惑い。更には友人たちと会話してお茶をしていくシーンが描かれていきますが。この中盤からの流れからしだいに主人公が悩もうが一喜一憂しようがどうでもよくなっていきました。ラブロマンスで主人公たちが恋愛に悩もうがどうしようがどうでもよくなるという致命的な問題を持ってしまった作品だとは思いますが、ダラダラと会話をする人たちを見てしまう不思議な魅力を持っている作品でもありました。
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LOVE ALL SERVE ALL
邦画の恋愛モノはあんまり・・・と思って敬遠していた本作ですが、
角田光代原作ならば、と観てみた。
やーん、面白いやーん。^^
icyさんが「フランス映画かと思った」と仰っていますが、私もエリック・ロメールを思い出していました。
空気感、似てる。
会話がとてもイイですよ。
好きな相手に振り回されっぱなし、都合よく利用されてるだけっていうテルコちゃんとナカハラが
別に報われなくても構わない、ってお互いに気持ちを吐き出しながら
「私たちストーカー同盟の反省会みたい」なんて言うの、笑った。
恋愛にのめりこみ過ぎて仕事をクビになったテルコが同僚と話すシーンも良かった。
「私は“好き”と“どーでもいい”のどっちかになっちゃう。だから好きな人以外は
全部どーでもよくなっちゃう」とテルコが言うと、同僚が「自分も?」と聞き返す。
これは真実を突いている。
相手のことが好きすぎて、自分を大切にすることも“どーでもよくなってしまう”テルコ。
自分を犠牲にして尽くしまくるけど、犠牲を犠牲とも思わない、見返りがなくてもOKってとこが
見ていて辛くならないから良い。イラッとはするけど。(苦笑)
客観的に見てテルコちゃんが幸せだとは思えないけど、
本人が「私はこれでイイ」と決めたのだからそれでイイのだという、
日本人らしからぬカラッと乾いた、でも、相当に粘着質な片思い・・・という
特異な恋愛模様に最初から最後まで目が離せなかった。
実に面白い!
ちなみにタイトル「LOVE ALL SERVE ALL」(全てを愛し全てに仕える)は
藤井風のセカンドアルバムのタイトルです。(3月23日リリース決定!)
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6人の会員が気に入ったと投稿しています
都合のいい女になってはいけない!
『愛ってなんだろう?』
これは若葉 竜也演じるナカハラがつくづく言うことば。
主人公のテルコ(岸井ゆきの)がずっとマモル(成田凌)に片思いであるように
ナカハラもまたテルコの親友・葉子(深川 麻衣)に片思いしているのだ。
二人とも、都合のいい時に相手に呼ばれて
都合のいい時にベッドを共にするが
心までは自分の物に出来ずに
いいように振り回され、都合のいい女と男になっている。
それでも彼らは恋を諦められないでいる。
究極の片思いではあるが
こんなみじめな片思いは最低だと思う。
どんなに頑張っても、心が繋がらないのなら
その恋は早めに諦めたほうが傷は浅くて済むだろう。
テルコはマモルに呼び出されたときに
いつでも応じられるように仕事すら辞めてしまう。
みじめだ。
テルコは実にみじめだ。
『あんたは不思議ちゃんを通り越して、不気味ちゃんだわ』と
葉子に言われてしまうテルコ。
それでも彼女は笑って生きようとするのは
逆に健気だと思った。
テルコを振り回すマモル自身もまた、報われない恋に走るのは皮肉だ。
そんなテルコもナカハラも、自分で決断して、この恋から抜け出すときがくる。
大人になって振り返ってみれば、いい 思い出に変わっているものなんだろう。
原作は『八日目の蝉』や『紙の月』の角田光代の小説。
小説のコンセプトがしっかりしているからだろう。
映画の方も最後まで引きこまれた。
ところで、このジャケットのようなシーンって
あった気がしないのだけど。。。
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5人の会員が気に入ったと投稿しています
成田凌と若葉竜也という役者の変わり様に驚かされた。
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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成田凌を初めて認識した周防正行監督の「カツベン!」を観た時は「あぁ、爽やか好青年風役者が又出てきたなぁ」程度の認識で何とも思わなかったのだが本作をその後観たらこの彼の芝居に「?」で、「何だ、こいつは?」と余りの別種の人間を演じているので見方を改めた。何とも今風を感じる捉え様の無い薄〜い飄々とした男の役でこの役者を一目置く存在に変わった。同様に本作を観る直前に観た「台風家族」で茶髪の軽〜い兄ちゃんを演じていた若葉竜也という役者を本作で又見つけ今度は真逆の大人しくて主役の岸井ゆきのの友人の女性をひたすら片思いしていて、その女性に都合良く利用されていても、それで自分が納得している無名の写真家の役で余りの変わり様にこちらも度肝を抜かれた。彼が成田をひたすら片思いをしていていい様に彼の都合の良い関係性を持つ岸井と夜のコンビニの前で長々と論じ合うシーンは何とも云えない同じ境遇同志の葛藤を見せてインパクトがある。本作の全編に漂うぬる〜い微妙な人を想う感覚は他に無い独特の世界観があって何度も観たくなる様な作品ではないのだが心に残ったのは確かだ。結局、無目的に無味乾燥に生きている事は避けたいが恋愛が成就して相手の嫌な部分を新たに発見して落胆や破綻するよりは片思いを続ける事の方がずーっと自分の生きている実感を得られているという何とも微妙な世界を本作は絶妙に捉えている。岸井ゆきのという女優がブス一歩手前でかろうじて留まっているルックスが非情にリアリティがあって男に都合良く重宝されてしまうキャラのこういう作品だからこそ絶妙にマッチングしている。
ついでだが先日コロナのせいでガラガラの劇場で長澤まさみの「マザー」を観た。彼女が女優魂かけて勝負に出てきたのをモロ感じた。こんな役をやる女優とは思ってなかったので見方を改めた。現時点で今年の女優賞レースの私の中では最有力である。
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4人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
愛した分だけ返ってこなくても、『好き』は充足し持続する。
投稿日
2019/09/27
レビュアー
カマンベール
2018年。今泉力哉監督。原作は角田光代の同名小説です。
この映画の主人公OLのテルコは、どちらかと言うと《いいように利用されてる》マモルとの恋に夢中で没頭していきます。
この映画は愛してれば見返りなんか求めないテルコ(岸井ゆきの)の女っぷりの良さに、惚れ惚れする映画でした。
こんなひたむきな愛にマモル(成田凌)は値する男なのだろうか?
でも、そんなこと関係ない!!
テルコはマモルを愛することで、生活が人生が充足して幸せなんだから・・・はたがとやかく言うことじゃないのだ。
途中からマモルが好きになる35歳のすみれ(江口のりこ)。
すみれはチェーンスモーカーで酒飲みで、
テルコいわく・・肺は真っ黒、肝臓は汚く・・・(多分、子宮もボロボロ・・)
マモちゃんの恋愛趣味も疑っちゃうけど・・そこが男と女。
数学や科学では計れないのだ。
恋愛体質の女テルコ、と低体温症の男マモル。
こう言う角度から男と女の心の機微を描いた本作は、女性ファンから、
熱い支持を集める「恋愛映画」の一本になりました。
ある意味自分1人でも恋愛を充足できるテルコは、愛に自立した女で
現代的だと思います。
愛がなんだ
投稿日
2019/12/13
レビュアー
片山刑事
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
都合のいい女としか見られてない疑惑の主人公がそれでも片思いの男性についていこうとする話。
冒頭で体調を崩して休んでいる男性から電話が入って、主人公が看病してお世話するけど男性に追い出されてしまう。その男性とは友達の結婚式の二次会だかで出会って、そこから時々会うようになって、主人公が男性に惚れてしまって彼中心の生活を始めるけど、男性はそれがうっとうしいらしい。
この序盤から中盤の主人公たちが出会って関係を深めていく描写はラブロマンスものの王道で単純に2人を応援しながら楽しく見ることができました。
中盤からは男性にどうやら好きな女性がいるらしいことがわかって、ことあるごとにその好きらしい人と行動を一緒にするようになって主人公はどうしたらいいのか戸惑い。更には友人たちと会話してお茶をしていくシーンが描かれていきますが。この中盤からの流れからしだいに主人公が悩もうが一喜一憂しようがどうでもよくなっていきました。ラブロマンスで主人公たちが恋愛に悩もうがどうしようがどうでもよくなるという致命的な問題を持ってしまった作品だとは思いますが、ダラダラと会話をする人たちを見てしまう不思議な魅力を持っている作品でもありました。
LOVE ALL SERVE ALL
投稿日
2022/01/22
レビュアー
ポッシュ(卒業)
邦画の恋愛モノはあんまり・・・と思って敬遠していた本作ですが、
角田光代原作ならば、と観てみた。
やーん、面白いやーん。^^
icyさんが「フランス映画かと思った」と仰っていますが、私もエリック・ロメールを思い出していました。
空気感、似てる。
会話がとてもイイですよ。
好きな相手に振り回されっぱなし、都合よく利用されてるだけっていうテルコちゃんとナカハラが
別に報われなくても構わない、ってお互いに気持ちを吐き出しながら
「私たちストーカー同盟の反省会みたい」なんて言うの、笑った。
恋愛にのめりこみ過ぎて仕事をクビになったテルコが同僚と話すシーンも良かった。
「私は“好き”と“どーでもいい”のどっちかになっちゃう。だから好きな人以外は
全部どーでもよくなっちゃう」とテルコが言うと、同僚が「自分も?」と聞き返す。
これは真実を突いている。
相手のことが好きすぎて、自分を大切にすることも“どーでもよくなってしまう”テルコ。
自分を犠牲にして尽くしまくるけど、犠牲を犠牲とも思わない、見返りがなくてもOKってとこが
見ていて辛くならないから良い。イラッとはするけど。(苦笑)
客観的に見てテルコちゃんが幸せだとは思えないけど、
本人が「私はこれでイイ」と決めたのだからそれでイイのだという、
日本人らしからぬカラッと乾いた、でも、相当に粘着質な片思い・・・という
特異な恋愛模様に最初から最後まで目が離せなかった。
実に面白い!
ちなみにタイトル「LOVE ALL SERVE ALL」(全てを愛し全てに仕える)は
藤井風のセカンドアルバムのタイトルです。(3月23日リリース決定!)
都合のいい女になってはいけない!
投稿日
2022/01/16
レビュアー
飛べない魔女
『愛ってなんだろう?』
これは若葉 竜也演じるナカハラがつくづく言うことば。
主人公のテルコ(岸井ゆきの)がずっとマモル(成田凌)に片思いであるように
ナカハラもまたテルコの親友・葉子(深川 麻衣)に片思いしているのだ。
二人とも、都合のいい時に相手に呼ばれて
都合のいい時にベッドを共にするが
心までは自分の物に出来ずに
いいように振り回され、都合のいい女と男になっている。
それでも彼らは恋を諦められないでいる。
究極の片思いではあるが
こんなみじめな片思いは最低だと思う。
どんなに頑張っても、心が繋がらないのなら
その恋は早めに諦めたほうが傷は浅くて済むだろう。
テルコはマモルに呼び出されたときに
いつでも応じられるように仕事すら辞めてしまう。
みじめだ。
テルコは実にみじめだ。
『あんたは不思議ちゃんを通り越して、不気味ちゃんだわ』と
葉子に言われてしまうテルコ。
それでも彼女は笑って生きようとするのは
逆に健気だと思った。
テルコを振り回すマモル自身もまた、報われない恋に走るのは皮肉だ。
そんなテルコもナカハラも、自分で決断して、この恋から抜け出すときがくる。
大人になって振り返ってみれば、いい 思い出に変わっているものなんだろう。
原作は『八日目の蝉』や『紙の月』の角田光代の小説。
小説のコンセプトがしっかりしているからだろう。
映画の方も最後まで引きこまれた。
ところで、このジャケットのようなシーンって
あった気がしないのだけど。。。
成田凌と若葉竜也という役者の変わり様に驚かされた。
投稿日
2020/07/22
レビュアー
CCR
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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成田凌を初めて認識した周防正行監督の「カツベン!」を観た時は「あぁ、爽やか好青年風役者が又出てきたなぁ」程度の認識で何とも思わなかったのだが本作をその後観たらこの彼の芝居に「?」で、「何だ、こいつは?」と余りの別種の人間を演じているので見方を改めた。何とも今風を感じる捉え様の無い薄〜い飄々とした男の役でこの役者を一目置く存在に変わった。同様に本作を観る直前に観た「台風家族」で茶髪の軽〜い兄ちゃんを演じていた若葉竜也という役者を本作で又見つけ今度は真逆の大人しくて主役の岸井ゆきのの友人の女性をひたすら片思いしていて、その女性に都合良く利用されていても、それで自分が納得している無名の写真家の役で余りの変わり様にこちらも度肝を抜かれた。彼が成田をひたすら片思いをしていていい様に彼の都合の良い関係性を持つ岸井と夜のコンビニの前で長々と論じ合うシーンは何とも云えない同じ境遇同志の葛藤を見せてインパクトがある。本作の全編に漂うぬる〜い微妙な人を想う感覚は他に無い独特の世界観があって何度も観たくなる様な作品ではないのだが心に残ったのは確かだ。結局、無目的に無味乾燥に生きている事は避けたいが恋愛が成就して相手の嫌な部分を新たに発見して落胆や破綻するよりは片思いを続ける事の方がずーっと自分の生きている実感を得られているという何とも微妙な世界を本作は絶妙に捉えている。岸井ゆきのという女優がブス一歩手前でかろうじて留まっているルックスが非情にリアリティがあって男に都合良く重宝されてしまうキャラのこういう作品だからこそ絶妙にマッチングしている。
ついでだが先日コロナのせいでガラガラの劇場で長澤まさみの「マザー」を観た。彼女が女優魂かけて勝負に出てきたのをモロ感じた。こんな役をやる女優とは思ってなかったので見方を改めた。現時点で今年の女優賞レースの私の中では最有力である。
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