

ブラック・クランズマン
「ブラック・クランズマン」 の解説・あらすじ・ストーリー
『マルコムX』のスパイク・リー監督、『ゲット・アウト』のジョーダン・ピール製作で驚きの実話を元に描く痛快クライムエンタテインメント。黒人刑事・ロンと白人刑事・フリップが、過激な白人至上主義団体・KKKに大胆不敵な潜入捜査を開始する。
「ブラック・クランズマン」 の作品情報
製作年: | 2018年 |
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製作国: | アメリカ |
原題: | BLACKKKLANSMAN |
「ブラック・クランズマン」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
監督: | スパイク・リー |
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製作: | ジョーダン・ピール |
出演: | ジョン・デヴィッド・ワシントン 、 アダム・ドライヴァー 、 ローラ・ハリアー 、 トファー・グレイス 、 コーリー・ホーキンズ 、 ライアン・エッゴールド 、 ポール・ウォルター・ハウザー 、 ロバート・ジョン・バーク 、 ジョン・デヴィッド・ワシントン 、 アダム・ドライバー 、 コーリー・ホーキンズ |
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ユーザーレビュー:11件
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痛快な黒人によるの・・《KKK(白人至上主義)潜入捜査》
何より娯楽作で面白く見れるのが、最高だと思う。
カンヌ国際映画祭審査員特別賞を受賞。
アカデミー賞でも脚色賞を受賞。監督はスパイク・リー。
これは実話です。
1970年代、コロラドスプリングスの警察署で初の黒人刑事に採用された
ロン(ジョン・デヴィッド・ワシントン・・・な、なんとデンゼル・ワシントンの息子)
そのロンが電話で白人至上主義団体KKKに応募して採用されてしまう。
面接に向かったのはロンの同僚刑事ジマーマン(アダム・ドライバー)だった。
人種差別がテーマなのに重くない、暗くない、で、ユーモアたっぷり。
黒人セレブの息子(ジョン・デヴィッド・ワシントン)が演じることで、
白人映画を完璧に話す黒人・・と言う設定も生きてくる。
KKKに潜入して信用を得るジマーマンは実はユダヤ人。
ユダヤ人もKKKの立派な標的なのも笑える。
いつ潜入捜査がバレるかとハラハラドキドキ。
この捻りの効いた映画は黒人と白人警官のバディモノとしても、絶妙で楽しいのだ。
派手なアクションシーンも用意されているし、ラストにはスパイク・リーの主張(黒人差別反対)がたっぷりと再現映像で挿入されているが、
またか?!ではなく、そうなんだよね!と好意的に気持ちよ良く見られると言う満足作でした。
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ブラック・クランズマン
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白人至上主義団体へ潜入捜査しようと黒人コップと白人コップがタッグを組む話。
差別が今よりもまだまだ根強い時代にKKKに潜入捜査しようとする。という設定自体が面白くて、その設定の勝利だと思いました。黒人の刑事も警察内で差別を受けていて、それがカセとなっているのも面白かったです。
単純に白人警官がKKKの中に入っていてバレるのかバレないのかというハラハラドキドキのサスペンスがしっかりとあって、それだけでも楽しいエンタメ映画で130分退屈することはなかったです。エンタメとして楽しめて、アメリカ近代史の勉強にもなって、わずか数十年前でもこれだけ差別があるんだというわかる勉強映画としても堅苦しくなく学べる作品にもなっているのがよかったです。KKKの白人のリーダーや差別主義者の警官に最後、反撃をくらわすところとかは問答無用のカタルシスでした。そしてラストに現実に起こっていることを挿入して終わるのもエンタメ映画として描いていたところに強烈なメッセージが賛否は分かれるでしょうが、伝わってはくるのでよかったと思います。
ただ潜入捜査ものとしては描かれる白人があまりにもバカにされた描かれ方をするのとか仕方ないですが、安易に思えたり。主人公たちのピンチが昔刑務所に入れられたので顔を覚えているという人物が現れてピンチになるのかと思いきや、そこまででもなかったりと、そこまでのピンチがないのが潜入捜査ものとしては面白みに欠けました。爆弾テロを阻止するというのもあまりハラハラドキドキがせずにおばちゃんが仕掛けるだけなので、個人的にはあまり盛り上がらないクライマックスでした。
黒人警官が好きになる女性が活動家として動いているのも面白くて、彼女にも警官としての立場がバレるのはよろしくない障害の設定も活きていたと思いました。
とはいえ、登場してきた悪人たちが映画の中では成敗されるエンタメ映画で面白かったです。
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差別意識を刺激する快作
(2018年製作・アメリカ)監督スパイク・リー
冒頭の南北戦争の場面と、ラストの2017年ヴァージニアで起こった反対デモ集団に
車が突っ込む場面が一番衝撃を受けた・・・!
なんて言ってしまえば、映画は事実のニュース映像より負けるんかい?などと思われそうだが、このブラッククランズマンも実は実話なんである。
1978年、米コロラド州の警察署で初の黒人刑事となったロン・ストールワース。
KKKという白人史上主義団体に潜入して、過激な爆破事件等を未然に防いだ。だが、警察上部は、すべてなかった事にし、資料も消滅させた。
ロンは2014年に本を出版して、KKKへの潜入時に、(囚人や軍の内部や極秘施設で働く人間にまで会員がいるという実態を暴いた)事を明らかにする。
この本の映画化権を持つジョーダン・ピール(「ゲットアウト」の脚本)が、スパイク・リーに監督を依頼、リーは初めはコメディかと思ったそうである。
前置きが長くなったが、作品は、デンゼル・ワシントンの息子であるジョン・デヴィット・ワシントンのユーモラスな演技、「私は声、君は顔」という二人羽織みたいなアダム・ドライヴァーとの二人一役の奇妙さ。ユダヤ系であるフリップがいつ発覚するのかというハラハラ感もあり深刻でないノリがあり見やすい仕上がりになっている。
だが、どうにも人種を超えて「仲良くしよう」などという思惑は、これっぽっちもない感じがビンビンするのだ。ひねってある分、根深さを感じる。
後半で、黒人の大会で弁舌を振るう人、別の会場では白人の集会で盛り上がる人、交互にシーンを映し、見ている者は、ひとつの同じ場面を見ているのかと錯覚さえする。
(本当は違いはないと言いたいのか?)
我々、日本人からすれば(一部の方を除き)、黒人解放運動の流れなどすぐには理解できない部分もあるだろう。いかにも根深く、困難な問題なのだろうと思うばかりだ・・・。
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今も昔もアメリカは。。。
いろいろアメリカ社会に物議を投げかけるスパイク・リー監督らしい
アメリカの白人至上主義に対するメッセージ性の強い作品。
2時間越えの長丁場となるも、全く飽きさせず、面白かったです。
嘘のような実話。
タイトル通り、黒人が白人至上主義団体クー・クラックス・クラン(KKK)の一員になる話です。
時は1972年。
黒人が警察官になるのはまだ珍しい時代だったようです。
黒人英語も白人英語(そんなに違うのか!)のどちらも話すことが出来るロン・ストールワース刑事は
KKKにレイシストの振りをして電話をすると
団体の一員として迎えられてしまう。
そこで、白人刑事のフィリップにロン役を託し、団体に潜入させる。
ロンは電話担当、フィリップは現場でロンを演じるという、二人で一役をして
KKKの実情を探るべく、潜入捜査していく。
団体幹部のデービッド・アーネスト・デューク(後に下院議員)までもをまんまと欺く二人です。
ほんとに、ハラハラしました。
いつ、本当のことがバレるのではないかと。
ネットも携帯電話も無い時代だからこそ、こんな潜入捜査が出来たのでしょう。
その実フィリップはユダヤ人で、KKKはユダヤ人をも差別の対象にしていたのですね。
御年92歳のハリー・べラフォンテが昔起こった酷い黒人差別の語りべとして出演しています。
彼が語る出来事は、正常な人なら心が痛む酷い話でした。
今も昔もアメリカファースト。(アメリカ=白人)
アメリカファースト(その実情は差別主義)を強く主張する大統領に対する
強い批判のこもった作品であると思いました。
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テンポ悪すぎ、プロパガンダ多すぎ
KKKの潜入捜査だけど
黒人刑事は電話応対だけで
実際に潜入するのはユダヤ人捜査官。
とはいえ、この部分はそこそこ面白い。
だが
黒人側も白人至上主義者側も
とにかく演説がダラダラ長い。
だからテンポが激悪。
さらに
黒人側はカッコ良くて賢そうな人ばかりなのに対し
白人側はアホ面でいかにもIQ低そうなしゃべり方の奴ばっか
だから事件も信じられない程アホな結末・・
これ、逆に白人蔑視だと訴えられるんじゃないの?て感じ
で、最後は反トランプの映像で締めくくる
いかにも民主党よりのプロパガンダ映画だった。
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ブラック・クランズマン