３年Ａ組　−今から皆さんは、人質です−

卒業式まであと10日、
教師柊いぶき（菅田将暉）は、校舎各所に爆弾を仕掛け3年A組の教室を孤立状態にした。
生徒29人に問いかける。クラスメートの景山澪奈（上白石萌歌）が自殺した原因は何か、
正解が出せなければ生徒一人ずつ死んでもらう・・
反発しながらもひとつずつ景山に対する自分たちの行動を思い起こしてゆく生徒たち。
澪奈は高校競泳の全国的なスターだった。
しかし、誰かかネットに「ドーピング疑惑映像」を流し、一転クラスから無視される存在になった。
ネットに書き込んだのは誰なのか、動画を撮ったのは誰なのか、
関与したともしないとも言える29人だが、柊は不正解のペナルティとして一人を選んで殺した。
翌日、また問題を出し、不正解として今度は5人が柊の手によって殺害された。

なかなかセンセーショナルな構図で惹きつけられました。
菅田将暉の、別人かと思うほどの顔面全開の演技、迫力でした。
各回に実は、教師愛あふれたメッセージが込められています。
「どうにもならない事は山ほどある。その中でもチャンスはあった。今さらどうにもならないと、あきらめるな、戦え！」
「負の感情を明日の活力に変えるんだ！」
生徒を人質にする、という状態はどうかと思うが、そうまでして訴えるべきこと、
膵臓がん末期の柊が「教師を名乗りながら何も教えていない」「生徒を救えなかった」との忸怩たる思い、
確かに「無責任な言葉に振り回され、安易に判断を変える事」の壁は大きいと思った。
匿名だからと、人を傷つけていいものではない。見ても何も残らないドラマもあるが、
本作はきっちり受け止めてほしい作品のひとつ。

毎回、一人ずつ自分の罪を告白していくような作りで、見ててツライのですが、先生が生徒を人質にとるまでの理由を知りたくて全部見ました。
現役学生が見ると盛り上がる話だと思います。
永野芽郁をはじめとした演技派の生徒役たちとアカデミー賞俳優菅田将暉の演技合戦が見ものです。
生徒役の中から将来有名になる俳優も出てきそう。
オチはそんなに強くないですが、意外と教育的な内容です。
ネットのリテラシー教育というとこかな。

このドラマはネット（ＳＮＳ）の使い方を提示している。
クラスの一人の生徒の死の真相を暴くために教師が生徒を人質に教室に立て籠る。
そこで、『俺の授業』と称し『景山なぜ死ななければならなかったのか』を問う。
生徒達はその問いに対して話し合い必死に考える。

柊一颯（菅田将暉）の演技とセリフが心がに響いた。
特に最終回のセリフに泣けました。
『自分の言動に責任をもつ』ことや『他人の気持ちを考える』ことを強く説いている。

ネット（ＳＮＳ）の怖さがかいま見れた。
いい作品です。

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　温厚な教師が学校に爆弾を仕掛け、生徒を人質にとった。

　そのクラスでは死者が出ていた。
　その真相を暴くためではあるがすごい内容だ。

　事件に関して質問し、答えられないと生徒を殺していく。
　ショッキングでコンプライアンスはとなってしまう。

　しかし、実際は殺していないし、生徒たちにとてもいい教育をしている。
　彼が教える内容はかなり大切。
　それをまさに刻み付けている。

　ネット――ＳＮＳなどの暴力。その威力を知らしめる内容になっていてとても怖い。
　今こうして利用しているシステムは、誰かを狙い、壊し、死に至らしめることもできる凶器。

　この命を懸けた授業。
　最高の先生じゃないか。

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