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グリーンブック

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グリーンブック / ヴィゴ・モーテンセン
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「グリーンブック」 の解説・あらすじ・ストーリー

ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ共演によるドラマ。ある日、N.Y.で用心棒を務めていたトニー・リップは、黒人天才ピアニストのドクター・シャーリーの運転手としてスカウトされる。彼はなぜか差別の色濃い南部でのツアーを目論んでいて…。

「グリーンブック」 の作品情報

製作年: 2018年
製作国: アメリカ
原題: GREEN BOOK

「グリーンブック」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

グリーンブックの詳細

  • 準新作
収録時間: 字幕: 音声:
130分 1.日本語字幕2.日本語字幕(デカ字幕)3.吹替用字幕 1.英語(ドルビーデジタル5.1chサラウンド)
2.日本語吹替(ドルビーデジタル5.1chサラウンド)
レイティング: 記番: レンタル開始日:
CPDP13970 2019年10月02日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
1,482枚 50人 47人

【Blu-ray】グリーンブック(ブルーレイ)の詳細

  • 準新作
収録時間: 字幕: 音声:
130分 1.日本語字幕2.日本語字幕(デカ字幕)3.日本語字幕(手書き風フォント)4.吹替用字幕 1.英語(dts-HD Master Audio5.1ch)
2.日本語吹替(dts-HD Master Audio5.1ch)
レイティング: 記番: レンタル開始日:
CPBP13971 2019年10月02日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
634枚 16人 15人

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ユーザーレビュー:71件

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1〜 5件 / 全71件

ラストには温かい優しい気持ちが満ちてきて、自然と涙がこぼれ落ちた

投稿日:2019/08/15 レビュアー:飛べない魔女

2019年アカデミー賞最優秀作品賞受賞作品です。
作品賞のほか、最優秀助演男優賞をマハーシャラ・アリが受賞し
脚本賞も受賞しました。
体重を15KGも増やしてトニー・“リップ”・バレロンガ役に挑んだヴィゴ・モーテンセンも
主演男優賞にノミネートされていましたが、こちらは惜しくも受賞にはならずでした。
『ボヘミアンラプソディ』が無ければ、もしかしたら受賞出来ていたかも?と思えるほど
素晴らしい演技でした。
ただ、アメリカではトニー・リップを「黒人を差別から救う救済者」として誇張し過ぎるとして
スパイク・リーやチャドウィック・ボーズマンなどが
本作の受賞に対して不満の意をSNSで上げていたとか。
いろいろ物議はあるようですが、私は素直に感動し、素直に楽しめました。

ドクター・ドナルド・シャーリーを演じたマハーシャラ・アリが本当に素晴らしかった。
気取り屋ではあるが、凛とした美しさの中に秘めた孤独。
演奏に込めた情熱。
黒人差別に対する忍耐力。
抑えた演技の中に、ひしひしと感じさせるものがあり、
どんどん彼の魅力に惹きこまれていきました。

一方、トニー・リップのガサツで荒々しい中にも人間的な優しさに
ヴィゴの演技によってこちらもどんどん惹きこまれていきました。
最初は差別意識丸出しで、黒人を嫌っていたトニーが、ドクターとの旅を続けるうちに
人種のみならず、育ちも生まれも考え方も全く違う
二人の間に絆が生まれ、友情が深まっていく。
ありがちなストーリーかもしれませんが、深く感動しました。
つまり、本当に素晴らしかった!
文句のつけようのない最優秀作品賞だったと私は思いました。

ラストには温かく優しい気持ちが心にいっぱいになって
自然と涙が頬にこぼれ落ちました。

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黒人天才ピアニストと白人の用心棒との友情物語

投稿日:2019/08/10 レビュアー:カマンベール

アカデミー賞作品賞。マハーシャラ・アリが助演男優賞を受賞した。

主役のふたり。
黒人はカーネギーホールのペントハウスに王様のように優雅に暮らす
ハイソでVIPな黒人天才ピアニスト。
かたや白人は、ナイトクラブで用心棒として働く粗野でガサツで無学だが、めっぽう男気のある白人。
時は1962年、ピアニストのドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)は、黒人差別の濃厚な南部への演奏ツアーを決行しようとしていた。
用心棒兼運転手に雇われたのはナイトクラブが改装中のイタリア系白人のトニー・リップ・バラレンガ(ヴィゴ・モーテンセン)

お上品でエリートの黒人と無学でブルーカラーの白人・・・この逆転したストーリーが効果的です。
そのふたりが2やヶ月に及ぶ南部への演奏ツアーを、グリーンブック(黒人用の旅行ガイドブック)片手に旅するロードムービーなのです。

違い過ぎるふたりは、いざこざ続き。衝突を繰り返します。
ケンタッキーフライドチキンも食べたことの無いドクター・シャーリー。
飲み物のポイ捨ても、チキンの骨のポイ捨ても許しません。
車をバックしてスゴスゴ拾いに行くトニー。

宿泊モーテルも良い部屋は白人用で粗末な部屋が黒人用などなど、
差別が色濃い南部です。
馬鹿にしていたトニーですが、シャーリーのピアノ・トリオの演奏を聴くうちに徐々にその素晴らしさに気付き、心打たれて行きます。
(音楽は万国共通語ですから・・・)
教養のある学士様のシャーリにいつしか妻への手紙の代筆を頼む有様です。
そんな上品で気取り屋のシャーリーにも、実は孤高なものに付き物の孤独という辛さを抱えているのです。

ツアーも残り少なくなったクリスマスイブ。
事件は起こります。

果たしてドクター・シャーリーはツアーを無事終えて、トニーは愛する大家族のクリスマス・パーティに間に合うでしょうか?

映画の製作と共同脚本にはトニーの息子のニック・バレロンガが参加しています。
14キロも増量してガサツでお下品な大男を楽しげに熱演するヴィゴ・モーテンセン。
主役なんだから主演男優賞をあげたかったですね。
(心根の美しさが素敵で、映画を支えていましたよ)

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グリーンブックネタバレ

投稿日:2019/08/09 レビュアー:片山刑事

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 天才ピアニストと彼のマネージャーの友情を深める道中記の話。

 黒人と黒人差別の気持ちがあるマネージャーがドライブしていくうちに文化交流して理解を深めてかけがえのないパートナーになっていくというよくあるっちゃよくある話や構成で、富裕層の黒人ピアニストと貧困層のイタリア系アメリカ人のお互いの知らないフィールドを少しずつ知っていって理解していくという。その間にアメリカ南部の文化に2人が打ちのめされて落ち込んだり怒ったり。主演の2人もさすがのカリスマ性で2人の掛け合いをずっと見ていたくなる映画でした。

 ただめちゃくちゃ良い映画で老若男女楽しめて学校とかでも上映してもいい教科書のよな映画だと思いますが、それ以上でも以下でもないというか想像通りに話が運んで想像通りに話が終わっていく映画で、そういった意味で面白みがあまりない映画でした。

 とはいえ、130分の長さ飽きずに見られる映画でした。

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音楽を心の友に、勇気が真の友情を

投稿日:2019/10/17 レビュアー:hinakksk

 黒人には公の場でクラシック演奏など許されなかった時代、旧ソ連のレニングラード音楽院最初の黒人生徒となり、正当なクラシックの教育を受けて、心理学や音楽等の博士号(ドクター)まで取得している教養ある黒人ピアニスト、ドン・シャーリー。ホワイトハウスに呼ばれるほどのピアノの名手なれど、トリオで演奏するのはポピュラー音楽風にアレンジされたクラシックもどきの曲。彼の技巧が際立つすばらしい演奏ではあるが、クラシックでもポップスでもないという中途半端さ。音楽の才能があっても白人社会には受け入れられず、白人のような教育を受けて黒人社会にも溶け込めない、中途半端な彼自身を表象するかのよう。諦観を装って押し殺した彼の苦悩と孤独が心に沁みる。それでも彼は、何かを変えようと、勇気を奮って、どんな黒人にとっても危険なディープサウスへのコンサートツアーをあえて敢行する。

 シャーリーのツアーに同行する運転手兼ボディガードとして雇われたのは、ナイトクラブのガードマンの職を失ったばかりの、イタリア系白人トニー・リップ(バレロンガ)。教養も学識もマナーもシャーリーとは対照的で、粗野で大食漢だが単純で根は善良。妻とふたりの子どもを愛する良き家庭人でもある。イタリア移民らしい賑やかな大家族が温かで楽しげだ。黒人に偏見のあるトニーがドライブ中に聴くのが、ポピュラーな黒人音楽というのも面白い。

 8週間もの長い旅を共にし、様々な理不尽で不当な出来事を通して、ふたりが雇用者と被雇用者という関係から、相手を思いやる友人同士へと変貌していく過程を、湿っぽくなくさらりと描いて清々しい。ツアーの最後、品位を保つのも忍従するのもやめて、はっきり自己主張したシャーリーは、トニーを伴って地元の黒人専用のバーに立ち寄る。スタインウェイとは及びもつかないおんぼろのアップライトピアノで彼が超絶に演奏するショパンのエチュード「木枯らし」が圧巻。凝縮し昇華した深い想いが心を打つ。音楽は平等。皆の拍手喝采の後、黒人バンドとのジャズセッションもとても楽しそう。心が温かになる。

 タイトルの「グリーンブック」というのは、人種差別の激しいアメリカ南部で黒人が利用できる宿やレストランを記載した、当時黒人が南部を旅行する際には必携のガイドブックのこと。映画は人種差別を扱いながらも強く前面には出さず、意見の衝突や対立を繰り返しながら、次第に互いを理解し受け入れて、友情を育んでいくふたりをユーモアを交えて温かく描いている。

 大家族の和やかで華やいだクリスマスディナーの席。シャーリーを秘かにじっと待ち続ける、心ここにあらずといったトニーの表情。妻ドロレスの優しい言葉や分け隔てのない態度。エンディングシーンがとてもいい。

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相互学習の確かな時間

投稿日:2019/10/07 レビュアー:ちゅく

「グリーンブック」(2018年、米国、カラー、130分)。

映画の98分経過ころ、「トニー」(ヴィゴ・モーテンセン)が黒スーツ、黒タイで、高級な料理店にいる。同じテーブルの中年紳士が言う。「あれは6年前、1956年のことだ。ナット・キング・コールがここバーミングハムに招かれ、白人用のステージに初めて立った。彼が初めてだった。……何人かの男が舞台の彼を襲い、袋叩きにした。」と言っている。
その紳士は、この映画の主役のアフリカ系アメリカ人ピアニスト「ドクター」(マハーシャラ・アリ)が南部に来た「信念」について讃える言葉を述べる。とても本心とは思えない。三人の喪服から、「ドクター」は死んだのかと思わせる。しかし、「トニー」が手を挙げると、向こうで「ドクター」が応じる。【1962年】

少しもどって、映画の80分経過のあと、二人は、「トニー」の警官への暴力沙汰の結果、南部ミシシッピ・ジャクソンの保安官事務所に拘留される。「ドクター」が電話をかけると、二人はすぐ釈放された。彼の依頼相手は、RFK司法長官だった。JFKの大統領在職時と重なる期間は【1961年1月〜1964年9月】。

アフリカ系の「ドクター・ドナルド・シャーリー」は、米国北東部の裕福な家庭に生まれ、クラシックのピアニストを目指してソ連のレニングラードへ留学するが、差別の壁を感じて帰国、ジャズに転向する。彼は音楽一筋に生きて来て、生活の苦労も米国の人種差別の実態を知らない純粋な男。

イタリア/ユダヤ系移民の「トニー」は、今はナイト・クラブの用心棒で、無教養だが経験を積んできたタフガイだった。彼は、自分より若く生意気な「ドクター」から、南部への無謀なコンサート・ツアーのための運転手・兼・用心棒として雇われ、「グリーンブック」とともに南部へ出発する。「ブック」には有色人種のドライバーが泊まれるモーテル、ガソリンスタンド、自動車整備工場などが示されている。ここ以外は利用するな、という案内書だった。

キャラクターの全く異なる二人が、青碧の中古キャデラックに乗り、言葉、相手の行動にまず違和感を感じて口論し、行動では相手に助けられる。次第に互いの生きていた異なるカルチャーを理解し、駆け引きをできるようになり、協働して、南部の修羅場を乗り切っていく。「ドクター」のピアノ音楽が、しだいにクラシック調からブルースへ変わっていくのが面白い。音楽映画でもある。「トニー」の言葉は丁寧に正確に優しくなっていく。

「トニー」が目指していたスイート・マイ・ホームのクリスマス・パーティ(南部でも雪が降るのですね!)に「ドクター」が入ってきたときの大家族と近所のひとびとの一瞬の「間(ま)」が妙味。「トニー」の妻「ドロレス」(リンダ・カーデリーニ)の笑顔と「お帰りなさい」の抱擁。

ヴィゴの名演と腹の出た役造りに感心しました。今は「ロード・オブ・ザ・リング」の「アラゴルン」のころとは明らかに異なるのですね。
クローネンバーグの「ヒストリー・オブ・バイオレンス」(2005)、「イースタン・プロミス」(2007)、「危険なメソッド」(2011)の三部作で、彼は変容したのでしょうか。

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