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ナチス第三の男 / ジェイソン・クラーク
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「ナチス第三の男」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

ナチス幹部ラインハルト・ハイドリヒの暗殺計画“エンスラポイド作戦”を描いたローラン・ビネのベストセラー『HHhH プラハ、1942年』を映画化した戦争サスペンス。ヒトラー、ヒムラーに次ぐ実力者としてナチス党内からも恐れられた男ハイドリヒ台頭の道のりと、英国政府とチェコスロバキア亡命政府によって立案・実行された暗殺計画の行方をスリリングに描き出す。出演はジェイソン・クラーク、ロザムンド・パイク、ジャック・オコンネル、ジャック・レイナー、ミア・ワシコウスカ。監督は「マルセイユ・コネクション」のセドリック・ヒメネス。 JAN:9999206410259

「ナチス第三の男」 の作品情報

作品情報

製作年:

2017年

製作国:

フランス/イギリス/ベルギー

原題:

HHhH

「ナチス第三の男」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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1〜 5件 / 全7件

なぜ、ヒトラーでもヒムラーでもなく、ハイドリヒだったのか?

投稿日:2019/08/14 レビュアー:カマンベール

2017年(フランス/イギリス/ベルギー)
ハイドリヒ暗殺計画の《計画と実行》を描いた映画です。
同じく『ハイドリヒを撃て/野獣暗殺計画』
1943年フランツ・ラング監督の作品の『死刑執行人もまた死す』
の2作を観れば十分だと思いますが、この作品はより史実に忠実にかつドキュメンタリータッチの硬派な作品で、スケール感があります。

前半はラインハルト・ハイドリヒがナチス党員となり、その冷酷さでのし上がり、ヒトラー、ヒムラーに続くNo.3になるさまを描いています。
(後に妻になるリナ・・彼女からヒトラーの『我が闘争』を紹介される。
リナを演じるロザムンド・パイク・・・『ゴーンガール』以来、影の薄い彼女ですが、この映画では兎にも角にも美しい。
気品と冷徹なる上昇志向の女をケレン味たっぷり演じて印象的です。)

なぜハイドリヒだったか?
(ヒトラーの暗殺は幾度となく計画されるものの、たった15分間の手違いで不発に終わった事件も映画になっていますね)
ハイドリヒのチェコでの蛮行が目に余ったのと、イギリスとチェコのレジスタンス部隊が本気だったから・・・ではないでしょうか?

後半は一転して暗殺の計画と実行に費やされます。
パラシュートでチェコに降下するヤンとヨゼフに焦点を置き、
計画に協力した多くのチェコ人市民とチェコレジスタンス部隊の人々を細やかに描いて行きます。

一番印象的なのは、暗殺成功後のナチスの報復ですね。
それが一番にこの映画で描きたかった事なのですが、
噂一つで、チェコの複数の村が地図から消された・・のです。
男たちは虐殺され、女と子供は収容所送りになった。
実行犯7名も最期の一人まで徹底的に殺されます。

ハリウッド大作並みの2780万ドルの製作費・・・合作映画としても破格ですが、それほどの大ヒットとはいかなかった。
もっとシンプルに感情に訴えたほうが、映画としては面白かったと思います。
しかし、ナチスの蛮行を繰り返し訴えて、決して歴史に埋もれさせない意欲は意義ある事です。

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ナチス第三の男 ネタバレ

投稿日:2019/06/26 レビュアー:片山刑事

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 ラインハルト・ハイドリヒ暗殺をハイドリヒ側と暗殺者側の両サイドで描いた話。


 ナチス高官のハイドリヒがヒムラーと出会って民族浄化の虐殺をしていくまでと彼を暗殺しようと英国に亡命していたチェコの軍人がハイドリヒ暗殺作戦をしてからその後の報復までを歴史の勉強として見られる映画でした。


 ただ120分のちょうど半分でハイドリヒ側と暗殺者側を描くため、両方が中途半端な描かれ方になってしまっていると思いました。


 ハイドリヒは奥さんと出会って彼女がナチ党だったことにより入党してヒムラーと面接して成り上がっていきますが、いかにして彼が差別主義者になったのかがわからなかったです。ただ表面的な出来事が描かれているだけでした。


 暗殺者側もメインの2人以外のチームのメンバーの描きわけが不足していて、暗殺に至るまでの動機や戦略的なものとかも描かれず、暗殺したあと皆殺しにされるかもとか考えずに行動していて、案の定簡単に追い詰められていくだけなので、これも歴史の勉強的な面白さしかないのが残念でした。


 そしてハリウッド俳優だから仕方ないですが、全員が英語を話すのも映画の世界に入り込めない要素の1つでした。

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544,916 ネタバレ

投稿日:2019/10/28 レビュアー:趣味は洋画

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ナチス第三の男(2017年、フランス・イギリス・ベルギー、カラー、120分)

ラインハルト・ハイドリヒ(1904.03.07 〜 1942.06.04)。
彼が存命であったら、第二のヒトラーになっていたのではないか。
そう思わせるに十分な「冷酷無比」で、「大胆」で、「小心者」で、且つ「頭脳明晰」な人物を知ることが出来た映画だった。

1929年、ドイツ北部の都市キール。ラインハルト・ハイドリヒ(ジェイソン・クラーク)は海軍基地で通信将校として勤務していたが、貴族階級の娘リナ(ロザムンド・パイク)と知り合い、婚約する。だが、過去に付き合いのあった軍属の娘との関係が持ち上がり、軍法会議にかけられ不名誉除隊となる。やがてリナと結婚したハイドリヒは、ナチ党親衛隊の指導者ヒムラー(スティーブン・グレアム)の信頼を得、徐々に頭角を現しながら親衛隊内部の諜報部門を任せられる。政敵である共産主義者の抹殺、さらに保護領チェコの副総督となったハイドリヒは、ユダヤ人を標的に硬軟織り交ぜた手法で権力を奮った。そしてロンドンでは、遂にハイドリヒ暗殺計画が決定された...。

幼い頃から音楽をたしなみ、ヴァイオリンの名手でもあった(本編でもそのシーンがある)ハイドリヒは、青年の頃には民族主義的な思想を持っていたという。それは反ユダヤ主義的思想となり、人種差別主義者となっていく。具体的に何が起因し、どのような環境がハイドリヒの人間性を形成していったのか。
そういった部分にもっと焦点が当てられていたら、さらに興味深い作品になっていたであろう。

ハイドリヒは22歳で海軍少尉に、24歳で海軍中尉に任官されている。
若くして将来を嘱望されていた彼は、26歳でナチ党員となっている。(Wikipedia調べ)
ナチ党親衛隊の幹部となってからは、自国内の各敵対勢力の摘発に執念を燃やし、ヒトラーからは「鉄の心臓を持つ男」と称されている。
これにはヒムラーはもとより、軍上層部も相当な脅威を感じていたであろうことは想像がつく。

一方で、ハイドリヒの行動を綿密に調査し、暗殺計画を着々と進めている小部隊があった。英軍特殊作戦実行部の訓練を受けたヨゼフ曹長(ジャック・レイナー)、ヤン軍曹(ジャック・オコンネル)ら10名の選抜メンバーである。ハイドリヒ暗殺は結果的に成功するのだが、その実行シーンはかなり事実に即していることが理解できた。映画鑑賞後に参考文献に目を通すと、まさにありのままではないか。

ハイドリヒ亡き後の、ナチ党による報復は鮮烈を極めるが、その銃撃シーンの凄まじさ、ヨゼフとヤンのラストのシーンも表現に容赦はなかった。‘あの世’を想起したシーンが微かな救いだったかもしれない。

往年の名画で、ドイツ軍幹部将校を演じた名優たちの勇姿が目に浮かぶ。
その最たる俳優はハーディ・クリューガー。そしてマクシミリアン・シェル、ハンス・クリスチャン・ブレヒと続く。クルト・ユルゲンスも演じているが、‘らしさ’ の点においては、上述の3名が突出している。ドイツの匂いがする将校役にピッタリなのが、その3名なのだ。
その点においては、ジェイソン・クラーク(オーストラリア人俳優ということもあるが)はやや違和感が残る。迫力と重量感もそうである。

ふりかえればこの映画、ロザムンド・パイク狙いで観たのだった。
彼女の美しさは予想どおりで、いつも思うのは‘往年のキャンディス・バーゲン’を彷彿させること。

「544、916」は、ラインハルト・ハイドリヒのナチ党の党員番号である。

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視点が定まらないのが惜しい作品

投稿日:2019/08/13 レビュアー:飛べない魔女

ユダヤ人大量虐殺の事実上の実権を握っていたナチス親衛隊の大物幹部
ラインハルト・ハイドリヒ。
その冷酷な残虐性から、「金髪の野獣」「プラハの屠殺者」と呼ばれていた。
そのラインハルト・ハイドリヒを暗殺した題材であると、
「ハイドリッヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦」が記憶に新しい。
あのハイドリッヒが「ナチス第三の男」の主役なのか!
と思いきや、後半はハイドリッヒを暗殺した二人、ヨゼフとヤンを中心に描かれていく。

なので、ハイドリヒの人となりや生い立ちも中途半端。
残虐で冷血漢であることはそれなりに理解出来るがまだ足りない。
後半の暗殺者の描き方も唐突で、彼らがいかにしてこの作戦に向かっていったのかは
あっさりと表向きだけ描かれているので
ドラマチックな音楽で盛り上げてはいても
感情移入はしずらかった。
やたらと女優を脱がせたがっていたのも気になる(笑)

どちらか一方の視点から集中して描くべきだったのでは?
という気がしてならない。
音楽の使い方とか凄くいいのに
非常にもったいない作品となっていると思う。

このレビューは気に入りましたか? 3人の会員が気に入ったと投稿しています

観たかった話とは違いましたな・・・

投稿日:2019/10/08 レビュアー:Yohey

邦題から興味をもち、ラインハルト・ハイドリヒという人物がどんな人だったのだろうか、と少し勉強できるんじゃないかと思って観てみました。始めは、まぁ、なんじゃこりゃ、という性の部分を描いたりしていたりしているのですが、ハイドリヒという人がどんなだったのかが描かれていきます。そして、ナチスが大きくなって・・・って、あれ??いきなり大物になってしまう。なんじゃこりゃ・・・

2時間の映画ですが、1時間はハイドリヒが偉くなるまでを駆け足で描き、あとの1時間は彼が暗殺され、その後どうなるかという部分の話でして、全く前半と後半のテイストが違う。特に暗殺事件の話は、なんじゃこりゃ?チェコのレジスタンスたちってすげぇ!!っていう話??と思ってしまうくらい、まぁ、特に面白くもない話。

ラインハルト・ハイドリヒをがっつり描いた方が興味もてたし、これでもか、っていうくらいナチスの悪逆非道ぶりを描いていて、おそらく、それを強く描きたかったんだろうけど、別にハイドリヒだけ描いてもこういった描写も出来たんじゃないかと思うんだけどなぁ。なんか中途半端です。特に暗殺事件そのものがあまり練られた作戦でもなく、その後の展開も「成功した後のことをなんも考えてなかったんか??」と思ってしまうくらい杜撰。

もったいない題材でしたね、映画的な演出をいっぱいかませば、もっと面白くなっただろうに・・・

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ナチス第三の男

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なぜ、ヒトラーでもヒムラーでもなく、ハイドリヒだったのか?

投稿日

2019/08/14

レビュアー

カマンベール

2017年(フランス/イギリス/ベルギー)
ハイドリヒ暗殺計画の《計画と実行》を描いた映画です。
同じく『ハイドリヒを撃て/野獣暗殺計画』
1943年フランツ・ラング監督の作品の『死刑執行人もまた死す』
の2作を観れば十分だと思いますが、この作品はより史実に忠実にかつドキュメンタリータッチの硬派な作品で、スケール感があります。

前半はラインハルト・ハイドリヒがナチス党員となり、その冷酷さでのし上がり、ヒトラー、ヒムラーに続くNo.3になるさまを描いています。
(後に妻になるリナ・・彼女からヒトラーの『我が闘争』を紹介される。
リナを演じるロザムンド・パイク・・・『ゴーンガール』以来、影の薄い彼女ですが、この映画では兎にも角にも美しい。
気品と冷徹なる上昇志向の女をケレン味たっぷり演じて印象的です。)

なぜハイドリヒだったか?
(ヒトラーの暗殺は幾度となく計画されるものの、たった15分間の手違いで不発に終わった事件も映画になっていますね)
ハイドリヒのチェコでの蛮行が目に余ったのと、イギリスとチェコのレジスタンス部隊が本気だったから・・・ではないでしょうか?

後半は一転して暗殺の計画と実行に費やされます。
パラシュートでチェコに降下するヤンとヨゼフに焦点を置き、
計画に協力した多くのチェコ人市民とチェコレジスタンス部隊の人々を細やかに描いて行きます。

一番印象的なのは、暗殺成功後のナチスの報復ですね。
それが一番にこの映画で描きたかった事なのですが、
噂一つで、チェコの複数の村が地図から消された・・のです。
男たちは虐殺され、女と子供は収容所送りになった。
実行犯7名も最期の一人まで徹底的に殺されます。

ハリウッド大作並みの2780万ドルの製作費・・・合作映画としても破格ですが、それほどの大ヒットとはいかなかった。
もっとシンプルに感情に訴えたほうが、映画としては面白かったと思います。
しかし、ナチスの蛮行を繰り返し訴えて、決して歴史に埋もれさせない意欲は意義ある事です。

ナチス第三の男

投稿日

2019/06/26

レビュアー

片山刑事

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 ラインハルト・ハイドリヒ暗殺をハイドリヒ側と暗殺者側の両サイドで描いた話。


 ナチス高官のハイドリヒがヒムラーと出会って民族浄化の虐殺をしていくまでと彼を暗殺しようと英国に亡命していたチェコの軍人がハイドリヒ暗殺作戦をしてからその後の報復までを歴史の勉強として見られる映画でした。


 ただ120分のちょうど半分でハイドリヒ側と暗殺者側を描くため、両方が中途半端な描かれ方になってしまっていると思いました。


 ハイドリヒは奥さんと出会って彼女がナチ党だったことにより入党してヒムラーと面接して成り上がっていきますが、いかにして彼が差別主義者になったのかがわからなかったです。ただ表面的な出来事が描かれているだけでした。


 暗殺者側もメインの2人以外のチームのメンバーの描きわけが不足していて、暗殺に至るまでの動機や戦略的なものとかも描かれず、暗殺したあと皆殺しにされるかもとか考えずに行動していて、案の定簡単に追い詰められていくだけなので、これも歴史の勉強的な面白さしかないのが残念でした。


 そしてハリウッド俳優だから仕方ないですが、全員が英語を話すのも映画の世界に入り込めない要素の1つでした。

544,916

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2019/10/28

レビュアー

趣味は洋画

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ナチス第三の男(2017年、フランス・イギリス・ベルギー、カラー、120分)

ラインハルト・ハイドリヒ(1904.03.07 〜 1942.06.04)。
彼が存命であったら、第二のヒトラーになっていたのではないか。
そう思わせるに十分な「冷酷無比」で、「大胆」で、「小心者」で、且つ「頭脳明晰」な人物を知ることが出来た映画だった。

1929年、ドイツ北部の都市キール。ラインハルト・ハイドリヒ(ジェイソン・クラーク)は海軍基地で通信将校として勤務していたが、貴族階級の娘リナ(ロザムンド・パイク)と知り合い、婚約する。だが、過去に付き合いのあった軍属の娘との関係が持ち上がり、軍法会議にかけられ不名誉除隊となる。やがてリナと結婚したハイドリヒは、ナチ党親衛隊の指導者ヒムラー(スティーブン・グレアム)の信頼を得、徐々に頭角を現しながら親衛隊内部の諜報部門を任せられる。政敵である共産主義者の抹殺、さらに保護領チェコの副総督となったハイドリヒは、ユダヤ人を標的に硬軟織り交ぜた手法で権力を奮った。そしてロンドンでは、遂にハイドリヒ暗殺計画が決定された...。

幼い頃から音楽をたしなみ、ヴァイオリンの名手でもあった(本編でもそのシーンがある)ハイドリヒは、青年の頃には民族主義的な思想を持っていたという。それは反ユダヤ主義的思想となり、人種差別主義者となっていく。具体的に何が起因し、どのような環境がハイドリヒの人間性を形成していったのか。
そういった部分にもっと焦点が当てられていたら、さらに興味深い作品になっていたであろう。

ハイドリヒは22歳で海軍少尉に、24歳で海軍中尉に任官されている。
若くして将来を嘱望されていた彼は、26歳でナチ党員となっている。(Wikipedia調べ)
ナチ党親衛隊の幹部となってからは、自国内の各敵対勢力の摘発に執念を燃やし、ヒトラーからは「鉄の心臓を持つ男」と称されている。
これにはヒムラーはもとより、軍上層部も相当な脅威を感じていたであろうことは想像がつく。

一方で、ハイドリヒの行動を綿密に調査し、暗殺計画を着々と進めている小部隊があった。英軍特殊作戦実行部の訓練を受けたヨゼフ曹長(ジャック・レイナー)、ヤン軍曹(ジャック・オコンネル)ら10名の選抜メンバーである。ハイドリヒ暗殺は結果的に成功するのだが、その実行シーンはかなり事実に即していることが理解できた。映画鑑賞後に参考文献に目を通すと、まさにありのままではないか。

ハイドリヒ亡き後の、ナチ党による報復は鮮烈を極めるが、その銃撃シーンの凄まじさ、ヨゼフとヤンのラストのシーンも表現に容赦はなかった。‘あの世’を想起したシーンが微かな救いだったかもしれない。

往年の名画で、ドイツ軍幹部将校を演じた名優たちの勇姿が目に浮かぶ。
その最たる俳優はハーディ・クリューガー。そしてマクシミリアン・シェル、ハンス・クリスチャン・ブレヒと続く。クルト・ユルゲンスも演じているが、‘らしさ’ の点においては、上述の3名が突出している。ドイツの匂いがする将校役にピッタリなのが、その3名なのだ。
その点においては、ジェイソン・クラーク(オーストラリア人俳優ということもあるが)はやや違和感が残る。迫力と重量感もそうである。

ふりかえればこの映画、ロザムンド・パイク狙いで観たのだった。
彼女の美しさは予想どおりで、いつも思うのは‘往年のキャンディス・バーゲン’を彷彿させること。

「544、916」は、ラインハルト・ハイドリヒのナチ党の党員番号である。

視点が定まらないのが惜しい作品

投稿日

2019/08/13

レビュアー

飛べない魔女

ユダヤ人大量虐殺の事実上の実権を握っていたナチス親衛隊の大物幹部
ラインハルト・ハイドリヒ。
その冷酷な残虐性から、「金髪の野獣」「プラハの屠殺者」と呼ばれていた。
そのラインハルト・ハイドリヒを暗殺した題材であると、
「ハイドリッヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦」が記憶に新しい。
あのハイドリッヒが「ナチス第三の男」の主役なのか!
と思いきや、後半はハイドリッヒを暗殺した二人、ヨゼフとヤンを中心に描かれていく。

なので、ハイドリヒの人となりや生い立ちも中途半端。
残虐で冷血漢であることはそれなりに理解出来るがまだ足りない。
後半の暗殺者の描き方も唐突で、彼らがいかにしてこの作戦に向かっていったのかは
あっさりと表向きだけ描かれているので
ドラマチックな音楽で盛り上げてはいても
感情移入はしずらかった。
やたらと女優を脱がせたがっていたのも気になる(笑)

どちらか一方の視点から集中して描くべきだったのでは?
という気がしてならない。
音楽の使い方とか凄くいいのに
非常にもったいない作品となっていると思う。

観たかった話とは違いましたな・・・

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2019/10/08

レビュアー

Yohey

邦題から興味をもち、ラインハルト・ハイドリヒという人物がどんな人だったのだろうか、と少し勉強できるんじゃないかと思って観てみました。始めは、まぁ、なんじゃこりゃ、という性の部分を描いたりしていたりしているのですが、ハイドリヒという人がどんなだったのかが描かれていきます。そして、ナチスが大きくなって・・・って、あれ??いきなり大物になってしまう。なんじゃこりゃ・・・

2時間の映画ですが、1時間はハイドリヒが偉くなるまでを駆け足で描き、あとの1時間は彼が暗殺され、その後どうなるかという部分の話でして、全く前半と後半のテイストが違う。特に暗殺事件の話は、なんじゃこりゃ?チェコのレジスタンスたちってすげぇ!!っていう話??と思ってしまうくらい、まぁ、特に面白くもない話。

ラインハルト・ハイドリヒをがっつり描いた方が興味もてたし、これでもか、っていうくらいナチスの悪逆非道ぶりを描いていて、おそらく、それを強く描きたかったんだろうけど、別にハイドリヒだけ描いてもこういった描写も出来たんじゃないかと思うんだけどなぁ。なんか中途半端です。特に暗殺事件そのものがあまり練られた作戦でもなく、その後の展開も「成功した後のことをなんも考えてなかったんか??」と思ってしまうくらい杜撰。

もったいない題材でしたね、映画的な演出をいっぱいかませば、もっと面白くなっただろうに・・・

1〜 5件 / 全7件