コントロール　洗脳殺人

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

（2018年製作・カナダ）
ジョン・キューザック、その名を見ただけで反射的にリストインしましたが
今はその軽薄な右手が腹立たしいです！
（最初に殺すのはジョン・キューザックにしよう・・・）
ローレン（クリスティーナ・リッチ）は、ある出来事以来メンタルがやられて、誰かが襲ってくる妄想を見たり常にビクビクしている。パーティも苦手だ。
夫婦はモダンなマンションに引っ越すことにしたが、実はそこが国の洗脳実験のために使われていた施設だった！
ローレンは前にもましてヘンな映像を見て動揺したり錯乱する。
この映像というやつが、本当にグロくて気持ち悪いんですよ。
（説明しますか？──アナタも好きねぇ。）解体されてゆく小動物、血だらけの赤ちゃん、
腐敗してゆく生物、叫ぶ女性、などなどが1秒間に何枚も反復されます。音もサブリミナルになっていてトランス状態から神経がハイに・・やっべぇ、麻薬かい？
（すみません、誰か筆者を連れ戻してください！）
はぁはぁ・・・。
初めに言うべきでしたが映画は、クリスティーナのやたら大きな瞳孔が、不穏な気配をかもし出しますが、展開に面白みがなく（きっぱり！）、中途半端な残念感しかありませんでした。ただ、モダンなマンションや緑豊かな山、入江なのかな？海もあり、なが〜い吊橋の景色なんかちょっとゾゾゾッとしてロケーションはステキでした。
サイコテクノロジーって、誰かを犠牲にするならそんなの研究してもらいたくないねー。

侵入者の幻影に怯える妻・ローレン（クリスティーナ・リッチ）のために、
夫・ラッセルは引っ越しを提案する。
そして、彼らはセキュリティの高いマンション「ザ・ピナクル」に移り住む。
しかし、ローレンは、TV画面の中に、文字や不穏な映像が見えたと訴え始める。
ラッセルに「心の病気」を疑われたローレンは、洗脳サイト管理人のバーノン
（ジョン・キューザック）に助言を求めるのだった…

「ザ・ピナクル」…頂上、尖峰という意味を持つ素敵マンションに潜む謎！
なぜ、ローレンにサブリミナル攻撃を仕掛けるのか。
首謀者の目的、バーノンの主張、どちらも壮大な陰謀論という趣で、ついていけない。
CG丸出しのマンション外観も安っぽくて哀愁が漂う。
墜落遺体と車の距離感には、嘘があり過ぎて切なくなった。

サブリミナル映像は、変な怖さがあって良い。
目の部分が黒くぼやけた白い服の少女、目から出血している女性、
餌を求める幼鳥、皮を剥がされた動物の頭部、手術中の臓器など不気味だった。
だが、そんなグロ画像の数々も、コマ送りにしないと今ひとつ伝わらんという悲劇ｗ

首謀者はローレンを洗脳し、ある行動を取らせようと謀る。
痛ましい過去を持つローレンに、あんなことをやらせようとする心根が卑しく、不快。
室内のシーンが多いせいか、後半に登場する無人のレストランや吊り橋のシーンには
爽快感があった。

気になったのは、廊下、エレベーター、駐車場などに設置された監視カメラ。
居住者なら誰でも見ることができるそうだ。まさに監視カメラｗ
プライバシーがゼロである！

侵入者にいつも怯える妻ローレンの為にセキュリティの高いマンション「ザ・ピナクル」に引っ越しする。
これで安心のはずが...サブリミナル?恐怖に怯える妻。
サブリミナル映像は気持ち悪いです。

真実を探る男（ジョン・キューザック）とローレンは組織を戦いながら真実を探る。
監視社会が進む中で少し怖さも感じました。

半分くらいまでは退屈ですが、そこから少し面白くなりました。