Ｍｒ．＆Ｍｒｓ．フォックス

出演者は豪華でございます。
ゴージャスなユマ・サーマンと曲者のティム・ロスが、
詐欺師のフォックス夫妻。

この夫婦、本気度ゼロです。
ボトルのワインやウォッカをラッパ飲みしてるシーンがほとんどの
ティム・ロス。
ティム・ロスより頭ひとつ大きいユマ・サーマン。
ドレス映えだけは流石です。

借金を返済するために、元妻の500万ドルの指輪を奪おうとします。
その手口のお粗末なこと。
（開いた口がふさがりませんよ！！)
偏差値ゼロの頭脳のおふたりさん。

借金取りの殺し屋がマギーQ。
殺戮マシーン並みに拳銃をぶっ放すものの、関係ない人間ばかり殺して、どうする！！
ただつったってるばかりで、アクションひとつしない。

高級ホテルや邸宅でロングドレスに身を包んだ美女たちが、
ウロウロ。
男たちも正装してタキシード。
包装紙だけは立派です。
こんな頭の悪い脚本、観たことがない。

ラストまで辿り着いた自分を褒めてやりたい(笑)

女は皆ヴィッチ、男は皆飲んだくれ。
ドラックにお酒にタバコ
詐欺に盗みに殺人にと
禁断とされるアイテム満載。
それでも面白いなら許すけど
全くもっておもろんないときたもんだ。

これでもかこれでもかとお酒を煽るティム・ロス演じるフォックスさん。
シラフなときは皆無。
ヴィッチの奥さんはユマ・サーマン。
これが相当な悪党。
二人は詐欺師。
昔の仕事仲間であるイリーナにマギーQ。
夫妻の命を冷酷無比に狙う。
フォックスさんの元妻にはアリス・イヴ。
元妻の浮気性のしょうもない今夫には『バックトゥザフューチャー』の
お父さん役やってたクリスピン・グローバー 。
とにかもかくにもハチャメチャすぎる話に
どこかで面白くなることを期待して最後まで見たけど
最後まで面白くなかった。
一帯どんな映画を目指していたのだろうか？
トホホ。。

女性たちのスタイルの良さとファッションだけは堪能できた。

　ジャンルとタイトルで選んだ映画は、基本、観るまではレビューを読まないようにしている。けれどこの作品は途中で飽きてきて、中断してレビューをちらり、全員の方の評価が見事に一致。やっぱりなあと思いつつ、一応最後まで見てしまったが、予想通りのしょうもない結末。

　オープニングは、ロンドンだし、音楽やクレジットのデザインがおしゃれで007ぽいと期待したんだけどなあ。登場人物は皆着飾っているけれど、奇矯な言動の人物ばかり。主人公のピーターは飲んだくれているだけで、妻のハリーはポーカー好きのとんでもない悪女。笑いもハラハラドキドキもなし。豪華なホテルや邸宅を舞台にした、詐欺、窃盗、殺し、に終始。パロディにもなっていない、単なるお金持ちの道楽のような映画。

パルプフィクション以来?の主演二人の共演に心躍ったけものの、この手の詐欺師にしてはでかいヤマもなく華麗な騙しあいもなく、上手いのはスリとかホテルにケチつけてタダで宿泊するテクニック程度と非常にせこい。それでも話が面白いのなら良かったんだけど、もしかしてこれって期待して観た人を騙したパターン?
ついでに長身のユマ・サーマンとティム・ロスの激しい身長差も悲しい。でも黒スーツ＆サングラス姿がレザボアドッグスみたいで懐かしかったので星1.5を進呈。

導入の感じや色々な人物が出てきて、なんか意味ありそでなさそなこと言っているから、それらが最後うまいことからんで面白くなるのかな。まぁ、B級だから期待せんと観よ・・・・って思って観てましたが、まさかまさかのひどい映画。演出の仕方がどう、とかそんなレベルの話じゃない。ただただ何もないのだ・・・なんじゃこら。

ティム・ロスはひたすら飲んだくれていて、ふらふらふらふらしているだけ。でも魅力ある男という設定になっていて、んなわけないやん・・・まぁ、ユマ・サーマンさん、お美しいですなぁ、と思えただけマシか、ほんま、それしかなかった・・・