彼が愛したケーキ職人

彼が愛したケーキ職人の画像・ジャケット写真

彼が愛したケーキ職人 / ティム・カルクオフ

全体の平均評価点:(5点満点)

6

全体の平均評価点:

DVD

ジャンル :

「彼が愛したケーキ職人」 の解説・あらすじ・ストーリー

DVD

解説・ストーリー

“同じ男”を愛した男女が紡ぐ繊細な人間ドラマ。ケーキ職人・トーマスは妻子あるオーレンと恋人関係になる。ある日、オーレンが妻子のいるエルサレムで亡くなったことを知ったトーマスは、カフェを営むオーレンの妻の下を訪れる。※販売代理:アルバト

「彼が愛したケーキ職人」 の作品情報

作品情報

製作年: 2017年
製作国: イスラエル/ドイツ
原題: The Cakemaker

「彼が愛したケーキ職人」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

関連作品

関連作品

レバノン

ジェリーフィッシュ

運命は踊る

アワーミュージック

ユーザーレビュー:6件

入力内容に誤りがあります。

内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。

  • 入力内容に誤りがあります。

この作品に関するあなたの感想や意見を書いてみませんか?

1〜 5件 / 全6件

その愛は、言葉にすれば壊れてしまう

投稿日:2019/06/15 レビュアー:なんの因果

(2017年製作・イスラエル/ドイツ)
ベルリンでカフェを営んでいるトーマス、
トーマスの作るケーキやクッキーを食べて満足そうな表情のオーレン。
(オーレンはイスラエルから出張に来ていた,妻子ある男。)月に一度の逢瀬を楽しみにしていた二人だったが・・。
突然、、オーレンの連絡が途絶える。ベルリンから、はるかに遠いイスラエルまでやってきて
トーマスが知ったのは、オーレンが事故で亡くなったという事だった。

オーレンの妻アナトがやっているカフェに顔を出すトーマス。
オーレンの暮らしていた雰囲気を少しでも知りたかったのだろう、
やがて一人で忙しそうなアナトを手伝わずにいられないトーマス。
ケーキ職人としての腕は確かなので、店は次第に繁盛して注文が増えてゆく。
いつしかアナトはトーマスを愛するようになるが、トーマスと夫オーエンの秘密に
気づくのも時間の問題だった。
夫との愛を責めないアナトは、自分のトーマスへの愛も否定しない。、
傷ついていないはずないアナトであるが、セリフは多用せず行動と表情で心情を伝える。

イスラエルという宗教規制の強い国で、ゲイであるオーエンは想像できない苦しみを
抱えていたのかもしれない。愛を知るオーエンは妻アナトにも優しかったのだろう。
そしてトーマスは祖母に育てられた孤独な少年時代だったが、満たされた愛を知る。
誰かが傷ついたと騒げば、崩壊するしかない三者三様の愛だが、それぞれは幸福である。
静かで、優しい作品は再出発の余韻を残して幕を下ろす。

このレビューは気に入りましたか? 13人の会員が気に入ったと投稿しています

愛する人のすべてを知りたい

投稿日:2019/07/24 レビュアー:hinakksk

 ベルリンで小さなカフェを経営しているケーキ職人のトーマスには、相手が出張でドイツに来るときにしか会えない恋人オーレンがいた。彼はイスラエル人で、母国に妻子がいた。ある日、帰国した彼からの音信が途絶え、トーマスは彼が事故で亡くなったことを知る。

 もう二度と会えない愛する人がどんなところに住んでいたのか、彼の家族はどんな暮らしをしていて、どんな人たちなのか。愛する人を少しでも心の近くに感じたくて、彼が住んでいた土地の空気や景色を共有することで、少しでも彼に近づきたくて、トーマスはイスラエルに、彼の住んでいた街に、行く。もはや会うことが叶わないからこそ、愛する人のすべてを知りたい、すべてを感じたい、という彼の切ない思いが、寡黙な彼の行動や表情からひしひし伝わってきて、心が痛い。

 やがて、トーマスは素性を隠して、彼の妻の経営するカフェを手伝うようになる。トーマスのケーキやクッキーが評判になり、店は繁盛し、いつしかふたりは愛しあうようになるが、親密になればなるほど、当然彼が亡き夫の恋人であったという事実が露顕しないわけがない。国の違いや言語の壁や厳しい宗教上の戒律は乗り超えられたとしても、この事実はとうてい許容できない。

 ただし映画は余韻を残す終り方になっている。亡き人を介在して互いの存在を受け入れ愛するという、静かで深い愛の物語が、どのような結末になろうとも、ふたりの未来がそれぞれに幸せなものであってほしいと、願わずにはいられない。

このレビューは気に入りましたか? 6人の会員が気に入ったと投稿しています

愛した人の愛した人たちを愛するということ

投稿日:2019/06/16 レビュアー:飛べない魔女

邦題が素敵だったので借りてみた。
そして、全く前知識なしで見た。
男性同士が怪しい雰囲気になってきたので
あら、そっち系の映画だったのね、と思いきや
本作はそれだけではなく
人間ドラマとして切なくも優しい良い話だった。

愛した人の家族に会うため
ドイツ人でのケーキ職人・トーマスはイスラエルを訪れる。
そこには愛した人の残した妻と子供が懸命に生きていた。
愛した人の家族だから守りたい。
愛した人の大切な人たちだから自分も愛したい。
そこには男であるとか
女であるとか
人種が違うとか
そんなものはすべて消し去り
人間として人を心から愛おしいと思える
そんな優しさがひしひしと溢れるトーマスの眼差しが
とても暖かい。
やがて露見する真実。
弁明する間も与えらずに
絶望の淵に追い込まれるトーマスの悲しみに心が痛んだ。
それでも、少しだけ希望の見えたラストに救われた思いだ。

それにしても、ユダヤ人が作った国家イスラエル。
こんなにも厳しい戒律があるとは知らなかった。
かつて長い間迫害されていた彼らが
今度は自分たちがされたことを仕返しするように
他国の人を差別しているとは驚きだった。

このレビューは気に入りましたか? 5人の会員が気に入ったと投稿しています

国を超えて愛し合うことの難しさを、情感豊かに!!

投稿日:2019/06/14 レビュアー:カマンベール

2017年(イスラエル/ドイツ)
…………監督は37歳の新鋭、オフィル・ラウル・グレイツァ

セリフの少ない静謐な映画です。
ドイツ青年パティシエのトーマスの表情が豊かに感情を物語ります。

ドイツとイスラエル、その隔たりはあまりに大きい。
地理的距離そして宗教の違い、ぬぐいきれない過去。

そんな障害があるからこそ、余りにも切ない。

ケーキ職人のトーマスは、イスラエルから出張でベルリンに訪れる
オーレンと恋に落ちます。
オーレンには妻子がいて、月に一度の逢瀬をトーマスは生き甲斐にしていました。
そして突然に途絶えた連絡。
思い余って訪ねた会社でオーレンの訃報を聞きます。

そして向かったイスラエルのエルサレム。
素性を隠してオーレンの妻アナトのカフェで働き始めるトーマス。

皿洗いから始めて、次第に信頼を得たトーマスはやがてクッキーを焼いて、それが店の名物になります。

トーマスのクッキー。
オーレンがベルリンで食べた「黒い森のケーキ」
そしてアナトが食べる同じ「黒い森のケーキ」
トーマスのお菓子は人の心を溶かして癒すようです。
食べるオーレンとアナトの幸せの表情が物語ります。

でも甘いお話ではなくて、ともかく切ない。

トーマスの中に亡くなった夫オーレンの面影を探すアナト。
アナトの中に愛したオーレンのやり方でアナトを愛そうとするトーマス。

同じ男オーレンを愛したトーマスとアナト。
宗教そして人種そして歴史観の違いそして地理的な距離。
乗り越える障害は余りに大きくて・・・。

エルサレムに毎週告げられる「安息日」を知らせる放送。
独特の食事、頭に乗せるユダヤ人の印の帽子(キッパ)
あまりにも異国です。

ラストシーンも、意味深で、深い余韻を残して終わりました。
心が揺さぶられました。

このレビューは気に入りましたか? 5人の会員が気に入ったと投稿しています

すごい内容でびっくりしました。

投稿日:2020/05/16 レビュアー:スヌーピー

色々なケーキやクッキーが美味しそうで甘いものが見ていて食べたくなりました。ケーキはドイツ行ったときに見たことがあるようなケーキが出てきたのでドイツのケーキが食べたくなりました。

内容は見ていて複雑な気持ちになりました。3人の想いを考えるとせつなかったです。いつか気づかれると思いながらハラハラして見てました。あのまま終わったら切ないと思ったらラストで明るい兆しというか前向きな感じになったので良かったです。

イスラエルの国がユダヤ人の国というのは知っていたけど色々と厳しい規定があることに驚きました。
でも街並みがヨーロッパに似ていてきれいで驚きました。もっと中東のイメージだったので行ってみたいとも思いました。でもアジアの人あまりいないイメージがあるし宗教問題とかありそうだなと思いました。この映画でどんな国なのかもっと知りたいと興味をもちました。

オーレンとアナトのお子さんかわいかったです。

このレビューは気に入りましたか? 0人の会員が気に入ったと投稿しています

1〜 5件 / 全6件

彼が愛したケーキ職人

ユーザーレビュー

入力内容に誤りがあります。

内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。

  • 入力内容に誤りがあります。

ユーザーレビュー:6件

その愛は、言葉にすれば壊れてしまう

投稿日

2019/06/15

レビュアー

なんの因果

(2017年製作・イスラエル/ドイツ)
ベルリンでカフェを営んでいるトーマス、
トーマスの作るケーキやクッキーを食べて満足そうな表情のオーレン。
(オーレンはイスラエルから出張に来ていた,妻子ある男。)月に一度の逢瀬を楽しみにしていた二人だったが・・。
突然、、オーレンの連絡が途絶える。ベルリンから、はるかに遠いイスラエルまでやってきて
トーマスが知ったのは、オーレンが事故で亡くなったという事だった。

オーレンの妻アナトがやっているカフェに顔を出すトーマス。
オーレンの暮らしていた雰囲気を少しでも知りたかったのだろう、
やがて一人で忙しそうなアナトを手伝わずにいられないトーマス。
ケーキ職人としての腕は確かなので、店は次第に繁盛して注文が増えてゆく。
いつしかアナトはトーマスを愛するようになるが、トーマスと夫オーエンの秘密に
気づくのも時間の問題だった。
夫との愛を責めないアナトは、自分のトーマスへの愛も否定しない。、
傷ついていないはずないアナトであるが、セリフは多用せず行動と表情で心情を伝える。

イスラエルという宗教規制の強い国で、ゲイであるオーエンは想像できない苦しみを
抱えていたのかもしれない。愛を知るオーエンは妻アナトにも優しかったのだろう。
そしてトーマスは祖母に育てられた孤独な少年時代だったが、満たされた愛を知る。
誰かが傷ついたと騒げば、崩壊するしかない三者三様の愛だが、それぞれは幸福である。
静かで、優しい作品は再出発の余韻を残して幕を下ろす。

愛する人のすべてを知りたい

投稿日

2019/07/24

レビュアー

hinakksk

 ベルリンで小さなカフェを経営しているケーキ職人のトーマスには、相手が出張でドイツに来るときにしか会えない恋人オーレンがいた。彼はイスラエル人で、母国に妻子がいた。ある日、帰国した彼からの音信が途絶え、トーマスは彼が事故で亡くなったことを知る。

 もう二度と会えない愛する人がどんなところに住んでいたのか、彼の家族はどんな暮らしをしていて、どんな人たちなのか。愛する人を少しでも心の近くに感じたくて、彼が住んでいた土地の空気や景色を共有することで、少しでも彼に近づきたくて、トーマスはイスラエルに、彼の住んでいた街に、行く。もはや会うことが叶わないからこそ、愛する人のすべてを知りたい、すべてを感じたい、という彼の切ない思いが、寡黙な彼の行動や表情からひしひし伝わってきて、心が痛い。

 やがて、トーマスは素性を隠して、彼の妻の経営するカフェを手伝うようになる。トーマスのケーキやクッキーが評判になり、店は繁盛し、いつしかふたりは愛しあうようになるが、親密になればなるほど、当然彼が亡き夫の恋人であったという事実が露顕しないわけがない。国の違いや言語の壁や厳しい宗教上の戒律は乗り超えられたとしても、この事実はとうてい許容できない。

 ただし映画は余韻を残す終り方になっている。亡き人を介在して互いの存在を受け入れ愛するという、静かで深い愛の物語が、どのような結末になろうとも、ふたりの未来がそれぞれに幸せなものであってほしいと、願わずにはいられない。

愛した人の愛した人たちを愛するということ

投稿日

2019/06/16

レビュアー

飛べない魔女

邦題が素敵だったので借りてみた。
そして、全く前知識なしで見た。
男性同士が怪しい雰囲気になってきたので
あら、そっち系の映画だったのね、と思いきや
本作はそれだけではなく
人間ドラマとして切なくも優しい良い話だった。

愛した人の家族に会うため
ドイツ人でのケーキ職人・トーマスはイスラエルを訪れる。
そこには愛した人の残した妻と子供が懸命に生きていた。
愛した人の家族だから守りたい。
愛した人の大切な人たちだから自分も愛したい。
そこには男であるとか
女であるとか
人種が違うとか
そんなものはすべて消し去り
人間として人を心から愛おしいと思える
そんな優しさがひしひしと溢れるトーマスの眼差しが
とても暖かい。
やがて露見する真実。
弁明する間も与えらずに
絶望の淵に追い込まれるトーマスの悲しみに心が痛んだ。
それでも、少しだけ希望の見えたラストに救われた思いだ。

それにしても、ユダヤ人が作った国家イスラエル。
こんなにも厳しい戒律があるとは知らなかった。
かつて長い間迫害されていた彼らが
今度は自分たちがされたことを仕返しするように
他国の人を差別しているとは驚きだった。

国を超えて愛し合うことの難しさを、情感豊かに!!

投稿日

2019/06/14

レビュアー

カマンベール

2017年(イスラエル/ドイツ)
…………監督は37歳の新鋭、オフィル・ラウル・グレイツァ

セリフの少ない静謐な映画です。
ドイツ青年パティシエのトーマスの表情が豊かに感情を物語ります。

ドイツとイスラエル、その隔たりはあまりに大きい。
地理的距離そして宗教の違い、ぬぐいきれない過去。

そんな障害があるからこそ、余りにも切ない。

ケーキ職人のトーマスは、イスラエルから出張でベルリンに訪れる
オーレンと恋に落ちます。
オーレンには妻子がいて、月に一度の逢瀬をトーマスは生き甲斐にしていました。
そして突然に途絶えた連絡。
思い余って訪ねた会社でオーレンの訃報を聞きます。

そして向かったイスラエルのエルサレム。
素性を隠してオーレンの妻アナトのカフェで働き始めるトーマス。

皿洗いから始めて、次第に信頼を得たトーマスはやがてクッキーを焼いて、それが店の名物になります。

トーマスのクッキー。
オーレンがベルリンで食べた「黒い森のケーキ」
そしてアナトが食べる同じ「黒い森のケーキ」
トーマスのお菓子は人の心を溶かして癒すようです。
食べるオーレンとアナトの幸せの表情が物語ります。

でも甘いお話ではなくて、ともかく切ない。

トーマスの中に亡くなった夫オーレンの面影を探すアナト。
アナトの中に愛したオーレンのやり方でアナトを愛そうとするトーマス。

同じ男オーレンを愛したトーマスとアナト。
宗教そして人種そして歴史観の違いそして地理的な距離。
乗り越える障害は余りに大きくて・・・。

エルサレムに毎週告げられる「安息日」を知らせる放送。
独特の食事、頭に乗せるユダヤ人の印の帽子(キッパ)
あまりにも異国です。

ラストシーンも、意味深で、深い余韻を残して終わりました。
心が揺さぶられました。

すごい内容でびっくりしました。

投稿日

2020/05/16

レビュアー

スヌーピー

色々なケーキやクッキーが美味しそうで甘いものが見ていて食べたくなりました。ケーキはドイツ行ったときに見たことがあるようなケーキが出てきたのでドイツのケーキが食べたくなりました。

内容は見ていて複雑な気持ちになりました。3人の想いを考えるとせつなかったです。いつか気づかれると思いながらハラハラして見てました。あのまま終わったら切ないと思ったらラストで明るい兆しというか前向きな感じになったので良かったです。

イスラエルの国がユダヤ人の国というのは知っていたけど色々と厳しい規定があることに驚きました。
でも街並みがヨーロッパに似ていてきれいで驚きました。もっと中東のイメージだったので行ってみたいとも思いました。でもアジアの人あまりいないイメージがあるし宗教問題とかありそうだなと思いました。この映画でどんな国なのかもっと知りたいと興味をもちました。

オーレンとアナトのお子さんかわいかったです。

1〜 5件 / 全6件