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判決、ふたつの希望

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判決、ふたつの希望 / アデル・カラム
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「判決、ふたつの希望」 の解説・あらすじ・ストーリー

ふたりの男の些細な口論が国を揺るがす騒動に発展していく法廷ドラマ。レバノンの首都・ベイルートで暮らすトニーは、パレスチナ人のヤーセルと諍いを起こす。この時、互いのひと言に尊厳を傷付けられ、ふたりの対立は法廷へと持ち込まれることになる。※一般告知解禁日:2018年12月19日

「判決、ふたつの希望」 の作品情報

製作年: 2017年
製作国: レバノン/フランス
原題: L’INSULTE/THE INSULT

「判決、ふたつの希望」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

判決、ふたつの希望の詳細

  • 新作
収録時間: 字幕: 音声:
113分 アラビア:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ
レイティング: 記番: レンタル開始日:
RAD81446 2019年03月06日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
318枚 31人 53人

ユーザーレビュー:4件

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1〜 4件 / 全4件

レバノン人と、パレスチナ難民の《許せない一言》

投稿日:2019/03/08 レビュアー:カマンベール

2017年(レバノン/フランス)
………アカデミー賞外国語映画賞レバノン代表作品。
………ベネチア国際映画祭最優秀男優賞受賞。

巧みに組み立てられた《裁判劇》です。
当事者は修理工場主のキリスト教徒のレバノン人。
相手はパレスチナ難民の現場監督。

些細な口論から始まった対立が、現場監督の暴力を誘い、裁判に発展
します。
その裁判はレバノン全土の知るところとなり、国民を巻き込み、
やがて大臣にまで知れることになる。

レバノン人は“たった一言の謝罪”を要求しただけ・・・
しかしパレスチナ難民の現場監督にかけた“一言”は、彼の理性を打ち砕き、レバノン人の肋骨を二本も折る暴力に発展したのだ。

裁判の様子、法廷劇がとても冷静で理性的なのに驚きました。
レバノン人を弁護する老練な弁護士は、レバノン人整備工場主の40年前に経験した内戦にまで言及します。

この時経験した虐殺行為こそ、レバノン人がパレスチナ難民男性を、憎む許せない歴史なのです。

アラブ社会の複雑さは驚くほどです。
しかし憎み合うレバノン人も、パレスチナ難民たちを認めて、互いに助け合うしか《進む道》はないのです。

理性を失いいがみ合う男性を尻目に、レバノン人の身重の妻、
パレスチナ難民を弁護する若き女性弁護士、そして難民の妻。

女たちのなんと心が広く、理性的で誠実なことでしょう。
《女たちに任せなさい!!》
そう声を大きく言いたいと思いました。

ラスト、互いに視線を合わせる2人の男性。
レバノン人男性とパレスチナ難民男性の間に、何かしら新しい感情が芽生えたように見えます。

ーふたつの希望ー
それが副題ですから・・・。

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 終わりようのない法廷劇に、男二人のささやかな光ネタバレ

投稿日:2019/03/18 レビュアー:なんの因果

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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武骨なオヤジ二人のしちめんどくさい話じゃないかしら?
レバノンの、パレスチナの、といった事がわかるかしら?
大丈夫です!!予備知識がなくともわかりやすく面白いです!

パレスチナ難民で現場監督まで任されている仕事熱心な男ヤーセルは、補修工事のため
トニーの家を訪れるが、トニーが非協力的で水道管まで壊されたので思わず
「クズ野郎!」と罵ってしまう。
後日、主任に連れられて謝罪にゆくが、どうしても誤りの言葉が出てこない。
トニーは「謝ることも出来ないのか?シャロンに殺されれば良かったのに!」と暴言を吐き、
ヤーセルは今度は殴ってしまう。肋骨2本を折ったトニー。二人の争いは裁判にまで発展することになった。
(この辺は私達でも、ゴメンネのタイミングを逃したり、予想外のダメージを与えてしまったり身の回りにあることですよね。)
(裁判までいかないけど・・)

最初は、仕事熱心で家族思いに描かれているヤーセルに、観客としては肩入れしたくなりますが、裁判が始まって、トニーにも複雑な事情があることがわかってきます。
お互いの弁護士の話にジッと聞き入る二人の表情がその心理を想像させます。
当人同士の争いの次元を超えて、メディアの注目、大統領まで仲裁に乗り出します!
中間、ヤーセルの車の故障を直しにトニーがわざわざ迂回してくるシーンがとても良いです。
レバノンの社会問題、パレスチナの難民問題は、事実は語られねばなりません。

監督は誰かを悪者にしようとはしていないけれども、人間の愚かさ狂気といったテーマをあぶり出していると思う。
裁判所を後にするトニーとヤーセルの表情がとても良く、
「みーちゃん」様がレビューされているように
「「ふたつの希望」は、トニーとヤーセルの希望、レバノン人とパレスチナ難民の希望、と受け止めました。
希望はたったふたつだけではなくて、希望の数がどんどん増えていって、世の中が平和になってほしい」
そのとおりだと思いました。

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言葉は時として剣に勝る

投稿日:2019/03/18 レビュアー:飛べない魔女

ちょっとした思いやりがあれば
ちょっとした優しさがあれば
ちょっとした互いに理解し合う心があれば
こんな裁判は起こらなかったでしょう。

だだ、ここはレバノンのベイルート。
パレスチナ難民も住んでいる街。
かつてあった宗教の違いによる紛争で
ここら辺の地では珍しいことではないが争っていた歴史があるわけで
当然ながらレバノン人とパレスチナ人の間には
複雑な感情が入り込むわけですよ。

売り言葉に買い言葉というやつですね。
互いに言われたくない、聞きたくない言葉を投げかけられて
心が煮えたぎり、ついつい手を出してしまうのです。
本当に些細ないざこざが、やがては民族の争いの代表のような様子を呈してきて
二人だけの争いではなくなり
当人同士も、もう振り上げたその拳を下すわけにはいかなくなってしまうのです。
言葉は時として、剣に勝るほどのダメージを人に与えるものです。
感情のままに言葉を発していたら、多くの人の心を殺してしまうでしょう。
そのあたりの心理状態もうまいこと描かれていて緊張しました。
なかなか見応えのある裁判ドラマでした。

互いに立場を理解し合うことこそ
この問題の解決につながると言わんばかりの展開に
二人の視線が絡みあうその先には
和解という未来が見えたラストに拍手喝采です。

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原題は「侮辱」、邦題は「ふたつの希望」

投稿日:2019/03/13 レビュアー:みーちゃん

トニーはレバノン人でキリスト教徒で極右政党の支持者です。ヤーセルはイスラム教徒で、ユダヤ人が入植したイスラエルを追われてレバノンに住んでいるパレスチナ難民です。ヤーセルはトニーを「このクズ野郎!」と侮辱しました。トニーはヤーセルを「シャロンに抹殺されてればな!」と侮辱しました。(シャロンはイスラエル国防相時代、パレスチナ難民の大虐殺を裏で指揮したのではないか、と言われている人物です。)最初は「謝罪しろ」「謝罪しない」という些細な諍いでした。それを政治利用しようとする弁護士やメディアや世間が煽り立てて、国中が注目する大裁判になってしまいました。トニーとヤーセルは最初は自分だけが被害者で、相手は敵だと思っていました。裁判が進んで色々な事がわかってくると、相手を自分と同じ人間だと思うようになりました。裁判結審後、判決の勝ち負けと関係なく、ふたりの心からわだかまりが消えていました。裁判所の出口で、トニーとヤーセルはかすかに顔をほころばせて、目配せをし合いました。邦題の「ふたつの希望」は、トニーとヤーセルの希望、レバノン人とパレスチナ難民の希望、と受け止めました。希望はたったふたつだけではなくて、希望の数がどんどん増えていって、世の中が平和になってほしいと思いました。

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