ホームワーク

ホームワークの画像・ジャケット写真
ホームワーク / アッバス・キアロスタミ
全体の平均評価点:
(5点満点)

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  • DVD
ジャンル:

「ホームワーク」 の解説・あらすじ・ストーリー

名匠、アッバス・キアロスタミ監督が自ら小学校の子どもたちのインタビュアーを務めたドキュメンタリー。監督は十数人の小学生とのやり取りから、学校教育の現状についてリサーチし、子どもたちの日常やイランの一般家庭の様子を浮かび上がらせる。

「ホームワーク」 の作品情報

製作年: 1989年
製作国: イラン
原題: MASHGH−SHAB/HOMEWORK

「ホームワーク」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

ホームワーク ニューマスター版の詳細

  • 準新作
収録時間: 字幕: 音声:
77分 ペルシア:ドルビーデジタル
レイティング: 記番: レンタル開始日:
TCED4309 2019年03月06日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
100枚 0人 2人

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イランの小学生に「宿題」について質問したドキュメンタリー映画。

投稿日:2019/04/18 レビュアー:カマンベール

イラン映画の巨匠・アッバス・キアロスタミ監督が、
1989年に撮影したドキュメンタリー映画です。

はじめは、寒そうな校庭に立つ多くの小学生がいます。
大声で唱和する言葉は、

“イスラムは勝つ!西と東を倒せ!”
“神よ、マホメットに祝福を!”

“フセインは地獄に堕ちろ!”
“イスラム教徒は勝つ!”

と、日本人の常識では考えられない教育である。

すぐに生徒20人(8歳〜10歳くらい)に、キアロスタミ監督自らインタビューをして行く。

浮かび上がるのは、宿題がとても多いこと。
両親の4割が文盲で勉強を教えられないこと。
親の体罰で、多くの子供がベルトでぶたれている。
宿題が負担になっている。

後半でひとりの父兄(父親)が、イランの教育の問題点を述べます。
創造性を養わない詰め込み教育で、時代に合わない。
暗記ではなくて、考えさせる教育をしなければ、子供の将来はない。

と、至極もっともなことを言います。

イランは報道の自由が規制された国で、映画制作にも多くの障害がある国です。
アッバス・キアロスタミ監督の出世作『友だちのうちはどこ?』は、
子供が主人公なら・・・と映画制作を許されたと言う逸話が残されています。

『人生タクシー』や『別離』『セールスマン』などのイラン映画を観ましたが、表現の自由への抑圧が今だに色濃く現れています。

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「ホームワーク」(宿題)が多すぎる

投稿日:2019/06/05 レビュアー:ちゅく

「忘れたの?」
「いつもは ちゃんとやります」

「ホームワーク」(1989年、イラン、カラー、86分)です。

宿題が多すぎる。彼らはランドセルを背負っていませんが、両手にさまざまな鞄や袋を提げている。大人のビジネスバッグのようなもの、高校生のスポーツバッグのようなもの。

宿題は、「一日に三つ出る。書き取りや算数がすごく沢山」と言う。子供の表情はどこに居ても同じ、キアロスタミ監督は、次のようにナレーションで語ります。

==============================================
実は子供の宿題を手伝っていて、考え込んでしまった。宿題は子供のためなのに、大人の方がずっと大変じゃないか。
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インタビューが続き、少年の一人は歌をうたいはじめます。何かを叫びすぎた擦れ声で──

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私の脈打つ心臓も 彼女と共に去った
ラクダの御者よ 鹿のように走るな
誇り高い彼女は 一人で歩み寄った
もはや私に尋ねるな 遙かなる恋人よ
私は一人 心は憂いと後悔に溢れている
彼女のいない寂しさが 私の骨を貫く
隊商よ 急ぐな 旅人は私の恋人
私の脈打つ心臓も 彼女と共に去った
==============================================

ここまで歌ったあと、少年はカメラに向かって、微笑します。

多くの少年が、キアロスタミ監督の質問に答えます。カメラマンのイラジ・サファヴィがしっかり少年たちの黒い両眼に焦点を当て撮り続けます。

少年たちにとって、多くの宿題は苦手。親から「ぶたれる」ことは僕にもあった。「宿題」そのものが、遊びたい少年には嫌なのだし、少年は「ぶたれる」ことによって、
決して「宿題」を果たそうとはしないものです。
少年は、思いがけず、他者から褒められることで、開眼し、努力します。
そのことを利用するコントロールもある、という確信を、キアロスタミ監督のドキュメンタリー手法が明らかにしている映画でした。
この監督(1940〜2016)は、イランの体制が変転するなかで、辛抱強く、映画を作ってきたのでしょう。
旧・ソ連のアンドレイ・タルコフスキー(1932〜1986)よりも、半世代年下の監督ですが、統治下の体制との折り合いを巧みに擬態化しながら、優れた映画をつくった人です。
両監督の作風は異なりますが、どこか通うものを感じるのです。

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