

コーヒーが冷めないうちに
- ※画質は本編映像とは異なります。
「コーヒーが冷めないうちに」 の解説・あらすじ・ストーリー
川口俊和のベストセラー小説を有村架純主演で映画化。時田数が従兄で店主の時田流と切り盛りする喫茶店・フニクリフニクラ。その喫茶店には店内の“ある席”に座ると、望んだとおりの時間に戻ることができるという不思議な都市伝説があった。
「コーヒーが冷めないうちに」 の作品情報
製作年: | 2018年 |
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製作国: | 日本 |
「コーヒーが冷めないうちに」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
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ユーザーレビュー:31件
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コーヒーが冷めないうちに
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タイムトラベルできる喫茶店でいろんな人が過去に戻って人生を見つめなおす話。
過去に戻っても現在を変えることはできないとわかっていても、それでも戻って関わる人物に会いに行って自分の後悔とか反省の弁を述べるというのは反則的にそれは感動してしまう映画で飛び道具みたいにズルい映画でした。
アメリカに行ってしまう恋人、アルツハイマー病で自分のことを忘れてしまった奥さん、交通事故で死んでしまった妹、そしてお母さんと各エピソードが続いて、この店のルール説明を小出しに出しつつ展開していくという。もっと仰々しい大げさな展開や演出で進んで行くのかなと思いきや丁寧に描かれていて好感のもてる作品でした。
ただ主人公のラブストーリーを軸にしていてそれはそれで面白かったですが、テレビドラマのスペシャルのようなものにも見えてしまう部分もある映画でした。
とはいえ、さすがは奥寺脚本のおかげか、エピソードの羅列ではなく、ちゃんと全部のエピソードが有機的に絡み合って最後まで盛り上がる映画でよかったです。
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起きてしまった事は変えられない
これは・・・泣きますね。ズルイというやつです。
4つのストーリーのうち、薬師丸ひろ子さんのパートでウルッときましたが
ラストの母と幼い娘の別れのシーンは号泣せずにいられません。
とある喫茶店、店内のある席に座ってコーヒーを飲むと、望んだ時間に戻れると言う。
ただし、ルールがいくつか有り「戻れるのはコーヒーが覚めるまでの時間だけ」など。
(なんちゅう、うさんくさい話じゃ、とオバサンは引くのであった。)
たとえば、亡くなった人に会って、その日に外出するなと言っても、過去は変わらず起きる事は起きる。
それでも過去に戻りたい人たち。
(大体、人間は後悔だらけで生きてるもの、コーヒー飲む間?けっ、つまんない話じゃないかえ。)
まー、しかし。ラストの有村架純と石田ゆり子の話は意外性もあって、タイムトラベルの
面白さもあって、オキテ破りの面もあるが、シメの話として満足感はある。
ちょっと変わったテイストではあるが、見て損はしないと思う。結局、オススメ。
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4回泣けますのキャッチコピー
「過去に戻れる喫茶店」で様々な人のエピソードが描かれている。
過去に起こったことは変えられない、でも、心は変わる。
面倒なルールが幾つもある。
必ず、指定の席に座らなければならないが、いつも先客がいる。。
会えるのは、この喫茶店に来た事がある人物だけ。
過去に戻っても、起きた出来事は変えられない。
過去に行ってれる時間は、注がれたコーヒーが冷めるまでのほんの僅かな間。
しかも、それまでにコーヒーを飲み干さなければならない。
幼なじみに思いを伝えられなかった女性、
認知症を患う奥さんを持つ男性、
死んだ妹にもう一度会いたいと願う女性
子供を残して帰って来なくなった母親
個人的には最後のエピソードが一番良かった。
他のエピソードも、それなりにイイ話だ。
いい映画だった。
80点
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ファンタジーの絶妙なさじ加減!
コーヒーに加えるスプーン一杯の砂糖のように、
甘過ぎず、苦過ぎず、絶妙でした。
喫茶店「フニクラ・フニクラ」のとある席に座ると、過去のある日に
戻れる・・・コーヒーが冷めるまでの、ほんの10分か15分。
過去に思い残した人に会うと、過去は変えられないけれど、
未来への一歩は変えられるのです。
みんな勇気を貰います。
幸せになれます。
ファンタジーのわざとらしさありません。
現実感があるので、嘘くさくない。
数(有村架純)ちゃんのエプソードが、やはり一番胸に迫りました。
お母さんが幽霊で、いつも喫茶店の席に座っている!?
ホラーじゃん!!
でも大きく納得しました。
素敵な映画、大好きです。
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喫茶店「フニクリフニクラ」
監督:塚原あゆ子(2018年・116分)
脚本:奥寺佐渡子
原作:川口俊和「コーヒーが冷めないうちに」
「フニクリフニクラ」は不思議な喫茶店。
“ある席”に座ると自分の望む時間にタイムリープが出来て、会いたい人に会うことが出来るという。
ただし、それにはいくつかのルールがあって、気を付けなくてはならないのは、
「コーヒーが冷める前に飲み干すこと」
守れなかった時は、二度と現在に戻って来れなくなってしまうのだ。
この喫茶店を切り盛りするのは、店主の時田流(ながれ/深水元基)と時田数(かず/有村架純)で、二人はいとこ同士だった。
実は、数にも過去に戻って会いたい人がいるのだが、(過去に戻れる)コーヒーを淹れることが出来るのは、代々時田家の女性だけだった。
数をタイムリープさせるために、流も思いつく限りのことを試してみたと言う。
劇中、オムニバス形式で4つのタイムリープを経験できる。
年代的にも私が感情移入出来たのは、薬師丸ひろ子と松重豊の夫婦のケースだった。
妻でも夫でも、どちらかがあんな風になった場合、変わらぬ愛情をもって接していけるだろうか?
自分の悲しみを抑えて、相手に寄り添うことができるだろうか?
この夫婦を見て、私の心は自信なく揺らいだ。
叶わぬことと諦めていた数のタイムリープが可能になった。
このエピソードは、子が親を慕う気持ちと親が子を案ずる気持ちが伝わって来て、さすがに涙無しには見られなかった。
数にとっては、これまでとは違った意味での後悔が訪れたと思うが、それでも本当のことが分かって良かったのだと思う。
誰でも、納得して生きることが大事だもの。
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本作の原作者・川口俊和氏は、普段は脚本家・演出家として舞台で活躍されている方だそうだ。
そして、本作も元々は舞台劇だったらしい。
この6年後を描いた続編もあるそうで、タイトルは「この嘘がばれないうちに」
“コーヒー”も“嘘”もまだ文庫本になっていないようなので、文庫本になるのを待っているところ。
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コーヒーが冷めないうちに
(C)2018「コーヒーが冷めないうちに」製作委員会 ※ジャケットデザインは変更になる場合がございます。