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スタニスワフ・レムの『マゼラン星雲』を基に、「スター・トレック」や「2001年宇宙の旅」に先立つ1963年に社会主義のチェコスロバキアで製作され、後のSF映画にも影響を与えたと言われる、映画史的にも重要なSF作品。2018年5月、<デジタル・リマスター版>にて本邦初劇場公開が実現。2163年。宇宙船イカリエ-XBが世界初の生命探査の旅へと出た。地球への帰還までおよそ15年、高速で移動する乗組員にとっても2年間という長旅。その内部では様々な年齢の男女40人が共同生活を送っており、人間関係のもつれも次第に表面化していく。そんなある日、正体不明の宇宙船に遭遇する乗組員たちだったが…。 JAN:4988003854225
製作年: |
1963年 |
---|---|
製作国: |
チェコスロバキア |
原題: |
IKARIE XB 1/VOYAGE TO THE END OF THE UNI |
監督: |
インドゥジヒ・ポラーク |
---|---|
出演: |
ズデニェク・シュチェパーネク 、 ダナ・メドジツカー 、 イレナ・カチールコヴァー 、 ラドヴァン・ルカフスキー 、 オットー・ラツコヴィチ 、 フランチシェク・スモリーク |
脚本: |
パヴェル・ユラーチェク |
---|---|
撮影: |
ヤン・カリシュ |
音楽: |
ズデニェク・リシュカ |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
88分 | 日 | チェコ:ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
KIBR1966 | 2018年12月26日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
6枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
88分
字幕:
日
音声:
チェコ:ドルビーデジタルステレオ
レイティング:
記番:
KIBR1966
レンタル開始日:
2018年12月26日
在庫枚数
6枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
88分 | 日 | チェコ:ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
KIBR1966 | 2018年12月26日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
6枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
88分
字幕:
日
音声:
チェコ:ドルビーデジタルステレオ
レイティング:
記番:
KIBR1966
レンタル開始日:
2018年12月26日
在庫枚数
6枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
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本作はスタニスワフ・レムの「マゼラン星雲」を映画化したという情報もあり、2018年に劇場上映された際の予告編では原案となっていたり、まぁ、彼の小説が元になっているのは間違いないようです。
そもそも、「マゼラン星雲」自体が現在では容易に手に入らない作品ですから、改めて原作と映画を比較しようというつもりはありませんが、映画自体は人類の進歩ということを前提にしたもので(旧共産圏では暗い未来を描く映画を製作できたとも思えませんが。)時代は製作年からちょうど200年後の2163年となっています。
22世紀の地球が国家というものが消滅しているか、少なくとも国家間の争いとは無縁な世界であろうことは、上の「解説・あらすじ・ストーリー」にある漂流中の宇宙船のエピソードからも伺えます。イカリエの乗組員の一人が核兵器が20世紀の遺物と表現する台詞が出てきますし、アウシュビッツやヒロシマを産んだ考え方であると野蛮な時代だと嫌悪を表します。
それに対して、別の乗組員が20世紀に生まれた有名な音楽家の名を挙げて、歴史はつながっているということを指摘します。この部分が本作の理性的な面を表現しているように思います。乗り込んでいるのが科学者ばかりだからかもしれませんが、非常事態に際しても乗組員は常に冷静な対応をとろうとします。
といっても、彼らの人間造詣が浅薄ということではなく、それぞれが弱さや悩みも持つ人間として描かれているのも好感が持てます。例えば、副船長が遠ざかりつつある地球にいる妻とテレビ電話で別れを告げる場面では、地球帰還時に13年の差が二人に生じることからくる夫の心変わりを案ずる妻の言葉があり(いわゆる”ウラシマ効果”ですね。)、年配の数学者が野菜ジュースか何かをビタミン不足になるからと飲むように言われているのに後ろ手で犬に飲ませていたりと。
そうそう、書いていて思い出したのですが船内に犬を走り回らせているのも、この頃の映画としては異色です。食料も50年代から60年代に想像されていた宇宙食的なものですが質も量もたっぷりあるようで贅沢な宇宙船だなという感想を持ちました。
また、後先になりますが、イカリエの目的はアルファ・ケンタウリまで知的生命体の探索に行くことなのです。この星は地球から最も近い恒星系として昔のSFでは良く目的地になっていました。アルファ・ケンタウリに到着したイカリエの乗組員が生物存在の可能性がある惑星を眼下に見るラストも気が利いています。あそこで変な異星人でも出されたらがっかりしたでしょう。
ドラマについては、実際にご覧いただけば、ここまで書いてきたことをご理解いただけると思います。そのほかの見所ですが、60年代初頭の特撮について、あれこれ言うだけ野暮だと思います(でも、本作の特殊撮影は結構よくできていると思いますが。)。ただ、宇宙船のデザインや船内の内装、宇宙服や乗組員の船内の衣装など美術的にはリアリズムとデザイン性がうまく融合した良いセンスが感じられます。また、冒頭の場面や漂流船の調査に入った乗組員が死体だらけの不気味な船内を歩く場面などは表現主義に通じるものを感じました。
惹句にあるようにキューブリックの『2001年宇宙の旅』に影響を与えたかどうかは推測の域を出ませんが、英米SFとは違った方向からのアプローチであることは確かで、今、観直すと逆に新鮮だったりします。SFファンなら一度ご覧になることをお薦めします。
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お気に入りのレビュアーさんのご紹介で知りました。
面白かったです。
ありがとうございます。
パッケージがカッコ良かったので、最近作られたものと思っていました。
製作年が1963年だったんですね(笑
力作でした。
CGとか無い時代ですので、これだけの作品を作った工夫と努力には驚きです。
またチェコスロバキアの映画もあまり見たことが無かったので、こんな秀作があったんだなと見終わって実感しています。
昭和の初期に描かれていたSFの世界観を感じることができる作品です。
作成された時代を考えてもかなり先端的な作品だったと思います。
作品についての感想ですが、なんでオジサンやオバサンが多いのなんて思いながら見ていました(笑
設定やストーリーの組み立てが雑なのが惜しい気もします。
今作ったらどうなるのか?
ある意味、興味があります。
わがままを言えば日本語吹き替え版を用意して欲しい。
結構、好きでした。
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ユーザーレビュー:5件
投稿日
2019/05/06
レビュアー
さっちゃん※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
本作はスタニスワフ・レムの「マゼラン星雲」を映画化したという情報もあり、2018年に劇場上映された際の予告編では原案となっていたり、まぁ、彼の小説が元になっているのは間違いないようです。
そもそも、「マゼラン星雲」自体が現在では容易に手に入らない作品ですから、改めて原作と映画を比較しようというつもりはありませんが、映画自体は人類の進歩ということを前提にしたもので(旧共産圏では暗い未来を描く映画を製作できたとも思えませんが。)時代は製作年からちょうど200年後の2163年となっています。
22世紀の地球が国家というものが消滅しているか、少なくとも国家間の争いとは無縁な世界であろうことは、上の「解説・あらすじ・ストーリー」にある漂流中の宇宙船のエピソードからも伺えます。イカリエの乗組員の一人が核兵器が20世紀の遺物と表現する台詞が出てきますし、アウシュビッツやヒロシマを産んだ考え方であると野蛮な時代だと嫌悪を表します。
それに対して、別の乗組員が20世紀に生まれた有名な音楽家の名を挙げて、歴史はつながっているということを指摘します。この部分が本作の理性的な面を表現しているように思います。乗り込んでいるのが科学者ばかりだからかもしれませんが、非常事態に際しても乗組員は常に冷静な対応をとろうとします。
といっても、彼らの人間造詣が浅薄ということではなく、それぞれが弱さや悩みも持つ人間として描かれているのも好感が持てます。例えば、副船長が遠ざかりつつある地球にいる妻とテレビ電話で別れを告げる場面では、地球帰還時に13年の差が二人に生じることからくる夫の心変わりを案ずる妻の言葉があり(いわゆる”ウラシマ効果”ですね。)、年配の数学者が野菜ジュースか何かをビタミン不足になるからと飲むように言われているのに後ろ手で犬に飲ませていたりと。
そうそう、書いていて思い出したのですが船内に犬を走り回らせているのも、この頃の映画としては異色です。食料も50年代から60年代に想像されていた宇宙食的なものですが質も量もたっぷりあるようで贅沢な宇宙船だなという感想を持ちました。
また、後先になりますが、イカリエの目的はアルファ・ケンタウリまで知的生命体の探索に行くことなのです。この星は地球から最も近い恒星系として昔のSFでは良く目的地になっていました。アルファ・ケンタウリに到着したイカリエの乗組員が生物存在の可能性がある惑星を眼下に見るラストも気が利いています。あそこで変な異星人でも出されたらがっかりしたでしょう。
ドラマについては、実際にご覧いただけば、ここまで書いてきたことをご理解いただけると思います。そのほかの見所ですが、60年代初頭の特撮について、あれこれ言うだけ野暮だと思います(でも、本作の特殊撮影は結構よくできていると思いますが。)。ただ、宇宙船のデザインや船内の内装、宇宙服や乗組員の船内の衣装など美術的にはリアリズムとデザイン性がうまく融合した良いセンスが感じられます。また、冒頭の場面や漂流船の調査に入った乗組員が死体だらけの不気味な船内を歩く場面などは表現主義に通じるものを感じました。
惹句にあるようにキューブリックの『2001年宇宙の旅』に影響を与えたかどうかは推測の域を出ませんが、英米SFとは違った方向からのアプローチであることは確かで、今、観直すと逆に新鮮だったりします。SFファンなら一度ご覧になることをお薦めします。
投稿日
2019/06/04
レビュアー
静かなる海※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
お気に入りのレビュアーさんのご紹介で知りました。
面白かったです。
ありがとうございます。
パッケージがカッコ良かったので、最近作られたものと思っていました。
製作年が1963年だったんですね(笑
力作でした。
CGとか無い時代ですので、これだけの作品を作った工夫と努力には驚きです。
またチェコスロバキアの映画もあまり見たことが無かったので、こんな秀作があったんだなと見終わって実感しています。
昭和の初期に描かれていたSFの世界観を感じることができる作品です。
作成された時代を考えてもかなり先端的な作品だったと思います。
作品についての感想ですが、なんでオジサンやオバサンが多いのなんて思いながら見ていました(笑
設定やストーリーの組み立てが雑なのが惜しい気もします。
今作ったらどうなるのか?
ある意味、興味があります。
わがままを言えば日本語吹き替え版を用意して欲しい。
結構、好きでした。
1〜 5件 / 全5件
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イカリエ−XB1