スノーマン 雪闇の殺人鬼

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スノーマン 雪闇の殺人鬼 / シャルロット・ゲンズブール

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「スノーマン 雪闇の殺人鬼」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

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「スノーマン 雪闇の殺人鬼」 の作品情報

作品情報

製作年: 2016年
製作国: アメリカ/イギリス/スウェーデン
原題: THE SNOWMAN

「スノーマン 雪闇の殺人鬼」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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ユーザーレビュー:11件

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1〜 5件 / 全11件

美しい雪原とマイケルとレベッカと

投稿日:2018/12/14 レビュアー:感想

普段スリラーやホラーは観ないのですが、マイケル・ファスベンダーが主演とあっては、怖いシーンは目をそらしながら観るつもりで借りました。怖いシーンは、しばらくたってから、ゆっくりとじわじわと広がるように出てきます。最初は、このくらいなら大丈夫かも、と思わずに、目をそらす勇気を持って観てください。(笑)

とにかく北欧(ノルウェー、オスロとベルゲンでのロケ?)が美しい。山も雪原も道路、室内もみな美しい。そこで凄惨な事件が起こるのだから、とにかく怖い。

初めは、オリジナル映画だと思って見ていたのですが、ノルウェーでも有名な小説シリーズが原作だと知りました。(それでも許される限り、独自の作品観で制作した映画らしいです) ヒットしたらシリーズ化されたのでしょうが、続編のニュースが入って来ないところをみるとシリーズは難しいみたいですね。

すでに名優と呼ばれるマイケル・ファスベンダーが、キャラクターの内面を描ききった、役者としての新しい側面を見せている役だと感じました。とにかく、この俳優はすごい!と思わせる存在感。このキャラクターをもっと観たい、と切望してもかなわない夢なのでしょうね。

いつも美しく凛としたレベッカ・ファーガソンを観ていたので、この役は不思議な感じでした。普通の人になっている・・・という驚きと、映画が進行するにつれて、どんどん美しく愛らしく、けなげな女性が見えてくる演技です。彼女のファンは必見ですね。

他にも、トビー・ジョーンズが彼でなくてもいいんじゃないか、というくらいの役で出ているし、ヴァル・キルマー、こんなにおじいちゃんになったんだぁ、とか、マイケルの元妻役のシャルロット・ゲンズブールの存在感とさすがの演技、そして子ども役の若手俳優さんが、将来を楽しみにさせてくれる参加の仕方をしています。真っ白い世界、人間以外は静まりかえって凍ったような世界で、何をするでもなく、ただ絵に収まっているだけで躍動感を感じさせる青年を演じています。

自然の美しさ、人間の生みだした世界の造形美、それらを美しく捉えたカメラワーク、素晴らしい俳優たち。・・・残念なのは、この事件の犯人の動機が古い感じがしたところかな? 今の時代なら、その動機はありきたりすぎて、実際にはそういう人はほとんどいないのではないだろうか、と思いながら終盤観ていました。あれだけのことをする犯人は、もっと鬱屈した精神を持っているのではないだろうか、と。なんだか細かいことが気になって。サスペンス的な部分では、少し物足りない感じがしました。

俳優たちは素晴らしかったです。怖い映画ですが、それぞれの俳優のファンは、一見、いえ必見かもしれません。

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完成度が低い・・・撮影日数が足らずに編集でごまかした!!

投稿日:2018/11/22 レビュアー:カマンベール

製作・監督・主演に一流を揃えて、この出来栄えでは、
失望しました。
原作はベストセラー「刑事ハリー・ホーレシリーズの7作目」
監督は「ぼくのエリ200歳の少女」「裏切りのサーカス」のトーマス・アルフレッドソン。
主役の刑事ハリーは私の大の贔屓のマイケル・ファスベンダー。

殺人予告のハガキに雪だるまのイラスト。
殺人予告された女性は殺されて雪だるまの上に切断した首を乗せて発見される。

連続猟奇殺人事件。
追う刑事は、殺人予告に右往左往、そして常に後手に回る。
ハリー刑事(マイケル・ファスベンダー)の相棒の女性刑事(レベッカ・ファーガソン)は、なかなか美しい。
彼女が犯人を執拗に追う動機も明らかにされるが、全く一言二言で説明されて、あまり安直です。

犯人に至っては、30年も前の出来事に遡る殺人動機なのですが、
これまたラストの方で、動機が明かされるが、全くチープで、
説得力のかけらもない。

脚本に肉付けする時間がないと、こんな映画になる。

ノルウェーの雪景色に浮かび上がる雪だるまのメルヘンチックに、
相反して血塗られた猟奇殺人鬼。

ファスベンダーのヤサグレた刑事に雰囲気があるのに、
残念な映画でした。

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オスロの美しさ、ベルゲンの寂しさ。キーワードは「2」。

投稿日:2018/12/19 レビュアー:ちゅく

「スノーマン 雪闇の殺人鬼」(2016年、アメリカ/イギリス/スウェーデン、カラー、119分)。)

【1】北欧ミステリを原作にしていること。
【2】ファスベンダー、レベッカ・ファーガソン、トビー・ジョーンズ、クロエ・セヴィニーなど、好きな役者が出ていること。

この「2」条件で、文句なしに選びました。意外なことに日本劇場未公開作です。なぜだろうか?

連続殺人犯を追う警察官ホーレ(ファスベンダー)は、家に帰るのが怖いのか、凍死による自殺願望なのか、なぜか寒い場所でアルコールを頼りに夜を明かす。
そこに、補助的に若い女性警察官(レベッカ)が付く。
殺人現場には、いつも雪だるま(スノーマン)が置かれている。

次の二人の脇役俳優が、とくに良かった。

【1】シャルロット・ゲンズブール
 歳は調べない。ずいぶん、枯れたけど、やはり美しい変化球を投げてくれる。
【2】ヴァル・キルマー
「バットマン フォーエヴァー」の時代は遠く過ぎ去り……。でも、いい味を出している。

これだけ、いい条件が整っているのに、日本劇場未公開作になったのは、次の2点で明確です。
【1】脚本と演出と製作の不整合によって、ドタバタとして終わらせたこと。特に製作側が駄目。
【2】撮影時期が延びたことによる、豪華俳優陣のスケジュール調整ミス。脚本が駄目。そして、監督がルーズ。

しかし、あと30分あれば、もっと、深い映画になったろうか……。
いいえ。
ありきたりな脚本にも、問題がある。原作は読んでいないが、そろそろ北欧ミステリに皆、飽きてきたのではないだろうか。
相変わらずのサイコ・サスペンス。もう、それは、映画の中では、「捨てられたジャンル」なのだ。
なぜなら、映画を超える現実の不可解な事件が増え、その半分は未解決なのだから。
そして、解決・裁判中、未解決を問わず、現実の事件の根本起因は、家族というものをキーワードにしか、考えられないのだから。
この映画の犯人は、憎む対象を、まったく勘違いしていることを、映画(たぶん原作)は明確にするべきだったが、ただ一言のセリフだけでは
全く説得力がない。そのための30分は最低限、必要だった。
そして、こんなに多くの女性を殺す必要もなかった。映画のための連続殺人、底の浅いサイコには、うんざりする。
この映画を買わなかった、日本の配給会社は、正解の判断をした。

最後のに、この映画の脇の美点を二つ。

【1】ノルウェーの二都市の美しさ。
あまりにも整備されたオスロ。
フィヨルドに削られたベルゲン。
この映画の事件は、この二つの都市を結んだところから始終している。」

【2】音楽。ずいぶん調べたが、分からなかった。「ピタピタピパッパ」というインストルメンタル曲。2回鳴る。

2回見るには価しない。

ちゅく

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犯人が犯行時に使用する凶器が怖い…便利グッズ?DIY的なもの?

投稿日:2018/11/24 レビュアー:コタロウ(!)

刑事・ハリーは「伝説」と呼ばれるほど捜査能力に長けているが、酒に溺れてもいる。
酒を遠ざけるため、彼は「事件」を必要としていた。
新人刑事・カトリーネが持っていた「極秘」と書かれた捜査資料を目にしたハリーは、
彼女を手伝うことにする。

カトリーネの捜査資料は、女性の連続失踪事件に関するものだった。
女性たちには「雪の日に失踪し、既婚者で子供がいる」という共通点があった。
捜査中の彼らに、既に無事が確認されていた女性・シルヴィアが「失踪した」という通報が入った。
不審に思いつつシルヴィアの自宅へ向かったハリー達が発見したのは、彼女の首なし死体だった…

被害者の体を切断する時に犯人の使用する道具が、怖いながらも便利グッズ…
あれは市販されているのだろうか。DIY的な?
首に巻かれた細い鉄線が、あっという間に巻き取られてスパッと切断される!
おぉぉぉぉ…
そのものズバリは描かれないのでご安心ください。

ジョー・ネスボのハリー・ホーレ刑事シリーズ第7作目「スノーマン」を映画化。
ちょっとテンポが悪いし、平板な感じ。
犯人役が、恐ろしいほどに「私が犯人です!」オーラを出していて、震えました…

ハリー、カトリーネ、ハリーの元妻と血縁関係のない息子、元妻の恋人、実業家、産科医、
被害者、被害者の夫と子ども、ハリーの上司や同僚、9年前の失踪事件にまつわる人々…
これだけ登場人物がいるのに、強く印象に残る人がいない悲しさよ。
予告とキャスティングが良かったので、かなり期待して視聴したのに…ショボーン…

島と島を繋ぐ橋、ヴィーゲラン彫刻公園、湖など、ノルウェーの風景は美しく魅力的でした。
ノルウェーの雪景色の中、起伏に富んだ道路を走る車のシーンはCMのようです。
映像に一見の価値があったので星三つ!

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雪だるま作ろ〜♪

投稿日:2019/11/21 レビュアー:みなさん(退会)

舞台はノルウェーだが、中国資本(パーフェクト・ワールド)との提携を元にユニバーサルが製作。それ故か、少々趣きが異なる作品に仕上がっている。いい雰囲気だったが、ちょっと雑な感じ。監督さんが自分のセンスを活かせなかったのだろう。

――ノルウェーはオスロ。その年はじめて雪が降った日、一人の女性が失踪する。家の前には彼女のスカーフを巻いた雪だるまが作られていた。
未解決事件ばかりを担当するハリー・ホーレ警部は、新人の女性刑事カトリーネとコンビを組み、この事件の捜査に当たることになる。彼女の調べでは、この10年間に失踪事件が多発していた。
そんな時、ハリーの許に1 通の手紙が届く。署名には雪だるまの絵が描かれていた。
……というお話し。

監督したのは、スウェーデン出身のトーマス・アルフレッドソン。『ぼくのエリ/ 200歳の少女』を撮った方。彼の持ち味である映像の美しさは、甘美だ。もっと観ていたい気にさせられるが、いまいちインパクトがなかったのは、ザンネン。(溜息)

それに、ストーリーを引っ張って来た女性刑事カトリーネ(レベッカ・ファーガソン)を途中で舞台から下ろしてしまったのは、失敗だろう。原作がどうかは知らないが、彼女はクライマックスまで動かすべきだった。ハリウッド映画らしい展開の方が、むしろ納得できたはすだ。

裏を返せば、主人公であるハリー刑事(マイケル・ファスベンダー)に、魅力がないってことだ。酔っぱらって公園のベンチで寝てしまうダメな刑事のはずなのに、妙に小綺麗なのはいただけない。何日もシャワーを浴びず、酒と煙草ににおいをさせた中年刑事が、事件を通して次第に自分を取り戻して行くからこそ面白いのであって、ハリウッド・スターのマイケル・ファスベンダーが、そのまま映像に出て来ても、映画作品としてはマイナスだろう。それなら、むしろ私たちに馴染みのないノルウェーの俳優さんの方が良かった。男臭い中年男がいいな。

ミステリーとしては、連続した事件の概要がハッキリしないのも難点。失踪事件は地味だし、その先に連続猟奇殺人事件を予感させるものがないと、記憶に残らない。(あくまでも映画の中の話しですので、念のため)

観客の興味を惹き付けるには、刺激が必要だ。どんな残忍なことが行われるのか、どんな善い行為が行われるのか、観たことのない映像や音、ヒリヒリするような緊迫感、美しい映像、そうしたものが観客の目をスクリーンに釘付けにする。

確かに本作品は映像が美しい。でも、カタルシスを得られるほどではないし、幾つもの綻びも見られる。その辺りが、本作品が日本未公開になった理由だろう。(随分と贅沢だな)

ちなみに、シャルロット・ゲンズブールが出演している。『なまいきシャルロット』から年月を思い、私も歳を取ったなぁとしみじみ。
他にも、ヴァル・キルマーやクロエ・セヴィニー、ジェームズ・ダーシーなど、かなりキャストは豪華だ。

なので、オススメ! この冬は雪が降ったら、雪だるまを作ろ♪(笑)

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スノーマン 雪闇の殺人鬼

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美しい雪原とマイケルとレベッカと

投稿日

2018/12/14

レビュアー

感想

普段スリラーやホラーは観ないのですが、マイケル・ファスベンダーが主演とあっては、怖いシーンは目をそらしながら観るつもりで借りました。怖いシーンは、しばらくたってから、ゆっくりとじわじわと広がるように出てきます。最初は、このくらいなら大丈夫かも、と思わずに、目をそらす勇気を持って観てください。(笑)

とにかく北欧(ノルウェー、オスロとベルゲンでのロケ?)が美しい。山も雪原も道路、室内もみな美しい。そこで凄惨な事件が起こるのだから、とにかく怖い。

初めは、オリジナル映画だと思って見ていたのですが、ノルウェーでも有名な小説シリーズが原作だと知りました。(それでも許される限り、独自の作品観で制作した映画らしいです) ヒットしたらシリーズ化されたのでしょうが、続編のニュースが入って来ないところをみるとシリーズは難しいみたいですね。

すでに名優と呼ばれるマイケル・ファスベンダーが、キャラクターの内面を描ききった、役者としての新しい側面を見せている役だと感じました。とにかく、この俳優はすごい!と思わせる存在感。このキャラクターをもっと観たい、と切望してもかなわない夢なのでしょうね。

いつも美しく凛としたレベッカ・ファーガソンを観ていたので、この役は不思議な感じでした。普通の人になっている・・・という驚きと、映画が進行するにつれて、どんどん美しく愛らしく、けなげな女性が見えてくる演技です。彼女のファンは必見ですね。

他にも、トビー・ジョーンズが彼でなくてもいいんじゃないか、というくらいの役で出ているし、ヴァル・キルマー、こんなにおじいちゃんになったんだぁ、とか、マイケルの元妻役のシャルロット・ゲンズブールの存在感とさすがの演技、そして子ども役の若手俳優さんが、将来を楽しみにさせてくれる参加の仕方をしています。真っ白い世界、人間以外は静まりかえって凍ったような世界で、何をするでもなく、ただ絵に収まっているだけで躍動感を感じさせる青年を演じています。

自然の美しさ、人間の生みだした世界の造形美、それらを美しく捉えたカメラワーク、素晴らしい俳優たち。・・・残念なのは、この事件の犯人の動機が古い感じがしたところかな? 今の時代なら、その動機はありきたりすぎて、実際にはそういう人はほとんどいないのではないだろうか、と思いながら終盤観ていました。あれだけのことをする犯人は、もっと鬱屈した精神を持っているのではないだろうか、と。なんだか細かいことが気になって。サスペンス的な部分では、少し物足りない感じがしました。

俳優たちは素晴らしかったです。怖い映画ですが、それぞれの俳優のファンは、一見、いえ必見かもしれません。

完成度が低い・・・撮影日数が足らずに編集でごまかした!!

投稿日

2018/11/22

レビュアー

カマンベール

製作・監督・主演に一流を揃えて、この出来栄えでは、
失望しました。
原作はベストセラー「刑事ハリー・ホーレシリーズの7作目」
監督は「ぼくのエリ200歳の少女」「裏切りのサーカス」のトーマス・アルフレッドソン。
主役の刑事ハリーは私の大の贔屓のマイケル・ファスベンダー。

殺人予告のハガキに雪だるまのイラスト。
殺人予告された女性は殺されて雪だるまの上に切断した首を乗せて発見される。

連続猟奇殺人事件。
追う刑事は、殺人予告に右往左往、そして常に後手に回る。
ハリー刑事(マイケル・ファスベンダー)の相棒の女性刑事(レベッカ・ファーガソン)は、なかなか美しい。
彼女が犯人を執拗に追う動機も明らかにされるが、全く一言二言で説明されて、あまり安直です。

犯人に至っては、30年も前の出来事に遡る殺人動機なのですが、
これまたラストの方で、動機が明かされるが、全くチープで、
説得力のかけらもない。

脚本に肉付けする時間がないと、こんな映画になる。

ノルウェーの雪景色に浮かび上がる雪だるまのメルヘンチックに、
相反して血塗られた猟奇殺人鬼。

ファスベンダーのヤサグレた刑事に雰囲気があるのに、
残念な映画でした。

オスロの美しさ、ベルゲンの寂しさ。キーワードは「2」。

投稿日

2018/12/19

レビュアー

ちゅく

「スノーマン 雪闇の殺人鬼」(2016年、アメリカ/イギリス/スウェーデン、カラー、119分)。)

【1】北欧ミステリを原作にしていること。
【2】ファスベンダー、レベッカ・ファーガソン、トビー・ジョーンズ、クロエ・セヴィニーなど、好きな役者が出ていること。

この「2」条件で、文句なしに選びました。意外なことに日本劇場未公開作です。なぜだろうか?

連続殺人犯を追う警察官ホーレ(ファスベンダー)は、家に帰るのが怖いのか、凍死による自殺願望なのか、なぜか寒い場所でアルコールを頼りに夜を明かす。
そこに、補助的に若い女性警察官(レベッカ)が付く。
殺人現場には、いつも雪だるま(スノーマン)が置かれている。

次の二人の脇役俳優が、とくに良かった。

【1】シャルロット・ゲンズブール
 歳は調べない。ずいぶん、枯れたけど、やはり美しい変化球を投げてくれる。
【2】ヴァル・キルマー
「バットマン フォーエヴァー」の時代は遠く過ぎ去り……。でも、いい味を出している。

これだけ、いい条件が整っているのに、日本劇場未公開作になったのは、次の2点で明確です。
【1】脚本と演出と製作の不整合によって、ドタバタとして終わらせたこと。特に製作側が駄目。
【2】撮影時期が延びたことによる、豪華俳優陣のスケジュール調整ミス。脚本が駄目。そして、監督がルーズ。

しかし、あと30分あれば、もっと、深い映画になったろうか……。
いいえ。
ありきたりな脚本にも、問題がある。原作は読んでいないが、そろそろ北欧ミステリに皆、飽きてきたのではないだろうか。
相変わらずのサイコ・サスペンス。もう、それは、映画の中では、「捨てられたジャンル」なのだ。
なぜなら、映画を超える現実の不可解な事件が増え、その半分は未解決なのだから。
そして、解決・裁判中、未解決を問わず、現実の事件の根本起因は、家族というものをキーワードにしか、考えられないのだから。
この映画の犯人は、憎む対象を、まったく勘違いしていることを、映画(たぶん原作)は明確にするべきだったが、ただ一言のセリフだけでは
全く説得力がない。そのための30分は最低限、必要だった。
そして、こんなに多くの女性を殺す必要もなかった。映画のための連続殺人、底の浅いサイコには、うんざりする。
この映画を買わなかった、日本の配給会社は、正解の判断をした。

最後のに、この映画の脇の美点を二つ。

【1】ノルウェーの二都市の美しさ。
あまりにも整備されたオスロ。
フィヨルドに削られたベルゲン。
この映画の事件は、この二つの都市を結んだところから始終している。」

【2】音楽。ずいぶん調べたが、分からなかった。「ピタピタピパッパ」というインストルメンタル曲。2回鳴る。

2回見るには価しない。

ちゅく

犯人が犯行時に使用する凶器が怖い…便利グッズ?DIY的なもの?

投稿日

2018/11/24

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コタロウ(!)

刑事・ハリーは「伝説」と呼ばれるほど捜査能力に長けているが、酒に溺れてもいる。
酒を遠ざけるため、彼は「事件」を必要としていた。
新人刑事・カトリーネが持っていた「極秘」と書かれた捜査資料を目にしたハリーは、
彼女を手伝うことにする。

カトリーネの捜査資料は、女性の連続失踪事件に関するものだった。
女性たちには「雪の日に失踪し、既婚者で子供がいる」という共通点があった。
捜査中の彼らに、既に無事が確認されていた女性・シルヴィアが「失踪した」という通報が入った。
不審に思いつつシルヴィアの自宅へ向かったハリー達が発見したのは、彼女の首なし死体だった…

被害者の体を切断する時に犯人の使用する道具が、怖いながらも便利グッズ…
あれは市販されているのだろうか。DIY的な?
首に巻かれた細い鉄線が、あっという間に巻き取られてスパッと切断される!
おぉぉぉぉ…
そのものズバリは描かれないのでご安心ください。

ジョー・ネスボのハリー・ホーレ刑事シリーズ第7作目「スノーマン」を映画化。
ちょっとテンポが悪いし、平板な感じ。
犯人役が、恐ろしいほどに「私が犯人です!」オーラを出していて、震えました…

ハリー、カトリーネ、ハリーの元妻と血縁関係のない息子、元妻の恋人、実業家、産科医、
被害者、被害者の夫と子ども、ハリーの上司や同僚、9年前の失踪事件にまつわる人々…
これだけ登場人物がいるのに、強く印象に残る人がいない悲しさよ。
予告とキャスティングが良かったので、かなり期待して視聴したのに…ショボーン…

島と島を繋ぐ橋、ヴィーゲラン彫刻公園、湖など、ノルウェーの風景は美しく魅力的でした。
ノルウェーの雪景色の中、起伏に富んだ道路を走る車のシーンはCMのようです。
映像に一見の価値があったので星三つ!

雪だるま作ろ〜♪

投稿日

2019/11/21

レビュアー

みなさん(退会)

舞台はノルウェーだが、中国資本(パーフェクト・ワールド)との提携を元にユニバーサルが製作。それ故か、少々趣きが異なる作品に仕上がっている。いい雰囲気だったが、ちょっと雑な感じ。監督さんが自分のセンスを活かせなかったのだろう。

――ノルウェーはオスロ。その年はじめて雪が降った日、一人の女性が失踪する。家の前には彼女のスカーフを巻いた雪だるまが作られていた。
未解決事件ばかりを担当するハリー・ホーレ警部は、新人の女性刑事カトリーネとコンビを組み、この事件の捜査に当たることになる。彼女の調べでは、この10年間に失踪事件が多発していた。
そんな時、ハリーの許に1 通の手紙が届く。署名には雪だるまの絵が描かれていた。
……というお話し。

監督したのは、スウェーデン出身のトーマス・アルフレッドソン。『ぼくのエリ/ 200歳の少女』を撮った方。彼の持ち味である映像の美しさは、甘美だ。もっと観ていたい気にさせられるが、いまいちインパクトがなかったのは、ザンネン。(溜息)

それに、ストーリーを引っ張って来た女性刑事カトリーネ(レベッカ・ファーガソン)を途中で舞台から下ろしてしまったのは、失敗だろう。原作がどうかは知らないが、彼女はクライマックスまで動かすべきだった。ハリウッド映画らしい展開の方が、むしろ納得できたはすだ。

裏を返せば、主人公であるハリー刑事(マイケル・ファスベンダー)に、魅力がないってことだ。酔っぱらって公園のベンチで寝てしまうダメな刑事のはずなのに、妙に小綺麗なのはいただけない。何日もシャワーを浴びず、酒と煙草ににおいをさせた中年刑事が、事件を通して次第に自分を取り戻して行くからこそ面白いのであって、ハリウッド・スターのマイケル・ファスベンダーが、そのまま映像に出て来ても、映画作品としてはマイナスだろう。それなら、むしろ私たちに馴染みのないノルウェーの俳優さんの方が良かった。男臭い中年男がいいな。

ミステリーとしては、連続した事件の概要がハッキリしないのも難点。失踪事件は地味だし、その先に連続猟奇殺人事件を予感させるものがないと、記憶に残らない。(あくまでも映画の中の話しですので、念のため)

観客の興味を惹き付けるには、刺激が必要だ。どんな残忍なことが行われるのか、どんな善い行為が行われるのか、観たことのない映像や音、ヒリヒリするような緊迫感、美しい映像、そうしたものが観客の目をスクリーンに釘付けにする。

確かに本作品は映像が美しい。でも、カタルシスを得られるほどではないし、幾つもの綻びも見られる。その辺りが、本作品が日本未公開になった理由だろう。(随分と贅沢だな)

ちなみに、シャルロット・ゲンズブールが出演している。『なまいきシャルロット』から年月を思い、私も歳を取ったなぁとしみじみ。
他にも、ヴァル・キルマーやクロエ・セヴィニー、ジェームズ・ダーシーなど、かなりキャストは豪華だ。

なので、オススメ! この冬は雪が降ったら、雪だるまを作ろ♪(笑)

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