ザ・スクエア 思いやりの聖域

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ザ・スクエア 思いやりの聖域 / クレス・バング
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「ザ・スクエア 思いやりの聖域」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

「フレンチアルプスで起きたこと」のリューベン・オストルンド監督が現代美術館のキュレーターを主人公に、現代社会の不条理を皮肉たっぷりのユーモアで辛辣に描き、みごとカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールに輝いた異色の風刺コメディ。主演はデンマーク人俳優のクレス・バング、共演にエリザベス・モス、ドミニク・ウェスト。バツイチで2人のかわいい娘を持つクリスティアンは有名美術館のキュレーター。彼は次の展覧会に向けて人々の思いやりをテーマに掲げ、それを形にしたインスタレーション“ザ・スクエア”を発表する。そんなある日、道端で思わぬトラブルに巻き込まれ、携帯と財布を盗まれてしまう。すると“ザ・スクエア”の精神とは裏腹に、盗まれた物を取り戻すために後先考えずに行動しまうクリスティアンだったが…。 JAN:4532612134645

「ザ・スクエア 思いやりの聖域」 の作品情報

作品情報

製作年: 2017年
原題: THE SQUARE

「ザ・スクエア 思いやりの聖域」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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1〜 5件 / 全15件

「思いやり」を持つことの《難しさ、複雑》

投稿日:2018/08/16 レビュアー:カマンベール

2017年(スウェーデン/独/仏/デンマーク)
…………カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。

面白いんだけど、面倒くさい、そして長い(151分)

現代アートの美術館を舞台に複雑かつ困難なさまざまなトラブルに見舞われるキュレーターのクリスティアン(クレス・バング)の、受難の日々が描かれます。

現代アートの展示品が、ただ平面に砂の小山を数十、積んだだけだったり。
題名になっている展示「スクエア」とは、通りかかる人々を利他主義(つまり、思いやり)へと導く・・という四角い空間のことなのですから・・

そんな現代アートの美術館のキュレーターのクリスティアン。
展示物から資金面まで全ての実権を握るデキル男です。

そんな彼が自身の「思いやり」を問われる事件に次々と遭遇して、彼の本質が露わになる様子は、私たちにとっても、いざとなったら、
「思いやり」のなんのと言ってられませんから、身につまされますが、
結構、化けの皮が剥がされて気の毒でもありましたね。

監督は「スイスアルプスで起きたこと」で注目されたスウェーデンの
リューベン・オストルンド。
主演のクレス・バングはこの映画の成功で「ドラゴンタトゥーの女2」に、抜擢されたそうです。

一筋縄では行きませんが、癖のあるブルーチースみたいな映画でした。
(好きな人は好き・・でしょう!)

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世の中全体をスクエアに囲えればよいのだけどね

投稿日:2018/10/25 レビュアー:ポッシュ(休眠中)

非常に面白かったです!

「ザ・スクエア」とは、この物語の舞台となっている美術館で展示されるアート作品。
そのコンセプトは「信頼と思いやり、平等の権利と義務」というシンプルなもの。

この物語は、主人公クリスティアンの身におきる出来事と、そこから透けて見えてくる
彼の本音や人間性を通して、徹底して「信頼と思いやり、平等の権利と義務」について語りかけてくる。

ユーモラスなエピソードが多いのが救いだけど、内容的にはもうモラル問われまくりで
問題提起の波状攻撃に、ボカスカ心を打たれてグッタリ(苦笑)。

個人的には、このクリスティアンなる人物のダメさ加減にシンパシーを覚えた。
わが身可愛さにウソをつく、肝心なところで弱気になる、人前でカッコつけて取り繕う・・・嗚呼もう止めて(泣)。

でも、ある人が言う。「間違えたら、そこを直して前へ進もう」
その言葉を聞いてクリスティアンも行動を起こす。
私自身もこの言葉に救われた。今、この時、この作品に出会えたことを感謝したい。

このレビューは気に入りましたか? 9人の会員が気に入ったと投稿しています

映像で描く現代美術論

投稿日:2018/11/16 レビュアー:hinakksk

 現代美術とは何かを映像で語る、現代アートの暗喩のような映画。語りは具体的のように見えて、実はとても観念的。一応最後まで観たけれど、現代美術のファンでもなければとても150分も付き合いきれない、というのが正直なところ。

 常に何らかの叫びや雑音、異物や夾雑物のある空間。現代音楽における不協和音のようなものか。異質なものに理由もなく突然襲われたり、助けてと叫んでも誰も助けない、平常は気付いていないが実際は悪夢のような空間。

 「ザ・スクエアは信頼と思いやりの聖域です。この中では誰もが、平等の権利と義務を持ちます。」という作品のコンセプトは逆説的で、大いなる皮肉でしかない。あるいは、現代アートのかなえられない願いなのか。観終わった後、どっと疲れる映画だ。

このレビューは気に入りましたか? 5人の会員が気に入ったと投稿しています

これで、何かが変わるとも思えない。しかし…

投稿日:2018/10/15 レビュアー:コタロウ(!)

美術館のチーフ・キュレーターを務めるクリスティアンは、スマホや財布がないことに気づく。
追跡アプリで捜索したところ、貧困地域にあるアパートの中にあることが判明。
盗難だと思った彼は「お前がやったことはわかっている。スマホと財布を返せ」と書いた脅迫状を
全戸に配り、これが奏功してスマホと財布を取り戻す。
ところが後日「私を泥棒呼ばわりした。謝れ!」という手紙がクリスティアンに届き…

クリスティアンの美術館で開催される企画展の目玉は、石畳を四角く区切った「ザ・スクエア」
というインスタレーション(空間展示)である。
作品のメッセージは「信頼と思いやりの聖域の中では、誰もが平等の権利と義務を持ちます」だ…
これが嫌味に響く風刺作品であった…

発信力のある知的な仕事、スタイリッシュな自宅、車はテスラ、知的な妻と愛らしい娘。
上級国民クリスティアンが貧乏アパート住人を泥棒認定する胸糞展開だったが、
最後の方では、クリスティアンが自分の生き方を省みているようで、安心させられた。
しかし、クリスティアンがちょっと反省したくらいじゃ、きっと、何も変わらない。
父親の悲しげな姿を見た娘たちが変えてくれるかもしれない。そんな結末。

リューベン・オストルンド監督作品。
「フレンチアルプスで起きたこと」視聴後の不快感が頭をよぎったが、杞憂だった。

洗練されたスウェーデンの街に散見する物乞いの姿。
キャッシュレスの進んだスウェーデンで小銭がもらえるのだろうか。
クリスティアンはサンドイッチを買い与えていた。お、おう…

乱暴狼藉を働いたパフォーマーが、上品な客たちの怒りを買って暴行され放置されるシーン。
清掃員に壊されてしまった「砂山」の作品を、クリスティアンと美術館職員が作者に黙って
勝手に手直しするシーン。
これら二つのシーンが怖かった…

このレビューは気に入りましたか? 4人の会員が気に入ったと投稿しています

スマホを落としただけなのに

投稿日:2018/10/11 レビュアー:裸足のラヴァース 2.0

中身は知らず 美術館のキューレーターが主人公なのか 地位は高そう
つい最近 バンクシーのサザビーズでの作者自身によるアクシデントに
笑った後では受けるね 「フレンチアルプス」で 心理劇より映画の形式美
に見るべきものがあったので こちらはずばり美術館が舞台なら より
自己言及的な映画になっているのかどうか

はなから脱力小話風のエピソード 街には物乞い コジキの類いが多し
四角いコンセプチュアルアートをめぐるプロモーション戦略が世俗の
公の方のお話の軸となり もうひとつの軸がスマホをめぐる私的なドタ
バタに構成される

40分過ぎてもなんか乗らないのは 前作にある 機械と音響などの細部の
主題が 赤ん坊の泣き声くらいだろうからか しかし50分を過ぎると
撮影照明が見るべきカットを連発して来る 短く連ねるエピソードが
いいかも カントとチンパンジーとユートピアのぱっちんゴムに笑う
この後の美術館における 痴話喧嘩のバックの音響ノイズは面目躍如だ

基本PC過剰の世の中を皮肉ってはいるのだが 特に階級格差社会における
エリート達の所業などを しかしハネケの様な冷酷な視点でも 単なる
皮肉屋でもないのは 厳格で繊細な映画の形式美を追求している以上は
芸術表現への信頼 肯定があるのだ この演出家は意外に善意の人でそれは
前作のラストがアカルイミライで終わっていることからもわかり
この人は落語の様に人間を肯定する事 平凡かもしれぬ善意を隠さぬ人
なのだ 同時に芸術に対する 誇りと矜持を崩さぬ姿勢には共感を禁じ
得ない 今後も注目してしかるべき映画作家です 推薦

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「思いやり」を持つことの《難しさ、複雑》

投稿日

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レビュアー

カマンベール

2017年(スウェーデン/独/仏/デンマーク)
…………カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。

面白いんだけど、面倒くさい、そして長い(151分)

現代アートの美術館を舞台に複雑かつ困難なさまざまなトラブルに見舞われるキュレーターのクリスティアン(クレス・バング)の、受難の日々が描かれます。

現代アートの展示品が、ただ平面に砂の小山を数十、積んだだけだったり。
題名になっている展示「スクエア」とは、通りかかる人々を利他主義(つまり、思いやり)へと導く・・という四角い空間のことなのですから・・

そんな現代アートの美術館のキュレーターのクリスティアン。
展示物から資金面まで全ての実権を握るデキル男です。

そんな彼が自身の「思いやり」を問われる事件に次々と遭遇して、彼の本質が露わになる様子は、私たちにとっても、いざとなったら、
「思いやり」のなんのと言ってられませんから、身につまされますが、
結構、化けの皮が剥がされて気の毒でもありましたね。

監督は「スイスアルプスで起きたこと」で注目されたスウェーデンの
リューベン・オストルンド。
主演のクレス・バングはこの映画の成功で「ドラゴンタトゥーの女2」に、抜擢されたそうです。

一筋縄では行きませんが、癖のあるブルーチースみたいな映画でした。
(好きな人は好き・・でしょう!)

世の中全体をスクエアに囲えればよいのだけどね

投稿日

2018/10/25

レビュアー

ポッシュ(休眠中)

非常に面白かったです!

「ザ・スクエア」とは、この物語の舞台となっている美術館で展示されるアート作品。
そのコンセプトは「信頼と思いやり、平等の権利と義務」というシンプルなもの。

この物語は、主人公クリスティアンの身におきる出来事と、そこから透けて見えてくる
彼の本音や人間性を通して、徹底して「信頼と思いやり、平等の権利と義務」について語りかけてくる。

ユーモラスなエピソードが多いのが救いだけど、内容的にはもうモラル問われまくりで
問題提起の波状攻撃に、ボカスカ心を打たれてグッタリ(苦笑)。

個人的には、このクリスティアンなる人物のダメさ加減にシンパシーを覚えた。
わが身可愛さにウソをつく、肝心なところで弱気になる、人前でカッコつけて取り繕う・・・嗚呼もう止めて(泣)。

でも、ある人が言う。「間違えたら、そこを直して前へ進もう」
その言葉を聞いてクリスティアンも行動を起こす。
私自身もこの言葉に救われた。今、この時、この作品に出会えたことを感謝したい。

映像で描く現代美術論

投稿日

2018/11/16

レビュアー

hinakksk

 現代美術とは何かを映像で語る、現代アートの暗喩のような映画。語りは具体的のように見えて、実はとても観念的。一応最後まで観たけれど、現代美術のファンでもなければとても150分も付き合いきれない、というのが正直なところ。

 常に何らかの叫びや雑音、異物や夾雑物のある空間。現代音楽における不協和音のようなものか。異質なものに理由もなく突然襲われたり、助けてと叫んでも誰も助けない、平常は気付いていないが実際は悪夢のような空間。

 「ザ・スクエアは信頼と思いやりの聖域です。この中では誰もが、平等の権利と義務を持ちます。」という作品のコンセプトは逆説的で、大いなる皮肉でしかない。あるいは、現代アートのかなえられない願いなのか。観終わった後、どっと疲れる映画だ。

これで、何かが変わるとも思えない。しかし…

投稿日

2018/10/15

レビュアー

コタロウ(!)

美術館のチーフ・キュレーターを務めるクリスティアンは、スマホや財布がないことに気づく。
追跡アプリで捜索したところ、貧困地域にあるアパートの中にあることが判明。
盗難だと思った彼は「お前がやったことはわかっている。スマホと財布を返せ」と書いた脅迫状を
全戸に配り、これが奏功してスマホと財布を取り戻す。
ところが後日「私を泥棒呼ばわりした。謝れ!」という手紙がクリスティアンに届き…

クリスティアンの美術館で開催される企画展の目玉は、石畳を四角く区切った「ザ・スクエア」
というインスタレーション(空間展示)である。
作品のメッセージは「信頼と思いやりの聖域の中では、誰もが平等の権利と義務を持ちます」だ…
これが嫌味に響く風刺作品であった…

発信力のある知的な仕事、スタイリッシュな自宅、車はテスラ、知的な妻と愛らしい娘。
上級国民クリスティアンが貧乏アパート住人を泥棒認定する胸糞展開だったが、
最後の方では、クリスティアンが自分の生き方を省みているようで、安心させられた。
しかし、クリスティアンがちょっと反省したくらいじゃ、きっと、何も変わらない。
父親の悲しげな姿を見た娘たちが変えてくれるかもしれない。そんな結末。

リューベン・オストルンド監督作品。
「フレンチアルプスで起きたこと」視聴後の不快感が頭をよぎったが、杞憂だった。

洗練されたスウェーデンの街に散見する物乞いの姿。
キャッシュレスの進んだスウェーデンで小銭がもらえるのだろうか。
クリスティアンはサンドイッチを買い与えていた。お、おう…

乱暴狼藉を働いたパフォーマーが、上品な客たちの怒りを買って暴行され放置されるシーン。
清掃員に壊されてしまった「砂山」の作品を、クリスティアンと美術館職員が作者に黙って
勝手に手直しするシーン。
これら二つのシーンが怖かった…

スマホを落としただけなのに

投稿日

2018/10/11

レビュアー

裸足のラヴァース 2.0

中身は知らず 美術館のキューレーターが主人公なのか 地位は高そう
つい最近 バンクシーのサザビーズでの作者自身によるアクシデントに
笑った後では受けるね 「フレンチアルプス」で 心理劇より映画の形式美
に見るべきものがあったので こちらはずばり美術館が舞台なら より
自己言及的な映画になっているのかどうか

はなから脱力小話風のエピソード 街には物乞い コジキの類いが多し
四角いコンセプチュアルアートをめぐるプロモーション戦略が世俗の
公の方のお話の軸となり もうひとつの軸がスマホをめぐる私的なドタ
バタに構成される

40分過ぎてもなんか乗らないのは 前作にある 機械と音響などの細部の
主題が 赤ん坊の泣き声くらいだろうからか しかし50分を過ぎると
撮影照明が見るべきカットを連発して来る 短く連ねるエピソードが
いいかも カントとチンパンジーとユートピアのぱっちんゴムに笑う
この後の美術館における 痴話喧嘩のバックの音響ノイズは面目躍如だ

基本PC過剰の世の中を皮肉ってはいるのだが 特に階級格差社会における
エリート達の所業などを しかしハネケの様な冷酷な視点でも 単なる
皮肉屋でもないのは 厳格で繊細な映画の形式美を追求している以上は
芸術表現への信頼 肯定があるのだ この演出家は意外に善意の人でそれは
前作のラストがアカルイミライで終わっていることからもわかり
この人は落語の様に人間を肯定する事 平凡かもしれぬ善意を隠さぬ人
なのだ 同時に芸術に対する 誇りと矜持を崩さぬ姿勢には共感を禁じ
得ない 今後も注目してしかるべき映画作家です 推薦

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