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アイルランドの名匠ジム・シェリダン監督がルーニー・マーラを主演に迎えて贈る大河ロマン。第二次世界大戦時のアイルランドを舞台に、40年間も精神病院に収容されていた老女のミステリアスな愛の物語を綴る。共演はヴァネッサ・レッドグレーヴ。取り壊しが決まった精神病院からの転院を頑なに拒否し続ける老女ローズ。彼女は自分の赤ん坊を殺したとの罪で40年間もこの病院に収容されていた。そんなローズの問診をすることになったグリーン医師は、彼女の語る過去に耳を傾けていく――。第二次世界大戦中、故郷の田舎町で暮らしていた若きローズは、男たちの注目の的だった。中でも神父のゴーントはしつこく付きまとっていた。そんな中、イギリス空軍に志願したことで裏切り者と白眼視されていた青年マイケルと恋に落ちるローズだったが…。 JAN:4946472014885
製作年: |
2016年 |
---|---|
製作国: |
アイルランド |
原題: |
The Secret Scripture |
監督: |
ジム・シェリダン |
---|---|
製作総指揮: |
ギャヴィン・プールマン 、 アンドレア・スカルソ 、 ニコラス・シャルティエ 、 ジョナサン・デクター 、 コーマック・クロフォード 、 ジェリー・ハリス 、 オーエン・コルファー |
出演: |
ルーニー・マーラ 、 テオ・ジェームズ 、 バネッサ・レッドグレーブ 、 ジャック・レイナー 、 エリック・バナ 、 エイダン・ターナー 、 スーザン・リンチ 、 トム・ヴォーン=ローラー 、 エイドリアン・ダンバー 、 ルーニー・マーラ 、 ヴァネッサ・レッドグレイヴ 、 ジャック・レイナー |
原作: |
セバスチャン・バリー |
---|---|
音楽: |
ブライアン・バーン |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
108分 | 日・吹 | 英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
CFTD494 | 2018年10月03日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
13枚 | 1人 | 1人 |
収録時間:
108分
字幕:
日・吹
音声:
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ
レイティング:
記番:
CFTD494
レンタル開始日:
2018年10月03日
在庫枚数
13枚
1位登録者:
1人
2位登録者:
1人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
108分 | 日・吹 | 英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
CFTD494 | 2018年10月03日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
13枚 | 1人 | 1人 |
収録時間:
108分
字幕:
日・吹
音声:
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ
レイティング:
記番:
CFTD494
レンタル開始日:
2018年10月03日
在庫枚数
13枚
1位登録者:
1人
2位登録者:
1人
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監督:ジム・シェリダン(2016年・アイルランド・108分)
原作:セバスチャン・バリー『The Secret Scripture(秘密の聖書)』
ローズの若い頃をルーニー・マーラ、晩年をヴァネッサ・レッドグレイヴが演じています。
息子殺しの容疑をかけられ、無実を訴え続けるるローズは、40年もの間、聖マラキ病院(精神病院)に閉じ込められていました。
取り壊しがきまった聖マラキ病院を精神科医のスティーヴン・グリーン(エリック・バナ)が、ローズの症状の再評価に訪れます。
その際、ローズが聖書の中に書き綴った「ローズ記」があることを知り、ローズの回想とともに物語が展開して行きます。
・・・ ・・・ ・・・ ・・・
ナチスドイツがフランスを占領した1942年頃、ローズは北アイルランドの戦況を逃れて叔母を頼って疎開して来ます。
叔母は“禁酒ホテル”を経営。ローズは、そこで働きます。
(後にローズの夫となる)マイケル・マクナルティ(ジャック・レイナー)は、正反対の職業―タバコや酒を売っていました。
当時、英国空軍はパイロット不足で、新聞に「アイルランド人男性求む」と広告を出していました。
マイケルはそれに応募し、自分が帰るまで待っていて欲しいとローズに言い残します。
海で泳ぐローズを見つけ、ひとりの男が近づいて来ます。
彼が言うには、「この国で男の目を直接見て良いのは、その男の妻だけだ」と言います。
その言葉を聞いている間もローズは男の目を真っすぐに見つめています。
後日、その男はカトリックのゴーント神父だと分かりました。
ゴーント神父は、ローズが行く先々に現れ、ついにはローズに言い寄るジャックと喧嘩になります。
叔母は、「あなたには男をそそのかす力がある」と、ローズを森の中の小屋にひとりで住まわせます。
そして、やがて訪れる不幸な運命・・・(私はすべてゴーント神父のせいと恨みます)
・・・ ・・・ ・・・ ・・・
そもそも、ローズが精神病院に幽閉されることになったのは、
「ローズは邪悪ではないが強情で、男たちを惹きつける。彼女は色情症かも知れない」
という、ゴーント神父によるローズの評価が原因です。
また、ローズが臨月の身重で海を泳いで対岸に渡り、そこで出産した男の子を殺した罪に問われたのもゴーント神父のせいと思います。
ゴーント神父も自らそのことを認めてはいたのでしょう。
しかし、理性で己の感情を押さえつけることは出来なかった。
彼が晩年を迎えてやっと、ある人物に真実を伝え、さらにローズの再評価を依頼したのです。
せめてもの罪滅ぼしにはなったかも知れないけれど、遅すぎです。
いや、ローズが生きてる間に真実と出会えてよかったのかも知れないと、少々複雑な思いです。
中盤を過ぎた辺りから、ひょっとして・・という予感はありました。
聖書のくり抜いた場所に、マイケルの勲章がピッタリと納まって、物語も落ち着くところに落ち着きました。
ルーニー・マーラのひたむきでキラキラした美しさ、ヴァネッサ・レッドグレイヴの自分自身を失わず、マイケルの愛を疑わない凛とした強さ。
聖書の余白に綴られた日記と、文字の上に描かれた神父の似顔絵。
これらが、今後、私の中に残るであろう本作の印象です。
このレビューは気に入りましたか? 9人の会員が気に入ったと投稿しています
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(重大なネタバレあり。作品をご覧になってからお読みください)
美しい物語でした。
舞台は第二次世界大戦下のアイルランド。
ローズという名前の女性(ルーニー・マーラ)が、己の欲するままに恋をし、
古い因習の残る田舎で孤立していくところが、「ライアンの娘」(1970)を想起させる。
お相手が敵方の兵士(正確には違うのだけど、これは後述します)ってところなんかも符合する。
町を歩くだけで男どもを悩殺してしまうローズ。そういう自分を恥じるとか、或いは災厄のように感じて困惑するとか、
そんな内向きな心性が微塵もなく、常に顔を上げて、射るように人の目を見つめて話す、真っ直ぐな女性。
そんな彼女が、若い神父をも虜にしてしまった事から悲劇は始まる。
どうしても手の届かないローズに対し、嫉妬に狂った神父は彼女を「色情狂」と診断。
彼女は精神病院に強制入院させられてしまう・・・。
映画は、この病院で40年の年月を過ごした年老いたローズ(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)が、
転院のための再診断を受けるところから始まる。
教皇の命を受けて来院したグリーン医師(エリック・バナ)が狂言回しとなり、ローズの壮絶な半生が回想されるという構造。
シネマスコープの横広の画面に広がるアイルランドの荒涼とした風景が、心をとらえる。
「子殺し」の汚名を着せられたローズだが、窓辺に座る彼女の顔は、陽の光を真正面に浴びて白く輝いている。
一方、再診断など不要だと面倒がる病院長の顔には影が差して暗い。真理はどちらの側にあるのか
伺い知れる画(え)。
光と影を繊細に捉える室内シーンが美しくて、見惚れてしまった。
扉に続く奥の部屋を覗くようなカットが何度も出てきて、フェルメールの絵のようだった。
扉や壁で画面の多くを覆ってしまうマスキングの手法が冴えている。
そして、ラスト近くで判明する驚愕の事実。ここで、この物語の相貌は180度、変容する。
狂言回しだと思っていたグリーン医師が、突如として物語の中心に押し出される。
「子殺し」の話ではない。これは「子別れ」の話で、生き別れた子が母親を探し当てる物語だったのだ。
<補足>
ローズの恋の相手マイケルはアイルランド人のパイロット。同国人だが彼は親英派でイギリス空軍のパイロットに志願したから
アイルランドの民族主義者から敵とみなされ制裁を受けた、という事だと思います。ちょっと複雑。
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ユーザーレビュー:13件
投稿日
2019/06/17
レビュアー
kazupon※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
監督:ジム・シェリダン(2016年・アイルランド・108分)
原作:セバスチャン・バリー『The Secret Scripture(秘密の聖書)』
ローズの若い頃をルーニー・マーラ、晩年をヴァネッサ・レッドグレイヴが演じています。
息子殺しの容疑をかけられ、無実を訴え続けるるローズは、40年もの間、聖マラキ病院(精神病院)に閉じ込められていました。
取り壊しがきまった聖マラキ病院を精神科医のスティーヴン・グリーン(エリック・バナ)が、ローズの症状の再評価に訪れます。
その際、ローズが聖書の中に書き綴った「ローズ記」があることを知り、ローズの回想とともに物語が展開して行きます。
・・・ ・・・ ・・・ ・・・
ナチスドイツがフランスを占領した1942年頃、ローズは北アイルランドの戦況を逃れて叔母を頼って疎開して来ます。
叔母は“禁酒ホテル”を経営。ローズは、そこで働きます。
(後にローズの夫となる)マイケル・マクナルティ(ジャック・レイナー)は、正反対の職業―タバコや酒を売っていました。
当時、英国空軍はパイロット不足で、新聞に「アイルランド人男性求む」と広告を出していました。
マイケルはそれに応募し、自分が帰るまで待っていて欲しいとローズに言い残します。
海で泳ぐローズを見つけ、ひとりの男が近づいて来ます。
彼が言うには、「この国で男の目を直接見て良いのは、その男の妻だけだ」と言います。
その言葉を聞いている間もローズは男の目を真っすぐに見つめています。
後日、その男はカトリックのゴーント神父だと分かりました。
ゴーント神父は、ローズが行く先々に現れ、ついにはローズに言い寄るジャックと喧嘩になります。
叔母は、「あなたには男をそそのかす力がある」と、ローズを森の中の小屋にひとりで住まわせます。
そして、やがて訪れる不幸な運命・・・(私はすべてゴーント神父のせいと恨みます)
・・・ ・・・ ・・・ ・・・
そもそも、ローズが精神病院に幽閉されることになったのは、
「ローズは邪悪ではないが強情で、男たちを惹きつける。彼女は色情症かも知れない」
という、ゴーント神父によるローズの評価が原因です。
また、ローズが臨月の身重で海を泳いで対岸に渡り、そこで出産した男の子を殺した罪に問われたのもゴーント神父のせいと思います。
ゴーント神父も自らそのことを認めてはいたのでしょう。
しかし、理性で己の感情を押さえつけることは出来なかった。
彼が晩年を迎えてやっと、ある人物に真実を伝え、さらにローズの再評価を依頼したのです。
せめてもの罪滅ぼしにはなったかも知れないけれど、遅すぎです。
いや、ローズが生きてる間に真実と出会えてよかったのかも知れないと、少々複雑な思いです。
中盤を過ぎた辺りから、ひょっとして・・という予感はありました。
聖書のくり抜いた場所に、マイケルの勲章がピッタリと納まって、物語も落ち着くところに落ち着きました。
ルーニー・マーラのひたむきでキラキラした美しさ、ヴァネッサ・レッドグレイヴの自分自身を失わず、マイケルの愛を疑わない凛とした強さ。
聖書の余白に綴られた日記と、文字の上に描かれた神父の似顔絵。
これらが、今後、私の中に残るであろう本作の印象です。
投稿日
2018/10/20
レビュアー
ポッシュ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
(重大なネタバレあり。作品をご覧になってからお読みください)
美しい物語でした。
舞台は第二次世界大戦下のアイルランド。
ローズという名前の女性(ルーニー・マーラ)が、己の欲するままに恋をし、
古い因習の残る田舎で孤立していくところが、「ライアンの娘」(1970)を想起させる。
お相手が敵方の兵士(正確には違うのだけど、これは後述します)ってところなんかも符合する。
町を歩くだけで男どもを悩殺してしまうローズ。そういう自分を恥じるとか、或いは災厄のように感じて困惑するとか、
そんな内向きな心性が微塵もなく、常に顔を上げて、射るように人の目を見つめて話す、真っ直ぐな女性。
そんな彼女が、若い神父をも虜にしてしまった事から悲劇は始まる。
どうしても手の届かないローズに対し、嫉妬に狂った神父は彼女を「色情狂」と診断。
彼女は精神病院に強制入院させられてしまう・・・。
映画は、この病院で40年の年月を過ごした年老いたローズ(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)が、
転院のための再診断を受けるところから始まる。
教皇の命を受けて来院したグリーン医師(エリック・バナ)が狂言回しとなり、ローズの壮絶な半生が回想されるという構造。
シネマスコープの横広の画面に広がるアイルランドの荒涼とした風景が、心をとらえる。
「子殺し」の汚名を着せられたローズだが、窓辺に座る彼女の顔は、陽の光を真正面に浴びて白く輝いている。
一方、再診断など不要だと面倒がる病院長の顔には影が差して暗い。真理はどちらの側にあるのか
伺い知れる画(え)。
光と影を繊細に捉える室内シーンが美しくて、見惚れてしまった。
扉に続く奥の部屋を覗くようなカットが何度も出てきて、フェルメールの絵のようだった。
扉や壁で画面の多くを覆ってしまうマスキングの手法が冴えている。
そして、ラスト近くで判明する驚愕の事実。ここで、この物語の相貌は180度、変容する。
狂言回しだと思っていたグリーン医師が、突如として物語の中心に押し出される。
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<補足>
ローズの恋の相手マイケルはアイルランド人のパイロット。同国人だが彼は親英派でイギリス空軍のパイロットに志願したから
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