はじめてのおもてなし / センタ・バーガー
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はじめてのおもてなし
/サイモン・ヴァーホーヴェン
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「はじめてのおもてなし」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
ミュンヘンの裕福な一家を舞台に、母親の独断で一人の難民青年を受け入れたことから生じる家族の戸惑いと思いがけない大騒動の行方をユーモラスに描いたドイツ発のヒューマン・コメディ。主演は「悪魔のようなあなた」のベテラン、センタ・バーガー。監督はセンタ・バーガーの息子でもあるジーモン・ファーフーフェン。ミュンヘンの閑静な住宅地に暮らすハートマン家。ある日、元教師の母アンゲリカがいきなり難民を一人受け入れると宣言、当惑する家族の反対を押し切り、ナイジェリアから来た難民の青年ディアロを自宅に住まわせることに。ぞれぞれに問題を抱え、バラバラになりかけていたハートマン家。そんな中、天涯孤独の青年ディアロをもてなそうと張り切りアンゲリカだったが…。 JAN:4988013180710
「はじめてのおもてなし」 の作品情報
「はじめてのおもてなし」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
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はじめてのおもてなしの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
116分 |
日 |
独:ドルビーデジタル5.1ch |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
PCBP73789 |
2018年08月17日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
11枚
|
1人
|
1人
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はじめてのおもてなしの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
116分 |
日 |
独:ドルビーデジタル5.1ch |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
PCBP73789 |
2018年08月17日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
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ユーザーレビュー:6件
難民であるナシより、信頼できるかが、一番!!
信じられる人としか、友達にはなれません。
結局は人間性を認め信頼し、尊重してはじめて、
人と人は認め合い、そして親友や恋人、家族になります。
2016年(ドイツ)
難民が増加して欧州に押し寄せて、受け入れるか?制限するか?
大揺れになった欧州諸国。
(ドイツも、最初から受け入れに積極的だったメルケル首相が、
その後の難民の不祥事が多発して批判を受けました)
その頃に撮影された映画でドイツでは400万人が観たヒット作です。
ミュンヘンに住む平凡な主婦が、ナイジェリアから来た1人の難民青年を、家庭に受け入れたことにより起こるドタバタ騒動を描いています。
主婦アンゲリカは平凡と言っても、大卒で教師から校長まで勤めた
リベラル派。
夫のリヒャルトは整形外科医の勤務医です。
難民支援施設でドイツ語教師のボランティアを申し出たアンゲリカは、
間に合っていると断られます。
ならば難民を1人家庭に引き取り世話をしようと決めます。
受け入れたナイジェリア青年ディアロは誠実そのもの。
自国で、ボコ・ハラムに家族を虐殺されて、1人で苦労して
ドイツに辿り着きました。
しかし隣人でさえハートマン家の難民を白い目で見て、
騒ぎがあったら即座に通報します。
ドイツ人自体が一枚岩ではありません。
リベラルで難民に同情的な人もいれば、イスラム教徒はテロリストと決めつける人もいる。
危険なネオナチもいる。
警察はテロリストのテロ計画を警戒して防ぐのが仕事です。、
ハートマン家の娘(30歳近いのにまだ自分探しに夢中な万年学生)
息子のエリート弁護士は仕事人間で息子(アンゲリカの孫)に割く時間がない。
アンゲリカの夫のリヒャルトはフェイスブックとシワ取りをはじめて、
若い女の子に色目を使う。
問題山積みのハートマン一家が巻き込まれる難民騒動は笑っちゃいけないけれど、ユーモラスでコメディみたいです。
同じドイツ人同士でも、嫌いな人も仲良くなりたくない人もいる中で、
ディアロは本当に常識家で優しい。
本当に仲間として受け入れたい好青年です。
そして、誤解から、ディアロの難民申請が取り消される事態に!!
ハートマン一家とディアロに平穏と幸せは訪れるでしょうか?
人を見るとき、肌の色ではなく、心と目をよく見て、
信頼できるか考えて、友達を作ろう・・・そして力になろう・・・
そう思った映画でした。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
雨降って地固まる
とても楽しくいいお話でした。
アルジェリアからの難民を受け入れた裕福なハートマン家。
父親リヒャルドは大病院の医長
母親アンゲリカは教師を定年退職し現在は専業主婦
夫婦仲は倦怠期を通り越して互いに無関心状態の二人。
長男フィリップはバツイチ子持ちの敏腕企業弁護士で
上海とドイツを行ったりきたりの大忙し。
長女ゾフィは30歳にしていまだ大学生、自分の道を模索中。
そんなハートマン家にやってきたのはアルジェリアからの亡命申請中の優しい青年ディアロ
フィリップの12歳の息子と意気投合するディアロ
そんなディアロにドイツ語を教えたり
庭仕事を手伝ってもらったりすることで
心の隙間を埋めようとするアンゲリカ。
アンゲリカの友人ハイケの度を越した歓迎パーティーから始まって
難民受け入れを反対する人々やゾフィのストーカーなど
騒動がてんこ盛りになる一家です。
ややもすると単なるドタバタコメディで終わるところを
一人ひとりの個性をちゃんと描いていて楽しめました。
ドイツが直面している難民問題もちょいと組み入れて
(ボコ・ハラムの暴挙なども紹介)
騒動のおかげでバラバラになってしまった家族がまた一つに。
観終わった後は、とても心があったかくなるハートフルコメディに仕上げております。
ま、現実ではこんな風にうまくいかないでしょうが
映画の世界では雨降って地固り、めでたしめでたしでした。
あと、パパさんの病院の研修医であるタレク(エリアス・ムバレク)がかっこよかった!
なんて軽い身のこなしなんだろうか!惚れたわ(笑)
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5人の会員が気に入ったと投稿しています
理想と現実の狭間をブラックユーモアで
移民問題に揺れるドイツを舞台に、今どきのホームドラマに移民問題を絡ませて、かなりのブラックユーモアでデフォルメした映画。
登場人物の言動も誇張され、それぞれに極端で超個性的。経済的には豊かだけれど、家族関係は必ずしもうまくいっていない家庭に、ひとりの難民の青年を唐突に受け入れることから始まる騒動の顛末を、皮肉交じりに面白く描いています。
過酷な経歴の異文化の青年と触れ合う過程で、家族それぞれが少しずつ考え方や生き方を軌道修正して、異質なものを寛容に受け入れ、家族の絆を結び直すと同時に、善意だけでは解決できない移民問題の複雑さや深刻さもしっかり伝わってくる良作。重いテーマを笑いにくるんで、ピリッと辛く且つ明るく軽快に描いていて、楽しい映画になっています。
突然庭にシマウマ(!)が出現したり、父親が仲直りに妻にプレゼントした花束よりも、娘のボーイフレンドが持参した花束の方が2倍も大きくて父親が面食らうシーンとか、テロを警戒する警察の頓珍漢ぶりとか、なかなか愉快で、お薦めです。
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医者、弁護士でも心は未熟
投稿日:2018/11/04
レビュアー:まさばさ
裕福で大きな家。医者と弁護士のいる家族。
恵まれている生活と思いきや、難民受け入れをしてみたらディアロの穏やかな存在から徐々に出る一家の心の小さい未熟さ。
難民ということで善悪不明なので周りが間違った行動をして騒ぎになってしまうけど、これまで被害で傷つきと向き合ってきたディアロの存在の大きさ。
最後はちょっと心が成長したのか、家族本当の笑顔を見られた。
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2人の会員が気に入ったと投稿しています
野蛮人の物語
文化というのは奇妙なもので、文学でも音楽でも、服装や食事や言葉の使い方、あるいは交通機関の利用の仕方や会話する時の視線の送り方に至るまで、それを共有している人たちの間では当たり前、あるいは誇らしい高度なものであるのだが、それを共有していない人たちにとっては意味不明のものである。21世紀には日本や韓国の文化もだいぶ欧米に理解されてきたが、1990年代頃までは今では称賛される日本的な美徳なども全く理解されずに日本人は異質だとされていた。
ドイツの哲学や文学や音楽は人類の輝かしい文化遺産だし、その社会のあり方も色んな意味で尊敬の対象になり得るものだと、一般的には考えられていよう。しかし、その文脈を何も知らずに、日本の農村のおばあさんやブラジルのスラムの若者や中央アジアの羊飼いがドイツ文化に触れたり社会に連れてこられても、それに好感を抱いたり尊敬したりすることはまずない。人間とは環境の奴隷であり、それまでの経験と異なるものに対して警戒感を抱くのが普通だから。
そもそも、日本人が英語で会話できないのは、英語力もさることながら、自国以外の文化に対するエクスポージャーがまったくないので、話題も会話の展開も結論の落としどころも全然違うことに当惑しているうちに黙りこくるしかできなくなるからである。日本語では偉そうに話すおっさんが英語の会議で一言も話せないくせに意味だけは何となく理解していて、会議後にその結論に文句を言うのは、言語力ではなく文化力がないからだ。要するに、日本を理解しなかった90年代までの欧米人と同じなのだ。
難民を受け入れる側が難民側の文化を忌避するのと同様、本来は難民側も欧米の文化を嫌悪すると考えるのが自然だ。しかし、難民側には選択肢がない。少なくとも戦争や飢餓がない社会であり、経済的なチャンスへの期待もあるから、受け入れる側の文化に合わせようとしているだけだ。そんな当たり前のことすら想像できず、非対称に相手の文化を無視しながら自分の文化を守ろうとするのが、現代人と言われる野蛮人の本性である。
さて、この映画だが、内容も画も音楽も平凡な作品。思わず社会的なモチーフを扱う作品をクリックする悪い癖で借りてしまったが、観ても得るものは何もなかった。ただし、上記のような認識を持って観ると、本来このステレオタイプの映画が狙ったものとは全く違った面を、それも非常に多くの面を、発見することができると思う。
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1人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
難民であるナシより、信頼できるかが、一番!!
投稿日
2018/09/23
レビュアー
カマンベール
信じられる人としか、友達にはなれません。
結局は人間性を認め信頼し、尊重してはじめて、
人と人は認め合い、そして親友や恋人、家族になります。
2016年(ドイツ)
難民が増加して欧州に押し寄せて、受け入れるか?制限するか?
大揺れになった欧州諸国。
(ドイツも、最初から受け入れに積極的だったメルケル首相が、
その後の難民の不祥事が多発して批判を受けました)
その頃に撮影された映画でドイツでは400万人が観たヒット作です。
ミュンヘンに住む平凡な主婦が、ナイジェリアから来た1人の難民青年を、家庭に受け入れたことにより起こるドタバタ騒動を描いています。
主婦アンゲリカは平凡と言っても、大卒で教師から校長まで勤めた
リベラル派。
夫のリヒャルトは整形外科医の勤務医です。
難民支援施設でドイツ語教師のボランティアを申し出たアンゲリカは、
間に合っていると断られます。
ならば難民を1人家庭に引き取り世話をしようと決めます。
受け入れたナイジェリア青年ディアロは誠実そのもの。
自国で、ボコ・ハラムに家族を虐殺されて、1人で苦労して
ドイツに辿り着きました。
しかし隣人でさえハートマン家の難民を白い目で見て、
騒ぎがあったら即座に通報します。
ドイツ人自体が一枚岩ではありません。
リベラルで難民に同情的な人もいれば、イスラム教徒はテロリストと決めつける人もいる。
危険なネオナチもいる。
警察はテロリストのテロ計画を警戒して防ぐのが仕事です。、
ハートマン家の娘(30歳近いのにまだ自分探しに夢中な万年学生)
息子のエリート弁護士は仕事人間で息子(アンゲリカの孫)に割く時間がない。
アンゲリカの夫のリヒャルトはフェイスブックとシワ取りをはじめて、
若い女の子に色目を使う。
問題山積みのハートマン一家が巻き込まれる難民騒動は笑っちゃいけないけれど、ユーモラスでコメディみたいです。
同じドイツ人同士でも、嫌いな人も仲良くなりたくない人もいる中で、
ディアロは本当に常識家で優しい。
本当に仲間として受け入れたい好青年です。
そして、誤解から、ディアロの難民申請が取り消される事態に!!
ハートマン一家とディアロに平穏と幸せは訪れるでしょうか?
人を見るとき、肌の色ではなく、心と目をよく見て、
信頼できるか考えて、友達を作ろう・・・そして力になろう・・・
そう思った映画でした。
雨降って地固まる
投稿日
2018/09/21
レビュアー
飛べない魔女
とても楽しくいいお話でした。
アルジェリアからの難民を受け入れた裕福なハートマン家。
父親リヒャルドは大病院の医長
母親アンゲリカは教師を定年退職し現在は専業主婦
夫婦仲は倦怠期を通り越して互いに無関心状態の二人。
長男フィリップはバツイチ子持ちの敏腕企業弁護士で
上海とドイツを行ったりきたりの大忙し。
長女ゾフィは30歳にしていまだ大学生、自分の道を模索中。
そんなハートマン家にやってきたのはアルジェリアからの亡命申請中の優しい青年ディアロ
フィリップの12歳の息子と意気投合するディアロ
そんなディアロにドイツ語を教えたり
庭仕事を手伝ってもらったりすることで
心の隙間を埋めようとするアンゲリカ。
アンゲリカの友人ハイケの度を越した歓迎パーティーから始まって
難民受け入れを反対する人々やゾフィのストーカーなど
騒動がてんこ盛りになる一家です。
ややもすると単なるドタバタコメディで終わるところを
一人ひとりの個性をちゃんと描いていて楽しめました。
ドイツが直面している難民問題もちょいと組み入れて
(ボコ・ハラムの暴挙なども紹介)
騒動のおかげでバラバラになってしまった家族がまた一つに。
観終わった後は、とても心があったかくなるハートフルコメディに仕上げております。
ま、現実ではこんな風にうまくいかないでしょうが
映画の世界では雨降って地固り、めでたしめでたしでした。
あと、パパさんの病院の研修医であるタレク(エリアス・ムバレク)がかっこよかった!
なんて軽い身のこなしなんだろうか!惚れたわ(笑)
理想と現実の狭間をブラックユーモアで
投稿日
2018/09/11
レビュアー
hinakksk
移民問題に揺れるドイツを舞台に、今どきのホームドラマに移民問題を絡ませて、かなりのブラックユーモアでデフォルメした映画。
登場人物の言動も誇張され、それぞれに極端で超個性的。経済的には豊かだけれど、家族関係は必ずしもうまくいっていない家庭に、ひとりの難民の青年を唐突に受け入れることから始まる騒動の顛末を、皮肉交じりに面白く描いています。
過酷な経歴の異文化の青年と触れ合う過程で、家族それぞれが少しずつ考え方や生き方を軌道修正して、異質なものを寛容に受け入れ、家族の絆を結び直すと同時に、善意だけでは解決できない移民問題の複雑さや深刻さもしっかり伝わってくる良作。重いテーマを笑いにくるんで、ピリッと辛く且つ明るく軽快に描いていて、楽しい映画になっています。
突然庭にシマウマ(!)が出現したり、父親が仲直りに妻にプレゼントした花束よりも、娘のボーイフレンドが持参した花束の方が2倍も大きくて父親が面食らうシーンとか、テロを警戒する警察の頓珍漢ぶりとか、なかなか愉快で、お薦めです。
医者、弁護士でも心は未熟
投稿日
2018/11/04
レビュアー
まさばさ
裕福で大きな家。医者と弁護士のいる家族。
恵まれている生活と思いきや、難民受け入れをしてみたらディアロの穏やかな存在から徐々に出る一家の心の小さい未熟さ。
難民ということで善悪不明なので周りが間違った行動をして騒ぎになってしまうけど、これまで被害で傷つきと向き合ってきたディアロの存在の大きさ。
最後はちょっと心が成長したのか、家族本当の笑顔を見られた。
野蛮人の物語
投稿日
2023/02/04
レビュアー
icy
文化というのは奇妙なもので、文学でも音楽でも、服装や食事や言葉の使い方、あるいは交通機関の利用の仕方や会話する時の視線の送り方に至るまで、それを共有している人たちの間では当たり前、あるいは誇らしい高度なものであるのだが、それを共有していない人たちにとっては意味不明のものである。21世紀には日本や韓国の文化もだいぶ欧米に理解されてきたが、1990年代頃までは今では称賛される日本的な美徳なども全く理解されずに日本人は異質だとされていた。
ドイツの哲学や文学や音楽は人類の輝かしい文化遺産だし、その社会のあり方も色んな意味で尊敬の対象になり得るものだと、一般的には考えられていよう。しかし、その文脈を何も知らずに、日本の農村のおばあさんやブラジルのスラムの若者や中央アジアの羊飼いがドイツ文化に触れたり社会に連れてこられても、それに好感を抱いたり尊敬したりすることはまずない。人間とは環境の奴隷であり、それまでの経験と異なるものに対して警戒感を抱くのが普通だから。
そもそも、日本人が英語で会話できないのは、英語力もさることながら、自国以外の文化に対するエクスポージャーがまったくないので、話題も会話の展開も結論の落としどころも全然違うことに当惑しているうちに黙りこくるしかできなくなるからである。日本語では偉そうに話すおっさんが英語の会議で一言も話せないくせに意味だけは何となく理解していて、会議後にその結論に文句を言うのは、言語力ではなく文化力がないからだ。要するに、日本を理解しなかった90年代までの欧米人と同じなのだ。
難民を受け入れる側が難民側の文化を忌避するのと同様、本来は難民側も欧米の文化を嫌悪すると考えるのが自然だ。しかし、難民側には選択肢がない。少なくとも戦争や飢餓がない社会であり、経済的なチャンスへの期待もあるから、受け入れる側の文化に合わせようとしているだけだ。そんな当たり前のことすら想像できず、非対称に相手の文化を無視しながら自分の文化を守ろうとするのが、現代人と言われる野蛮人の本性である。
さて、この映画だが、内容も画も音楽も平凡な作品。思わず社会的なモチーフを扱う作品をクリックする悪い癖で借りてしまったが、観ても得るものは何もなかった。ただし、上記のような認識を持って観ると、本来このステレオタイプの映画が狙ったものとは全く違った面を、それも非常に多くの面を、発見することができると思う。
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