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社会の規範に縛られることなく、代々犯罪を生業とする流浪のアウトサイダー一族を巡る父親と跡継ぎの確執の行方を、マイケル・ファスベンダーとブレンダン・グリーソンの共演で描いたクライム・ドラマ。監督はケミカル・ブラザーズを中心にミュージックビデオの監督として活躍し、本作が初の長編劇映画となるアダム・スミス。トレイラーハウスで各地を転々としながら犯罪で生計を立てるカトラー・ファミリー。一家の跡継ぎで優秀なドライバーとして家業での重要な役割も担っていたチャドだったが、幼い2人の子どものことを思い、犯罪からも放浪生活からも抜け出したいと考えていた。そんな中、絶対的な力で一族を支配する父コルビーが、大きな強盗を計画、抵抗するチャドを無理やり手伝わせるのだったが…。 JAN:4522178012235
製作年: |
2016年 |
---|---|
製作国: |
イギリス |
原題: |
TRESPASS AGAINST US |
監督: |
アダム・スミス 、 アダム・スミス 、 アダム・スミス[監督] 、 アダム・スミス |
---|---|
製作総指揮: |
ローズ・ガーネット 、 デヴィッド・コス 、 ダニエル・カリリ 、 フレデリック・W・グリーン 、 ジョシュア・アストラカン 、 ピーター・ハンプデン 、 ナイジェル・ウィリアムズ[製作] 、 マニュエル・シーシュ 、 ジャン・ラバディ |
出演: |
マイケル・ファスベンダー 、 ブレンダン・グリーソン 、 キリアン・スコット 、 バリー・キオガン 、 ロリー・キニア 、 リンゼイ・マーシャル |
脚本: |
アラスター・シドンズ |
---|---|
撮影: |
エドゥアルド・グラウ |
音楽: |
トム・ローランズ |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
99分 | 日・吹 | 英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
R-15 | TMSD455 | 2018年08月03日 |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
6枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
99分
字幕:
日・吹
音声:
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ
レイティング:
R-15
記番:
TMSD455
レンタル開始日:
2018年08月03日
在庫枚数
6枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
99分 | 日・吹 | 英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
R-15 | TMSD455 | 2018年08月03日 |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
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字幕:
日・吹
音声:
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ
レイティング:
R-15
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TMSD455
レンタル開始日:
2018年08月03日
在庫枚数
6枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
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マイケル・ファスベンダー作品は、観ることにしています。
ほとんどの作品はOKなのですが、この作品だけは、途中まで「どうして、この作品?」という?だらけの気分で過ごしていました。しかし見続けること1時間、だんだん「なんか、いいかも」という気分に変わってきて、最後には「結構よかったよ」になっていました。
家族の物語。男三代、父、息子、孫、という中で、受け継がれていくもの、葛藤、代替わりして変化していくもの、などが、シーンのあちらこちらから見受けられる作品でした。
原題は、Trespass Against Usです。「不法侵入」をキーワードに見ていくと、主人公たちが仕事にしている犯罪、主人公(マイケル・ファスベンダー)が息子(三代目となる孫)に贈りものをするために起こした事件、そして何よりも「家族愛」というオブラートに包んで行われる「親から子への心的侵害」という形で、テーマが語られていきます。
マイケル・ファスベンダー、彼のような知性を感じさせる俳優に似合わない役柄、子ども時代、学校に通わせられなかったために、文字の読み書きができず、父親からの精神的呪縛から逃れられない役柄、警察などの権力組織に反射的に反抗する、それもおそらく父から無意識にすり込まれたパターンを、自分ではどうしようもできないことにいらついている人物、こんなに彼に似合わない役もないなぁ、と思いながら見ていました。それでも、そこはマイケルですから、演技でみな、見せてしまう。
映画後半、プールの水の中に身を沈めて、じっと目を見開いているシーンは、本能的な知性を見せる、とても美しいショットでした。子どもの頃から、学校に通いたかった(父の主義により、学校に行かせてもらえなかった。それゆえ読み書きができない)、そして今も学校に行きたい、という彼が、刑務所で読み書きを習得できますように、と心から願わずにはいられません。
父と息子が、同じデザインの金の指輪(に見えた)をしていること。息子を学校に通わせず、息子に知識や知恵といったパワーを持たせないようにして、支配し続けてきた父親。精神的にも感情的にも限界に達し、そんな父から解放されたいと望みながらも、自分を解き放つパワーを持てない息子。息子が成長し、父親になることで、人間として目覚めていく部分を見せられ、今までの支配を孫に向けて、間接的に息子への支配を続けようとする父親。どこの家族にも、その濃淡はあるけれど「愛」という名を借りた「支配」というものを見せつけてくれます。
最後の最後、ラストは、さすがマイケル・ファスベンダー、という仕上がりになっていて、ここだけ切り取ると、家族の再構築、父と息子(息子と孫)による、家族再生へのスタート、といった余韻を見せています。
忍耐強く、嫌になったら少し休んで、自分の家族や知っている家族のことなどを振り返ってみて、そして最後まで見ると、何か得るものを見つけられるかもしれない映画だと思います。映画を見る皆さんにGood Luck!とバトンを渡します。
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ユーザーレビュー:4件
投稿日
2018/08/27
レビュアー
感想※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
マイケル・ファスベンダー作品は、観ることにしています。
ほとんどの作品はOKなのですが、この作品だけは、途中まで「どうして、この作品?」という?だらけの気分で過ごしていました。しかし見続けること1時間、だんだん「なんか、いいかも」という気分に変わってきて、最後には「結構よかったよ」になっていました。
家族の物語。男三代、父、息子、孫、という中で、受け継がれていくもの、葛藤、代替わりして変化していくもの、などが、シーンのあちらこちらから見受けられる作品でした。
原題は、Trespass Against Usです。「不法侵入」をキーワードに見ていくと、主人公たちが仕事にしている犯罪、主人公(マイケル・ファスベンダー)が息子(三代目となる孫)に贈りものをするために起こした事件、そして何よりも「家族愛」というオブラートに包んで行われる「親から子への心的侵害」という形で、テーマが語られていきます。
マイケル・ファスベンダー、彼のような知性を感じさせる俳優に似合わない役柄、子ども時代、学校に通わせられなかったために、文字の読み書きができず、父親からの精神的呪縛から逃れられない役柄、警察などの権力組織に反射的に反抗する、それもおそらく父から無意識にすり込まれたパターンを、自分ではどうしようもできないことにいらついている人物、こんなに彼に似合わない役もないなぁ、と思いながら見ていました。それでも、そこはマイケルですから、演技でみな、見せてしまう。
映画後半、プールの水の中に身を沈めて、じっと目を見開いているシーンは、本能的な知性を見せる、とても美しいショットでした。子どもの頃から、学校に通いたかった(父の主義により、学校に行かせてもらえなかった。それゆえ読み書きができない)、そして今も学校に行きたい、という彼が、刑務所で読み書きを習得できますように、と心から願わずにはいられません。
父と息子が、同じデザインの金の指輪(に見えた)をしていること。息子を学校に通わせず、息子に知識や知恵といったパワーを持たせないようにして、支配し続けてきた父親。精神的にも感情的にも限界に達し、そんな父から解放されたいと望みながらも、自分を解き放つパワーを持てない息子。息子が成長し、父親になることで、人間として目覚めていく部分を見せられ、今までの支配を孫に向けて、間接的に息子への支配を続けようとする父親。どこの家族にも、その濃淡はあるけれど「愛」という名を借りた「支配」というものを見せつけてくれます。
最後の最後、ラストは、さすがマイケル・ファスベンダー、という仕上がりになっていて、ここだけ切り取ると、家族の再構築、父と息子(息子と孫)による、家族再生へのスタート、といった余韻を見せています。
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