羊の木 / 錦戸亮
全体の平均評価点: (5点満点)
(21)
解説・ストーリー
「美しい星」の吉田大八監督が山上たつひこ、いがらしみきお共作の同名コミックスを映画化したミステリー・ドラマ。元受刑者6人を受け入れることになった過疎の港町を舞台に、新住民と素性の知れない彼らに対し不安を募らせていく一般市民の交流の行方をサスペンスフルに綴る。主演は錦戸亮、共演に木村文乃、松田龍平。見知らぬ男女6人の移住受け入れを担当することになった魚深市の市役所職員・月末。やがて月末は彼らがみな仮釈放された元殺人犯であることを知る。彼らの転入は、犯罪者の更生と過疎化対策の一環として、この町に10年間住み続けることを条件に刑期を大幅に短縮して釈放させる政府の極秘プロジェクトによるものだった。もちろん、そんな新住民の過去は一般市民には一切知らされることはなかったのだが…。 JAN:4580117627063
「美しい星」の吉田大八監督が山上たつひこ、いがらしみきお共作の同名コミックスを映画化したミステリー・ドラマ。元受刑者6人を受け入れることになった過疎の港町を舞台に、新住民と素性の知れない彼らに対し不安を募らせていく一般市民の交流の行方をサスペンスフルに綴る。主演は錦戸亮、共演に木村文乃、松田龍平。見知らぬ男女6人の移住受け入れを担当することになった魚深市の市役所職員・月末。やがて月末は彼らがみな仮釈放された元殺人犯であることを知る。彼らの転入は、犯罪者の更生と過疎化対策の一環として、この町に10年間住み続けることを条件に刑期を大幅に短縮して釈放させる政府の極秘プロジェクトによるものだった。もちろん、そんな新住民の過去は一般市民には一切知らされることはなかったのだが…。 JAN:4580117627063
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「羊の木」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
「美しい星」の吉田大八監督が山上たつひこ、いがらしみきお共作の同名コミックスを映画化したミステリー・ドラマ。元受刑者6人を受け入れることになった過疎の港町を舞台に、新住民と素性の知れない彼らに対し不安を募らせていく一般市民の交流の行方をサスペンスフルに綴る。主演は錦戸亮、共演に木村文乃、松田龍平。見知らぬ男女6人の移住受け入れを担当することになった魚深市の市役所職員・月末。やがて月末は彼らがみな仮釈放された元殺人犯であることを知る。彼らの転入は、犯罪者の更生と過疎化対策の一環として、この町に10年間住み続けることを条件に刑期を大幅に短縮して釈放させる政府の極秘プロジェクトによるものだった。もちろん、そんな新住民の過去は一般市民には一切知らされることはなかったのだが…。 JAN:4580117627063
「羊の木」 の作品情報
「羊の木」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
羊の木の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
127分 |
日 |
日:未定 |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
JABR5008 |
2018年08月08日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
597枚
|
0人
|
1人
|
羊の木の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
127分 |
日 |
日:未定 |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
JABR5008 |
2018年08月08日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
597枚
|
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ユーザーレビュー:21件
刑務所からの移住者たち
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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このタイトル。
最後まで映画を見ても、このタイトルの意味が今一つピンとこなかった。
昔、羊の毛は木になっているものと信じられていたという。
そのことになぞらえて
先入観で信じてしまうと本当のことは目に入らなくなるものだということ、
人は外見やプロフィールだけで判断してはいけない・・ということか。
ほとんど予備知識なく見たので、
これはサスペンスなのか?
それとも温かい人間愛のドラマなのか?
推し量りかねているうちに、ドラマは急展開する。
びっくりした!
刑務所から仮出所し、魚深町に移住してきた6人。
その6人の世話係として市役所の職員である一(錦戸亮)が抜擢される。
個性的な6人。
いつ何が起きてもおかしくない雰囲気をそれぞれが醸し出している。
自分の犯した罪を悔いているもの
その罪にがんじがらめになっているもの
二度と罪を犯すような人間にはならないと固く決心したもの
相変わらずちゃらんぽらんなもの
そして何を考えているのかわからない得たいのしれないもの
それぞれの魚深での新しい生活が始まる。
元受刑者だとわかっても、優しく受け入れてくれる人もいるが
人として気持ちが揺らがないということはないだろう。
松田龍平演じる宮越。
宅配便の仕事につく。
周りに動じることなくたんたんと仕事をこなす姿は健気ですらある。
やがて一がバンド練習しているところが顔を出すようになり
一たちに心を開いたかにみえた宮越だが・・
押しては引く波のように
次第に見えてくる宮越の本性が怖かった。
世間では酷評が多いようだったので
あまり期待せず見たのがよかったのか
けっこう惹きこまれてしまった。
原作漫画の第1巻が電子図書で無料で読めたので
映画を観てから読んでみたが
絵のタッチがどうも好きになれず、それ以上は読むのをやめた。
このレビューは気に入りましたか?
12人の会員が気に入ったと投稿しています
のろろ様からの天誅か!?
舞台となるのは架空の港町・魚深(うおぶか)市です。
魚深市役所の職員・月末一(つきすえはじめ/錦戸亮))は、新たに市に転入して来る6人の担当になります。
その6人全員が、出所したての元受刑者(全員殺人犯)だというのですから、一波乱ありそうです。
それは国家的な新プロジェクトで、元受刑者を受け入れて彼らに住む場所と仕事を与え更生の手助けをする代わりに、10年間の定住を義務付けるという地方都市の過疎化対策でもありました。
市役所職員・月末を演じる錦戸亮ですが、いかにも真面目で鈍感な普通の好青年で、転入者6人に魚深を紹介するセリフが、「いい所ですよ。人もいいし魚も美味いです」と、いつも同じです。
それに対する元受刑者たちの反応の違いが面白いです。
さて、その6人ですが、月末が迎えに行った順番に紹介すると、
福本宏喜(水澤紳吾)、太田理江子(優香)、栗本清美(市川実日子)、大野克美(田中泯)、杉山勝志(北村一輝)、宮腰一郎(松田龍平)です。
それぞれにその人物を表すようなシーンが用意されているので、お楽しみに。
最初に衝撃を受けたのは、優香のキスシーンでした。
そして、床屋の福本の豹変シーンと宮腰の対応。
一番、好感が持てた宮腰の印象が、どんどん変わって行くのも見どころです。
全員が殺人犯ということからも、ずっと不穏な空気が漂っていますが、この町の奇祭「のろろ祭」がきっかけになって、さらに怪しい雰囲気に覆われていきます。
のろろ〜、ろろの〜と無人の町を練り歩く白装束の男たちと“のろろ様”
その様子を紹介する記事が新聞に載り、そこに宮腰の姿を見つけた男がやって来ます。
友情(もどき?)と恋敵の狭間で揺れる月末ですが、その男の登場で宮腰の本性が明らかになっていき、物語は一気に劇的な結末へと進みます。
昔からの言い伝えが土台となっていましたが、あれは魚深の守り神となっている“のろろ様”の下した天誅ではないでしょうか?
栗本清美が拾った缶の蓋に描かれていたのが「羊の木」のようですが、彼女の奇行によって出来た小さな土の盛り上がりの一つに、何かの植物の芽が出ていました。
絵のように、木に羊がぶら下がっている光景は異様ですが、魚深の地に元受刑者が根付いて、いつか何らかの形で結実するという期待でもあるのでしょうか。
あの“のろろ様”だって、異様な姿のまま魚深の守り神となったのですから。
このレビューは気に入りましたか?
9人の会員が気に入ったと投稿しています
羊の木
投稿日:2018/12/27
レビュアー:片山刑事
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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受刑者が出所後に住民として地方都市にやってきて、担当の市職員周辺がざわつく話。
罪を償った犯罪者を受け入れるかどうかという問題を自分がどの立場になって考えるかというのを見せてくれる映画でした。それでいて元受刑者の6人の役者さんたちも素晴らしかったです。
受刑者たちのエピソードは面白かったですが、そこに巻き込まれる主人公の職員や主人公が想いを寄せる街に戻ってきたヒロインなどがあまり魅力を感じられなかったです。
途中のバンドシーンとか地方都市の祭りとかを挿入する必要があったのかとか謎でした。そこに結構長いこと時間が割かれるので、そういったシーンよりも元受刑者6人の個性をもっと掘り下げてほしかったです。元暴力団員の田中泯さんとか個人的にはもっと見たかったです。犯罪者で怖そうだけど実はいい人、いい人そうだけど実は…。みたいな展開もサスペンスさはそこまで感じられず、解決策は普通に迷信みたいなところに物語が突き進んで解決というのも不完全燃焼な映画でした。
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7人の会員が気に入ったと投稿しています
元受刑者6人を受け入れた町
投稿日:2018/08/09
レビュアー:なんの因果
「がきデカ」などの山上たつひこ氏、ギャグ漫画のいがらしみきお氏の共作と聞けば、
「お・おうぅ!トンデモギャグ世界のマンモス最高峰か??」と、あらぬ期待をしたものの、
本作は錦戸亮さんがいつもの穏やかな感じで市役所職員役でストーリィを進めるものの、
実に不穏な空気と、ザワザワする緊張感のあるドラマでございました。
さびれた港町・富山県・魚深(うおぶか)市。過疎対策として仮釈放された元受刑者たちを受け入れた国家的極秘プロジェクト。
6人が全員、元殺人犯だという事を知るのは市長と、職員の月末一(つきすえはじめ)→錦戸亮・
この6人が、顔が恐い田中泯、小心そうで酒を飲むと一変する水澤紳吾、エロい優香、なぞの市川実日子、
憎々しげ北村一輝、そしてひょうひょうとした松田龍平と、完璧なはまり役で最高のキャスティングなのです!
地元のお祭り「のろろ祭り」。
6人の中で最も凶悪な殺人犯とは・・。わかりますね。人当たりのいいヤツですよ。(笑)
そのM君と月末君は友情らしきものを育み、
「その質問は市役所として聞いてるの?友達として聞いてるの?」
と、執拗に友情を確認したがるのですが・・困りましたね、まさか「のろろ様」を巻き込んであんな激しいクライマックスになろうとは!!
予想できなかったラストであり、いや、こうなって良かったではないかという思いもあり、
何が解決された?と自問するも答えに窮するのでありました。
ちなみに市川実日子が拾ってくる小汚い「バロメッツのプレート」でありますが。
バロメッツという木からとれる木綿を、当時のヨーロッパの人々は知らなかったので
「ウールを産む木」として、木に羊が突き刺さっている解釈をしたとか。
羊という事から、毒麦でもなくからし種でもなく木であれば、神の子羊という解釈もしづらく、まして「いけにえ」の事ではないのであろうと思うのだが。
神に召された彼は、彼にとっての必然であろうと思いました。
が、心はザワザワするばかりです。
このレビューは気に入りましたか?
7人の会員が気に入ったと投稿しています
町に移住してきた「元殺人犯」
設定は面白いです。
さびれた港町、奥深市は過疎対策として、元受刑者6人の受け入れを決めます。
世話係は市役所職員の錦戸亮。
戸惑いつつ、真面目に職務を行う姿は良い人そのもの。
移住してきた6人の元殺人犯の罪状を知りたくて、ウズウズしました。
それは追い追いと分かってきます。
夫を殺した女2人(優香と市川実日子)
床屋で雇い主を殺した水澤紳吾。
(彼が錦戸亮の髭を剃るシーンが、実は一番のスリルでした)
ヤクザ歴50年の田中泯(風格に惚れ惚れ)
傷害致死のチンピラ(北村一輝・・最近3本映画観ました、どれも違う役)
そして過剰防衛で殺人服役していた謎の男が、松田龍平ですよ。
松田龍平が出てくると、きっとなにか仕出かすに違いない・・・不穏な空気が流れます。
不吉な予感は的中します。
殺人犯を受け入れた奥深市。
素性を知るのは市長と市役所職員の錦戸亮と他1名。
徐々に殺人犯と気付き始めた市民は、彼らを暖かく受け入れられるのか?
テーマは《それ》らしいのですが、ひとりの更生不可能なサイコパスの
ために、テーマから大きく外れて、サスペンツタッチに!
《町に前代未聞の大事件勃発》
奥深市の祭り《のろろさま》のタタリか?
衝撃が走ります。
あれよあれよの結末でした。
そこそこ面白いですが、傑作とまでは・・・ちょっと物足りなかったです。
このレビューは気に入りましたか?
6人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
刑務所からの移住者たち
投稿日
2018/06/25
レビュアー
飛べない魔女
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
このタイトル。
最後まで映画を見ても、このタイトルの意味が今一つピンとこなかった。
昔、羊の毛は木になっているものと信じられていたという。
そのことになぞらえて
先入観で信じてしまうと本当のことは目に入らなくなるものだということ、
人は外見やプロフィールだけで判断してはいけない・・ということか。
ほとんど予備知識なく見たので、
これはサスペンスなのか?
それとも温かい人間愛のドラマなのか?
推し量りかねているうちに、ドラマは急展開する。
びっくりした!
刑務所から仮出所し、魚深町に移住してきた6人。
その6人の世話係として市役所の職員である一(錦戸亮)が抜擢される。
個性的な6人。
いつ何が起きてもおかしくない雰囲気をそれぞれが醸し出している。
自分の犯した罪を悔いているもの
その罪にがんじがらめになっているもの
二度と罪を犯すような人間にはならないと固く決心したもの
相変わらずちゃらんぽらんなもの
そして何を考えているのかわからない得たいのしれないもの
それぞれの魚深での新しい生活が始まる。
元受刑者だとわかっても、優しく受け入れてくれる人もいるが
人として気持ちが揺らがないということはないだろう。
松田龍平演じる宮越。
宅配便の仕事につく。
周りに動じることなくたんたんと仕事をこなす姿は健気ですらある。
やがて一がバンド練習しているところが顔を出すようになり
一たちに心を開いたかにみえた宮越だが・・
押しては引く波のように
次第に見えてくる宮越の本性が怖かった。
世間では酷評が多いようだったので
あまり期待せず見たのがよかったのか
けっこう惹きこまれてしまった。
原作漫画の第1巻が電子図書で無料で読めたので
映画を観てから読んでみたが
絵のタッチがどうも好きになれず、それ以上は読むのをやめた。
のろろ様からの天誅か!?
投稿日
2018/09/13
レビュアー
kazupon
舞台となるのは架空の港町・魚深(うおぶか)市です。
魚深市役所の職員・月末一(つきすえはじめ/錦戸亮))は、新たに市に転入して来る6人の担当になります。
その6人全員が、出所したての元受刑者(全員殺人犯)だというのですから、一波乱ありそうです。
それは国家的な新プロジェクトで、元受刑者を受け入れて彼らに住む場所と仕事を与え更生の手助けをする代わりに、10年間の定住を義務付けるという地方都市の過疎化対策でもありました。
市役所職員・月末を演じる錦戸亮ですが、いかにも真面目で鈍感な普通の好青年で、転入者6人に魚深を紹介するセリフが、「いい所ですよ。人もいいし魚も美味いです」と、いつも同じです。
それに対する元受刑者たちの反応の違いが面白いです。
さて、その6人ですが、月末が迎えに行った順番に紹介すると、
福本宏喜(水澤紳吾)、太田理江子(優香)、栗本清美(市川実日子)、大野克美(田中泯)、杉山勝志(北村一輝)、宮腰一郎(松田龍平)です。
それぞれにその人物を表すようなシーンが用意されているので、お楽しみに。
最初に衝撃を受けたのは、優香のキスシーンでした。
そして、床屋の福本の豹変シーンと宮腰の対応。
一番、好感が持てた宮腰の印象が、どんどん変わって行くのも見どころです。
全員が殺人犯ということからも、ずっと不穏な空気が漂っていますが、この町の奇祭「のろろ祭」がきっかけになって、さらに怪しい雰囲気に覆われていきます。
のろろ〜、ろろの〜と無人の町を練り歩く白装束の男たちと“のろろ様”
その様子を紹介する記事が新聞に載り、そこに宮腰の姿を見つけた男がやって来ます。
友情(もどき?)と恋敵の狭間で揺れる月末ですが、その男の登場で宮腰の本性が明らかになっていき、物語は一気に劇的な結末へと進みます。
昔からの言い伝えが土台となっていましたが、あれは魚深の守り神となっている“のろろ様”の下した天誅ではないでしょうか?
栗本清美が拾った缶の蓋に描かれていたのが「羊の木」のようですが、彼女の奇行によって出来た小さな土の盛り上がりの一つに、何かの植物の芽が出ていました。
絵のように、木に羊がぶら下がっている光景は異様ですが、魚深の地に元受刑者が根付いて、いつか何らかの形で結実するという期待でもあるのでしょうか。
あの“のろろ様”だって、異様な姿のまま魚深の守り神となったのですから。
羊の木
投稿日
2018/12/27
レビュアー
片山刑事
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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受刑者が出所後に住民として地方都市にやってきて、担当の市職員周辺がざわつく話。
罪を償った犯罪者を受け入れるかどうかという問題を自分がどの立場になって考えるかというのを見せてくれる映画でした。それでいて元受刑者の6人の役者さんたちも素晴らしかったです。
受刑者たちのエピソードは面白かったですが、そこに巻き込まれる主人公の職員や主人公が想いを寄せる街に戻ってきたヒロインなどがあまり魅力を感じられなかったです。
途中のバンドシーンとか地方都市の祭りとかを挿入する必要があったのかとか謎でした。そこに結構長いこと時間が割かれるので、そういったシーンよりも元受刑者6人の個性をもっと掘り下げてほしかったです。元暴力団員の田中泯さんとか個人的にはもっと見たかったです。犯罪者で怖そうだけど実はいい人、いい人そうだけど実は…。みたいな展開もサスペンスさはそこまで感じられず、解決策は普通に迷信みたいなところに物語が突き進んで解決というのも不完全燃焼な映画でした。
元受刑者6人を受け入れた町
投稿日
2018/08/09
レビュアー
なんの因果
「がきデカ」などの山上たつひこ氏、ギャグ漫画のいがらしみきお氏の共作と聞けば、
「お・おうぅ!トンデモギャグ世界のマンモス最高峰か??」と、あらぬ期待をしたものの、
本作は錦戸亮さんがいつもの穏やかな感じで市役所職員役でストーリィを進めるものの、
実に不穏な空気と、ザワザワする緊張感のあるドラマでございました。
さびれた港町・富山県・魚深(うおぶか)市。過疎対策として仮釈放された元受刑者たちを受け入れた国家的極秘プロジェクト。
6人が全員、元殺人犯だという事を知るのは市長と、職員の月末一(つきすえはじめ)→錦戸亮・
この6人が、顔が恐い田中泯、小心そうで酒を飲むと一変する水澤紳吾、エロい優香、なぞの市川実日子、
憎々しげ北村一輝、そしてひょうひょうとした松田龍平と、完璧なはまり役で最高のキャスティングなのです!
地元のお祭り「のろろ祭り」。
6人の中で最も凶悪な殺人犯とは・・。わかりますね。人当たりのいいヤツですよ。(笑)
そのM君と月末君は友情らしきものを育み、
「その質問は市役所として聞いてるの?友達として聞いてるの?」
と、執拗に友情を確認したがるのですが・・困りましたね、まさか「のろろ様」を巻き込んであんな激しいクライマックスになろうとは!!
予想できなかったラストであり、いや、こうなって良かったではないかという思いもあり、
何が解決された?と自問するも答えに窮するのでありました。
ちなみに市川実日子が拾ってくる小汚い「バロメッツのプレート」でありますが。
バロメッツという木からとれる木綿を、当時のヨーロッパの人々は知らなかったので
「ウールを産む木」として、木に羊が突き刺さっている解釈をしたとか。
羊という事から、毒麦でもなくからし種でもなく木であれば、神の子羊という解釈もしづらく、まして「いけにえ」の事ではないのであろうと思うのだが。
神に召された彼は、彼にとっての必然であろうと思いました。
が、心はザワザワするばかりです。
町に移住してきた「元殺人犯」
投稿日
2018/08/22
レビュアー
カマンベール
設定は面白いです。
さびれた港町、奥深市は過疎対策として、元受刑者6人の受け入れを決めます。
世話係は市役所職員の錦戸亮。
戸惑いつつ、真面目に職務を行う姿は良い人そのもの。
移住してきた6人の元殺人犯の罪状を知りたくて、ウズウズしました。
それは追い追いと分かってきます。
夫を殺した女2人(優香と市川実日子)
床屋で雇い主を殺した水澤紳吾。
(彼が錦戸亮の髭を剃るシーンが、実は一番のスリルでした)
ヤクザ歴50年の田中泯(風格に惚れ惚れ)
傷害致死のチンピラ(北村一輝・・最近3本映画観ました、どれも違う役)
そして過剰防衛で殺人服役していた謎の男が、松田龍平ですよ。
松田龍平が出てくると、きっとなにか仕出かすに違いない・・・不穏な空気が流れます。
不吉な予感は的中します。
殺人犯を受け入れた奥深市。
素性を知るのは市長と市役所職員の錦戸亮と他1名。
徐々に殺人犯と気付き始めた市民は、彼らを暖かく受け入れられるのか?
テーマは《それ》らしいのですが、ひとりの更生不可能なサイコパスの
ために、テーマから大きく外れて、サスペンツタッチに!
《町に前代未聞の大事件勃発》
奥深市の祭り《のろろさま》のタタリか?
衝撃が走ります。
あれよあれよの結末でした。
そこそこ面白いですが、傑作とまでは・・・ちょっと物足りなかったです。
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羊の木