大砂塵 / アーネスト・ボーグナイン
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(3)
大砂塵
/ニコラス・レイ
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「大砂塵」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
1890年代の西部。流浪のギター弾きジョニーがアリゾナの山奥にある賭博場へやって来た。気丈な女主人ヴィエンナはかつての恋人だったが、白昼起きた駅馬車襲撃事件の容疑者キッドを匿っているとして犠牲者の妹エマと保安官たちに嫌がらせを受け、24時間以内の退去を命じられる。疑いをかけられたキッド一味は翌日、銀行を急襲。その場に居合わせたヴィエンナも共犯と見られ、遂に自警団はヴィエンナの店を襲い火をつけた…。 JAN:4589609948396
「大砂塵」 の作品情報
「大砂塵」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
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大砂塵(スペシャル・プライス)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
109分 |
|
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DLDP039 |
2018年07月04日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
5枚
|
0人
|
1人
|
大砂塵(スペシャル・プライス)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
109分 |
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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DLDP039 |
2018年07月04日
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ユーザーレビュー:3件
大女優ジョーン・クロフォード
投稿日:2018/10/09
レビュアー:趣味は洋画
大砂塵(1954年アメリカ、カラー110分)
この映画を観るきっかけは、「ちゅく」さんのレビューにほかなりません。
そしてジョーン・クロフォードにお目にかかれること、スクリーンのうえでとはいえ、私にとっては究極の喜びなのであります。(ベティ・デイヴィスに会うのと同等の嬉しさ!)
映画を観て大満足なのですが、いざレビューを書こうと思いますと、書きたいことの殆どは「ちゅく」さんが書かれていて、さて、何をどう書こうかなと一瞬躊躇った次第ですが、結局、感じたままを書くことにしました。
1890年代、鉄道敷設が進行中のアリゾナ。砂塵舞う中、ギターを背に掛けた大男のジョニー・ギター(スターリング・ヘイドン)が、一軒の酒場にやって来た。女主人ヴィエナ(ジョーン・クロフォード)が経営するその店は、ルーレットディーラーのエディ(ポール・フィックス)や使用人のトム(ジョン・キャラダイン)らが暇を持て余している。そこに、荒れ果てたこの土地の地主であるエマ(マーセデス・マケンブリッジ)やマカイヴァース(ウォード・ボンド)らが保安官と共にやって来る。駅馬車襲撃事件でエマの兄が殺され、犯人はダンシング・キッド(スコット・ブラディ)だと断定、ヴィエナがキッドを匿っていると疑ってやって来たのだ。そして丁度そこへ、キッドが仲間を連れて現れるが、キッドは関与を否定する...。
...とまあ、ここまでは何の変哲もない‘入り’なのですが、映画は徐々に観る者を引き込んでいきます。
1.ジョニー・ギターはただのギター弾きではない。凄腕のガンマンであることが分かってくる。
2.ヴィエナとエマは憎悪の塊のように敵対し、一触即発状態である。
3.ヴィエナとジョニー・ギターは、5年前まで恋人同士だった。
4.エマはキッドに恋心を寄せており、ヴィエナを追放しようと画策する。
西部劇の王道は、正義が悪を倒す、1対1或いは複数人同士の決闘、早撃ち、酒場の喧嘩、そういったものが定番として楽しめるものですが、この「大砂塵」は異色西部劇といってよいでしょう。
基軸はジョーン・クロフォード対マーセデス・マケンブリッジ、つまり「女」対「女」なのです。
しかも両者相当の強面で、互いに一歩も譲りません。
(余談ですが、10歳違いのこの2人、作品外でも仲はあまりよくなかったようです)
J・クロフォードは濃紺のシャツにグリーンのタイ、腰にガンベルトを付けて颯爽と登場します。
拳銃を構えて凛とした表情が魅力的です。個性的なマスク、意志の強さや負けず嫌いの気性で、大女優への道を自ら切り開いた人です。
本作出演時の彼女は48歳。女優としての最盛期は越えていたものの、62年「何がジェーンに起ったか?」、67年「姿なき殺人」で更なる迫力ある演技をみせることになります。個人的には32年「グランド・ホテル」からのファンです。ペプシ・コーラの副社長であった時代もありました。
本作では彼女とスターリング・ヘイドンの、粋なセリフのシーンがありました。
ヘイドン「何人の男を忘れた?」
クロフォード「何人の女を覚えている?」
マーセデス・マケンブリッジの憎悪みなぎる悪役も特筆ものです。
スクリーン・デビュー作の49年「オール・ザ・キングスメン」でいきなりアカデミー助演女優賞を受賞、その後の彼女は破竹の勢いで名作・話題作への出演が続きます。中でも73年「エクソシスト」では‘悪魔の声’を吹き替え、独特のハスキーヴォイスで恐怖感を増幅させました。
最後の2人の女の決闘のシーンは迫力がありました。
スターリング・ヘイドンをはじめとした男優陣のことは、「ちゅく」さんが述べられているとおりですし、ニコラス・レイ監督については別の機会に記したいと思います。
劇中なんども流れるテーマ曲「ジョニー・ギター」のメロディーが印象的です。
ラストにペギー・リーの歌が流れるのですが、哀愁を帯びた歌声はクライマックスで最高潮を迎えます。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
「ジョニー・ギター」 滝の前の抱擁
「大砂塵」(1954年、米国RPB、カラー、110分)。原題「Johnny Guitar」。
ペギー・リーが歌った「ジョニー・ギター」という主題歌だけは、昔ラジオで聴き覚えていたのです。ヴィクター・ヤング作曲、作詞はペギー・リーということです。
鉱山町に、流れ者のギター弾き「ジョニー・ギター」(スターリング・ヘイドン)が、白い馬でやってきた。(たてがみ・尻尾は黒い。)途中、鉄道工事を始めるための威嚇のような岩山の爆破や、山賊に襲われた駅馬車を目撃していた。町の酒場に入る。そこは広く、ルーレットも二面あるが、砂嵐の中、閑古鳥が鳴いている。女主ヴィエナ(ジョーン・クロフォード)は、鉄道敷設に反対で、それを画策して甘い汁を吸おうとする男前の無法者ダンシング・キッド(スコット・ブレイディ)と対立していた。
町の大方の連中は賛成派だった。鉄道が通うと、多くの人が訪れ、町は経済的に豊かになり、生活の利便度も増す。彼女は、なぜ反対するのか?
映画の後半では、キッドは、かなり年上のヴィエナに惚れていることが分かってきます。
キッドを好きなエマ(マーセデス・マッケンブリッジ)は、恋敵のヴィエナを追放しようと、策略を巡らします。
ある日、キッド一味が銀行強盗を働いて首尾よく逃走する。ヴィエナとジョニー・ギターは、そこに居たという濡れ衣を着せられ、暴徒化した町民とギャングは、ヴィエナの酒場を破壊する。
脇役ながら、酒場の使用人オールド・トム役でジョン・キャラダイン(キース、デイヴイットの父)が出演。キッド一味のバート・ロナーガン役でアーネスト・ボーグナインが出演しています。
タイトル字幕を見ると、ジョーン・クロフォードが一枚看板の主役で、次にヘイドン、マッケンブリッジ、ブレイディが3人併記。
●クロフォード(1904〜1977)は、戦前のサイレント、トーキーのモノクロ時代に全盛期があったそうです。(小生、写真で見る限りです。)戦後のこのカラー映画は、キャリアの後半……。
「大砂塵」(1954)の公開当時、50歳くらいですが、ぞくぞくするほど美しいです。眼が強いです。小柄な人ですが、姿勢がまっすぐで、存在感があります。衣装の配色も彼女好みでしょう。
このあとの作品、R・オルドリッチ監督の「何がジェーンに起ったか?」(1962)の怪演を迎えます。
●スターリング・ヘイドン(1916〜1986)という堂々たる体躯、美形の男優。J・ヒューストン監督の「アスファルト・ジャングル」(1950)、S・キューブリック監督の「現金に体を張れ」(1955)の主役を見ています。おっりとした感じです。脇役としては、キューブリックの「博士の異常な愛情」(1964)の「リッパー准将」、F・F・コッポラ監督の「ゴッドファーザー」(1972)の「マクラスキー警部」、R・アルトマン監督の「ロング・グッドバイ」(1973)の「ロジャー・ウェイド」は、好演であったと記憶しています。何が真の要因であったか分かりませんが、大看板になりきれず、脇役に転じて、長いキャリアを全うしたように思われます。同世代のR・ミッチャム(1917〜1997)、後輩のP・ニューマン(1925〜2008)に抜かれてしまったようです。彼を貶めるのではありません。脇役に転じてからの彼の演技は明らかに見事なものです。「大砂塵」のこの役は、転換点でしょうか?
●マーセデス・マッケンブリッジ(1916〜2004)は、今まで全く知らなかったのですが、凄い演者ですね。馬に乗り、野郎どもと一緒に行動し、銃を構える。女同士の撃ち合いをする。「オール・ザ・キングスメン」(1949)の「セイディ・バーク」役で、アカデミー助演女優賞を受賞したそうです。
ヴィエナは、黒服に碧青のスカーフをしめ、腰に皮のガンベルトを締め、銃を差している。ジョニーは、銃を捨てた身ゆえ、ギターを鳴らす。それに合わせて、キッドとエマが踊る場面は面白いです。
「五年前、私は恋したの。」「自分を憐れむのをやめて!」彼女のスカーフは、真紅に変わっています。「ギター」を「ミスター・ローガン」と呼ぶ。
正統の米国・西部劇としては、ジョン・フォードの「荒野の決闘」や、ジョン・スタージェスの「OK牧場の決闘」のように、単純明快な構図がある映画が好きです。
一風変わった、ヒューマニズムの西部劇としては、F・ジンネマンの「真昼の決闘」を格別、素晴らしいと思っています。
この映画は、もたもたとしていて長いし、山場の昇華(カタストロフィ)が屹立していません。
ジョーン・クロフォードの復活のためのプロモーション映画としては、大きな正解だったのかもしれません。最後の、滝の前の抱擁は一瞬で暗転し、音楽は、残った。
「ジョニー・ギター」のペギー・リーの歌のある音楽を待ちながら見ました。
このレビューは気に入りましたか?
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敵役の女優
投稿日:2019/12/08
レビュアー:モモイチゴ
このレビューは気に入りましたか?
0人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
大女優ジョーン・クロフォード
投稿日
2018/10/09
レビュアー
趣味は洋画
大砂塵(1954年アメリカ、カラー110分)
この映画を観るきっかけは、「ちゅく」さんのレビューにほかなりません。
そしてジョーン・クロフォードにお目にかかれること、スクリーンのうえでとはいえ、私にとっては究極の喜びなのであります。(ベティ・デイヴィスに会うのと同等の嬉しさ!)
映画を観て大満足なのですが、いざレビューを書こうと思いますと、書きたいことの殆どは「ちゅく」さんが書かれていて、さて、何をどう書こうかなと一瞬躊躇った次第ですが、結局、感じたままを書くことにしました。
1890年代、鉄道敷設が進行中のアリゾナ。砂塵舞う中、ギターを背に掛けた大男のジョニー・ギター(スターリング・ヘイドン)が、一軒の酒場にやって来た。女主人ヴィエナ(ジョーン・クロフォード)が経営するその店は、ルーレットディーラーのエディ(ポール・フィックス)や使用人のトム(ジョン・キャラダイン)らが暇を持て余している。そこに、荒れ果てたこの土地の地主であるエマ(マーセデス・マケンブリッジ)やマカイヴァース(ウォード・ボンド)らが保安官と共にやって来る。駅馬車襲撃事件でエマの兄が殺され、犯人はダンシング・キッド(スコット・ブラディ)だと断定、ヴィエナがキッドを匿っていると疑ってやって来たのだ。そして丁度そこへ、キッドが仲間を連れて現れるが、キッドは関与を否定する...。
...とまあ、ここまでは何の変哲もない‘入り’なのですが、映画は徐々に観る者を引き込んでいきます。
1.ジョニー・ギターはただのギター弾きではない。凄腕のガンマンであることが分かってくる。
2.ヴィエナとエマは憎悪の塊のように敵対し、一触即発状態である。
3.ヴィエナとジョニー・ギターは、5年前まで恋人同士だった。
4.エマはキッドに恋心を寄せており、ヴィエナを追放しようと画策する。
西部劇の王道は、正義が悪を倒す、1対1或いは複数人同士の決闘、早撃ち、酒場の喧嘩、そういったものが定番として楽しめるものですが、この「大砂塵」は異色西部劇といってよいでしょう。
基軸はジョーン・クロフォード対マーセデス・マケンブリッジ、つまり「女」対「女」なのです。
しかも両者相当の強面で、互いに一歩も譲りません。
(余談ですが、10歳違いのこの2人、作品外でも仲はあまりよくなかったようです)
J・クロフォードは濃紺のシャツにグリーンのタイ、腰にガンベルトを付けて颯爽と登場します。
拳銃を構えて凛とした表情が魅力的です。個性的なマスク、意志の強さや負けず嫌いの気性で、大女優への道を自ら切り開いた人です。
本作出演時の彼女は48歳。女優としての最盛期は越えていたものの、62年「何がジェーンに起ったか?」、67年「姿なき殺人」で更なる迫力ある演技をみせることになります。個人的には32年「グランド・ホテル」からのファンです。ペプシ・コーラの副社長であった時代もありました。
本作では彼女とスターリング・ヘイドンの、粋なセリフのシーンがありました。
ヘイドン「何人の男を忘れた?」
クロフォード「何人の女を覚えている?」
マーセデス・マケンブリッジの憎悪みなぎる悪役も特筆ものです。
スクリーン・デビュー作の49年「オール・ザ・キングスメン」でいきなりアカデミー助演女優賞を受賞、その後の彼女は破竹の勢いで名作・話題作への出演が続きます。中でも73年「エクソシスト」では‘悪魔の声’を吹き替え、独特のハスキーヴォイスで恐怖感を増幅させました。
最後の2人の女の決闘のシーンは迫力がありました。
スターリング・ヘイドンをはじめとした男優陣のことは、「ちゅく」さんが述べられているとおりですし、ニコラス・レイ監督については別の機会に記したいと思います。
劇中なんども流れるテーマ曲「ジョニー・ギター」のメロディーが印象的です。
ラストにペギー・リーの歌が流れるのですが、哀愁を帯びた歌声はクライマックスで最高潮を迎えます。
「ジョニー・ギター」 滝の前の抱擁
投稿日
2018/08/11
レビュアー
ちゅく
「大砂塵」(1954年、米国RPB、カラー、110分)。原題「Johnny Guitar」。
ペギー・リーが歌った「ジョニー・ギター」という主題歌だけは、昔ラジオで聴き覚えていたのです。ヴィクター・ヤング作曲、作詞はペギー・リーということです。
鉱山町に、流れ者のギター弾き「ジョニー・ギター」(スターリング・ヘイドン)が、白い馬でやってきた。(たてがみ・尻尾は黒い。)途中、鉄道工事を始めるための威嚇のような岩山の爆破や、山賊に襲われた駅馬車を目撃していた。町の酒場に入る。そこは広く、ルーレットも二面あるが、砂嵐の中、閑古鳥が鳴いている。女主ヴィエナ(ジョーン・クロフォード)は、鉄道敷設に反対で、それを画策して甘い汁を吸おうとする男前の無法者ダンシング・キッド(スコット・ブレイディ)と対立していた。
町の大方の連中は賛成派だった。鉄道が通うと、多くの人が訪れ、町は経済的に豊かになり、生活の利便度も増す。彼女は、なぜ反対するのか?
映画の後半では、キッドは、かなり年上のヴィエナに惚れていることが分かってきます。
キッドを好きなエマ(マーセデス・マッケンブリッジ)は、恋敵のヴィエナを追放しようと、策略を巡らします。
ある日、キッド一味が銀行強盗を働いて首尾よく逃走する。ヴィエナとジョニー・ギターは、そこに居たという濡れ衣を着せられ、暴徒化した町民とギャングは、ヴィエナの酒場を破壊する。
脇役ながら、酒場の使用人オールド・トム役でジョン・キャラダイン(キース、デイヴイットの父)が出演。キッド一味のバート・ロナーガン役でアーネスト・ボーグナインが出演しています。
タイトル字幕を見ると、ジョーン・クロフォードが一枚看板の主役で、次にヘイドン、マッケンブリッジ、ブレイディが3人併記。
●クロフォード(1904〜1977)は、戦前のサイレント、トーキーのモノクロ時代に全盛期があったそうです。(小生、写真で見る限りです。)戦後のこのカラー映画は、キャリアの後半……。
「大砂塵」(1954)の公開当時、50歳くらいですが、ぞくぞくするほど美しいです。眼が強いです。小柄な人ですが、姿勢がまっすぐで、存在感があります。衣装の配色も彼女好みでしょう。
このあとの作品、R・オルドリッチ監督の「何がジェーンに起ったか?」(1962)の怪演を迎えます。
●スターリング・ヘイドン(1916〜1986)という堂々たる体躯、美形の男優。J・ヒューストン監督の「アスファルト・ジャングル」(1950)、S・キューブリック監督の「現金に体を張れ」(1955)の主役を見ています。おっりとした感じです。脇役としては、キューブリックの「博士の異常な愛情」(1964)の「リッパー准将」、F・F・コッポラ監督の「ゴッドファーザー」(1972)の「マクラスキー警部」、R・アルトマン監督の「ロング・グッドバイ」(1973)の「ロジャー・ウェイド」は、好演であったと記憶しています。何が真の要因であったか分かりませんが、大看板になりきれず、脇役に転じて、長いキャリアを全うしたように思われます。同世代のR・ミッチャム(1917〜1997)、後輩のP・ニューマン(1925〜2008)に抜かれてしまったようです。彼を貶めるのではありません。脇役に転じてからの彼の演技は明らかに見事なものです。「大砂塵」のこの役は、転換点でしょうか?
●マーセデス・マッケンブリッジ(1916〜2004)は、今まで全く知らなかったのですが、凄い演者ですね。馬に乗り、野郎どもと一緒に行動し、銃を構える。女同士の撃ち合いをする。「オール・ザ・キングスメン」(1949)の「セイディ・バーク」役で、アカデミー助演女優賞を受賞したそうです。
ヴィエナは、黒服に碧青のスカーフをしめ、腰に皮のガンベルトを締め、銃を差している。ジョニーは、銃を捨てた身ゆえ、ギターを鳴らす。それに合わせて、キッドとエマが踊る場面は面白いです。
「五年前、私は恋したの。」「自分を憐れむのをやめて!」彼女のスカーフは、真紅に変わっています。「ギター」を「ミスター・ローガン」と呼ぶ。
正統の米国・西部劇としては、ジョン・フォードの「荒野の決闘」や、ジョン・スタージェスの「OK牧場の決闘」のように、単純明快な構図がある映画が好きです。
一風変わった、ヒューマニズムの西部劇としては、F・ジンネマンの「真昼の決闘」を格別、素晴らしいと思っています。
この映画は、もたもたとしていて長いし、山場の昇華(カタストロフィ)が屹立していません。
ジョーン・クロフォードの復活のためのプロモーション映画としては、大きな正解だったのかもしれません。最後の、滝の前の抱擁は一瞬で暗転し、音楽は、残った。
「ジョニー・ギター」のペギー・リーの歌のある音楽を待ちながら見ました。
敵役の女優
投稿日
2019/12/08
レビュアー
モモイチゴ
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