浪漫ドクター　キム・サブ

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本名はプ・ヨンジュ。
なぜ、キム・サブと呼ばれるようになったのかは後々明かされるエピソードがあるとして、
キム・サブを演じたハン・ソッキュさんの圧倒的な存在感がドラマを最後まで引っ張って、毎回楽しく観ることができました。
昔は神の手と言われたけれどある事をきっかけにして病院を離れ、
今は浪漫をうたうドクター、自由で変わり者の医師として名が知れています。
けれどその手腕は素晴らしく、その土地で一軒しかない病院で忙しい日々を送る。

そのドルダム病院のメンバーがこれまた曲者が多く、個性的であり魅力的。
その中に加わるカン・ドンジュとユン・ソジョン。。。このふたりもとってもいい。

学生だった頃に救急で運ばれた父の診察の順番が変えられたせいで死んでしまったと思ってるカン・ドンジュ。
その時から医者になろうと誓い、何のコネもなく自身の力だけで這い上がってきた外科専門医。
恵まれなかったからこそ、出世だけを考えて生きてきました
しかし、そんな彼を阻むのはやはり力のある上層部。
彼もこの病院を出て、ドルダム病院でキム・サブの下で働くことになります。

そしてカン・ドンジュの胸をときめかせた先輩医師ユン・ソジョン。
あだ名は狂った鯨。。。
彼女も理由あって、腕を負傷し外科医として致命的な症状を乗り越えてキム・サブに助けられました。

ソ・ヒョンジンさんは前作『また?!オ・ヘヨン』でブレイク。
このドラマで魅せたコミカル炸裂の捨て身の演技には何度も笑わせられましたが、今回でもちょっと通じるところがある。
不器用だけど一生懸命、そして単純でとっても可愛い姿も見せてくれます。
コミカルな演技もとっても上手、、、脇役女優からすっかり転身されました。

誰かに認めてもらいたい、誰にも負けたくない、それぞれが医師になった理由があるけれど
医師としてもっと大切なものがあるとキム・サブを通して知っていく過程も素晴らしかったです。
若い彼らの成長を見守るキム・サブにも凄く感動しました。

キム・サブに向ける尊敬と信頼。
彼に認められたいから必死で患者と向き合う。
まだ未熟な彼らにかける言葉が胸を打ちます。
全般的に良かったです。。。

ドラマの舞台となるのは、とある田舎のトルダム病院、医療物にありがちな「どうしてこんなにドラマチックに病人が発生するのだろう。」という作りなのですが、そのありがちなドラマをありがちにさせなかったのが高視聴率の証でしょうね。
この病院にやって来た医師も看護師も何かしら傷を負っていて、それぞれのキャラをうまく融合させながら、目的地に持って行く演出となっています。
ユ・ヨンソクssiとソ・ヒョンジンssiの間にさりげなくロマンスが盛り込まれていますし、チャン・ギテ事務長を演じたイム・ウフェssiの三枚目役も効いています。チャン事務長の別れた奥さんがオ・ミョンシム看護師長（チン・ギョンssi）というのも意味不明な設定ですが、「傷有り一味」ということだったのかもしれません。
ただ、最終回が無理やり押し込んだ感が否めなかったので、あそこは最後に「つづく」と入れればキム・ヘスssi登場も生きてきたのではないかと思います。
因みに、浪漫ドクター「金師父」、ハン・ソッキュssiの劇中での名前はプ・ヨンジュですが、劇中「キム・サブ」が明らかになる場面がありますのでお見逃しなく。

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山奥のコデ病院で働くキム・サブ「ハン・ソッキュ」は元は有名な天才外科医だったらしい。また５年前ソウルから流れ着いた女医ソジョン「ソ・ヒョンジン」は彼の下で働くようになっているのだが、そこにソウルから左遷させられてきた若い医師ドンジュ「ユ・ヨンソク」が加わる。コデ病院には事務長「イム・ウォニ」、看護師長「チン・ギュン」その他個性的な面々がそろっていて、さまざまな患者の治療を行う中で、キム・サブがなぜここにいるのかや、若い二人の成長、恋模様などが描かれていきます。
実力派キャストがそれぞれ魅力たっぷりな上、テンポよい展開でとても面白く、誰もが楽しめるメディカルドラマだと思いますよ。

ふにゃふにゃした若い医者の態度にイライラしましたが、ドクターキムサブがなんともかっこいい。歯に衣を着せないで、ズバズバ言ってくれるところ、賞をとられただけ、素晴らしく魅力的な演技でした。
話が尻切れトンボで終わったのがとても残念でした。