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スリー・ビルボード / フランシス・マクドーマンド

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「スリー・ビルボード」 の解説・あらすじ・ストーリー

解説・ストーリー

娘を殺された母親がいつまでも事件を解決できない警察に怒りの立て看板を掲げたことから、静かな田舎町に大きな波紋が広がるさまをスリリングに描いたサスペンス・ドラマ。主演は「ファーゴ」のフランシス・マクドーマンド、共演にウディ・ハレルソン、サム・ロックウェル。監督は「セブン・サイコパス」のマーティン・マクドナー。アメリカ、ミズーリ州の田舎町エビング。ある日、道路脇に立つ3枚の立て看板に、地元警察への辛辣な抗議メッセージが出現する。それは、娘を殺されたミルドレッド・ヘイズが、7ヵ月たっても一向に進展しない捜査に業を煮やして掲げたものだった。名指しされた署長のウィロビーは困惑しながらも冷静に事情を説明する一方、部下のディクソン巡査はミルドレッドへの怒りを露わにするのだったが…。 JAN:4988142365910

「スリー・ビルボード」 の作品情報

作品情報

製作年:

2017年

製作国:

イギリス/アメリカ

原題:

THREE BILLBOARDS OUTSIDE EBBING, MISSOUR

「スリー・ビルボード」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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1〜 5件 / 全70件

スリー・ビルボード ネタバレ

投稿日:2018/04/26 レビュアー:片山刑事

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 娘さんを殺されたお母さんが警察の無能っぷりを批判する看板をたてたことで田舎町がざわわする話。

 殺人犯捜しの話風のストーリーで進むのかと思いきや、人の憎しみや怒りのぶつけあいをどうやって許していくのかというのを描いている映画で人間の心が変化していくのを静かに丁寧に描いていてそれでいて退屈させることのない100分間でした。

 娘さんの事件を捜査しないと警察の怠慢を訴える主人公にみんなから慕われている警察署長にレイシストの巡査やその家族たちを適度に配分して全員が無駄なく機能していて力強さが伝わってくる映画でした。登場人物が「この人善人、この人悪人」というわかりやすい勧善懲悪な配置になることないふわふわしているキャラクターたちが不思議で面白かったです。

 リアリティの面からすると放火しても追及されることなく簡単な証言でアリバイがあるというだけで逮捕されなかったり、署長の手紙一発で改心しちゃったりして今まででいくらでも改心するきっかけがあったのではなかろうか、つまり署長が悪いんではないかと思っちゃったり、たまたまバーにいたら犯人らしき男が自ら武勇伝を語る男と出会ったりする偶然だったりが気になったりもしましたが憎しみの連鎖を断ち切る方法の1つを見せてくれて面白い映画でした。

このレビューは気に入りましたか? 35人の会員が気に入ったと投稿しています

憎悪を超えて ネタバレ

投稿日:2018/05/19 レビュアー:なんの因果

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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フランシス・マクドーナンドが娘を惨殺された母親を演じ、第90回アカデミー賞主演女優賞に
輝いた社会派サスペンス。「ファーゴ」以来2回目の同賞受賞となった。
──アメリカ・ミズーリの田舎町。
ミルドレッド(フランシス・マクドーナンド)は、9か月前にレイプされ惨殺された娘の捜査が
一向に進展しない事に業を煮やして、3枚の大きな看板広告(スリー・ビルボード)を立てた。
「警察は他のどうでもよい事はするが、娘の犯人を捜さない」と取材にきたメディアに答える。

街はずれの辺鄙な道路沿い、そこは娘が殺された場所だった。
ミルドレッドは娘を奪われた無念さだけでなく、事件直前、娘に冷たい言葉を投げつけたという
激しい後悔があった。あんなこころにもない言葉が、最後の言葉となってしまうなんて、
悔やんでも悔やみきれない気持ちが重い怒りとなって耐えた9か月だったと思う。
事件現場である看板の下に花を活け、ふいに訪れたシカに話しかけたりする。
町の人々の反感にめげない強い母ではあるが、ひっくり返った虫をソッと起こしてあげる優しい母でもある。

さて、大看板に名ざしで批判された警察署長のウィロビー(ウディ・ハレルソン)、
捜査はきっちりやっているのだが犯人はわからないのだと、誠意を込めて対応するが・・
彼はある病気を抱えて時間が足りなかった。意外な展開になるが、彼を敬愛していた町人は
ミルドレッドのせいだと再び責めるが、署長の考えは、
「これで事件の捜査に何らかの前進があるはずだ。」と、意図したものだった。
解決を願うのは被害者の遺族ばかりではないのだ。

そのウィロビー署長を慕っていたのが部下のディクソン巡査。(サム・ロックウェル)
(助演男優賞受賞)、ウィロビーと違い、短絡的で暴力的だ。人種差別もする。
ミルドレッドとディクソンの憎悪のストレートな激突は、看板を火の海にし、
警察を炎で包む。ディクソンが火だるまになってガラス窓を飛び出すあたりは、一瞬、戦争映画に
なったのかと思うほどである。(ミルドレッド、火炎瓶投げるの上手すぎる)

しかし全身やけどを負ったディクソンは、徐々に心境に変化が訪れる。
あれだけ憎たらしかったのに、後半では同情し応援している、彼の演技にすっかり引き込まれたようだ。
それぞれの方法で事件の解決を目指す。
ミルドレッドの表情もいつのまにか柔らかくなっている。
たとえ犯人が挙がらなくとも、事件の痛みと、自分を許せない気持ちは忘れる事が出来る日が
くるのではないか。希望のあるラストだった。

このレビューは気に入りましたか? 21人の会員が気に入ったと投稿しています

高評価しないと通じゃない臭がする微妙な作品

投稿日:2018/05/04 レビュアー:カーヴ

このレビューは気に入りましたか? 14人の会員が気に入ったと投稿しています

母親の怒りの《ビルボード》が巻き起こす《悲喜劇》

投稿日:2018/04/26 レビュアー:カマンベール

このレビューは気に入りましたか? 12人の会員が気に入ったと投稿しています

衝撃に次ぐ衝撃 ネタバレ

投稿日:2018/07/06 レビュアー:kazupon

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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ミズーリ州エビングの田舎道に3枚の大看板が立てられた。
そこは、“道に迷ったか、ボンクラしか通らない”ような道だったが、ミルドレッド・ヘイズにとっては意味のある場所だった。
娘のアンジェラがレイプされた上、焼き殺された場所なのだ。
殺害現場に立てられた3枚の看板には、それぞれ
「レイプされて殺された」
「それで逮捕はまだ?」
「なぜなの?ウィロビー署長」というメッセージがあった。
これは、自分の娘が殺されてから既に7カ月も経つというのに、犯人逮捕どころか本気で捜査しているようには見えない警察への苛立ちでもあったのだろう。
住民や警察に悲惨な事件があったことを思い出させ、さらに人々から敬愛される署長を名指しで抗議することで捜査の進展を図ったのだ。
しかし、ミルドレッドの立てた看板は、ウィロビー署長を支持する人々の反感を買い、新たな軋轢を生むのだった。
・・  ・・  ・・  ・・  ・・  ・・
この作品の主要人物は3人。
ミルドレッドと、
彼女の一番の反対勢力(?)である差別主義者の暴力警官ディクソン。(サム・ロックウェル)
そして、住民から人望のある警察署長で、すい臓がんを患っているウィロビー。(ウディ・ハレルソン)
3枚の大看板に続いて、署長の自殺が新たな事件の引き金になってしまう。
自殺の原因を看板のせいだと考えたディクソンは、広告代理店のレッドを痛めつけ、2階の窓から投げ落としてしまう。
ある夜、3枚の看板を焼かれてしまい、警察が放火したと勘違いしたミルドレッドは、警察署に向けて火炎瓶を投げ込む。
その時、署内でウィロビーからの手紙を読んでいたディクソンは火だるまになりながらも、ミルドレッドの娘の事件の捜査資料を守ったのだった。
ウィロビーが遺した3通の手紙は、自殺の原因を明らかにし、ミルドレッドの娘の事件についての彼の考え、ディクソンの警官としての素養と彼が身に付けるべき“愛”などを説いていた。
ディクソンに向けた言葉は、彼を改心させるに十分だった。
そして、ラストのシーン。
ディクソンが運転する車の助手席にはミルドレッドがいて、これからどうするかは「道々、考えよう」と言う。
結末は、すべてこの言葉の中にあると思う。
決して悪い結果にはならないだろう。
・・  ・・  ・・  ・・  ・・  ・・
長くなったついでに、もう少し。
車を貸して欲しいという娘と口論になり、売り言葉に買い言葉。
「レイプされるかも」という娘に
「レイプされればいいんだ」と、ミルドレッド。
まさか本当になるとは思わないし、ましてや本心ではなかった。
出掛けの喧嘩を後悔するミルドレッドは、娘に対する罪滅ぼしのつもりで、あのような行動に出たのだと思う。
娘のベッドに腰掛け、左右のスリッパで人形劇のように台詞を交互に言う姿は、いつもとは別人のミルドレッドだった。
人は、きっかけさえあれば変われるものなのか?
人の本質はどこにあるのか?
納得できない現実をどのように受け止め、折り合いをつけて生きていくのか?
観終わった後も次々と色々な思いが溢れて来る。
そんな映画だった。

このレビューは気に入りましたか? 8人の会員が気に入ったと投稿しています

1〜 5件 / 全70件

ユーザーレビュー

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ユーザーレビュー:70件

スリー・ビルボード

投稿日

2018/04/26

レビュアー

片山刑事

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 娘さんを殺されたお母さんが警察の無能っぷりを批判する看板をたてたことで田舎町がざわわする話。

 殺人犯捜しの話風のストーリーで進むのかと思いきや、人の憎しみや怒りのぶつけあいをどうやって許していくのかというのを描いている映画で人間の心が変化していくのを静かに丁寧に描いていてそれでいて退屈させることのない100分間でした。

 娘さんの事件を捜査しないと警察の怠慢を訴える主人公にみんなから慕われている警察署長にレイシストの巡査やその家族たちを適度に配分して全員が無駄なく機能していて力強さが伝わってくる映画でした。登場人物が「この人善人、この人悪人」というわかりやすい勧善懲悪な配置になることないふわふわしているキャラクターたちが不思議で面白かったです。

 リアリティの面からすると放火しても追及されることなく簡単な証言でアリバイがあるというだけで逮捕されなかったり、署長の手紙一発で改心しちゃったりして今まででいくらでも改心するきっかけがあったのではなかろうか、つまり署長が悪いんではないかと思っちゃったり、たまたまバーにいたら犯人らしき男が自ら武勇伝を語る男と出会ったりする偶然だったりが気になったりもしましたが憎しみの連鎖を断ち切る方法の1つを見せてくれて面白い映画でした。

憎悪を超えて

投稿日

2018/05/19

レビュアー

なんの因果

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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フランシス・マクドーナンドが娘を惨殺された母親を演じ、第90回アカデミー賞主演女優賞に
輝いた社会派サスペンス。「ファーゴ」以来2回目の同賞受賞となった。
──アメリカ・ミズーリの田舎町。
ミルドレッド(フランシス・マクドーナンド)は、9か月前にレイプされ惨殺された娘の捜査が
一向に進展しない事に業を煮やして、3枚の大きな看板広告(スリー・ビルボード)を立てた。
「警察は他のどうでもよい事はするが、娘の犯人を捜さない」と取材にきたメディアに答える。

街はずれの辺鄙な道路沿い、そこは娘が殺された場所だった。
ミルドレッドは娘を奪われた無念さだけでなく、事件直前、娘に冷たい言葉を投げつけたという
激しい後悔があった。あんなこころにもない言葉が、最後の言葉となってしまうなんて、
悔やんでも悔やみきれない気持ちが重い怒りとなって耐えた9か月だったと思う。
事件現場である看板の下に花を活け、ふいに訪れたシカに話しかけたりする。
町の人々の反感にめげない強い母ではあるが、ひっくり返った虫をソッと起こしてあげる優しい母でもある。

さて、大看板に名ざしで批判された警察署長のウィロビー(ウディ・ハレルソン)、
捜査はきっちりやっているのだが犯人はわからないのだと、誠意を込めて対応するが・・
彼はある病気を抱えて時間が足りなかった。意外な展開になるが、彼を敬愛していた町人は
ミルドレッドのせいだと再び責めるが、署長の考えは、
「これで事件の捜査に何らかの前進があるはずだ。」と、意図したものだった。
解決を願うのは被害者の遺族ばかりではないのだ。

そのウィロビー署長を慕っていたのが部下のディクソン巡査。(サム・ロックウェル)
(助演男優賞受賞)、ウィロビーと違い、短絡的で暴力的だ。人種差別もする。
ミルドレッドとディクソンの憎悪のストレートな激突は、看板を火の海にし、
警察を炎で包む。ディクソンが火だるまになってガラス窓を飛び出すあたりは、一瞬、戦争映画に
なったのかと思うほどである。(ミルドレッド、火炎瓶投げるの上手すぎる)

しかし全身やけどを負ったディクソンは、徐々に心境に変化が訪れる。
あれだけ憎たらしかったのに、後半では同情し応援している、彼の演技にすっかり引き込まれたようだ。
それぞれの方法で事件の解決を目指す。
ミルドレッドの表情もいつのまにか柔らかくなっている。
たとえ犯人が挙がらなくとも、事件の痛みと、自分を許せない気持ちは忘れる事が出来る日が
くるのではないか。希望のあるラストだった。

高評価しないと通じゃない臭がする微妙な作品

投稿日

2018/05/04

レビュアー

カーヴ

母親の怒りの《ビルボード》が巻き起こす《悲喜劇》

投稿日

2018/04/26

レビュアー

カマンベール

衝撃に次ぐ衝撃

投稿日

2018/07/06

レビュアー

kazupon

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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ミズーリ州エビングの田舎道に3枚の大看板が立てられた。
そこは、“道に迷ったか、ボンクラしか通らない”ような道だったが、ミルドレッド・ヘイズにとっては意味のある場所だった。
娘のアンジェラがレイプされた上、焼き殺された場所なのだ。
殺害現場に立てられた3枚の看板には、それぞれ
「レイプされて殺された」
「それで逮捕はまだ?」
「なぜなの?ウィロビー署長」というメッセージがあった。
これは、自分の娘が殺されてから既に7カ月も経つというのに、犯人逮捕どころか本気で捜査しているようには見えない警察への苛立ちでもあったのだろう。
住民や警察に悲惨な事件があったことを思い出させ、さらに人々から敬愛される署長を名指しで抗議することで捜査の進展を図ったのだ。
しかし、ミルドレッドの立てた看板は、ウィロビー署長を支持する人々の反感を買い、新たな軋轢を生むのだった。
・・  ・・  ・・  ・・  ・・  ・・
この作品の主要人物は3人。
ミルドレッドと、
彼女の一番の反対勢力(?)である差別主義者の暴力警官ディクソン。(サム・ロックウェル)
そして、住民から人望のある警察署長で、すい臓がんを患っているウィロビー。(ウディ・ハレルソン)
3枚の大看板に続いて、署長の自殺が新たな事件の引き金になってしまう。
自殺の原因を看板のせいだと考えたディクソンは、広告代理店のレッドを痛めつけ、2階の窓から投げ落としてしまう。
ある夜、3枚の看板を焼かれてしまい、警察が放火したと勘違いしたミルドレッドは、警察署に向けて火炎瓶を投げ込む。
その時、署内でウィロビーからの手紙を読んでいたディクソンは火だるまになりながらも、ミルドレッドの娘の事件の捜査資料を守ったのだった。
ウィロビーが遺した3通の手紙は、自殺の原因を明らかにし、ミルドレッドの娘の事件についての彼の考え、ディクソンの警官としての素養と彼が身に付けるべき“愛”などを説いていた。
ディクソンに向けた言葉は、彼を改心させるに十分だった。
そして、ラストのシーン。
ディクソンが運転する車の助手席にはミルドレッドがいて、これからどうするかは「道々、考えよう」と言う。
結末は、すべてこの言葉の中にあると思う。
決して悪い結果にはならないだろう。
・・  ・・  ・・  ・・  ・・  ・・
長くなったついでに、もう少し。
車を貸して欲しいという娘と口論になり、売り言葉に買い言葉。
「レイプされるかも」という娘に
「レイプされればいいんだ」と、ミルドレッド。
まさか本当になるとは思わないし、ましてや本心ではなかった。
出掛けの喧嘩を後悔するミルドレッドは、娘に対する罪滅ぼしのつもりで、あのような行動に出たのだと思う。
娘のベッドに腰掛け、左右のスリッパで人形劇のように台詞を交互に言う姿は、いつもとは別人のミルドレッドだった。
人は、きっかけさえあれば変われるものなのか?
人の本質はどこにあるのか?
納得できない現実をどのように受け止め、折り合いをつけて生きていくのか?
観終わった後も次々と色々な思いが溢れて来る。
そんな映画だった。

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