パターソン / アダム・ドライヴァー
パターソン
/ジム・ジャームッシュ
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全体の平均評価点: (5点満点)
(17)
解説・ストーリー
ジム・ジャームッシュ監督が、アメリカの小さな街でバスの運転手をしながら詩作を続ける青年の一見ありふれた生活を通して、日常の愛おしさをしみじみとしたタッチで描き出した感動のヒューマン・ドラマ。主演はアダム・ドライヴァー、共演にゴルシフテ・ファラハニ、永瀬正敏。ニュージャージー州パターソン。町名と同じ名前のバス運転手パターソン。愛する妻ローラの隣で毎日朝起きて仕事に向い、夜は愛犬マーヴィンの散歩をして、ローラの隣で眠りにつく。代わり映えしない毎日ながら、アーティスト気質のローラは予想のつかない言動で驚かせてくれるし、ユニークな人たちとの他愛ない交流も楽しいひとときを味わわせてくれる。そして、そんな日常の些細な出来事の中から詩を紡ぎ出し、自分のノートにしたためていくパターソンだったが…。 JAN:4988021228497
ジム・ジャームッシュ監督が、アメリカの小さな街でバスの運転手をしながら詩作を続ける青年の一見ありふれた生活を通して、日常の愛おしさをしみじみとしたタッチで描き出した感動のヒューマン・ドラマ。主演はアダム・ドライヴァー、共演にゴルシフテ・ファラハニ、永瀬正敏。ニュージャージー州パターソン。町名と同じ名前のバス運転手パターソン。愛する妻ローラの隣で毎日朝起きて仕事に向い、夜は愛犬マーヴィンの散歩をして、ローラの隣で眠りにつく。代わり映えしない毎日ながら、アーティスト気質のローラは予想のつかない言動で驚かせてくれるし、ユニークな人たちとの他愛ない交流も楽しいひとときを味わわせてくれる。そして、そんな日常の些細な出来事の中から詩を紡ぎ出し、自分のノートにしたためていくパターソンだったが…。 JAN:4988021228497
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「パターソン」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
ジム・ジャームッシュ監督が、アメリカの小さな街でバスの運転手をしながら詩作を続ける青年の一見ありふれた生活を通して、日常の愛おしさをしみじみとしたタッチで描き出した感動のヒューマン・ドラマ。主演はアダム・ドライヴァー、共演にゴルシフテ・ファラハニ、永瀬正敏。ニュージャージー州パターソン。町名と同じ名前のバス運転手パターソン。愛する妻ローラの隣で毎日朝起きて仕事に向い、夜は愛犬マーヴィンの散歩をして、ローラの隣で眠りにつく。代わり映えしない毎日ながら、アーティスト気質のローラは予想のつかない言動で驚かせてくれるし、ユニークな人たちとの他愛ない交流も楽しいひとときを味わわせてくれる。そして、そんな日常の些細な出来事の中から詩を紡ぎ出し、自分のノートにしたためていくパターソンだったが…。 JAN:4988021228497
「パターソン」 の作品情報
「パターソン」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
パターソンの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
118分 |
日 |
英:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
VPBU22849 |
2018年03月07日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
48枚
|
0人
|
0人
|
英:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ
パターソンの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
118分 |
日 |
英:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
VPBU22849 |
2018年03月07日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
48枚
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|
英:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ
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ユーザーレビュー:17件
地味目な作品だけれど、これは良かった!
ちょっと変わっているけど可愛い妻と
不細工だけど最高に愛らしい犬と穏やかに過ごす日常の日々。
毎日同じ時間に起きて、同じ朝食をとり、同じ場所に出勤し、
バスを運転する、今日も同じ一日が始まる。
そう、パターソンは自分と同じ名前のパターソンという町のバスドライバー。
妻の不味い料理に、美味しいと言って水で流し込む優しい夫パターソン。
週末には妻と外で食事をし、たまには映画などを観にいって過ごす。
子供はいない。
彼の毎日は同じように見えても、違う日。
ちょっとした変化が小さな幸せをよんだり、よばなかったり。
不細工な愛犬の散歩のついでに寄り道をするいつものバーでさえ、
ちょっとした事件が起こったりする。
バスのエンジントラブルがあったり
妻のカップケーキが大好評たったり
愛犬のいたずらがあったり
同じ日々など1日もないのだ。
明日は新しい日。
詩を愛するパターソンだから、その視点は優しく情緒溢れる。
大きな事件が起こるわけでもない彼の7日間の普通を描いた作品。
普通であることのありがたさ、
普通であることがどんなに平温で幸せなことかを改めて知ることになる作品。
ラストの日本人の詩人との心の交流にも心暖まるひとこまがある。
『Excuse me, ハーハー?』が笑えた
そしてこのパターソンの町にある家々は
所謂アメリカの広い庭付きの大きな家ではなく、
日本の家に良く似たこじんまりとした可愛らしい家たちで、
そんなところにも親近感だった。
星4つ。
このレビューは気に入りましたか?
15人の会員が気に入ったと投稿しています
パターソンのパターソン
ちょっと暗めの地味な画面ながら さすがにビシッとショットが決まる
続けて見るのが惜しくて どうせDVDチビチビ楽しんで見たいと思わせる
いつの時代の話なんだよとか思うも 子供たちがSNSの話をし 後半には
スマホも出て来るので現代ね しかし反時代的な頑固さはない
しかし現代的とも言えるのは ノートに書かれる詩が画面にヴォイスと共
に出て来るわけで これはパーソナルショッパーの過剰なスマホ操作の
描写にも対応して実はジャームシュは現代を充分意識しているのだ
当たり前だけど 映画を見終わって レポート用紙にラフにレヴューを
書き込んでいると なんや俺もパターソンじゃんかと苦笑してしまう
そしてiPadからレヴューをデスカスに送るのだ
誰でも言及するだろう 小津的な差異と反復 だが パターソン役のアダム
ドライバーはバスのドライバー ジャームシュの相方サラドライバーも
参加している って言うのは駄洒落だけども パーソナルショッパーと
同じく双子のテーマが何度も出て来て それは反復とゆうよりコピー
への関心が強くはないか!? 女の子の詩人と出会って 明らかに差異的な
物が発生するのだが それはパターソンの分身コピーかもしれない
又 主人公の相方は執拗にノートをコピーするよう迫るではないか!
ラストの方で街中でばったり出会う知り合いの黒人 立ち話の後に別れる
時の切り返しショットは まるでゼロックスのリターンの作動の様に見え
ないか そうリドリースコットのプロメテウスと同じくコピーが重要な
主題の映画なのだ すなわち総てをコピーしまくる映画がテーマなのだ
例え ノートを主人公は失うとしても 詩は映画がコピーしているのだ
この映画が退屈ではないのは パターソンの毎日 その表情の読めなさは
未知の世界を前に 詩人の思考する顔だからだろうけど パターソンの様に
読めない日常を観客も経験しているからか 毎日に一行の詩があれば良い
のだ その様にして映画は刻一刻と変わる世界を映し出すのだ
この世界が一新される有り様は 最後に長瀬君が余裕の登場で 件の黒人
と同じ様に 別れの切り返しがなされるのだが もうそこにはズレがあり
ノートを失くして落胆の主人公にブランクの一冊のノートが託される
ここに新たに言葉をいちぎょうから刻み込み事によって 目の前の世界
は新しく更新されていくのだ それはまるで映画の画面が切り替わる
様な事態ではないだろうか
見終わって ジャームシュもなにか、驚くべき境地に到達しているなあと
何とも感慨深い 去年の傑作です
このレビューは気に入りましたか?
10人の会員が気に入ったと投稿しています
パターソン氏の詩的で、ミステリアスな7日間
2016年(アメリカ/118分)ジム・ジャームッシュ監督作品
ニュージャージー州パターソン市に住む、その名もパターソンさんは、
路線バスの運転手で詩人でもあります。
穏やかで物静かなパターソン(アダム・ドライバー)の毎日は、
妻のローラとブルドッグのマーヴィンとの決まりきった毎日。
朝6時12分に目覚めて、ローラにキスして仕事に向かう。
バスの発車前には、詩作ノートを広げ、お昼休みには、
橋のかかった岩と岩の間に流れる「美しい滝」のベンチで、
また詩と向き合う。
家に帰ってローラの夕食を食べるとマーヴィンの散歩がてら、
黒人のドクのバーで一杯のビールを飲む。
ブルドッグのマーヴィンは嫉妬深く、パターソンとローラがキスすると不満げに吠える。(メチャ可愛いブチャむくれ犬です)
マーヴィンのオイタが大変な事態に!!
ローラはパターソンを愛していて、彼の詩が誰かに認められる事を
願っている様子だ。
彼女もチョッピリ、ユニークな奥さんです。
ニュージャージー州のパターソン市は由緒ある著名人を大勢輩出した街らしい。ドクとの会話で偉人たちを語るパターソンは、何を思うのか?
有り触れた日常。バスから見える街の様子。
煉瓦造りのバス会社、古めかしく時代の流れから取り残されたような街並み。
ツインズ(双子)の数だけとても多い。
ここでクイズです。ツインズ(双子)は何組出てきたでしょう?
正解した方には「パターソンさんから詩の朗読」が贈られますよ。
何よりのサプライズ。
『ミステリー・トレイン』1989年に出演した永瀬正敏が、パターソンを
力づける日本人詩人の役で出ている事です。
監督とは28年間途切れなくお付き合いがあって、直々に彼を念頭に
この役を考えてくれたそうです。
「人間味があって美しいシーン」です。
大役ですよ。
パターソンさんの日常は宝物のように美しいけれど、どこか不安を秘め、儚いです。
幸せだからこそ、不安になる。
けれどそれを吹き飛ばすように、言いましょう!!
a〜ha!
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詩の生まれる場所、詩の生まれる時間
パターソンに住む、ひとりのバス運転手パターソンの日常を淡々と描いたように見えるこの具象的な映画は、詩とは何かという問いに対する、極めて抽象的なひとつの答なのではないだろうか。
例えば、ウィリアム・カーロス・ウィリアムズの、形を変えた普遍的な伝記のようにも思える。(ちなみに、「パターソン」とは、ウィリアムズの長編詩集のタイトルでもある。)
パターソンは、詩の生まれる場所、詩の生まれる時間。
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8人の会員が気に入ったと投稿しています
パターソン
投稿日:2020/09/18
レビュアー:片山刑事
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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パターソンに住むバスドライバーのパターソンさんの7日間の話。
朝起きてシリアルを食べて、職場まで歩いて行って同僚の愚痴を聞いて、バスドライバーとしてお客さんの話を聞きながら働いて、帰宅して妻と夕飯を食べて、犬の散歩をしてバーに立ち寄って1杯飲んでマスターの街の偉人有名人の話を聞いて帰宅して寝る。という日常を見せていく不思議な映画でした。
わかりやすい見せ場という見せ場も特になく、主人公が書く詩が画面に表現されてたり。バスのお客さんが話すのがパターソンの有名人の話だったり、妻は何やら不思議なデザインを家に書いていたりパンケーキを売ろうと言っていたり、双子の夢を見たと話したと思ったら。主人公がいろいろ双子と出会ったり。いろんな比喩や引用があるんだろうなと推察してしまう断片的な描かれ方がされていきます。
メインとなる詩についての知識や教養がないので、劇中で彼らが会話をする詩人などがあまりわからないので終始ポカンとしてしまいました。特にクライマックスであろう主人公のノートが犬に破壊されて落ち込んでいたところに、日本からやってきた永瀬正敏さんがニューヨークの詩人とかの話をしてまっさらなノートを渡して去っていく。という描写とかも一体何だったんだろう? という日本人とのやりとりでしたが。
アダム・ドライバーが歩いてバスを運転してバーで飲んで奥さんと食事してデートして。という行動言動を見ているだけで110分飽きずに見てしまう不思議な映画でした。
このレビューは気に入りましたか?
7人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
地味目な作品だけれど、これは良かった!
投稿日
2018/01/29
レビュアー
飛べない魔女
ちょっと変わっているけど可愛い妻と
不細工だけど最高に愛らしい犬と穏やかに過ごす日常の日々。
毎日同じ時間に起きて、同じ朝食をとり、同じ場所に出勤し、
バスを運転する、今日も同じ一日が始まる。
そう、パターソンは自分と同じ名前のパターソンという町のバスドライバー。
妻の不味い料理に、美味しいと言って水で流し込む優しい夫パターソン。
週末には妻と外で食事をし、たまには映画などを観にいって過ごす。
子供はいない。
彼の毎日は同じように見えても、違う日。
ちょっとした変化が小さな幸せをよんだり、よばなかったり。
不細工な愛犬の散歩のついでに寄り道をするいつものバーでさえ、
ちょっとした事件が起こったりする。
バスのエンジントラブルがあったり
妻のカップケーキが大好評たったり
愛犬のいたずらがあったり
同じ日々など1日もないのだ。
明日は新しい日。
詩を愛するパターソンだから、その視点は優しく情緒溢れる。
大きな事件が起こるわけでもない彼の7日間の普通を描いた作品。
普通であることのありがたさ、
普通であることがどんなに平温で幸せなことかを改めて知ることになる作品。
ラストの日本人の詩人との心の交流にも心暖まるひとこまがある。
『Excuse me, ハーハー?』が笑えた
そしてこのパターソンの町にある家々は
所謂アメリカの広い庭付きの大きな家ではなく、
日本の家に良く似たこじんまりとした可愛らしい家たちで、
そんなところにも親近感だった。
星4つ。
パターソンのパターソン
投稿日
2018/03/22
レビュアー
裸足のラヴァース 2.0
ちょっと暗めの地味な画面ながら さすがにビシッとショットが決まる
続けて見るのが惜しくて どうせDVDチビチビ楽しんで見たいと思わせる
いつの時代の話なんだよとか思うも 子供たちがSNSの話をし 後半には
スマホも出て来るので現代ね しかし反時代的な頑固さはない
しかし現代的とも言えるのは ノートに書かれる詩が画面にヴォイスと共
に出て来るわけで これはパーソナルショッパーの過剰なスマホ操作の
描写にも対応して実はジャームシュは現代を充分意識しているのだ
当たり前だけど 映画を見終わって レポート用紙にラフにレヴューを
書き込んでいると なんや俺もパターソンじゃんかと苦笑してしまう
そしてiPadからレヴューをデスカスに送るのだ
誰でも言及するだろう 小津的な差異と反復 だが パターソン役のアダム
ドライバーはバスのドライバー ジャームシュの相方サラドライバーも
参加している って言うのは駄洒落だけども パーソナルショッパーと
同じく双子のテーマが何度も出て来て それは反復とゆうよりコピー
への関心が強くはないか!? 女の子の詩人と出会って 明らかに差異的な
物が発生するのだが それはパターソンの分身コピーかもしれない
又 主人公の相方は執拗にノートをコピーするよう迫るではないか!
ラストの方で街中でばったり出会う知り合いの黒人 立ち話の後に別れる
時の切り返しショットは まるでゼロックスのリターンの作動の様に見え
ないか そうリドリースコットのプロメテウスと同じくコピーが重要な
主題の映画なのだ すなわち総てをコピーしまくる映画がテーマなのだ
例え ノートを主人公は失うとしても 詩は映画がコピーしているのだ
この映画が退屈ではないのは パターソンの毎日 その表情の読めなさは
未知の世界を前に 詩人の思考する顔だからだろうけど パターソンの様に
読めない日常を観客も経験しているからか 毎日に一行の詩があれば良い
のだ その様にして映画は刻一刻と変わる世界を映し出すのだ
この世界が一新される有り様は 最後に長瀬君が余裕の登場で 件の黒人
と同じ様に 別れの切り返しがなされるのだが もうそこにはズレがあり
ノートを失くして落胆の主人公にブランクの一冊のノートが託される
ここに新たに言葉をいちぎょうから刻み込み事によって 目の前の世界
は新しく更新されていくのだ それはまるで映画の画面が切り替わる
様な事態ではないだろうか
見終わって ジャームシュもなにか、驚くべき境地に到達しているなあと
何とも感慨深い 去年の傑作です
パターソン氏の詩的で、ミステリアスな7日間
投稿日
2018/03/10
レビュアー
カマンベール
2016年(アメリカ/118分)ジム・ジャームッシュ監督作品
ニュージャージー州パターソン市に住む、その名もパターソンさんは、
路線バスの運転手で詩人でもあります。
穏やかで物静かなパターソン(アダム・ドライバー)の毎日は、
妻のローラとブルドッグのマーヴィンとの決まりきった毎日。
朝6時12分に目覚めて、ローラにキスして仕事に向かう。
バスの発車前には、詩作ノートを広げ、お昼休みには、
橋のかかった岩と岩の間に流れる「美しい滝」のベンチで、
また詩と向き合う。
家に帰ってローラの夕食を食べるとマーヴィンの散歩がてら、
黒人のドクのバーで一杯のビールを飲む。
ブルドッグのマーヴィンは嫉妬深く、パターソンとローラがキスすると不満げに吠える。(メチャ可愛いブチャむくれ犬です)
マーヴィンのオイタが大変な事態に!!
ローラはパターソンを愛していて、彼の詩が誰かに認められる事を
願っている様子だ。
彼女もチョッピリ、ユニークな奥さんです。
ニュージャージー州のパターソン市は由緒ある著名人を大勢輩出した街らしい。ドクとの会話で偉人たちを語るパターソンは、何を思うのか?
有り触れた日常。バスから見える街の様子。
煉瓦造りのバス会社、古めかしく時代の流れから取り残されたような街並み。
ツインズ(双子)の数だけとても多い。
ここでクイズです。ツインズ(双子)は何組出てきたでしょう?
正解した方には「パターソンさんから詩の朗読」が贈られますよ。
何よりのサプライズ。
『ミステリー・トレイン』1989年に出演した永瀬正敏が、パターソンを
力づける日本人詩人の役で出ている事です。
監督とは28年間途切れなくお付き合いがあって、直々に彼を念頭に
この役を考えてくれたそうです。
「人間味があって美しいシーン」です。
大役ですよ。
パターソンさんの日常は宝物のように美しいけれど、どこか不安を秘め、儚いです。
幸せだからこそ、不安になる。
けれどそれを吹き飛ばすように、言いましょう!!
a〜ha!
詩の生まれる場所、詩の生まれる時間
投稿日
2018/03/17
レビュアー
hinakksk
パターソンに住む、ひとりのバス運転手パターソンの日常を淡々と描いたように見えるこの具象的な映画は、詩とは何かという問いに対する、極めて抽象的なひとつの答なのではないだろうか。
例えば、ウィリアム・カーロス・ウィリアムズの、形を変えた普遍的な伝記のようにも思える。(ちなみに、「パターソン」とは、ウィリアムズの長編詩集のタイトルでもある。)
パターソンは、詩の生まれる場所、詩の生まれる時間。
パターソン
投稿日
2020/09/18
レビュアー
片山刑事
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
パターソンに住むバスドライバーのパターソンさんの7日間の話。
朝起きてシリアルを食べて、職場まで歩いて行って同僚の愚痴を聞いて、バスドライバーとしてお客さんの話を聞きながら働いて、帰宅して妻と夕飯を食べて、犬の散歩をしてバーに立ち寄って1杯飲んでマスターの街の偉人有名人の話を聞いて帰宅して寝る。という日常を見せていく不思議な映画でした。
わかりやすい見せ場という見せ場も特になく、主人公が書く詩が画面に表現されてたり。バスのお客さんが話すのがパターソンの有名人の話だったり、妻は何やら不思議なデザインを家に書いていたりパンケーキを売ろうと言っていたり、双子の夢を見たと話したと思ったら。主人公がいろいろ双子と出会ったり。いろんな比喩や引用があるんだろうなと推察してしまう断片的な描かれ方がされていきます。
メインとなる詩についての知識や教養がないので、劇中で彼らが会話をする詩人などがあまりわからないので終始ポカンとしてしまいました。特にクライマックスであろう主人公のノートが犬に破壊されて落ち込んでいたところに、日本からやってきた永瀬正敏さんがニューヨークの詩人とかの話をしてまっさらなノートを渡して去っていく。という描写とかも一体何だったんだろう? という日本人とのやりとりでしたが。
アダム・ドライバーが歩いてバスを運転してバーで飲んで奥さんと食事してデートして。という行動言動を見ているだけで110分飽きずに見てしまう不思議な映画でした。
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