ビリー・リンの永遠の一日

ビリー・リンの永遠の一日の画像・ジャケット写真
ビリー・リンの永遠の一日 / ジョー・アルウィン
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「ビリー・リンの永遠の一日」 の解説・あらすじ・ストーリー

アン・リー監督が現代のアメリカや戦争のあり方を問う社会派ドラマ。イラク戦争で味方を助けるために危険を冒したビリー。それをきっかけに国の英雄となった彼は、一時帰国の間に全米凱旋ツアーへと駆り出されるが…。※販売:SPE 販売代理:HPPM※一般告知解禁日:12月22日

「ビリー・リンの永遠の一日」 の作品情報

製作年: 2016年
製作国: アメリカ
原題: BILLY LYNN’S LONG HALFTIME WALK

「ビリー・リンの永遠の一日」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

ビリー・リンの永遠の一日の詳細

  • 準新作
収録時間: 字幕: 音声:
112分 日・英 英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタル5.1ch
レイティング: 記番: レンタル開始日:
RDDH81105 2018年02月02日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
390枚 8人 9人

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ユーザーレビュー:3件

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アン・リー監督の反戦映画(19歳の少年兵の過酷な経験)

投稿日:2018/02/04 レビュアー:カマンベール

アン・リー監督最新作です。
劇場未公開と地味な作品ですが、見応えある良作です。
大好きな「ブロークバック・マウンテン」「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」で2度のアカデミー賞監督賞受賞監督の作品にしては、
大きな反響を呼ばず、無視された扱いが残念です。

予告編を見てもほとんど内容が掴めなかったです。

ビリー・リンは交通事故で大怪我をした姉の影響(色々な事情が絡んで)
入隊して、イラク戦争に行きます。
上官を助けるために、危険を顧みずに銃弾の中にひとり飛び込みます。
その犠牲的行動が報道されて全米に流されると、英雄に祭り上げられます。
イラク戦争の広告塔となったビリー・リンの小部隊(ブラボー隊)の7人は
2週間の軍隊の宣伝活動に駆り出されることに。
そのラストがジョンの地元テキサスで行われるMLBのハーフタイムショーへの出演です。

そのたった1日。
しかしリンの頭の中はイラクでの上官の死そして、その後に彼が行った行動がフラッシュバックで悪夢のように蘇るのです。
チアリーダーの女の子との淡い交流や、戯れ合う仲間たち。

年端もいかないあどけない表情のビリー・リン(ジョン・アルウィン)が、
アメリカ国民のために戦争を戦って傷つき乗り越えるのに必死なのに、
心無い質問「あなたは人を殺したの?どんな気持ちがした?」
そんなこと、言葉にして答えられるわけもありません。
国民の半数は無駄な戦争と思っている。
後の半数はハナっから、関心も興味もないのです。
そしてショーの花火に過剰に反応する仲間の兵士。
イラクを思い出したのです。

この映画のもうひとつの見所は、意外なキャスティングです。
ビリーの上官の軍曹がなんとヴィン・ディーゼル。
ビリーたちの映画を撮ろうと躍起のプロデューサーがクリス・タッカー。
ちょっと癖のあるスポンサーのスティーブ・マーティン(お懐かしい!)
父親役のクリス・タッカーは台詞なしでも眼光鋭い。

新人のベン役のジョー・アルウィンは情感溢れる青年。
将来性を感じさせました。
そして姉役のクリステン・スチュワート。重要な役でした。
若者が危険な戦争に駆り出される社会背景を、豊かな情感と
美しい映像で描く良心作です。
是非ご覧ください。

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戦争にヒーローはいらないネタバレ

投稿日:2018/02/09 レビュアー:飛べない魔女

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国民の戦争への意識を高めるため、
且つ国の戦争行為を国民に対して正当化するための
プロパガンダとして利用される若き兵士たち。
イラク戦争での功績を称えられ、その名はブラボー隊と名づけらた。
すっかり段上に担ぎ上げられてしまったビリー・リンを始めとする隊員たち。
戦場での苛酷さと相反するアメリカ国内でのお祭り騒ぎ。
彼らはその大きな現実のギャップに戸惑う。

アメフトの選手に尋ねられる。
『人を殺したときどんな感じだった?』
それに対してビリーは
『では、逆に聞くけど、タックルしたときどんな感じ?』
納得顔で頷く選手たち。
戦争は人殺しを正当化されたスポーツゲームと同じということか。
でも実際にそれを経験したビリーには
その時の記憶は永遠にぬぐえないのだ。

明日には戦場に戻らなければならい隊員たち。
ビリーに接近して仲良くなったチアリーダーにビリーが言う。
『このまま君をつれて何処かに行ってしまいたいよ』
それを聞いて驚きの表情で彼女は言う。
『それって逃げるってこと?だめよ、あなたはヒーローなんだから』
ヒーローだから、もてはやされ、女子も近づいてくるということか。
ヒーローでなければ、ただの19歳の青年ということか。

自分のせいでビリーを戦争に行かせてしまったことを悔やむ姉キャサリン。
どうしてもビリーをイラクに戻らせまいと必至になる。
弟を誇りに思うと同時に、
戦争にヒーローはいらないことを、彼女は知っている。

そして、全てのイベントが終わり、隊長が言う。
『さあ、僕らの我が家に帰ろう。一番安心できる場所、戦場へ』

。。。。絶句した。
兵士となった彼らには、『国を守る』という強い意志があるのだろうけど
その兵士を動かしているのは
安全な場所にいる政治家たち。
兵士は駒でしかないのに、命を賭けることに躊躇はないというのか。
『戦争』が彼らの日常であり仕事であるということに疑問はないのか。
ビリーのまだ幼さの残る笑顔が目に焼きついて離れない。
それでもまた彼は戦場へと戻っていく。

イラクでの戦闘の苛酷さがもっと描かれていれば更に良かったと思う。
そこが少し残念だけど、世間ではあまり評価されていないようだが、
私は秀作だと思う。

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鑑賞後、心にしみ、深く考えさせられる映画

投稿日:2018/04/08 レビュアー:なつ

アン・リー監督作品、好きです。
イギリスを描いても、アメリカを描いても、外からの視点だからこそ、鋭く、しかし愛をもって見られているのかな?と思います。この映画も、そんな感じがします。

ラスト近くのシーンで語られる、ショーを創る彼ら(米国本国の国民)と主人公たち(兵士)の相容れない「感覚のギャップ」を丁寧に確実に描いていると感じました。このショーは、ハーフタイムだけでなく「社会」そのものもまた、彼らのショーなのでしょう。彼らにはその自覚はまったくないでしょうけれど。

これは米国だけのことではなく、日本も同じ社会になっているように思います。時代と言えるのかもしれません。私自身も、社会の中でこの兵士たちのような、不思議な感覚、それは意識層/知覚層のずれのようなものを、多くの人々が認めている「社会」に対して感じています。多くの人は、自分が見ているようには、世の中のすべてを見ていない、と認識している感覚です。どちらが正しい、間違っている、ということではなく、ただ同じではない、というだけのことです。

そういった感覚の中で、ましてや彼ら兵士のように「犠牲」覚悟の不確かな「生」を生きる人々は、同じ境遇の人々しか理解し得ない「領域」に生きているのでしょう。彼らが「あなたにはわからない」と言うことを、私たち当事者外の人間は、しっかりと受け止めて「理解できない」ことを自覚しなければなりません。

兵士が本国に帰って来たときに(ここでは)アメリカ流の歓迎、感謝の表し方では、彼らにとっては苦痛を感じることもある、ということを、私たちは視野を広げて、想像力を使って、理解しなければならないでしょう。

日本では、兵士に対してどのように接するか、と考える必要はありませんが、兵士が請け負っている彼らの人生ほどの重みではなくても、一人ひとりが持つ、一般化されていない「個性」に対して、どのように接することが相手のためになるのか、ということを考えながら、この映画を観ていました。

将来、アン・リー監督の作品が、アカデミー賞作品賞を獲得し、監督がオスカー像を手に満面の笑みで、時代の変化を歓迎し、新しい時代の扉をさらに大きく開く/啓く、そんな瞬間を楽しみに待っています。

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