空港に行く道

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すでに夫婦生活は破綻、夫はあまり家にも寄り付かず子育てにも無関心です。
それでも必死で仕事と子育てを両立しようと頑張るベテラン客室乗務員チェ・スア(キム・ハヌル)。

スアの夫、空軍出身のパイロットパク・ジンソク(シン・ソンロク)
子育ては妻にまかせきりだけど、口は出す傲慢な夫です。
ジンソクに逆らえず　　嫌がる娘を無理やり海外留学させることになったスア。
それをきっかけに娘のルームメイトであるドウと連絡を取るようになります。

そんな時ドウの娘が事故死、
子供たちがつないだ縁が、スアとドウの傷ついた心を癒してくれるかけがえのない相手へとなっていきます。

愛する人のためにどこまでも愛を注ぐ建築学科の講師ソ・ドウ(イ・サンユン)
イ・サンユンさんからにじみ出る優しい言葉が心にしんみりと入ってくる。
夫との間に愛を感じられないスアの孤独な心をじんわりと温かくしていくドウ。
娘を失ったドウの心にもスアの存在が入ってくる。
胸に空いた隙間を埋めるように。。。

自分の娘に距離を置くドウの妻キム・ヘウォン(チャン・ヘジン)。
陶芸を専攻し、学芸委員として働いています。
ドウの母の作品に携わりたいという欲望から娘を使ってドウに近づき、結婚までに至ります。
本心がどうもつかめず、とっても謎の多いひとです。
それぞれの相手が悪いといえども
子供を置いて不倫相手のもとに行ってしまうのはどうなんでしょうか。
お互い既婚者であるため不倫は不倫。。。
そこが共感できないところでちょっと重かった・・・
最後も子供は子供、私は私という感じもするし、なんだかなー複雑。
でも俳優さんたちはとっても素敵で良かったです。
イ・サンユンさん、いい人ぶりがぴったりの適役でイメージばっちり。
役柄的には嫌な役どころでしたがチャン・ヒジンさんも素敵でした。

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既婚者どおしの恋愛ドラマです。不倫でも友情でもない新しい男女関係とのふれこみですが、女が夜中に子供を置いて男に会いに行き、会った途端情熱的なキスを交わし朝まで一緒にいたら（一線を越えたかどうかはともかく）、それはもう恋心のなせるわざであり、不倫といわざるを得ないでしょう。不倫をする役は演者にはリスクが高いと思います。それを人気者二人がどう演じるか楽しみにしましたが、やはり無理はさせられなかったか、都合よくきれいに終わらせた感じです。
二人の配偶者はどちらも問題ある人物として描かれています。そこですでに不倫に対する嫌悪感はいくらか割引かれます。二人の関係を配偶者たちが知るところとなってもさほどモメることはなく、特にイ・サンウの妻はすでに他の理由で離婚を切り出されており拒否する資格はないという状況です。キム・ハヌルの娘は独裁的な父親があまり好きではありませんが、だからと言って母親が他の男性（しかも自分の友達だった少女の父親）を好きだと知れば、ショックを受けることでしょう。が、そのところは何も描かれないままドラマは終わります。
私は、イ・サンウ（の役）がいくらキム・ハヌル（の役）を好きだからって、彼女がCAとして働く飛行機に乗りこみ仕事する彼女を熱く見つめ続け（彼女はうれしくも動揺する）、あげくにはギャレーのカｰテンを閉めて二人きりになり私的な話をしようとするところにイラっとしました。そこは彼女の大事な職場なんじゃ、と。職場に押しかけて彼女の立場をかえりみれず、自分たちは運命的な関係なのだと思い込んでるような男は、ドラマではありますが受け付けないなー。

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家庭ある二人の慕情を清潔感をもって描く。
ヒロインのベテランＣＡスア「キム・ハヌル」はパイロットの夫がいるが、子育てしながら海外線に搭乗し続けている。支援体制は万全ではなく、預ける人を探すのも大変。感情を表に出すタイプではないが、どうも夫「シン・ソンロク」とはラブラブではないのが見て取れる。
一方建築関係のドウ「イ・サンユン」の家庭はちょっと複雑。娘とは大の仲良しなのだが、序盤に娘に悲劇が訪れ、その時の縁でドウとスアが知り合うのだが。
既に連れ合いがいる主人公二人の出会いは確かに遅い訳だが、知らず知らず心が響き合ってしまう。二人とも繊細な心を持っていて、優しくて、なんとなく会話が弾んで居心地がよさそう。「キム・ハヌル」と「イ・サンユン」の抑制のきいたお互いを思う演技に私はひきつけられた。感じ方は人それぞれだと思うが、それぞれ家庭があるとはいえ、すでに壊れかけた夫婦なので、わたしはそれほど不潔だとか拒否感は持たなかった。

ドラマの中で、死に物狂いで母親、妻役もこなしながら働いているのに、その必死さは誰も認めてはいない。わがままで働いている、といった目でさえ見られる女性の辛さが語られている。
天気のいい日に集合住宅のベランダで、気持ちよさそうに布団を干している主婦を見て「私はなんでこんな風に働いているのかしら？と感じた」と話す場面。わかる気がした。脚本はきっと女性なんだろうなあ。また華やかでファッショナブルな「キム・ハヌル」がヒロインなので提供の関係もあるのだろうが、そのファッションはとても素敵。
でもちょっとよくわからないのが、「イ・サンユン」の母親がやっている文化的な仕事の価値。
また私にはただのわがままな女にしか見えない妻「チャン・ヒジン」を愛していた根拠がわかりにくかった。でもだから、スアとの関係を応援したくなった気も、、、。
ヒロインの娘役は芸達者な子役さんで、今回も大変ノビノビ良い演技でした。キャスティングもよかったです。

音楽がとても良かった。

子供がすごく大事にされてて良かった
わりと留学させてそのままみたいなドラマもあったので。