劇場版　名探偵コナン　から紅の恋歌（ラブレター）

劇場版「名探偵コナン」21作目。
今回は、競技カルタや百人一首という“雅な世界”が物語の舞台だ。
一方、大阪での日売テレビ爆破事件と、京都での競技カルタの名門「皐月会」の関係者殺害事件とが複雑に絡み合う展開。
西の探偵・服部平次を巡る遠山和葉と大岡紅葉の恋の鞘当ても見どころ。
コナンも阿笠 博士が発明した道具を使って、アクション満載の大活躍だった。
爆破された日売テレビから命からがら脱出するシーンは大迫力だ。
コナンと平次が互いにリスペクトし、信頼し合っているのがよく分かる。
舞台が関西なので目暮警部は登場しないが、代わりに京都府警の綾小路文麿警部の登場があり嬉しかった。（何気にファンなので。笑）
ワケあって、和葉が競技カルタ大会に出場することになり、指導役として平次の母・静華が登場。
和葉が、大会に合気道の道着姿で臨むのも凛としてカッコよかった。

イキナリ日売テレビビルが爆破され、残された平次と和葉が
危機一髪でコナンに救助される。

今回のテーマは、「ちはやふる」の向こうを張って「競技カルタ」
百人一首の団体「皐月会の秘密」です。

爆破シーンの臨場感そして救出劇のハラハラ。
終盤には「皐月会館・大炎上」と平次の和葉を抱えてのオートバイジャンプと、かなりのスペクタルです。
平次を巡る紅葉と和葉の恋の鞘当ては万葉の和歌に掛けて、
情感豊かに描かれました。
ただし、最初に刀で殴り殺された男の人の犯人は結局、誰だっのでしょうか？とはいえスピーディな展開で飽きさせませんでした。

満足の一本でした。

劇場版コナン君には珍しく、「眠りの小五郎」の出番がある。

競技かるたという馴染みの薄いテーマだが、直前に
映画「ちはやふる」を観たばかりなので、共感出来る点が多かった。

舞台は大阪、京都。
百人一首を軸に平次と和葉、もう一人加えた３人の恋模様が描かれる。
和の演出が新鮮だ。
声優さん、もうちょっと関西弁のアクセントを練習してほしい。
紅葉の映像が美しい。
アクションは少なめ、その分推理要素や、かるた競技で魅せる。
黒の組織は出てこない。
倉木麻衣さんのED曲も「和」の雰囲気が強く出ていて○

「千早ぶる 神代もきかず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは」

８５点

コナンと服部の命をかけた凄まじいアクションとともに、紅葉の初恋と和葉の気持ちが百人一首の大会と、京都に合っていた。
今回は蘭は脇役だったけど、コナンの活躍はいつも通り見応えが合った。
倉木麻衣の歌が良かった。

前作の興行収入を越えた、歴代最高の映画を今ごろの鑑賞。

まあ、普通でした。コナン君としては可もなく不可もなく。

今回は平次と和葉がメインなので、コナンは出てるけど蘭はあまり出番なし。

巷では主人公より人気のあるカップルですからね。そりゃー興行収入トップになるわな。

推理シーンは相も変わらず、見てるこっちは追うだけ。ミステリーとしての存在意義である、読者が推理する余地はない。

恋敵として大岡紅葉が登場。彼女はこれから原作にも出るらしい。うん。どうでもいいけどね。


しかし改めて思う。なんで、この映画が一番稼いでるの？

それほどいい映画とは思えないんだけど。

あと、コナン君。体調管理はしっかりね。風邪を引いたらあかんよ。

☆3.5つ。