あの日、兄貴が灯した光

国家代表の柔道選手としてオリンピックを目指す弟ドゥシク。試合中の事故で失明し、希望を失って
引きこもりの生活になる。
そこへ詐欺を繰り返して服役中の兄ドゥヨンが仮釈放で帰ってくる。
昔は仲の良い兄弟だったのが、近所のオバサンの心無い一言により実母との事情を知った兄は家を出ていったのだった。
ドゥシク（D.O.(EXO)は、いつもながら真面目で真っ直ぐな役。
ドゥヨンは芸達者なチョ・ジョンソクさんが演じて、いいかげんなようでいて時にコミカルな面をみせて
徐々に弟も心を開いてゆきます。
頑なに拒否していたパラリンピックへの出場を決め、兄とコーチ（パク・シネ）とともに練習に励む。
そしてついに金メダルを争う試合に出場する。
だが、兄には弟にまだ言えない秘密があった・・・。
失明という事だけでも大変なのに、兄にも不幸が押し寄せます。
画面は暗くなく、むしろひょうきんな場面が多いけれど、イヤな人も登場せず、←（韓ドラでそこはポイント高い）
爽やかに、笑って泣けた110分でした。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

先日見たイ・ビョンホン主演の「それだけが、僕の世界」と
ちょっと似た話だった。
どちらも疎遠になっていた兄弟の絆を取り戻すお話。
そしてどちらも兄ちゃんは本当は優しい人なのに
世間からははみ出し者みたいな存在になっているというのも同じ。
そしてどちらのお兄ちゃんも
なんだかんだ言いながら弟の幸せのために全力投球するのだ。

熱い兄弟愛に心打たれた。
末期がんで余命三か月を宣告された兄が
弟にはそれを隠して明るく振る舞い
弟がパラリンピックで金メダルをとれば
賞金と年金で生活していけるだろうと考え
嫌がる弟を説得しパラリンピックへ出場させることに成功した兄の努力。
死にゆく自分よりも弟のことを一番に考えて
困らないように家もＤIYしちゃうお兄ちゃん。
そんなお兄ちゃんの弟への愛情がしみじみといい話だった。
決して、お涙頂戴の作り方ではなく
感動できる作品となっているところも良かった。

ただ、末期がんの人にはぜんぜん見えないほど逞しいガタイが気になったけど(;^_^A

以前にも見たんですけど、半年ほど経ってEXOにはまってもう一度見てしまいました。
いや、この作品は本当にいい。
兄弟の話も周囲の人たちとの交流もジーンとします。平たい言い方ですが、ヒューマンドラマとして良作です。ギョンスとチョ・ジョンソクさんが二人で歌うエンディングもとても素敵な歌なので、ぜひ、最後まで聞いてほしいです。

友人に勧められて初めて韓国の映画を観ました。こんなに兄弟愛の感じる映画は久しぶりです。兄の突然の事態と最期の優しさに涙が止まりませんでした。弟さんが気になって調べてみたらアイドルの子で驚きました。私も友人に勧めたいと感じた作品です。