ムーンライト

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ムーンライト / トレヴァンテ・ローズ
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「ムーンライト」 の解説・あらすじ・ストーリー

貧困地域に生まれた孤独な黒人少年を主人公に、彼が自らのセクシャリティに悩み、自分のアイデンティティと居場所を探し求めてもがき苦しみながら成長していくさまを、少年期、青年期、成人期の3パートに分け、革新的な映像美とともに描き出したヒューマン・ドラマ。監督は長編2作目の新鋭バリー・ジェンキンズ。内気な少年シャロンは、母ポーラと2人暮らしだったが、ポーラは麻薬中毒でほとんど育児放棄状態。学校ではリトルとあだ名され、いつもいじめられていた。シャロンにとって、同級生のケヴィンだけが唯一の友だちだった。そんなある日、いじめられているところをフアンという男に助けられる。以来、フアンとその恋人テレサに我が子のように目をかけてもらい、初めて人の温もりを感じるシャロンだったが…。

「ムーンライト」 の作品情報

製作年: 2016年
原題: MOONLIGHT

「ムーンライト」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

ムーンライトの詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
111分
レイティング: 記番: レンタル開始日:
R-15 CPDP12994 2017年09月15日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
65枚 3人 2人

【Blu-ray】ムーンライト(ブルーレイ)の詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
111分
レイティング: 記番: レンタル開始日:
R-15 CPBP12993 2017年09月15日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
34枚 2人 4人

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1〜 5件 / 全29件

暗闇の中で見つけた光

投稿日:2017/09/05 レビュアー:ミルクチョコ

アカデミー賞で作品賞、助演男優賞に輝いた人間ドラマ。
米マイアミの貧しい地域で育ったアフリカ系アメリカ人主人公シャロンが自分のアイデンティティを求めて葛藤する姿を幼年期、少年期、青年期の3時代に分けて描きます。
物語は、ここで育った実体験を基にした劇作家タレル・アルバン・マクレイニーの戯曲を原案に、シングルマザーのポーラから育児放棄された少年シャロンが、ドラッグディーラーのファンと出会い、疑似親子の絆を育みながら成長する過程を描きます。

年代に応じて主役を演じる3人が同じ目を持っているように見えて、本当に同一人物のようでした。
月明かりを浴びた黒人の子供は青く見えると劇中の言葉にもあるように、肌の色は美しかったです。
主人公シャロンを父性愛で見守りながら、「自分の道は自分で決めるんだ」と言いながら、母親にドラッグを売るファン(マハーシャラ・アリ)。麻薬ディーラーという闇の側面とシャロンに優しく接する光の側面を併せ持つ難しいキャラを演じ、助演男優賞に輝きました。

貧困、同性愛とマイノリティな題材を扱いながら、決して社会派に描く訳でもなく、彼の成長を静かに見守る語り口が印象的です。
多くを語らなかったシャロンが、夜の海で見つけた本当の愛を手探りで伝える姿が、はかないけれど優しく、切なくも美しいです。
描かれる範囲も小規模なのに、深くて、静かで、心動かされました。

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魂の輝き、それはかすかな光ではあるけれども、せつなく、美しい。

投稿日:2017/07/14 レビュアー:ロキュータス

アカデミー賞作品賞受賞
低予算で、知られた有名スターが出ている訳でもない。 
華のある娯楽作品でもなく社会的なテーマを扱った、受賞がなければ顧みられないだろう静かで地味な小品。 それが観る前の印象でした。
受賞の劇的ないきさつのために、却ってハードルが上がったところがあり、大げさな推奨は申しませんが、ミニシアター京都シネマにふさわしい誠実な作品でした。

差別がテーマの映画にもいろいろあります。
たとえば笑い話をするときに、話し手が先に自分たちだけでウケて笑ってしまったら聞き手が笑えないのと同様、差別への被害者感情むき出しに伝え手側だけで先に怒っていても、観る側、特に被差別者でない立場の観客は、置いてきぼりで入っていけない作品がままあります。

ひねくれた観客であるぼくは、そんな作品から「 俺たちはこんなひどい目にあっているんだ」とか「こんな俺たちに誰がした?」と訴えられても、「だから?」と醒めて観てしまいます。

本作は、淡々とした語り口が沁みてくる感じで、せつなくて、脚本と演出に知性と品格を感じます。

本作には、悪役となる類型的な差別する白人、というか、白人はほとんどでてこない。
黒人がより弱い黒人をののしり、いじめ、暴力を振るい、差別のはけ口にしている。
麻薬、暴力、売春などの犯罪に手を染め、身内や友人を裏切り、自分自身にも誇りを抱けない。
オリジナル脚本を書いたタレル・アルヴィン・マクレニ―も、脚色・監督のバリー・ジェンキンスも母親は実際に麻薬中毒だったと言う。

差別やいじめというのは、される側の負の部分も引き出してしまうもの。
心を閉ざして表情が悪くなり、人を疑い、当たってしまう。
まじめに過ごすのがバカバカしくなり、卑屈になって態度が投げやりになる。
人に嫌われても無理もない存在に変えてしまう。  
それが差別の根深く残忍なところであることを、本作は観客に考えさせるように、淡々と客観的に描いている。

差別の連鎖につぶされ、負の行いを犯してしまう登場人物たちが抱える、心の痛み。
家族や友人はそれでも愛し、信じようとする。
当人も自分を変え、自尊心を取り戻そうとする。
魂の輝き、それは月の明かりのように、かすかな光ではあるけれども、せつなく、そして美しい。

昨今、人間の心の闇を描き、うそぶいたり、恨みや怒りを吐き出す作品が多い中で、閉塞的な社会、生き地獄のような人生でもなお、人間の尊厳を描き、人への愛といたわりを求めた作品です。

『 ララランド 』はアカデミー賞作品賞を獲れなかったけれども、比較すると無理もないかな。  
本作には人生があり、魂の尊厳へのたしかなまなざしがあります。

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敢えて言います。感動も共感も、なかった。

投稿日:2017/07/14 レビュアー:カマンベール

マイアミの貧困地域で暮らす少年シャロンの母親は薬中で、
身体を売って暮らしている。
孤独で内気でチビなシャロンはイジメの標的になっている。
そしてやがて自分が男性に惹かれる性質である事に気づきます。
そんなシャロンに優しく接するのは、麻薬ディーラーのファン夫妻。
しかしファンも、呆気なく殺される。

ハイスクールでは、余りに酷いイジメに遂に行動を起こすシャロン。
そしてその結果の少年院です。
シャロン役は、成長に合わせて3人の少年が演じています。
漆黒に近い肌の色。
怒りと哀しみを湛えた強い視線が共通です。
ムーンライトの中で恋人(少年)と泳ぎ戯れるシーンは、確かに美しい。
テレンス・マリックの作品を観るようです。
そして、シャロンは成人しています。
高価な車に乗り、金歯を光らせ、首には重たい金のネックレス。
鍛え上げた筋肉は、アメフトの有名選手のようです。
この姿を成功した黒人というのでしょうか?
彼は正業で、今の暮らしを勝ち取った訳では、ないのです。
麻薬のディーラーとして、のし上がったのです。
貧しく生まれたから、黒人だから、母親が薬中の娼婦だから・・・
そしてゲイだから・・・。
同情しなければ、イケませんか?
麻薬の売人は、許されない職業です。
黒人だから、と言って、シャロンの周りは黒人ばかりです。

ムーンライト。この映画の光はシャロンに都合のいい側からしか
射さない光です。
彼が美しく見える角度と光線量です。
アメリカの社会が、犯罪を過去に犯した黒人や、
ゲイの黒人に、まともに働くことを許さないとしたら?
黒人はまともに働けない事になります。
やはり私には、受け止められないですね。

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ムーンライトネタバレ

投稿日:2017/10/11 レビュアー:片山刑事

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 黒人の貧困問題にドラッグ問題に同性愛にとマイノリティの1人の男性の成長の話。

 デジタル映画の強みなのか映像がやっぱり綺麗で話自体はマイノリティとして必死に生きる1人の男性が少年から成長していって、親友との王道のラブストーリーだと思いますが、映像が詩的なので良質な映画っぽさを前面に出ていたと思いました。

 麻薬の密売人が縄張りの廃墟を訪れたらいじめっ子から逃げていた主人公の少年と出会い、彼を家に招いて食事をさせ母親のもとへ帰す。主人公の母親は麻薬常駐者で男遊びが激しい。主人公の唯一の親友も1人だけいて。画面が切り替わると少年は青年になっていて、親代わりだった密売人が亡くなっているらしく。彼の妻との交流や親しかった親友との浜辺でのキス。最終章では密売人になった主人公が母親からの謝罪を受け、料理人になった親友と久しぶりの再会をして想いを吐露するのかしないのかのクライマックスがあって…。

 社会問題を根底にしたラブストーリーで秀作だとは思いますが、個人的な好みの問題として映画全体の演出が暗いし大きなうねりもないため110分が長く感じてしまいました。

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母親の責任と愛情

投稿日:2017/09/20 レビュアー:飛べない魔女

母親がダメ。
すべての根源は彼女の母親としての責任のなさから生じたシャロンの人生。
自分の都合のいいときだけ愛情を表現し
母親風を吹かせ
後ですまなかったと謝られても、子供は親があっての子供だから
シャロンの母親がもっとしっかりしていれば
彼の人生はもっと違ったものになったのだろうに・・
母親の責任とはなんと重いものか。
親はなくても子は育つというが、実際にはそんなことはない。
それでも子供というものは、ダメな母親でも愛してしまうのか・・
あの母親では、始めから彼の人生の行き着く先は決まってしまったようなものだ。
怒りを覚える。

貧困とネグレクト、苛めに同性愛、黒人社会に巣食う根本的な問題を
シャロンという心優しい寡黙な少年の成長で描いていく。
黒人たちの貧困→薬に手を出す→薬中になる→ますます貧困になる、という悪循環を
生み出す社会の根本を作り出しているのも、やはり同じ黒人であるという皮肉。
シャロンの人生はムーンライトのごとく、揺ら揺らとゆれながら、薄い光を放つだけ。
でも、ようやく本当の自分を見つけられたのならいいけれど・・

2016年アカデミー賞受賞者が白人ばかりということで物議をかもし出していた反動で
今年のアカデミー作品賞に選ばれたのかな?と思っていたが
やはりそれなりに価値のある作品だった。
ただ、ファン役のマシャーラ・アリの助演男優賞の理由はよくわからない。
出番も最初の少年期だけだし、彼の演技の何が賞に値したのだろう?
私がひねくれてるだけだろうか・・

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