ニュートン・ナイト／自由の旗をかかげた男

理想に燃えて非業の死をとげるヒーローの話かと思ったが、そうでもない。派手なドンパチがいっぱいあるのかと思ったらそうでもない。最後まであきなかったが、かなり地味な映画だった。ＤＶＤだけでブルーレイがレンタルできないのもうなずけた。

レビューが無かった理由が分かる気がします。
実話の様ですが話が凄く重いです。
戦争・奴隷・人種差別・・・
この時代から勇敢に戦った人がいてもなお今も根深く人種差別が残っているのですから悲しいです。

時間も長かった〜〜（泣）

ニュートン・ナイトさんのこと全然知らなくてすごい勉強になりました。
南北戦争って少し世界史で習ったけど深いところまでは知らなくて色々知れて良かったです。
人種差別っていつの時代でもずっとあるんだなと改めて思いました。

実話だと思うと本当に重たくて苦しくなり見ていて悲しくなりました。途中明るい兆しもあったけどこれが物語ならそれで終わるのだろうけど実話だからきれいに終わらなくて最後まで残酷で悲しかったです。
時代がかなりたってもニュートン・ナイトさんの子供まであんな差別にあうなんて驚きと悲しくなりました。KKK団ってすごい怖いなと思いました。ひどすぎると思いました。
ニュートン・ナイトさんは当たり前のことをしているだけなのに当たり前のことが自分も含めてなかなか出来なかったりするから改めてすごい人だなと思いました。
ただ最初の奥さんと子供は少しかわいそうに思いました。彼が弱い立場の人達を守ったことで離れて暮らしていても巻き添えになったのはせつなかったです。

実在の人物で、その話は虚実いりまじりなかなか面白い。映画にしたら絶対に面白くなるはずなのだが、ならず。こういうのは主人公の強固なる信念があって、それに基づいて行動し、劇的な見せ場を作って終わらせるのがいいと思うのだが、そういう感じには出来ていませんでした。南部の今に続く微妙な問題を年譜にした、そんな感じのドラマです。

主人公がなあ、もう少し分かりやすくしてほしかったなあ。熱心なキリスト教徒なのか、ゴリゴリの社会主義者なのか、それともドン・キホーテのような途方もない夢想家か、分かりやすい感じにしてほしかった。人間にしてしまったので映画にはならなかったな、と思いました。

本来は黒人関係なく、なんで資産家たちのために貧乏白人が犠牲にならなければいけないんだ！という怒りから蜂起したのが初めなんだと思います。これって今と一緒か。そして、その不満は強きところではなく、弱きところに向かう。そういう話だったのかな。そうであるならば、描き方ももうちょっと考えてほしかったなぁ・・・

面白かった。
実話。
ニュートン・ナイト。。この人の存在は知らなかった。
でも結構自分勝手だよね？笑。
最近とても好きな、Gugu Mbatha Raw と、オスカー俳優、Mahershala Ali が出てて満足。
Matthew McConaugheyがホントに演技派になったなーとひたすら感心。