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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男
トランボ ハリウッドに最も嫌われた男
トランボ ハリウッドに最も嫌われた男 / ブライアン・クランストン
全体の平均評価点: (5点満点)
(17)
トランボ ハリウッドに最も嫌われた男
/ジェイ・ローチ
全体の平均評価点:
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「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
1940年代から50年代にかけてアメリカで猛威をふるった赤狩りによってハリウッドを追われながらも、偽名で活動を続け、「ローマの休日」など数々の名作を世に残した不屈の脚本家ダルトン・トランボの苦難と復活の軌跡を映画化した感動の伝記ドラマ。主演はTV「ブレイキング・バッド」のブライアン・クランストン。監督は「ミート・ザ・ペアレンツ」のジェイ・ローチ。第二次世界大戦が終結し、米ソ冷戦体制が始まるとともに、アメリカでは赤狩りが猛威をふるう。共産主義的思想は徹底的に排除され、その糾弾の矛先はハリウッドにも向けられる。売れっ子脚本家だったダルトン・トランボは、公聴会での証言を拒んだために議会侮辱罪で収監され、最愛の家族とも離ればなれとなってしまう。 JAN:4562474184816
「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」 の作品情報
「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
124分 |
日・吹 |
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
TCED3441 |
2017年05月10日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
41枚
|
2人
|
0人
|
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ
トランボ ハリウッドに最も嫌われた男の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
124分 |
日・吹 |
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
TCED3441 |
2017年05月10日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
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英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ
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ユーザーレビュー:17件
信念を貫いた脚本家の闘い
共産主義を弾圧する赤狩りの嵐が吹き荒れていた1940~50年代のハリウッドで、逆境にめげず活動を続けた名脚本家ダルトン・トランボの半生を描く伝記ドラマ。
ハリウッドの現代史と同時に家族の物語。弾圧を受けながらも持ち前の知性とユーモアを武器に耐え忍び、名作を生み続けた主人公と、献身的な家族に感動。
あの有名映画な脚本家が、赤狩りの対象になっていたとは?!議会侮辱罪で投獄され、赤狩りによってハリウッドを追放されたトランボ。そこからの這い上がり方が面白かったです。
テーマは重いし、骨太な内容ですが、会話の応酬がユーモラスなおかげで重い気持ちになりすぎないで済みました。そのままラストの気持ちのいい涙へと持っていかれました。
それまでの弾圧や家族の葛藤を観てからのラストのスピーチに感動です。
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15人の会員が気に入ったと投稿しています
トランボ ハリウッドに最も嫌われた男
投稿日:2017/03/26
レビュアー:片山刑事
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
自由の国アメリカで思想弾圧された脚本家がいろんな手を使って仕事をして汚名返上名誉挽回していく話。
冒頭で当時のアメリカの状況が説明されて、主人公が共産主義者だから、という理由で仕事が干されていく序盤。主人公は結構なピンチに陥っているとは思いますが、飄々としていてどこか余裕なので重たい話になりそうなところをコミカルに見られるキャラクターで面白かったです。刑務所に入れられても、一瞬で出所しているイメージでした。
社会と戦うお父さんとそれについていく家族のパートもよくできていて、お父さんの仕事を手伝ったり、ご近所さんから攻撃されたり、だんだんお父さんが仕事人間になって家族に向き合わなくなっていってバラバラになりそうになるけれども…。そこでまた絆が強くなっていく姿も感動的でした。
能力は抜群にある主人公なので、彼の能力に人が集まってきて仕事をしていく。そこで出会うゲテモノ映画ばかり作っている会社の社長のジョン・グッドマンさんが笑えてよかったです。「トランボを使うな。役者を出さない」と脅されても「俺は金と女のために仕事してんだ」とバット振り回す姿は笑えました。【スパルタカス】を作ろうとするカーク・ダグラスとかドイツ人監督と仕事をして成功をしていく姿はエンタメ映画として気持ちよかったです。社会が抹殺しようとしてたのに、しだいに逆転して喝采を送るという構図のカタルシス。
ただ主人公以外の映画人たちの名前と顔がイマイチよくわからず、誰が裏切ったんだっけ? 「顔で売ってるって言ってるから、この人役者さんか」とかちょっとわからなくなることもありました。
そしてトランボはまだ後に名誉が回復しているけど、ほとんどの人が不遇な人生を送ったんだろうなと勉強になる映画であり、この当時の人って、めっちゃタバコ吸うんだなということも勉強になる映画でした。
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7人の会員が気に入ったと投稿しています
不屈の脚本家。
「ジョニーは戦場へ行った」の印象が鮮烈で、彼の唯一の監督作品。
脚本家としてはオールマイティな職人で、かの有名な「ローマの休日」
「栄光への脱出」「いそしぎ」「パピヨン」「ダラスの熱い日」
とバラエティに富んでいる。
彼、とトランボは過激思想の持ち主というより、ハリウッドの富を大道具、小道具さんにも手厚く分け与えよう・・・そういった平和、博愛主義者のように見える。
何よりこの映画を観て、「ペンは剣より強し」と思いましたね。
追放されて家を失った彼を支えたのもペン。
別名でB級映画の脚本を書きまくります。
彼の心を支えたのもペンだったことでしょう。
「不屈の家族の協力」夫を父親を尊敬し信じた家族。
偉大な才能と不屈の精神。
ハリウッドの汚点を描いた良心作品。
アメリカ人の多くは見向きもしなかったようですね。
(興行成績をみますとね)
しかし良作はロングセラーとして生き残っていくでしょうと信じます。
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6人の会員が気に入ったと投稿しています
偉大なる信念の人、そして現実主義者
映画史上に燦然と輝く、誰からも愛される名作『ローマの休日』に、このようないわくがあったとはついぞ知らず。不明を恥じます。こんなにチャーミングな脚本を書く人が、悪名高い赤狩りの犠牲者だったとは。
自由・平等という旗印のもと、結果や行為ではなく、主義主張が異なるというだけの理由で、悪と決めつけ、徹底して弾圧し迫害するという愚かしさ。そしてそれが正義となってしまうことの恐ろしさ。その主体のひとつが「アメリカの理想を守るための映画同盟」であるというのは大いなる皮肉だ。
映画は、理不尽にも投獄され、映画界を追放されながらも、その才能と強靭な精神力、不屈の闘志、柔軟で現実的な対応力によって、信念を曲げることなく闘い抜き、ついに復権を遂げる脚本家ダルトン・トランボを、とても力強く前向きに描いている。
生活のためならB級映画の脚本だって、他人の脚本の手直しだって、何だってするという彼のたくましい現実主義に敬服する。自分の作品が他人の名前で受賞したって気にしないという潔さ。転向したり、友人を裏切ったりするよりずっとましだ。
苦しい生活の中、忍耐強く彼を支え、家族の団結の要となる妻クレオ(ダイアン・レイン)が素晴らしい。良き妻というだけではなく、3人の子どもたちの賢い母親でもある。夫がついに名誉を回復した夜、知らず知らずのうちに涙が溢れてくる姿には、それまで懸命に耐えてきた彼女の万感の思いがこもっている。
この映画の舞台となったのは、20世紀半ばのマッカーシズム吹き荒れるアメリカだが、最後の授賞式でのトランボのスピーチは、いつの時代にも、どこであっても、起こり得るかもしれない、という警鐘でもあるだろう。心したい。
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5人の会員が気に入ったと投稿しています
「正直な人間」そして「勇敢な戦士」
投稿日:2017/08/25
レビュアー:趣味は洋画
今年観た映画で、間違いなく三指に入る作品でした。
ダルトン・トランボの脚本に最も興味があったのが、彼の遺作となった73年「ダラスの熱い日」です。「J.F.K」に関する様々な映画の中で、最も真実に迫っている映画だと、いまだに思っています。原作はドナルド・フリード、マーク・レーン両氏ですが、脚色がダルトン・トランボ。
「ダラス...」のように非常に重いテーマの脚本に関わる人とは、どういった人物なのか。
時代に逆行するように、彼の遺作が、私には出発点でした。
73年「パピヨン」、71年「ジョニーは戦場へ行った」、68年「フィクサー」、65年「いそしぎ」、65年「ハワイ」、60年「栄光への脱出」、60年「スパルタカス」、59年「ガンヒルnの決斗」、56年「軍法会議」、53年「ローマの休日」、46年「素晴らしき哉、人生!」、44年「東京上空30秒」、ノンクレジットも含め、この13本を観ています。
ダルトン・トランボという人は「正直な人間」、そして「勇敢な戦士」、そういった印象を強く持ちました。
自分の信念を決して曲げず、映画の脚本に対する強い情熱によって、あらゆる迫害・困難から家族を守ったことに心から敬意を表します。
バスタブにまで仕事を持ち込み、煙草とウィスキーが手放せない...ユーモアも感じるトランボですが、こうすることによって、落ち着いて仕事が出来るんでしょうね。
この映画の気に入ったところに、往年のニュース映像が流れるシーンがあります。
公聴会の場面や、アカデミー賞の授賞式の模様など、興味深く拝見しました。
そして、トランボを取り巻く様々な人々が実名で登場すること。
反共の急先鋒であるジョン・ウェイン(デヴィッド・ジェームズ・エリオット)や、コラムニストのヘッダ・ホッパー(ヘレン・ミレン)、さらに共産主義者と疑われた名優エドワード・G・ロビンソン(マイケル・スタールバーグ)、トランボを救う俳優カーク・ダグラス(ディーン・オゴーマン)、名監督オットー・プレミンジャー(クリスチャン・ベルケル)等の面々です。
*カーク・ダグラスは現在100歳でご存命。素晴らしい。
又、出演シーンは短かったのですが、トランボの獄中生活で一緒になったヴァージル・ブルックス役を、黒人俳優アドウェエール・アキノエ=アグバエが好演してました。良かったです。
そしてB級映画専門のキングス・ブラザース社のオーナーを演じたジョン・グッドマン。
彼のファンでもあるので、また違った視点からトランボとのやりとりを観ていました。
トランボの奥様クレオを演じたダイアン・レイン。
これまた好演です。02年「運命の女」の印象が強い彼女ですが、もうすっかり落ち着いた大人の女性を演じてました。トランボ一家を支えたのは、彼女だったのですね。
冒頭に書いた、今年観た映画で三指に入る...これを最も決定づけたのが、ラスト・シーンでトランボが語るスピーチでした。
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4人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
信念を貫いた脚本家の闘い
投稿日
2017/05/14
レビュアー
ミルクチョコ
共産主義を弾圧する赤狩りの嵐が吹き荒れていた1940~50年代のハリウッドで、逆境にめげず活動を続けた名脚本家ダルトン・トランボの半生を描く伝記ドラマ。
ハリウッドの現代史と同時に家族の物語。弾圧を受けながらも持ち前の知性とユーモアを武器に耐え忍び、名作を生み続けた主人公と、献身的な家族に感動。
あの有名映画な脚本家が、赤狩りの対象になっていたとは?!議会侮辱罪で投獄され、赤狩りによってハリウッドを追放されたトランボ。そこからの這い上がり方が面白かったです。
テーマは重いし、骨太な内容ですが、会話の応酬がユーモラスなおかげで重い気持ちになりすぎないで済みました。そのままラストの気持ちのいい涙へと持っていかれました。
それまでの弾圧や家族の葛藤を観てからのラストのスピーチに感動です。
トランボ ハリウッドに最も嫌われた男
投稿日
2017/03/26
レビュアー
片山刑事
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
自由の国アメリカで思想弾圧された脚本家がいろんな手を使って仕事をして汚名返上名誉挽回していく話。
冒頭で当時のアメリカの状況が説明されて、主人公が共産主義者だから、という理由で仕事が干されていく序盤。主人公は結構なピンチに陥っているとは思いますが、飄々としていてどこか余裕なので重たい話になりそうなところをコミカルに見られるキャラクターで面白かったです。刑務所に入れられても、一瞬で出所しているイメージでした。
社会と戦うお父さんとそれについていく家族のパートもよくできていて、お父さんの仕事を手伝ったり、ご近所さんから攻撃されたり、だんだんお父さんが仕事人間になって家族に向き合わなくなっていってバラバラになりそうになるけれども…。そこでまた絆が強くなっていく姿も感動的でした。
能力は抜群にある主人公なので、彼の能力に人が集まってきて仕事をしていく。そこで出会うゲテモノ映画ばかり作っている会社の社長のジョン・グッドマンさんが笑えてよかったです。「トランボを使うな。役者を出さない」と脅されても「俺は金と女のために仕事してんだ」とバット振り回す姿は笑えました。【スパルタカス】を作ろうとするカーク・ダグラスとかドイツ人監督と仕事をして成功をしていく姿はエンタメ映画として気持ちよかったです。社会が抹殺しようとしてたのに、しだいに逆転して喝采を送るという構図のカタルシス。
ただ主人公以外の映画人たちの名前と顔がイマイチよくわからず、誰が裏切ったんだっけ? 「顔で売ってるって言ってるから、この人役者さんか」とかちょっとわからなくなることもありました。
そしてトランボはまだ後に名誉が回復しているけど、ほとんどの人が不遇な人生を送ったんだろうなと勉強になる映画であり、この当時の人って、めっちゃタバコ吸うんだなということも勉強になる映画でした。
不屈の脚本家。
投稿日
2017/10/20
レビュアー
カマンベール
「ジョニーは戦場へ行った」の印象が鮮烈で、彼の唯一の監督作品。
脚本家としてはオールマイティな職人で、かの有名な「ローマの休日」
「栄光への脱出」「いそしぎ」「パピヨン」「ダラスの熱い日」
とバラエティに富んでいる。
彼、とトランボは過激思想の持ち主というより、ハリウッドの富を大道具、小道具さんにも手厚く分け与えよう・・・そういった平和、博愛主義者のように見える。
何よりこの映画を観て、「ペンは剣より強し」と思いましたね。
追放されて家を失った彼を支えたのもペン。
別名でB級映画の脚本を書きまくります。
彼の心を支えたのもペンだったことでしょう。
「不屈の家族の協力」夫を父親を尊敬し信じた家族。
偉大な才能と不屈の精神。
ハリウッドの汚点を描いた良心作品。
アメリカ人の多くは見向きもしなかったようですね。
(興行成績をみますとね)
しかし良作はロングセラーとして生き残っていくでしょうと信じます。
偉大なる信念の人、そして現実主義者
投稿日
2017/08/16
レビュアー
hinakksk
映画史上に燦然と輝く、誰からも愛される名作『ローマの休日』に、このようないわくがあったとはついぞ知らず。不明を恥じます。こんなにチャーミングな脚本を書く人が、悪名高い赤狩りの犠牲者だったとは。
自由・平等という旗印のもと、結果や行為ではなく、主義主張が異なるというだけの理由で、悪と決めつけ、徹底して弾圧し迫害するという愚かしさ。そしてそれが正義となってしまうことの恐ろしさ。その主体のひとつが「アメリカの理想を守るための映画同盟」であるというのは大いなる皮肉だ。
映画は、理不尽にも投獄され、映画界を追放されながらも、その才能と強靭な精神力、不屈の闘志、柔軟で現実的な対応力によって、信念を曲げることなく闘い抜き、ついに復権を遂げる脚本家ダルトン・トランボを、とても力強く前向きに描いている。
生活のためならB級映画の脚本だって、他人の脚本の手直しだって、何だってするという彼のたくましい現実主義に敬服する。自分の作品が他人の名前で受賞したって気にしないという潔さ。転向したり、友人を裏切ったりするよりずっとましだ。
苦しい生活の中、忍耐強く彼を支え、家族の団結の要となる妻クレオ(ダイアン・レイン)が素晴らしい。良き妻というだけではなく、3人の子どもたちの賢い母親でもある。夫がついに名誉を回復した夜、知らず知らずのうちに涙が溢れてくる姿には、それまで懸命に耐えてきた彼女の万感の思いがこもっている。
この映画の舞台となったのは、20世紀半ばのマッカーシズム吹き荒れるアメリカだが、最後の授賞式でのトランボのスピーチは、いつの時代にも、どこであっても、起こり得るかもしれない、という警鐘でもあるだろう。心したい。
「正直な人間」そして「勇敢な戦士」
投稿日
2017/08/25
レビュアー
趣味は洋画
今年観た映画で、間違いなく三指に入る作品でした。
ダルトン・トランボの脚本に最も興味があったのが、彼の遺作となった73年「ダラスの熱い日」です。「J.F.K」に関する様々な映画の中で、最も真実に迫っている映画だと、いまだに思っています。原作はドナルド・フリード、マーク・レーン両氏ですが、脚色がダルトン・トランボ。
「ダラス...」のように非常に重いテーマの脚本に関わる人とは、どういった人物なのか。
時代に逆行するように、彼の遺作が、私には出発点でした。
73年「パピヨン」、71年「ジョニーは戦場へ行った」、68年「フィクサー」、65年「いそしぎ」、65年「ハワイ」、60年「栄光への脱出」、60年「スパルタカス」、59年「ガンヒルnの決斗」、56年「軍法会議」、53年「ローマの休日」、46年「素晴らしき哉、人生!」、44年「東京上空30秒」、ノンクレジットも含め、この13本を観ています。
ダルトン・トランボという人は「正直な人間」、そして「勇敢な戦士」、そういった印象を強く持ちました。
自分の信念を決して曲げず、映画の脚本に対する強い情熱によって、あらゆる迫害・困難から家族を守ったことに心から敬意を表します。
バスタブにまで仕事を持ち込み、煙草とウィスキーが手放せない...ユーモアも感じるトランボですが、こうすることによって、落ち着いて仕事が出来るんでしょうね。
この映画の気に入ったところに、往年のニュース映像が流れるシーンがあります。
公聴会の場面や、アカデミー賞の授賞式の模様など、興味深く拝見しました。
そして、トランボを取り巻く様々な人々が実名で登場すること。
反共の急先鋒であるジョン・ウェイン(デヴィッド・ジェームズ・エリオット)や、コラムニストのヘッダ・ホッパー(ヘレン・ミレン)、さらに共産主義者と疑われた名優エドワード・G・ロビンソン(マイケル・スタールバーグ)、トランボを救う俳優カーク・ダグラス(ディーン・オゴーマン)、名監督オットー・プレミンジャー(クリスチャン・ベルケル)等の面々です。
*カーク・ダグラスは現在100歳でご存命。素晴らしい。
又、出演シーンは短かったのですが、トランボの獄中生活で一緒になったヴァージル・ブルックス役を、黒人俳優アドウェエール・アキノエ=アグバエが好演してました。良かったです。
そしてB級映画専門のキングス・ブラザース社のオーナーを演じたジョン・グッドマン。
彼のファンでもあるので、また違った視点からトランボとのやりとりを観ていました。
トランボの奥様クレオを演じたダイアン・レイン。
これまた好演です。02年「運命の女」の印象が強い彼女ですが、もうすっかり落ち着いた大人の女性を演じてました。トランボ一家を支えたのは、彼女だったのですね。
冒頭に書いた、今年観た映画で三指に入る...これを最も決定づけたのが、ラスト・シーンでトランボが語るスピーチでした。
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