アイ・ソー・ザ・ライト

「ジャンバラヤ」はカーペンターズを聴いた人なら、
知ってる曲だと思います。
映画の主人公のカントリー歌手、ハンク・ウィリアムズが1952年に
作詞作曲して歌った曲だということです。

エルビス・プレスリーの憧れのスーパースターでしたし、
ボブ・デュランにも、影響を与えたというカントリー歌手の
ハンク・ウィリアムズの生涯を追った伝記的映画です。

ハンク役のトム・ヒドルストンが全曲を歌っています。
声が似てるし、裏声なども駆使して中々の歌唱力で、
驚きます。
活動期間はたったの6年間。
29歳で夭逝してしまうその生涯は、才能と名声に恵まれても、
不幸で破滅的なものでした。
アルコール依存症、痛み止め、鎮静剤の過度な服用で、
身体はボロボロ。
女にだらし無く、妻とは喧嘩が絶えず・・・・
背骨の痛みに耐え・・
映画はそんなエピソードを淡々と追って行くので、
以外と印象が薄い感じで、涙する・・・とか、
感情移入するシーンは少なかったですね。

「ハイライズ」でトム・ヒドルストンのファンになったので、こちらも借りてみました。
トムは、素敵だったのですが、全体に地味で、あまり楽しめませんでした・・。

トム・ヒドルストンといえば、「マイティーソー」の悪役ロキの
イメージしかなかったので、こんなに歌が上手な人とは！
びっくりでした。
てっきり吹き替えなんだとばかり思っていましたら
ご本人の歌声だったのですね。
ハンク・ウィリアムス、その名はなんとなく聞いたことはありましたけど
よく知らない人でしたが、かの有名な「ジャンバラヤ」を作ったお人だったのですね。

でもね、若いうちから酒と女とドラックに染まって
持病を抱えていたとはいえ、
２９歳の若さで亡くなったのは自分自身の弱さだと思うので
全くこの人に共感も出来ず、自業自得の人生と言わざるを得ませんね。
若くして亡くなったことで、伝説のミュージシャンになったのでしょうけど
果たして普通に長く存命だったらどうだったのでしょうねぇ？と疑問に思います。
その歌声とリズムはアメリカ人の心を捉えて離さなかったのでしょうが
映画ではハンクという人物にまったく魅力を感じることは出来ませんでした。
でも、歌は良かったです。

曲は知っていても名前もどんな人なのか知らなかったので知ることが出来て良かったです。ハンク役のトム・ヒドルストンさんはいろいろな作品で見るのだけどこんなに歌がうまいのには驚きました。かっこよかったです。帽子がすごく似合ってました。

スーパースターだけどたったの6年間しか活動してなかったのには驚きました。すごい人気が出ても私生活はめちゃくちゃでかわいそうにも思えました。結婚して子供も出来て幸せなのかなと思ったら、酒におぼれて体はボロボロで見ていてせつなかったです。それにしても早すぎる死だなと思いました。あれだけ体をめちゃくちゃにしていたらそうなってしまうのだろうけど。自業自得なんだろうけどそれでも見ていてかわいそうに思えました。

実在した伝説のカントリー歌手Hank Williams のお話。
Tom Hiddleston がイギリス人なのにこの役はなかなか不思議。
Hank williamsも知らないけどtom hiddleston は全部自分で歌っていて、ウマイ。
お話的には誰の気持ちも全くわからない感じでイマイチ心に迫らない。
歌とelizabeth olsenのスタイリングがカワイイ映画。