海よりもまだ深く

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海よりもまだ深く / 阿部寛
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「海よりもまだ深く」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

『海街diary』の是枝裕和監督が、阿部寛と3度目のタッグを組んで描いた人間ドラマ。小説家になる夢を諦め切れないまま、現在は探偵事務所に勤めている良多。ある日、彼はたまたま実家に集まった母、元妻、息子と一夜を過ごすことになり…。

「海よりもまだ深く」 の作品情報

作品情報

製作年: 2016年
製作国: 日本

「海よりもまだ深く」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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1〜 5件 / 全19件

笑いと切なさが共存する物語

投稿日:2016/11/04 レビュアー:ミルクチョコ

15年前に文学賞を一度受賞したものの、その後は売れず、作家として成功する夢を追い続けている中年男性・良多(阿部寛)。現在は生活費のため探偵事務所で働いているが、周囲にも自分にも「小説のための取材」だと言い訳しています。別れた妻・響子への未練を引きずっている良多は、彼女を「張り込み」して新しい恋人がいることを知りショックを受けます。

テレサ・テンの「別れの予感」歌詞から『海よりもまだ深く』というタイトルを是枝監督はつけたらしいです。
小説家になる夢を諦めきれない中年男と年老いた母を軸に、夢見た未来とは違う今を生きる家族を描く人生賛歌。
元家族が、台風のため集まって一夜をすごすストーリーは、過去のようには戻れなくても、新たな気持ちで前に進むきっかけを掴む姿が愛おしいです。
あきらめたから手に入る幸せもあるのではないか。人生は思い通りにならないけれど、そこには新しい発見がある。そこそこに折り合いをつけて、人生を肯定するスタンスが心地良かったです。

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なんてことはない日常の切り取り。でも、とても心惹かれる作品です

投稿日:2016/10/31 レビュアー:飛べない魔女

良かったです。
撮影場所が我が町に近いこともあり、より親近感が沸きました。
是枝監督作品では、前回みた『海街ダイアリー』より私にはインパクトがありました。
やはり、俳優人の演技のうまさが光る作品だからでしょうか。
樹林さんといい、阿部寛さんといい、小林聡美さんといい、真木ようこさんといい
みんな実に演技が自然で、リアル。
わざとらしさの欠片も感じさせない会話のやりとり。
どこにでもいる平凡な一般人の平凡な日常の切り取り。
演出の極みなのでしょう、どれをとっても実に自然なのです。
親子、兄弟の会話には思わず笑ってしまうシーンが満載。
離婚された売れない作家のダメ男(阿部寛)のしょうもない病的なダメ男ぶりにイライラさせられるのですが、そのイライラを、母親である樹林さんと、姉である小林さん、元妻の真木さんが
うまいこと濁して解消してくれるのです。
何かが解決するわけではないのですが、台風一過の晴れた朝のように
心の奥底に甘酸っぱくて、くすぐったいものが残る作品でした。
家族とは見えない糸で結ばれているかけがいの無いもの、
面倒くさいけど、きっても切れない家族という輪を大切に、
というメッセージが込められているように感じました。

そして、タイトルの意味は、樹林さんが口にしてくれます。
日常を描く作品って非常に難しいところを、是枝監督らしい優しさに包んで上質の作品に仕上げていると思いました。
樹林さんと阿部寛さんの親子コンビは、『歩いても、歩いても』を思い出させますね。
テイストもちょっと似ているかもしれません。
オススメです。

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こんな筈ではなかった?

投稿日:2020/05/05 レビュアー:kazupon

監督:是枝裕和(2016年・117分)

「バカな子ほど可愛い」と言うけれど、本作はそんなバカ息子と切ない母の物語です。
そして同時に“ダメな元夫”であり、“ダメな父親”の物語でもあります。
篠田良多(阿部寛)は自称作家で、15年前に一度文学賞を獲ったことがあります。
しかし、現在の彼は興信所の調査員―と言えば聞こえはいいけれど、ほとんどが浮気調査をする探偵です。
そんな仕事も、彼は「小説のためのリサーチ」と言って憚りません。
母に苦労をかけた父親は半年前に亡くなり、母は一人団地住まい。
良多は時々、実家の母・淑子(樹木希林)を訪ねては、父の遺品を物色し質草にするつもりです。
淑子が、息子を不甲斐ないと思いながらも突き放せないでいるのを見るに付け、遣り切れなく情けない思いになります。
良多は結婚して一人息子がいましたが、元妻・響子(真木よう子)に愛想を尽かされ、今は離婚しています。
ある台風が近づく一夜、良多と元家族が実家で過ごす破目になりました。
響子に未練のある良多。
申し訳なさそうに元嫁に「もう元に戻ることは出来ないの?」と訊ねる元姑。
新しい一歩を踏み出そうとしているかつての妻。お祖母ちゃんやお父さんを今も好きな真悟。
それぞれの思いが交差し合う夜でした。
台風の雨風の中、良多は真悟を近くの公園に連れ出し、滑り台の下のスペースを秘密基地みたいに籠ります。
此処での父と息子の会話が良かったです。
息子に将来、何になりたいんだ?と聞いてみたり、逆にお父さんは何になりたかったの?と聞かれたり。
自分はなりたかった自分になれただろうか?と自問自答することになりました。
誰しも将来を夢見たり、目ざす自分の姿が会った筈です。
でも、思い通りの未来に辿り着けたのは何%の人なのでしょう。
淑子は、息子に言いました。「幸せって、何かを諦めないと手に出来ないものなのよ」
興信所の所長(リリー・フランキー)が言いました。「誰かの過去になる勇気を持つのが大人の男なんだよ。」
この人たちが言うと、(特に樹木希林さん)ズーンと胸に響きます。
良多のダメ男ぶりは腹立たしく、ため息しか出なかったけれど、台風の一夜が何かをもたらし、何かを吹き飛ばしてくれたようにも感じました。
他人ならば、こんな人どうでもいいわ!と投げ出すところですが、親の思い(愛情)は有り難いほど深いのですね。
「良多の気づきが一時的なものではないように」と願ってしまう私でした。

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どこが深いんだか!?

投稿日:2017/01/13 レビュアー:hinakksk

 こんなダメダメな人間、愛しいでしょう?という観点がもうダメ。いい年をした大人が、年金暮らしの老いた母親のお金や金目の物をこっそり漁ったりするなんて最低じゃないか。

 こんな父親、絶対にいやだ。ままならない現実から逃避し、父親として、夫として、息子として、本当の意味での責任から逃げている。なのに自分で自分に言い訳をして、ごまかしてばかり。

 樹木希林演ずる母親の、無条件に子を想う一生懸命な気持ちが健気で、とても切ない。

 人生はふつう上手くいかないことだらけ。それでも多くの人は、辛さや悔しさ、苦しいことも悲しいことも甘受して、ささやかな楽しみや喜びを糧に、日々まじめに生活している。俳優たちはさすがの名演だが、主人公のこんないい加減な生き方には、共感も同情も好意的にも到底なれない。

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世界観がちっちゃい!!

投稿日:2016/12/17 レビュアー:カマンベール

老母の「ヘソクリ」を漁る姿に違和感を覚えます。
それも仏壇の大福を千切って食べながら・・・
ユーモラスだけど、笑過ごせなかったですね。

マンモス団地に40年間暮らす母親(樹木希林)に、
14年前にちょっと知れた文学賞を貰った50歳近い息子(阿部寛)
今は小説のリサーチを名目に、ヤクザな興信所員。
大人になりきれない男で、別れた妻(真木ようこ)と9歳の息子に、
未練たらたら・・です。

養育費も2ヶ月分、滞っている良多(阿部寛)が、息子に面会する一日の終わりに、母親の団地に泊まることになる元妻、息子、母親の四人の
台風の一晩の会話が、実に味がある。
ちょっとの隙に伸びる妻の太ももへの良多の手。
真木ようこが、実に自然体に「憎めないんだけど、金輪際御免こうむりたい元夫」へのさりげない優しさを・・・・
脚本が実に上手いですね。

良いんだけど、なんか違うでしょう!!
是枝監督は「海街ダイアリー」とか、この映画とか、
市井の人々のささやかな悲哀・・とかから、もっと
「誰も知らない」のヒリヒリする世界観に戻らないことには、
情けなさ過ぎる!!
もう樹木希林の母親が四階まで登れない日は目の前なのに。
どうも現実(確かにこういう家族は多いと思う!!)
だからこそ、この先の現実から、目を反らしているとしか
思えなかったです。
四階に住む80歳近い老人なんて、サイコミステリー1歩手前ですよ。

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笑いと切なさが共存する物語

投稿日

2016/11/04

レビュアー

ミルクチョコ

15年前に文学賞を一度受賞したものの、その後は売れず、作家として成功する夢を追い続けている中年男性・良多(阿部寛)。現在は生活費のため探偵事務所で働いているが、周囲にも自分にも「小説のための取材」だと言い訳しています。別れた妻・響子への未練を引きずっている良多は、彼女を「張り込み」して新しい恋人がいることを知りショックを受けます。

テレサ・テンの「別れの予感」歌詞から『海よりもまだ深く』というタイトルを是枝監督はつけたらしいです。
小説家になる夢を諦めきれない中年男と年老いた母を軸に、夢見た未来とは違う今を生きる家族を描く人生賛歌。
元家族が、台風のため集まって一夜をすごすストーリーは、過去のようには戻れなくても、新たな気持ちで前に進むきっかけを掴む姿が愛おしいです。
あきらめたから手に入る幸せもあるのではないか。人生は思い通りにならないけれど、そこには新しい発見がある。そこそこに折り合いをつけて、人生を肯定するスタンスが心地良かったです。

なんてことはない日常の切り取り。でも、とても心惹かれる作品です

投稿日

2016/10/31

レビュアー

飛べない魔女

良かったです。
撮影場所が我が町に近いこともあり、より親近感が沸きました。
是枝監督作品では、前回みた『海街ダイアリー』より私にはインパクトがありました。
やはり、俳優人の演技のうまさが光る作品だからでしょうか。
樹林さんといい、阿部寛さんといい、小林聡美さんといい、真木ようこさんといい
みんな実に演技が自然で、リアル。
わざとらしさの欠片も感じさせない会話のやりとり。
どこにでもいる平凡な一般人の平凡な日常の切り取り。
演出の極みなのでしょう、どれをとっても実に自然なのです。
親子、兄弟の会話には思わず笑ってしまうシーンが満載。
離婚された売れない作家のダメ男(阿部寛)のしょうもない病的なダメ男ぶりにイライラさせられるのですが、そのイライラを、母親である樹林さんと、姉である小林さん、元妻の真木さんが
うまいこと濁して解消してくれるのです。
何かが解決するわけではないのですが、台風一過の晴れた朝のように
心の奥底に甘酸っぱくて、くすぐったいものが残る作品でした。
家族とは見えない糸で結ばれているかけがいの無いもの、
面倒くさいけど、きっても切れない家族という輪を大切に、
というメッセージが込められているように感じました。

そして、タイトルの意味は、樹林さんが口にしてくれます。
日常を描く作品って非常に難しいところを、是枝監督らしい優しさに包んで上質の作品に仕上げていると思いました。
樹林さんと阿部寛さんの親子コンビは、『歩いても、歩いても』を思い出させますね。
テイストもちょっと似ているかもしれません。
オススメです。

こんな筈ではなかった?

投稿日

2020/05/05

レビュアー

kazupon

監督:是枝裕和(2016年・117分)

「バカな子ほど可愛い」と言うけれど、本作はそんなバカ息子と切ない母の物語です。
そして同時に“ダメな元夫”であり、“ダメな父親”の物語でもあります。
篠田良多(阿部寛)は自称作家で、15年前に一度文学賞を獲ったことがあります。
しかし、現在の彼は興信所の調査員―と言えば聞こえはいいけれど、ほとんどが浮気調査をする探偵です。
そんな仕事も、彼は「小説のためのリサーチ」と言って憚りません。
母に苦労をかけた父親は半年前に亡くなり、母は一人団地住まい。
良多は時々、実家の母・淑子(樹木希林)を訪ねては、父の遺品を物色し質草にするつもりです。
淑子が、息子を不甲斐ないと思いながらも突き放せないでいるのを見るに付け、遣り切れなく情けない思いになります。
良多は結婚して一人息子がいましたが、元妻・響子(真木よう子)に愛想を尽かされ、今は離婚しています。
ある台風が近づく一夜、良多と元家族が実家で過ごす破目になりました。
響子に未練のある良多。
申し訳なさそうに元嫁に「もう元に戻ることは出来ないの?」と訊ねる元姑。
新しい一歩を踏み出そうとしているかつての妻。お祖母ちゃんやお父さんを今も好きな真悟。
それぞれの思いが交差し合う夜でした。
台風の雨風の中、良多は真悟を近くの公園に連れ出し、滑り台の下のスペースを秘密基地みたいに籠ります。
此処での父と息子の会話が良かったです。
息子に将来、何になりたいんだ?と聞いてみたり、逆にお父さんは何になりたかったの?と聞かれたり。
自分はなりたかった自分になれただろうか?と自問自答することになりました。
誰しも将来を夢見たり、目ざす自分の姿が会った筈です。
でも、思い通りの未来に辿り着けたのは何%の人なのでしょう。
淑子は、息子に言いました。「幸せって、何かを諦めないと手に出来ないものなのよ」
興信所の所長(リリー・フランキー)が言いました。「誰かの過去になる勇気を持つのが大人の男なんだよ。」
この人たちが言うと、(特に樹木希林さん)ズーンと胸に響きます。
良多のダメ男ぶりは腹立たしく、ため息しか出なかったけれど、台風の一夜が何かをもたらし、何かを吹き飛ばしてくれたようにも感じました。
他人ならば、こんな人どうでもいいわ!と投げ出すところですが、親の思い(愛情)は有り難いほど深いのですね。
「良多の気づきが一時的なものではないように」と願ってしまう私でした。

どこが深いんだか!?

投稿日

2017/01/13

レビュアー

hinakksk

 こんなダメダメな人間、愛しいでしょう?という観点がもうダメ。いい年をした大人が、年金暮らしの老いた母親のお金や金目の物をこっそり漁ったりするなんて最低じゃないか。

 こんな父親、絶対にいやだ。ままならない現実から逃避し、父親として、夫として、息子として、本当の意味での責任から逃げている。なのに自分で自分に言い訳をして、ごまかしてばかり。

 樹木希林演ずる母親の、無条件に子を想う一生懸命な気持ちが健気で、とても切ない。

 人生はふつう上手くいかないことだらけ。それでも多くの人は、辛さや悔しさ、苦しいことも悲しいことも甘受して、ささやかな楽しみや喜びを糧に、日々まじめに生活している。俳優たちはさすがの名演だが、主人公のこんないい加減な生き方には、共感も同情も好意的にも到底なれない。

世界観がちっちゃい!!

投稿日

2016/12/17

レビュアー

カマンベール

老母の「ヘソクリ」を漁る姿に違和感を覚えます。
それも仏壇の大福を千切って食べながら・・・
ユーモラスだけど、笑過ごせなかったですね。

マンモス団地に40年間暮らす母親(樹木希林)に、
14年前にちょっと知れた文学賞を貰った50歳近い息子(阿部寛)
今は小説のリサーチを名目に、ヤクザな興信所員。
大人になりきれない男で、別れた妻(真木ようこ)と9歳の息子に、
未練たらたら・・です。

養育費も2ヶ月分、滞っている良多(阿部寛)が、息子に面会する一日の終わりに、母親の団地に泊まることになる元妻、息子、母親の四人の
台風の一晩の会話が、実に味がある。
ちょっとの隙に伸びる妻の太ももへの良多の手。
真木ようこが、実に自然体に「憎めないんだけど、金輪際御免こうむりたい元夫」へのさりげない優しさを・・・・
脚本が実に上手いですね。

良いんだけど、なんか違うでしょう!!
是枝監督は「海街ダイアリー」とか、この映画とか、
市井の人々のささやかな悲哀・・とかから、もっと
「誰も知らない」のヒリヒリする世界観に戻らないことには、
情けなさ過ぎる!!
もう樹木希林の母親が四階まで登れない日は目の前なのに。
どうも現実(確かにこういう家族は多いと思う!!)
だからこそ、この先の現実から、目を反らしているとしか
思えなかったです。
四階に住む80歳近い老人なんて、サイコミステリー1歩手前ですよ。

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