「スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望」 の解説・あらすじ・ストーリー
1977年(日本は一年遅れの78年)公開の「スター・ウォーズ」20周年を記念して製作された特別篇。未発表シーンとCGによる新撮シーンを加え、画質・音楽・音響共にデジタル加工を施している。遠い昔、遙か彼方の銀河では帝国軍の独裁体制が敷かれていた。反乱の機会をうかがう惑星アルデラーンのレイア姫は暗黒卿ダース・ベイダーに捕らえられるが、その寸前に二体のドロイドR2D2とC3POを砂漠の惑星タトゥーインに送り込む。偶然にもそのドロイドを手に入れた青年ルークは、ジェダイ騎士団の一人オビ・ワン・ケノービや密輸船ミレニアム・ファルコンの船長ハン・ソロたちと共に、反乱軍と帝国軍の闘いに巻き込まれていく。 JAN:4988142233110
「スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望」 の作品情報
製作年: | 1997年 |
---|---|
原題: | STAR WARS: SPECIAL EDITION/STAR WARS: EP |
「スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
監督: | ジョージ・ルーカス |
---|---|
出演: | マーク・ハミル 、 ハリソン・フォード 、 キャリー・フィッシャー 、 アレック・ギネス 、 ピーター・カッシング 、 アンソニー・ダニエルズ 、 ケニー・ベイカー |
音楽: | ウィリアムズ(ジョン) |
---|
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
125分 | 日本語・英語 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
FXBR27233-1 | 2004年12月10日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
213枚 | 11人 | 8人 |
収録時間:
125分
字幕:
日本語・英語
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
レイティング:
記番:
FXBR27233-1
レンタル開始日:
2004年12月10日
在庫枚数
213枚
1位登録者:
11人
2位登録者:
8人
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
125分 | ||
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
FXXB52289 | 2016年11月11日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
16枚 | 3人 | 1人 |
収録時間:
125分
字幕:
音声:
レイティング:
記番:
FXXB52289
レンタル開始日:
2016年11月11日
在庫枚数
16枚
1位登録者:
3人
2位登録者:
1人
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
125分 | 日本語・英語 | 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
FXBR27233-1 | 2004年12月10日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
213枚 | 11人 | 8人 |
収録時間:
125分
字幕:
日本語・英語
音声:
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
レイティング:
記番:
FXBR27233-1
レンタル開始日:
2004年12月10日
在庫枚数
213枚
1位登録者:
11人
2位登録者:
8人
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
125分 | ||
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
FXXB52289 | 2016年11月11日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
16枚 | 3人 | 1人 |
収録時間:
125分
字幕:
音声:
レイティング:
記番:
FXXB52289
レンタル開始日:
2016年11月11日
在庫枚数
16枚
1位登録者:
3人
2位登録者:
1人
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その当時産まれたばかりだった私でも、ルークに恋しました
つい先日、エピソード4・5・6のDVDトリロジーボックスが発売されましたが、何ヶ月も前から予約し、即購入でした。
私が産まれた年に公開で、小さい頃にテレビで放映されているのを観て、またビデオ録画されているものも何度も観て、
観るたびにすべての登場人物に恋してました。
子どもの頃は、やっぱりルークが好きだったけれども…。
もうこの映画の公開から30年近くが経とうとしているんだと気づき呆然としましたが、
ファンタジックなのに大人でも十分楽しめるストーリーに、
とんでもない完成度のSF技術で撮影された宇宙船、
そして、どのキャラクターもキャラ立ちすぎという登場人物…。
もうどこをとっても満点をあげたいぐらいの作品です!
特にいなくてはならないキャラは、2体のドロイド。C-3POとR2-D2。
このロボットは黒澤明作品『隠し砦の三悪人』の百姓2人がアイデアとなったということですが、本当にコミカルで楽しい。
この2体がいるだけで、単なるファンタジーでなく、ちょっとコメディの要素がくわわって断然面白いんですよね。
とにかく、ストーリーに関しては語るのが野暮なくらい。
あまりにも憧れすぎて、物心ついたときから髪の毛を伸ばし続け、「レイヤ姫と同じ髪型にする!」と意気込んでいた自分を思い出します。
来年には、完結するエピソード3が公開になるらしいですが、
私の中ではエピソード6の“ジェダイの帰還”でとっくに完結してます(笑)。
とにかく…。私の娘にも、孫にも絶対観せる映画の1本です!
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ファイナルファンタジーの二人組
TVで何回放映されただろう。何回も見たつもりでいたが、DVDをじっくり見てみると意外なほどに覚えていなかった。TVではレイア姫の吹替えが大場久美子でガックリなんていう体験もした。私は吹替えファンだが、話題集めのために発声のなっていないタレントを起用されるのは我慢がならない。
最近知人から勧められてエピソード1、2を見て、4〜6も見たくなった。そんなタイミングでDVDレンタルが開始されて嬉しい。こうして見ると、レイアはパドメに似てるし、アレック・ギネスはユアン・マクレガーの年老いた姿に見える。顔立ちが似ているわけではないのだが見せ方がうまい。
ゲームのファイナルファンタジーシリーズに出てくるウェッジとビックスにはなにか出典があるとは聞いていたがこのスターウォーズだったのかと長年の疑問が解けたのも嬉しかった。
2時間ですっきりとまとまっているのもよかった。
まだ海のものとも山のものともつかない4制作時、予算は1300万ドル「しか」もらえなかった。当時のレートで計算すれば約39億円。それでも予算不足でクリーチャーが十分作れなかったりしたらしい。
当時斬新だったSF的映像にばかり目が行きがちだが、チュニジアで撮影されたタトゥーインの日没の光景がとても美しい。
音声解説はジョージルーカス、キャリー・フィッシャー、ベン・バート、デニス・ミューレン。
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ウエイト機能って便利!!
普段えらそうなレビューを書いている私が、エピソード1と2しかちゃんと観ていなかったなんて、ほんとにお恥ずかしい限りです。
長い間予約リストの上位にあったのですが、ウエイト機能を使ってやっとレンタルできました。ウエイト機能とダブル機能の併用で、ほぼ観たい映画が観たい順番で借りられるようになってきました。ウエイト機能ってほんとに便利ですね!
とりあえず明日続きが来る予定なので、エピソード2までちゃんと家でみて、映画館でエピソード3をみたいと思っています!
内容については、あまりに深すぎて、私には何にも言えません!
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追悼・宇宙大元帥野田昌宏閣下
「スター・ウォーズ」の、ことにこのエピソードIVのレビューを書くことはあるまいと思っていた、よほどのことがない限りは。
よほどのこと・・・・
2008年6月6日朝、野田宏一郎、通称野田昌宏氏が他界された。昭和8年生まれの74歳は、いささか早すぎる旅立ちではなかろうか。
氏が生前、確か本シリーズ(製作順の)第二作目「帝国の逆襲」公開のころだったと思うが、「俺はサ、スター・ウォーズで艦隊同士の宇宙戦が見られたら死んでもいいッて思ってるンだ」などとのたまわれていたことを思い出す。
然るにその数年後「ジェダイの復讐(当時)」でその夢叶い、口さがのない連中からなんと言われたかはご想像にお任せするとして、氏をしてそう言わしめたのは「帝国の逆襲」ではすべてのスペース・オペラファンの夢であった「アステロイドベルトでのドッグファイト」が実際に目の前に展開したからではなかったか。
「帝国の・・・」のシナリオを担当したのがリー・ブラケット女史であり、彼女自身も優れたSF書きであるが、アチキたちを感動にふるわせたのは亡夫がかの宇宙の破壊者と呼ばれたエドモンド・ハミルトンであったからに他ならない。
その彼女がなき夫の諸作品へのオマージュとして描いたのがかのシーンであり、製作途中にしてこの世を去ったブラケット女史の遺志を継いだスタッフがそれを具現化したのであった。
そンなこんなもあって、当時のSFファンにとって「帝国の・・・」は作品のよしあしだけではなく格段の思いを持って迎えた作品であり、ではそのつぎは??? という期待も膨らんだものであった。
時はさかのぼる。まだ「新たなる希望」という副題のないころ。
「スター・ウォーズ」といえばこのエピソードIVしかなかったその公開当時、従前からのSFファンは戸惑いの渦中にあった。
異端視されるべきSFがなぜか世の中に氾濫しているのである。それは数年前に波紋を呼んだ「SFの浸透と拡散」というSF大会のテーマそのもの、あるいはその出来の悪いカリカチュア。
だが幸か不幸か当時中学生であったアチキには、なにがあろうとすべてが思春期という戸惑いの渦中であり、問題はSFのムーブメントよりも読むべき本、観るべき映画が突然増えすぎてしまったこと、つまりは深刻な財政危機にあった。
そう、すでにどっぷりと野田昌宏に侵されていたアチキは、いっぱしのコレクターを気取って古書店をさまよい、昼飯をぬき電車賃をケチって足だけは丈夫に育ったのであった。
コレクターといえば聞こえはよいが今風に言えばヲタクである。
だが野田さんはコレクターであることを隠そうとはしなかった。しかも対象がSFでありそれもパルプマガジンと呼ばれる、いわばカストリ雑誌みたいな、いわば屑の山である。それでもその屑の中からほんの一握りのきらめきを探し出しては紹介し続けた。
その労力と熱意は当時のSF界の「まともな」人々も動かしたであろうことは想像に難くない。無論野田さん以外にもSFのエンターテインメント性を大切に思う人々は大勢いたのだけれど、やはり野田さんなくしてSFの、ことにジュブナイルSFの健全性は語れないと思うのだ。
そしてその土壌の中からたとえば「宇宙戦艦ヤマト」が生まれやがてガンダムが誕生する。
野田さんによるスペース・オペラの本邦紹介がなかったとしてもスター・ウォーズブームはこの国を覆っただろうし、雨後のたけのこのごとく出来の悪い模倣作も大量生産されただろう。
だがそのブーム後の展開に違いがあったのではなかろうか。
スペース・オペラとはよく言えば若々しい活力に満ちた、悪く言えば餓鬼向けのお話しである。すでに60年代から「きちんと」野田さんによってスペース・オペラの洗礼を受けたこの国は、78年になって宇宙大活劇映画「スター・ウォーズ」の嵐に見舞われてもオトナとして受け止めることが出来た。
だがいきなりこのブームに巻き込まれたとしたら。
そのブームの反動で起きる対立。単純明快だけをよしとするスペオペ派と、それに眉をひそめるだけの「良識」派・・・・ なんともお寒いSF冬の時代になってしまったのでは、などと妄想してしまう。
まぁ、なに書いてんだかわからなくなってきたので筆をおくが、少なくともこの作品についてひとついえることがある。
世界を変える力があった。その力を発揮できたのは偶然にも拠るところは大きいけれど、そのチカラの源はルーカス青年自身が大好きなものをみんなに見せてくれた、その一点にあると。
自分自身が大好きなものを紹介してくれた野田さんに、そして同じく映像化してくれた青年ルーカスにアチキは篤く感謝する。
このレビューは気に入りましたか? 9人の会員が気に入ったと投稿しています
この前にも後にもない、スターウォーズといえばこれ
30年前にこれほどのスピード感にあふれる映像がつくられたのが信じられない。かつあらゆる意味でシンプル、そしてそれゆえに澄み切った映像は美しい。できれば完全オリジナルをDVD化してほしかった。CG付け加えてよくなったところとよくないところがある。タトウィーンの街並みは当時はセットでやってたので少し寂しかったから正解かもしれないけど、ハットをCGで登場させたのはどうかと思う。どうしても必要な場面じゃないし映像的にも違和感あり。それにしても…エピT〜エピVはこの映画につなげるためにつくられた映画であり、新三部作を見た後にあらためてこの作品を見ると、すべての台詞が「ああこんな意味だったのか」とわかり感動。特にオビワンに再会したベイダーが「これで輪は完結した」という言葉にはぐっときますね。
このレビューは気に入りましたか? 8人の会員が気に入ったと投稿しています
スター・ウォーズ エピソードIV/新たなる希望
入力内容に誤りがあります。
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ユーザーレビュー:97件
2004/12/12
つい先日、エピソード4・5・6のDVDトリロジーボックスが発売されましたが、何ヶ月も前から予約し、即購入でした。
私が産まれた年に公開で、小さい頃にテレビで放映されているのを観て、またビデオ録画されているものも何度も観て、
観るたびにすべての登場人物に恋してました。
子どもの頃は、やっぱりルークが好きだったけれども…。
もうこの映画の公開から30年近くが経とうとしているんだと気づき呆然としましたが、
ファンタジックなのに大人でも十分楽しめるストーリーに、
とんでもない完成度のSF技術で撮影された宇宙船、
そして、どのキャラクターもキャラ立ちすぎという登場人物…。
もうどこをとっても満点をあげたいぐらいの作品です!
特にいなくてはならないキャラは、2体のドロイド。C-3POとR2-D2。
このロボットは黒澤明作品『隠し砦の三悪人』の百姓2人がアイデアとなったということですが、本当にコミカルで楽しい。
この2体がいるだけで、単なるファンタジーでなく、ちょっとコメディの要素がくわわって断然面白いんですよね。
とにかく、ストーリーに関しては語るのが野暮なくらい。
あまりにも憧れすぎて、物心ついたときから髪の毛を伸ばし続け、「レイヤ姫と同じ髪型にする!」と意気込んでいた自分を思い出します。
来年には、完結するエピソード3が公開になるらしいですが、
私の中ではエピソード6の“ジェダイの帰還”でとっくに完結してます(笑)。
とにかく…。私の娘にも、孫にも絶対観せる映画の1本です!
2004/12/14
TVで何回放映されただろう。何回も見たつもりでいたが、DVDをじっくり見てみると意外なほどに覚えていなかった。TVではレイア姫の吹替えが大場久美子でガックリなんていう体験もした。私は吹替えファンだが、話題集めのために発声のなっていないタレントを起用されるのは我慢がならない。
最近知人から勧められてエピソード1、2を見て、4〜6も見たくなった。そんなタイミングでDVDレンタルが開始されて嬉しい。こうして見ると、レイアはパドメに似てるし、アレック・ギネスはユアン・マクレガーの年老いた姿に見える。顔立ちが似ているわけではないのだが見せ方がうまい。
ゲームのファイナルファンタジーシリーズに出てくるウェッジとビックスにはなにか出典があるとは聞いていたがこのスターウォーズだったのかと長年の疑問が解けたのも嬉しかった。
2時間ですっきりとまとまっているのもよかった。
まだ海のものとも山のものともつかない4制作時、予算は1300万ドル「しか」もらえなかった。当時のレートで計算すれば約39億円。それでも予算不足でクリーチャーが十分作れなかったりしたらしい。
当時斬新だったSF的映像にばかり目が行きがちだが、チュニジアで撮影されたタトゥーインの日没の光景がとても美しい。
音声解説はジョージルーカス、キャリー・フィッシャー、ベン・バート、デニス・ミューレン。
2005/07/12
普段えらそうなレビューを書いている私が、エピソード1と2しかちゃんと観ていなかったなんて、ほんとにお恥ずかしい限りです。
長い間予約リストの上位にあったのですが、ウエイト機能を使ってやっとレンタルできました。ウエイト機能とダブル機能の併用で、ほぼ観たい映画が観たい順番で借りられるようになってきました。ウエイト機能ってほんとに便利ですね!
とりあえず明日続きが来る予定なので、エピソード2までちゃんと家でみて、映画館でエピソード3をみたいと思っています!
内容については、あまりに深すぎて、私には何にも言えません!
2008/06/10
「スター・ウォーズ」の、ことにこのエピソードIVのレビューを書くことはあるまいと思っていた、よほどのことがない限りは。
よほどのこと・・・・
2008年6月6日朝、野田宏一郎、通称野田昌宏氏が他界された。昭和8年生まれの74歳は、いささか早すぎる旅立ちではなかろうか。
氏が生前、確か本シリーズ(製作順の)第二作目「帝国の逆襲」公開のころだったと思うが、「俺はサ、スター・ウォーズで艦隊同士の宇宙戦が見られたら死んでもいいッて思ってるンだ」などとのたまわれていたことを思い出す。
然るにその数年後「ジェダイの復讐(当時)」でその夢叶い、口さがのない連中からなんと言われたかはご想像にお任せするとして、氏をしてそう言わしめたのは「帝国の逆襲」ではすべてのスペース・オペラファンの夢であった「アステロイドベルトでのドッグファイト」が実際に目の前に展開したからではなかったか。
「帝国の・・・」のシナリオを担当したのがリー・ブラケット女史であり、彼女自身も優れたSF書きであるが、アチキたちを感動にふるわせたのは亡夫がかの宇宙の破壊者と呼ばれたエドモンド・ハミルトンであったからに他ならない。
その彼女がなき夫の諸作品へのオマージュとして描いたのがかのシーンであり、製作途中にしてこの世を去ったブラケット女史の遺志を継いだスタッフがそれを具現化したのであった。
そンなこんなもあって、当時のSFファンにとって「帝国の・・・」は作品のよしあしだけではなく格段の思いを持って迎えた作品であり、ではそのつぎは??? という期待も膨らんだものであった。
時はさかのぼる。まだ「新たなる希望」という副題のないころ。
「スター・ウォーズ」といえばこのエピソードIVしかなかったその公開当時、従前からのSFファンは戸惑いの渦中にあった。
異端視されるべきSFがなぜか世の中に氾濫しているのである。それは数年前に波紋を呼んだ「SFの浸透と拡散」というSF大会のテーマそのもの、あるいはその出来の悪いカリカチュア。
だが幸か不幸か当時中学生であったアチキには、なにがあろうとすべてが思春期という戸惑いの渦中であり、問題はSFのムーブメントよりも読むべき本、観るべき映画が突然増えすぎてしまったこと、つまりは深刻な財政危機にあった。
そう、すでにどっぷりと野田昌宏に侵されていたアチキは、いっぱしのコレクターを気取って古書店をさまよい、昼飯をぬき電車賃をケチって足だけは丈夫に育ったのであった。
コレクターといえば聞こえはよいが今風に言えばヲタクである。
だが野田さんはコレクターであることを隠そうとはしなかった。しかも対象がSFでありそれもパルプマガジンと呼ばれる、いわばカストリ雑誌みたいな、いわば屑の山である。それでもその屑の中からほんの一握りのきらめきを探し出しては紹介し続けた。
その労力と熱意は当時のSF界の「まともな」人々も動かしたであろうことは想像に難くない。無論野田さん以外にもSFのエンターテインメント性を大切に思う人々は大勢いたのだけれど、やはり野田さんなくしてSFの、ことにジュブナイルSFの健全性は語れないと思うのだ。
そしてその土壌の中からたとえば「宇宙戦艦ヤマト」が生まれやがてガンダムが誕生する。
野田さんによるスペース・オペラの本邦紹介がなかったとしてもスター・ウォーズブームはこの国を覆っただろうし、雨後のたけのこのごとく出来の悪い模倣作も大量生産されただろう。
だがそのブーム後の展開に違いがあったのではなかろうか。
スペース・オペラとはよく言えば若々しい活力に満ちた、悪く言えば餓鬼向けのお話しである。すでに60年代から「きちんと」野田さんによってスペース・オペラの洗礼を受けたこの国は、78年になって宇宙大活劇映画「スター・ウォーズ」の嵐に見舞われてもオトナとして受け止めることが出来た。
だがいきなりこのブームに巻き込まれたとしたら。
そのブームの反動で起きる対立。単純明快だけをよしとするスペオペ派と、それに眉をひそめるだけの「良識」派・・・・ なんともお寒いSF冬の時代になってしまったのでは、などと妄想してしまう。
まぁ、なに書いてんだかわからなくなってきたので筆をおくが、少なくともこの作品についてひとついえることがある。
世界を変える力があった。その力を発揮できたのは偶然にも拠るところは大きいけれど、そのチカラの源はルーカス青年自身が大好きなものをみんなに見せてくれた、その一点にあると。
自分自身が大好きなものを紹介してくれた野田さんに、そして同じく映像化してくれた青年ルーカスにアチキは篤く感謝する。
2005/07/24
30年前にこれほどのスピード感にあふれる映像がつくられたのが信じられない。かつあらゆる意味でシンプル、そしてそれゆえに澄み切った映像は美しい。できれば完全オリジナルをDVD化してほしかった。CG付け加えてよくなったところとよくないところがある。タトウィーンの街並みは当時はセットでやってたので少し寂しかったから正解かもしれないけど、ハットをCGで登場させたのはどうかと思う。どうしても必要な場面じゃないし映像的にも違和感あり。それにしても…エピT〜エピVはこの映画につなげるためにつくられた映画であり、新三部作を見た後にあらためてこの作品を見ると、すべての台詞が「ああこんな意味だったのか」とわかり感動。特にオビワンに再会したベイダーが「これで輪は完結した」という言葉にはぐっときますね。