パーフェクト・ルーム

リッチな30代の男5人。
新しく立ったビルの9階に「浮気部屋」をシェアすることに
なります。
しかし、もういきなり男の1人が入室すると、
ベッドに手錠でつながれ、全裸でうつ伏せに横たわる
金髪女性の死体が、あるのです。

急いで「キー」を持つ他の4人人招集がかけられます。
ここから30分間、5人のディスカッション。
その長いこと長いこと・・・。

犯人は鍵を所有する5人の誰か？なのか？
死んだ女は誰の、または誰の愛人なのか？
はたまた、この死体は殺人なのか？

脚本は非常に「入り組んで」います。
結論は焦れったいほど、出ません。
正直なところ、「コジツケ」に継ぐ「コジツケ」

たかが娼婦(？)ひとり死んだのに右往左往する男達！！
落とし所も非常に平凡です。

5人の主役達の顔と名前が、最後まで、一致しませんでした。
(単に私がアホなだけですね(笑))
本当の美男も美女も、一流所はいないと言う、
サブい映画でした。

5人の仲間が浮気の情事用にロフトを共有し、そこで起こった金髪女性の殺人事件を巡るサスペンス・ミステリーで流れとテンポはそんなに悪くない。
ホテルを使うとクレジットカードの支払い履歴から浮気がバレるおそれがあるので秘密の部屋を確保しておけばその心配もなくホテル代もいらないというのがそもそもの発想、部屋を使う時には全員にメールするというのがルールらしい。
発見された女性の死体を前に集まった5人、この中の誰かが犯人というのはほぼ間違いのないところ。
疑心暗鬼になり互いに自分の潔白を強調する男たち。
場面は過去のシーンを挿入しながら5人の人間関係や夫婦関係や情事の実態を説明してゆく流れ、人数が多いのでちよっと複雑。
事件の真相の解き明かしが最大の見せ場になっているわけだが、意外な展開で最後にどんでん返しも用意されている。
なんとか辻褄は合っているようだが、果たして警察が納得できるだけの説明がつけられたのかというところは大いなる疑問として残ってしまう。
ほどよいサスペンス・ミステリー作品ではある。

サスペンスと謎解きをねらったようだが成功していない。中年のおっさんたちが奥さんに隠れて女遊びをする・・それだけの話。オレにはカンケーネー・・って思ってしまう。冒頭から女の死体が出てくるわけだが、いくら美人でも死んでしまっているからエロくない。おっさんたちはピンチに陥って騒いでいるが同情する気も起きない。ラストでタネ明かしとなり、多少は興味を引かれたが興奮すような話ではなかった。
みんなを裏切って遊びまくった主人公がなんでそんなことをしたのかの説明もなかった。

普通に最後まで観ました。
トレーラーを見て期待していたのですが 序盤から30分すぎた辺りで既に面白くないなといった感じで早送りでした、
しかし後半になるにつれなんとなく面白く感じてきます、
序盤の部分もムダではなく、
あきらめムードでもしっかり観続けることだと思います。
最後のシーン(終わり方)も好きです。

面白かったです。

もちろん突っ込みどころやご都合展開もあるんだけど、設定や雰囲気などがうまくできているので最後まで飽きずに見れます。見せ方も凝りすぎず手抜きせずのちょうどよさ。

展開も多くの人が「この辺で引っくり返せ」と期待するあたりでちゃんとひっくり返る安定感。教科書的といえば教科書的で２時間ドラマの豪華版みたいな感じだけど、この設定だから見ようと思った人は大体満足できるんじゃないでしょうか。