天国からの奇跡

小さな田舎町で暮らす少女アナは重度の消化器疾患を抱え、幼い頃から入退院を繰り返しています。母クリスティの尽力で自宅から遠く離れた大病院へ入院することになるものの、そこでも治療の方法は見つからず自宅へ帰ることに。
ある日、庭の大木から落下したアナは一命を取りとめ、彼女の身には驚くべき奇跡が起こっていました。

奇跡は神の御業という解釈で観ると、単に宗教臭いだけのお涙頂戴モノのように思えます。
では、奇跡とは？人間の力の及ばない出来事、説明の付かない出来事を奇跡と言うのならばやっぱり、神様の御業と言えるのかもしれません。
でも、出会う人のやさしさが素晴らしく、いざという時に人の優しさが身に染みる映画でした。
人との出会いは、全てが奇跡なのかもしれません。

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好評のレビューが並ぶ中、空気読まずに辛口レビューです。

突然重い病気にかかってしまった娘アナを救うために、
奔走する母親クリスティ（ジェニファー・ガーナー）の頑張りにはさすがに涙腺がゆるみました。
しかし、「奇跡」が起きてからの展開は疑問だらけで、これも所詮宗教映画に過ぎなかったんだと思わざるを得ませんでした。

いちばん気になったのは、病院で同室だった女の子の顛末。
神様のことばかり話すアナに感化を受けた女の子を心配した女の子の父親が、
宗教に関わることは話させないでほしいとクリスティに頼みます。
「奇跡」が起こって元気になったアナに対して、「奇跡」が起こらず死んでしまった女の子。
ところが、娘を失った父親をわざわざ教会に読んでスピーチさせるって、これは懺悔の強要ですか？
信じるものは救われる。けれども、信じないものは救わないって、彼らの神はなんと狭量で不寛容なことなんでしょうか。

あと、お金のこと。
アナを見舞いに行くために、飛行機に乗ろうとした家族は
クレジットカードが拒否されてしまい、チケットが買えない。
ところがそこでまた「奇跡」が起こって、家族は無事アナのもとへ。
それはいいけど、あそこでああいう「奇跡」が起きても、最終的にはお金は払わないといけないよね。
以前に観た「天国は本当にある」もそうでしたが、金銭面での問題がなにも解決されないままで終わってしまう。
信じる気持ちがあれば、お金の問題はどうにでもなるってわけでもないでしょうに。

真実のストーリーです。
ずっと涙が止まりませんでした。大判のハンカチ持っていって良かった(笑)

タイトルから想像するに、先日見た『パーフェクトタイム　100億の１の奇跡』みたいに
神様に縋れば救われる、祈りが通じれば神様は助けてくれる・・・みたいな宗教キャンペーンのようなお話だったら嫌だな、と思いちょっと恐々鑑賞。
でも、これは違いました！
確かに、『神様どうかお願いします、娘を助けて下さい』ぐらいの祈りはしますよ。
無宗教の私だって、ピンチのときは、『神様、神様、どうか力を！』なんて神頼みしますから。

消火器官が全く機能しない難病に突然襲われたテキサスに住む少女アナ。
医者からも今の医学では治療の手は無い、痛みを和らげることだけ、というように見放されてしまいます。
それでもきっと何か出来ることがあるはずだと、母親クリスティは、遠くボストンの病院を訪ねます。
一番辛いのは本人だけど、その家族も凄く辛くて、それでも何とか頑張る家族の姿にずっと涙が止まらなくなってしまいました。
確かにアナに奇跡は起こります。
起こりますが、家族がその奇跡を神様のお陰と考えるのではなく、これまで出会った人たちの優しさと愛がもたらしてくれた奇跡と考えるところが素晴らしかったです。

今ここに生きることこそ、奇跡。

一呼吸一呼吸が奇跡。

生きるって素晴らしい！心からそう思える映画でした。

最後に本当のアナとその家族が出てきました。
彼女が今も元気でいてくれて、病気は再発していないということが判って、また涙してしまいました。

実話だと思うと驚きました。こんなことって本当にあるんだと思いました。本当に奇跡だなと思いました。でも奇跡って神様だけじゃなくて人々の優しさから生まれるのもあるんだなと思いました。
ラストでの教会のシーンでは泣いてしまいました。

ラストで実際の家族が出てきて本当に元気になって幸せそうで驚き感動しました。
でも、人の優しさってもらうだけじゃなくてこの家族たちが今まで優しくしてきたからもらえたんだと思いました。日本人はキリスト教の人は少ないかもしれないし私も良くわかないけど聖書を読みたくなりました。よく徳を積むっていうけどその通りだなと思いました。

最初は映画だからいい話だとか、実際はこんなことないだとか思って観てたんだけど…ラストで実際の人物の動画？が出てきた。それを観た瞬間、こんなことが本当に起こったんだとしたら凄い！！これこそ希望の持てる映画だと思った。
治らない病気や未知の病気で悩んでいる人とか、自分もそうだが治す為の薬がない人とか…気休め程度にはなる。そう、気休め程度だけど…そう思えることはいいと思う。
病気の一番の薬は『愛（優しさ）』だ！！だがしかし、うちは愛を感じないと言うか愛されているって言う気持ち？ないんだ。どうしたらその気持ちを感じることが出来るのだろうか？
未だに感情が半分なくて困っている。
ただこの作品は宗教臭が凄いのは嫌だな。
兎に角、邦題は無視して欲しい。
神様が直接奇跡を与えてる訳ではなく、自分に協力してくれる周りの人達を与えてくれた？そんな感じかな。だから周りに恵まれている人はどんな難病でも奇跡的なことが起こるかもしれない。だけど恵まれていない人には中々いい事は起きない。
それは確かにそうだと思った。


原作：クリスティ・ビーム『Miracles from Heaven』