白夜姫

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自分を捨てた母への復讐劇と謳っていますが、ヒロインを巡る２人の男性と、３家族が出てきて、狭い世界でゴチャゴチャと繰り広げる、女史特有のホームドラマ（マクチャン？）色の方が強いと思います。

早くに両親を亡くし、優しい兄に育てられた２３才のぺク・ヤ（パク・ハナ）。
兄を溺愛するあまりだろうけど、兄嫁いびりがひど過ぎる。また、パク・ハナがいじわる顔の小悪魔タイプの若い女優さん。
ぴったりはまり過ぎるくらいで、こんないじめまくりの主役でいいんかよ〜思うぐらい好きになれない序盤でした。
まあ、女史の序盤がしんどいのはいつものことですが。

お兄さん役は、女史作初登場のシム・ヒョンタク氏。私は好きな個性的な男優さんで、女史チームのいつもの俳優陣の中にあっては新鮮でした。
妹と妻の間に挟まれて優柔不断でオロオロしている？というのではなく、2人のためを思って、真摯に向き合う、とても誠実なお兄さん。彼はこういう役は初めてでしょうね。
死んだと思っていた母親と再会するシーン、15話あたりは涙がとまりませんでした。
ヒョンタク氏、ここで消えますが、彼の存在感は最後まで生きました。

自分達兄妹を捨てた母親に復讐するため、家庭を崩壊させようと、ペク・ヤは母自慢の義理の息子ナダンを誘惑します。
女史の代表作「人魚姫」の展開で、ぞくぞくしますね。

ペク・ヤは、恩人の息子で幼なじみの御曹司ファオムを心に思っていますが、ファオムの気持ちもわからないし、身分も違うので諦めています。

二人の男性。ナダンは継母に逆らえない優柔不断な男。
ビジュアルは楽しめるファオムでありますが、超ツンデレ、近寄りがたいタイプ。
まあ、ママゴンよりファオムがマシかな？と思っていましたが――

ナダンがペク・ヤにそそのかされ？継母に逆らうようになり、今度はペク・ヤのいいなりかい！
ソンハン女史、うまいですよね。こういうところから男女のムードを盛り上げていきます。
実は男らしい何よりも優しいナダン。ペク・ヤ！お前、幸せになれるぞ！？
このナダンという名前、素敵な名前ですよね。
この役のキム・ミンス氏は中堅の俳優さんのようですね、演技ができる人を抜擢したのは正解。私ははっきりしないファオムオッパより好きでした。

ペク・ヤの復讐はどうなるのか――ここまで中盤。でも、先が読めないのがソンハン女史のドラマなんです。

ペク・ヤが中心のドラマですが、３家族の個性的な脇役陣のエピソードが結構多いです。
そのせいか、ペク・ヤと２人の男性、特に後半のファオムの関係は、前作「オーロラ姫」に比べると薄っぺらに感じてしまいます。
まあ、前作はソリ青年という好感度超抜群の存在がありましたから。

イム・ソンハン女史、本作で１０作目、先頃、引退を発表しました。
独特のスタイルがある女史のドラマは韓国ではいつも物議を醸しますが、私は好きな作家さんでした。
女史作は、９本までレンタル化されています。
好きなのは、「神様、お願い」「人魚姫」です。ただ長い、長〜いし、退屈な序盤、退屈なシーンもあります。それなのに嵌り度抜群なのです。これこそがソンハンワールドなのです。
比較的最近の「芙蓉閣の女たち〜新妓生伝」、「オーロラ姫」はテンポもまずまずなので、視聴しやすいと思うし、ソンハンワールドも少しは楽しめます。

最後の本作は、普通に面白いですが、少し毒がなくなったかな？それがさびしいです。

いつか復帰することを期待してひとまずは、さようなら〜

テレビで放送されているけれど我慢出来なくて先が気になって
レンタルしちゃいました。
結局、最終回まで一気に借りて見ちゃいました。
149話と長かったけど、とても面白くて、あっと言う間に見てしまいました。
ファオムオッパーの優しさに感動(>_<)
復讐のドラマと言うよりファオムさんの一途な恋の話しって感じがしましたww
他にもカン・ウンタクさんが出演しているドラマが見たいです！