Mr.ホームズ 名探偵最後の事件

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Mr.ホームズ 名探偵最後の事件 / ローラ・リニー
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「Mr.ホームズ 名探偵最後の事件」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

晩年のシャーロック・ホームズを主人公にしたミッチ・カリンの同名小説をイアン・マッケラン主演で映画化したミステリー・ドラマ。死を意識し始めたホームズが、自らを引退に追いやった未解決事件に再び立ち向かう姿を描く。共演はローラ・リニー、マイロ・パーカー、真田広之。監督は「ドリームガールズ」のビル・コンドン。穏やかな隠居生活を送る93歳のシャーロック・ホームズ。しかし彼には一つだけ心残りがあった。30年前、ある男の依頼を受け、彼の妻の素行調査を開始したホームズは、そこで人生最大の失態を犯して引退に追い込まれたのだった。やがてホームズは、この唯一の未解決事件の謎を解くべく、探偵に憧れる家政婦の10歳の息子ロジャーを助手に迎え、再び捜査に乗り出すが…。 JAN:4589921403177

「Mr.ホームズ 名探偵最後の事件」 の作品情報

作品情報

製作年: 2015年
製作国: イギリス/アメリカ
原題: MR. HOLMES

「Mr.ホームズ 名探偵最後の事件」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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ユーザーレビュー:17件

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1〜 5件 / 全17件

イアン・マッケランの名演技

投稿日:2016/09/13 レビュアー:ミルクチョコ

イアン・マッケランが、引退した老齢の名探偵シャーロック・ホームズに扮し、自身を引退に追い込んだ未解決事件と再び対峙する様を描いたミステリー作品。
ある男性から不可解な行動を取る妻の素行調査を依頼されたホームズでしたが、その謎解きはホームズの人生最大の失態となり、探偵稼業を引退することに。あれから30年、93歳となったホームズは、30年前の未解決事件に決着をつけるため、ロジャー少年を助手に迎え、最後の推理を始めます。

サスペンスやミステリーではなく、人間ホームズの内面に迫った作品だと思います。
どんな天才でも避けられない「老い」。
今回ホームズを演じるのはイアン・マッケラン。彼の佇まいはどこから見ても老齢な英国紳士のホームズにピッタリですが、それにしてもあのホームズが記憶も推理力も衰えてしまったのには、ビックリしてしまいます。
数々の名推理で難事件を解決に導いた天才も、今や93歳の老境にあり、ホームズの世話をする家政婦の息子ロジャーは、ミツバチの飼育の手伝いをしています。この理知的な少年ロジャーを相棒に事件に挑む老ホームズ。
彼の丸まった背中や言葉と言葉の間に唸りを入れる等で年月の経過がわかったのは流石です。
劇中では戦後間もなくの日本にも訪れていて、真田広之がホームズと因縁を持つ日本人ウメザキ役を快演。
ミステリーものとして期待して観始めるとやや拍子抜けするものの、ホームズのヒューマンドラマという認識で観れば中々良い作品だと思います。

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真田に何とかして貰いたい。

投稿日:2016/10/15 レビュアー:ObiwanKenobi

また、やってしまった。
数々のハリウッド映画に描かれた日本の描写は、嘆かわしい限り。アメリカ人の日本観には、以前から、呆れ果てていたところだ。ハリウッド映画の多くには、日本人の私から見て、奇異としか言いようのない日本が描かれて来た。大抵、一昔前の中国と思われるような描写だ。
これはイギリスの映画だが、残念な事に、イギリス人の日本観は、アメリカ人のそれと大して違わないようだ。日本の描写は、見ていて不快になる。それが邪魔になって、ストーリーが頭に入って来ないほどだ。
映っている「日本人」の、髪型から衣服から、違和感だらけだ。
館内放送の声は、日本国内で聞かれるものに近かった。既往のハリウッドに比べて、やや前進。しかしながら視覚的要素は、昭和初期の中国と、沖縄が同居したようなもの。看板がヘンテコだし、壁紙や内装の仕様も変だ。漢字だか何だか分からないような筆字も出てくる。台詞のある東洋系女子が喋る「ニホン語」も、聞けたものじゃあない。本物の日本人を雇えばいいだけなのだが、なぜ敢えて偽物を採用する?
それにしても、真田は、数々のこういった映画に出ていながら、なぜ、考証してあげないのだろう。なぜ、日本とは全く別世界の奇妙な日本像を放っておくのだろう。明らかに誤った日本観を放置している彼の事が、罪深く思えてくる。
出鱈目な日本描写に対するマイナスを差し引いて、評価3。

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記憶の衰えに、もがき苦しむけれど、アットホームでgood!!

投稿日:2016/10/07 レビュアー:カマンベール

93歳を迎え、記憶の衰えに悩むホームズ。
1947年ホームズは、セサックスの農園に引退しました。
それは、30年前に引き受けた事件・・・・その悔恨から、
ホームズは探偵を引退して田舎に引き篭もった原因となった事件だったからです。

先ずは思い出せない「その事件の結末」を思い出すために
ホームズがした事。
なんと、日本まで旅行して「山椒」を、手に入れることでした。
山椒は記憶力の維持に効く・・・・?
日本では梅崎(真田広之)が、そのお手伝い役です。
(余談ですが、山椒を、戦後間もない広島ドームの焼け跡から、
掘り出したのには驚きました)

93歳のホームズは家政婦のマンロー夫人(ローラ・リニー・・・農婦のおばさんに扮してて最初見分けられず!)
と、その息子のロジャー(10歳の利発な少年です)と、
養蜂を楽しみに暮らしているのですが、
最後の事件を、書き残そうにも、一向にはかどらないのです。

イングリッシュガーデン素敵でした。
イギリスの農家のどっしりした佇まい。
ホームズの書斎そしてその備品。
そして、懐かしい昔風のBGM。
SHARROCKとも全然真逆の年老いたホームズの「死に支度」

暖かく見守るのは、ホームズ大好きのロジャーと、
マンロー夫人です。
面白かったです。

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7816回ミツバチに刺されたホームズ

投稿日:2021/02/21 レビュアー:趣味は洋画

Mr.ホームズ 名探偵最後の事件(2015年、イギリス・アメリカ、カラー、104分)

クレジットに日本人俳優の名があるのを見たとき、嫌な予感がしていました。
予感は的中しました。この映画に日本国の登場は必要ないし、真田広之のキャスティングは作品の混迷に寄与し、いわゆる「面白くない映画」の要因となった感があります。

シャーロック・ホームズの映画は次の作品を観ています。
?.70年「シャーロック・ホームズの冒険」(ビリー・ワイルダー監督)
A.76年「シャーロック・ホームズの素敵な挑戦」(ハーバート・ロス監督)
B.85年「ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎」(バリー・レヴィンソン監督)
C.2009年「シャーロック・ホームズ」(ガイ・リッチー監督)
D.2011年「シャーロック・ホームズ シャドウゲーム」(ガイ・リッチー監督)
そして本作が6本目となるのですが、
?が最もシャーロック・ホームズらしい映画でした。根っからの ‘シャーロキアン’ と認めるビリー・ワイルダー監督が時代考証を徹底的に調査し、細部までディテールに凝った作品でした。
C、Dも悪くはないのですが、ロバート・ダウニー・Jrはシャーロック・ホームズのイメージに、どうにも馴染みません。
90年「迷探偵シャーロック・ホームズ/最後の冒険」(マイケル・ケイン主演)という映画もあるようですが、‘迷探偵’ としているところに魅力を感じません。

こうして振り返ってみると、やはりシャーロック・ホームズが最も似合っていた俳優は、英国テレビ版のジェレミー・ブレットだったような気がします。
彼以上のホームズ役はもう現れないと思っています。

さて、本作は名優イアン・マッケランが93歳のシャーロック・ホームズに扮し、ホームズ自身が引退に追い込まれることになった事件の真相に迫るというものです。
イアン・マッケランは現在81歳ですから、本作出演時は75歳くらいでしょうか。
かなりの老けメイクと、背を曲げた歩き方、宙を見るような視線の演技で、93歳のホームズを演じています。大きくて立派な鼻も一役買っているかもしれません。(笑)

相棒で知られるワトソンは既に死亡している設定なので、本作では、ロジャー(マイロ・パーカー)という利発そうな少年が相棒代りです。見たところ10歳くらいでしょうか。
ロジャーは、ホームズの家のお手伝いさんであるマンロー夫人(ローラ・リニー)の一人息子です。
ホームズはロジャーに目をかけ、優しく接します。ロジャーも老人ホームズの愛情を感じ、心から信頼している様子。そんな2人の微笑ましい様子を、マンロー夫人も温かく見守っているのです。
この3人の関係がとてもアットホームな感じで、この映画の最も素敵な部分です。

ローラ・リニーは昔からファンですが、本作では ‘綺麗なお母さん’ になっていました。
ちょっとふっくらした感じに見えましたが、出演時は51歳くらいでしょう。
元々、演技派の女優さんですから、そろそろオスカーを獲ってもいい頃だと陰で応援しています。

本作のストーリーを説明しようと思うと、実に遠回りをしないと書けない気がします。
老齢のホームズの「記憶」という問題が存在するのですが、いくら痴呆が進みつつあるとはいえ、記憶力の維持に効く山椒を求めて日本に行く...この設定は取って付けたような印象です。
真田広之演じるウメザキという男はホームズのファンなのですが、そこにウメザキの父親(外交官)とホームズの関係をねじ込もうとした脚本は、分かりにくいです。
‘映画は脚本’ と常々思っていますが、本作には単純明快な「起・承・転・結」が欠落しているように思えてなりません。

監督は06年「ドリームガールズ」の脚本・監督を務め、02年「シカゴ」の脚本を手掛けたビル・コンドンです。
シャーロック・ホームズにつきものの「ミステリー」は、非常に薄く感じられました。

このレビューは気に入りましたか? 4人の会員が気に入ったと投稿しています

Mr.ホームズ 名探偵最後の事件 ネタバレ

投稿日:2017/01/15 レビュアー:片山刑事

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 すっかり老年期になったホームズが昔、ある事件を解決したら悲劇になってそれがきっかけで引退したけど。その謎をもう一度解くために記憶の旅に出る話。

 90歳を超えて養蜂に精を出す主人公のホームズの現在と日本旅行に行ったときの主人公と30年前の回想のホームズとかイアン・マッケランの見た目があまり変わらないため見ていて混乱する構成でした。

 日本旅行で記憶に良いとなぜか山椒を探すエピソードに少年とミツバチのエピソード、30年前の男からの依頼で妻の謎の行動を追いかけるエピソードと何を描きたいのかが見ていてわかりにくくストーリーが見えてこない作品でした。家政婦がポーツマスに行く行かないというくだりとかも必要だったのか。

 ワトソンが結婚して自分のもとを去ったこと、30年前の依頼で真相を語ったことにより夫人の自殺があってそれの罪の意識、老年になったことの孤独などを老いを描いてミステリーではないとは思いますが、見せる面白さを引き出してほしい映画でした。

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Mr.ホームズ 名探偵最後の事件

ユーザーレビュー

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イアン・マッケランの名演技

投稿日

2016/09/13

レビュアー

ミルクチョコ

イアン・マッケランが、引退した老齢の名探偵シャーロック・ホームズに扮し、自身を引退に追い込んだ未解決事件と再び対峙する様を描いたミステリー作品。
ある男性から不可解な行動を取る妻の素行調査を依頼されたホームズでしたが、その謎解きはホームズの人生最大の失態となり、探偵稼業を引退することに。あれから30年、93歳となったホームズは、30年前の未解決事件に決着をつけるため、ロジャー少年を助手に迎え、最後の推理を始めます。

サスペンスやミステリーではなく、人間ホームズの内面に迫った作品だと思います。
どんな天才でも避けられない「老い」。
今回ホームズを演じるのはイアン・マッケラン。彼の佇まいはどこから見ても老齢な英国紳士のホームズにピッタリですが、それにしてもあのホームズが記憶も推理力も衰えてしまったのには、ビックリしてしまいます。
数々の名推理で難事件を解決に導いた天才も、今や93歳の老境にあり、ホームズの世話をする家政婦の息子ロジャーは、ミツバチの飼育の手伝いをしています。この理知的な少年ロジャーを相棒に事件に挑む老ホームズ。
彼の丸まった背中や言葉と言葉の間に唸りを入れる等で年月の経過がわかったのは流石です。
劇中では戦後間もなくの日本にも訪れていて、真田広之がホームズと因縁を持つ日本人ウメザキ役を快演。
ミステリーものとして期待して観始めるとやや拍子抜けするものの、ホームズのヒューマンドラマという認識で観れば中々良い作品だと思います。

真田に何とかして貰いたい。

投稿日

2016/10/15

レビュアー

ObiwanKenobi

また、やってしまった。
数々のハリウッド映画に描かれた日本の描写は、嘆かわしい限り。アメリカ人の日本観には、以前から、呆れ果てていたところだ。ハリウッド映画の多くには、日本人の私から見て、奇異としか言いようのない日本が描かれて来た。大抵、一昔前の中国と思われるような描写だ。
これはイギリスの映画だが、残念な事に、イギリス人の日本観は、アメリカ人のそれと大して違わないようだ。日本の描写は、見ていて不快になる。それが邪魔になって、ストーリーが頭に入って来ないほどだ。
映っている「日本人」の、髪型から衣服から、違和感だらけだ。
館内放送の声は、日本国内で聞かれるものに近かった。既往のハリウッドに比べて、やや前進。しかしながら視覚的要素は、昭和初期の中国と、沖縄が同居したようなもの。看板がヘンテコだし、壁紙や内装の仕様も変だ。漢字だか何だか分からないような筆字も出てくる。台詞のある東洋系女子が喋る「ニホン語」も、聞けたものじゃあない。本物の日本人を雇えばいいだけなのだが、なぜ敢えて偽物を採用する?
それにしても、真田は、数々のこういった映画に出ていながら、なぜ、考証してあげないのだろう。なぜ、日本とは全く別世界の奇妙な日本像を放っておくのだろう。明らかに誤った日本観を放置している彼の事が、罪深く思えてくる。
出鱈目な日本描写に対するマイナスを差し引いて、評価3。

記憶の衰えに、もがき苦しむけれど、アットホームでgood!!

投稿日

2016/10/07

レビュアー

カマンベール

93歳を迎え、記憶の衰えに悩むホームズ。
1947年ホームズは、セサックスの農園に引退しました。
それは、30年前に引き受けた事件・・・・その悔恨から、
ホームズは探偵を引退して田舎に引き篭もった原因となった事件だったからです。

先ずは思い出せない「その事件の結末」を思い出すために
ホームズがした事。
なんと、日本まで旅行して「山椒」を、手に入れることでした。
山椒は記憶力の維持に効く・・・・?
日本では梅崎(真田広之)が、そのお手伝い役です。
(余談ですが、山椒を、戦後間もない広島ドームの焼け跡から、
掘り出したのには驚きました)

93歳のホームズは家政婦のマンロー夫人(ローラ・リニー・・・農婦のおばさんに扮してて最初見分けられず!)
と、その息子のロジャー(10歳の利発な少年です)と、
養蜂を楽しみに暮らしているのですが、
最後の事件を、書き残そうにも、一向にはかどらないのです。

イングリッシュガーデン素敵でした。
イギリスの農家のどっしりした佇まい。
ホームズの書斎そしてその備品。
そして、懐かしい昔風のBGM。
SHARROCKとも全然真逆の年老いたホームズの「死に支度」

暖かく見守るのは、ホームズ大好きのロジャーと、
マンロー夫人です。
面白かったです。

7816回ミツバチに刺されたホームズ

投稿日

2021/02/21

レビュアー

趣味は洋画

Mr.ホームズ 名探偵最後の事件(2015年、イギリス・アメリカ、カラー、104分)

クレジットに日本人俳優の名があるのを見たとき、嫌な予感がしていました。
予感は的中しました。この映画に日本国の登場は必要ないし、真田広之のキャスティングは作品の混迷に寄与し、いわゆる「面白くない映画」の要因となった感があります。

シャーロック・ホームズの映画は次の作品を観ています。
?.70年「シャーロック・ホームズの冒険」(ビリー・ワイルダー監督)
A.76年「シャーロック・ホームズの素敵な挑戦」(ハーバート・ロス監督)
B.85年「ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎」(バリー・レヴィンソン監督)
C.2009年「シャーロック・ホームズ」(ガイ・リッチー監督)
D.2011年「シャーロック・ホームズ シャドウゲーム」(ガイ・リッチー監督)
そして本作が6本目となるのですが、
?が最もシャーロック・ホームズらしい映画でした。根っからの ‘シャーロキアン’ と認めるビリー・ワイルダー監督が時代考証を徹底的に調査し、細部までディテールに凝った作品でした。
C、Dも悪くはないのですが、ロバート・ダウニー・Jrはシャーロック・ホームズのイメージに、どうにも馴染みません。
90年「迷探偵シャーロック・ホームズ/最後の冒険」(マイケル・ケイン主演)という映画もあるようですが、‘迷探偵’ としているところに魅力を感じません。

こうして振り返ってみると、やはりシャーロック・ホームズが最も似合っていた俳優は、英国テレビ版のジェレミー・ブレットだったような気がします。
彼以上のホームズ役はもう現れないと思っています。

さて、本作は名優イアン・マッケランが93歳のシャーロック・ホームズに扮し、ホームズ自身が引退に追い込まれることになった事件の真相に迫るというものです。
イアン・マッケランは現在81歳ですから、本作出演時は75歳くらいでしょうか。
かなりの老けメイクと、背を曲げた歩き方、宙を見るような視線の演技で、93歳のホームズを演じています。大きくて立派な鼻も一役買っているかもしれません。(笑)

相棒で知られるワトソンは既に死亡している設定なので、本作では、ロジャー(マイロ・パーカー)という利発そうな少年が相棒代りです。見たところ10歳くらいでしょうか。
ロジャーは、ホームズの家のお手伝いさんであるマンロー夫人(ローラ・リニー)の一人息子です。
ホームズはロジャーに目をかけ、優しく接します。ロジャーも老人ホームズの愛情を感じ、心から信頼している様子。そんな2人の微笑ましい様子を、マンロー夫人も温かく見守っているのです。
この3人の関係がとてもアットホームな感じで、この映画の最も素敵な部分です。

ローラ・リニーは昔からファンですが、本作では ‘綺麗なお母さん’ になっていました。
ちょっとふっくらした感じに見えましたが、出演時は51歳くらいでしょう。
元々、演技派の女優さんですから、そろそろオスカーを獲ってもいい頃だと陰で応援しています。

本作のストーリーを説明しようと思うと、実に遠回りをしないと書けない気がします。
老齢のホームズの「記憶」という問題が存在するのですが、いくら痴呆が進みつつあるとはいえ、記憶力の維持に効く山椒を求めて日本に行く...この設定は取って付けたような印象です。
真田広之演じるウメザキという男はホームズのファンなのですが、そこにウメザキの父親(外交官)とホームズの関係をねじ込もうとした脚本は、分かりにくいです。
‘映画は脚本’ と常々思っていますが、本作には単純明快な「起・承・転・結」が欠落しているように思えてなりません。

監督は06年「ドリームガールズ」の脚本・監督を務め、02年「シカゴ」の脚本を手掛けたビル・コンドンです。
シャーロック・ホームズにつきものの「ミステリー」は、非常に薄く感じられました。

Mr.ホームズ 名探偵最後の事件

投稿日

2017/01/15

レビュアー

片山刑事

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 すっかり老年期になったホームズが昔、ある事件を解決したら悲劇になってそれがきっかけで引退したけど。その謎をもう一度解くために記憶の旅に出る話。

 90歳を超えて養蜂に精を出す主人公のホームズの現在と日本旅行に行ったときの主人公と30年前の回想のホームズとかイアン・マッケランの見た目があまり変わらないため見ていて混乱する構成でした。

 日本旅行で記憶に良いとなぜか山椒を探すエピソードに少年とミツバチのエピソード、30年前の男からの依頼で妻の謎の行動を追いかけるエピソードと何を描きたいのかが見ていてわかりにくくストーリーが見えてこない作品でした。家政婦がポーツマスに行く行かないというくだりとかも必要だったのか。

 ワトソンが結婚して自分のもとを去ったこと、30年前の依頼で真相を語ったことにより夫人の自殺があってそれの罪の意識、老年になったことの孤独などを老いを描いてミステリーではないとは思いますが、見せる面白さを引き出してほしい映画でした。

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