セブンス・サン　魔使いの弟子

何故に日本公開が無かったのか、その理由が知りたいです。
レイ・ハリーハウゼンへのオマージュの様な映像・・・
今から凄く楽しみです。

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王道のファンダジーの騎士・魔法使い・エルフ・ドワーフ・ドラゴンから、一話で終わらすには、丁度良い省き方かも・・・全てを詰め込むと、ごちゃごちゃして、一話では描き切れず突っ込み所満載の作品が多いですが、無駄なものを省いて非常に観やすい作品です。王道が好きな方にはちょっと物足りないかもしれませんが、主役を魔法使いと魔女と魔女が変身したドラゴンに絞り、時代背景？舞台をファンタジーにした、恋愛と、親子愛の話だと思います。映像も素晴らしいと思いました。
ここからは、ネタバレです。
要約すると、妻子持ちの魔法使いが、魔女と不倫をして、魔女に妬まれ、妻を殺されて復讐に不倫相手の魔女を捕らえ投獄する。投獄された魔女は復活？脱獄？して、今度は魔法使いに復讐しようとする。魔法使いは魔女と戦う為に弟子を育てるが次々と殺され、七番目の弟子を雇う。弟子は魔女の侍女の娘と恋をする。最後の戦いで、魔女の侍女は自分の娘を守るため、魔女と戦い命を落とす。弟子の母も魔女だが、息子と町を守るため、魔女と戦い命を落とす。魔法使いは魔女と許しあった後、魔女を消滅させる。
闘いの後、弟子は、娘に別れを告げ、旅立とうとするが、魔法使いが自分とは違う弟子らしい人生を生きろと言い残し、後は若い二人でって・・・感じで代わりに旅立つ。弟子と娘が結ばれて、めでたしめでたし・・・って。元はといえば、妻子ある貴様が不倫して、魔女を悪い魔女にしてしまった、原因はお前だろ！！って、突っ込みました。

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CGも悪くないのですが、惜しい印象の作品でした。
中世ヨーロッパ？的な世界で、魔女やモンスターものでした。
ジュリアン・ムーアも魔女役で熱演していました。

ただ惜しむらくは、肝心の部分の説明がほとんど無いこと。
何で7番目の息子が当然のように魔使いの弟子に選ばれたのか？
その息子をお金を払って買い取ったり、そういったことを当然のように受け入れたりと、まったく意味が分かりませんでした。

お母さんの秘密も説明が不足・・・

魔使いの師匠と魔女の意外な関係。
サプライズ展開でしたが、この設定も上手く活かされていませんでした。
魔女の部下たちも、クライマックスで、呆れるくらい簡単にやられていきます。

原作ものの映像化のようですが、監督さんのセンスがイマイチのか、原作がイマイチなのか読んでいないので何とも言えません。

つくり方次第ではもっともっと面白くなった感があります。
ストーリーだけが先走って観客が置き去にされた作品に思えました。

中世の世、悪い魔女と善い魔法使いの対決の構図はよくあるパターンで特に目新しいものはない。
地底の石牢に封印していた魔女マルキンがついに復活して街を襲う、これにたち向かうのは老魔法使いのマスター・グレゴリー、後継者となる宿命にある若者を探しだして弟子にする。
魔女マルキンの手下はいろいろと特技をもった怪物ばかりでなかなか手ごわい相手、最近のCG技術であればどんな形のものでも可能、それだけにリアリティーがないと言えばそれまでだが所詮想像の世界、人間同士のアクションとは違う味がある。
勿論善が悪を征するという結論は最初からわかっているので、後は映像を楽しめばよいのだ。

SFっていうよりファンタジーのが強い気がしました。魔女も最初は悪いわけではなかったのだと思うと見ていて気の毒というかかわいそうにも思えました。
映像もきれいでした。