特捜部Q キジ殺し / ニコライ・リー・コス
特捜部Q キジ殺し
/ユッシ・エーズラ・オールスン
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「特捜部Q キジ殺し」 の解説・あらすじ・ストーリー
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「特捜部Q キジ殺し」 の作品情報
「特捜部Q キジ殺し」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
「特捜部Q キジ殺し」 のシリーズ作品
特捜部Q キジ殺しの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
119分 |
日本語字幕あり・日本語字幕なし |
デンマーク語ドルビーデジタル5.1h・デンマーク語ドルビーデジタル2.0h |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
CPDP12290 |
2016年08月03日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
31枚
|
0人
|
0人
|
デンマーク語ドルビーデジタル5.1h・デンマーク語ドルビーデジタル2.0h
特捜部Q キジ殺しの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
119分 |
日本語字幕あり・日本語字幕なし |
デンマーク語ドルビーデジタル5.1h・デンマーク語ドルビーデジタル2.0h |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
CPDP12290 |
2016年08月03日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
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ユーザーレビュー:23件
20年前の未解決事件
キジ殺し・・・の意味は、狩猟ハンターのように、
楽しみで殺人をしたり、暴力を振るう・・・
そういう人間を指しているらしい。
名門寄宿学校の生徒が、殺人とレイプ事件が未解決で、
未解決事件の被害者の父親の遺志をついで、
カールとアサドのデコボココンビが、捜査に当たります。
20年前の回想シーンが現在と、頻繁に入れ替わり、
顔も違うので誰が誰と分かるまで大変。
金持ちの息子でも、生まれつきの「ワル」は居るもので、
かなりやることがエグいです。
金持ちの息子達は会社経営者と有名弁護士になっていて、
恋人だった少女は現在ホームレス状態。
その女キミーが、やたら戦闘力が、あって凶暴なのが、
「ドラゴンタトゥーの女の子」みたいです。
おまけにキミーの復讐劇も重要ポイントというサービスなのか、
複雑怪奇にしているのか?
結構それなりに面白いですが、手の混んだテレビドラマという感じは否めないですね。
主役の刑事「特捜部Q」のカールとアサドの活躍が・・・というか、ちっとも有能に今回は見えなかったのが残念ポイントです。
でも3話もリリースされるので、やっぱり観ますけどね。
このレビューは気に入りましたか?
9人の会員が気に入ったと投稿しています
破壊的なカール
監督:ミケル・ノルゴート(2014年・デンマーク・119分・カラー)
原作:ユッシ・エーズラ・オールスン「特捜部Qシリーズ」
「特捜部Q」の映画化2作目。
1作目冒頭では、殺人課の刑事カール・マーク(ニコライ・リー・カース)が、捜査権のない「特捜部Q」に配属されるまでの顛末が描かれた。
そこで分かったことは、カールがルールを無視して独断で動く人間であることだった。
5年前に起きた女性議員失踪事件を「特捜部Q」が解決したことで、殺人課の課長ヤコプスンは「特捜部Q」の新設も彼の功績であると賛辞を受けていた。
「業績はまだ一つだけの酔っ払いとアラブ人の部署だろ?」と陰口をきく者もいたが、
その陰口を鼻で笑い「ウケる」と言ったのが、アラブ人と揶揄されたアサド(ファレス・ファレス)本人だった。
カールの新しい相棒であり、今はカールの暴走にブレーキを掛けられる唯一の人物だ。
そして、今回はローセという秘書もやって来た。
カールは、ヤコプスンを讃えるパーティーを抜け出し帰宅しようと署を出ると、一人の初老の男が近づいて来た。
「手紙を見たか?」と言われたが、カールには何の事か分からない。
さらに男は「カールだろ?再捜査を頼みたい」と言うが、カールは「時間が出来たら・・・」と無視してしまう。
カールは後にこの自分の態度を後悔することになるのだ。
その男は「特捜部Q カール・マークへ」と段ボールに一杯の捜査資料を残し、バスタブの中で手首を切った遺体で見つかったのだ。
彼は警察を退職に追い込まれた元警部のヤーアンスンだった。
ヤーアンスンが依頼した事件は、自分の子供二人が殺害された事件で、二人は双子の兄妹だった。
しかし、その事件ではビャーネ・トゥーヤスンという男が自首し解決したことになっていた。
それでもカールは、ヤーアンスンの懇願を無視したことに気が咎め、再捜査は義務であると思っていた。
秘書のローセは段ボールの中から関連のありそうな事件を見つけ、壁に貼り出した。
先ず、ヤーアンスンの双子の「トーマスとマリーの事件」には、匿名の通報があった。
記録の中に写真があり、一人の少女の顔に赤マルの印がついている。これが匿名の通報者キアステン・マリーイ・ラスンだろうとローセが言う。
写真は金持ちの子女が入る名門学校の生徒たちで、事件の鍵はこの寄宿学校にあった。
双子の事件で自首したビャーネと、この学校の卒業生であるディトリウとウルレクの名前が繋がる。
通報者キミ―(キアステンの愛称)の恋人がディトリウだった。
時折挿入される寄宿学校時代の映像で明らかになる真相は、その年代の子供の行為にしてはあまりに卑劣だった。
真相は明らかになっても解決したとは言い難い。誰一人救われた者がいないし、後味が悪すぎる。
因みに、タイトルの「キジ殺し」とは、遊びとしての狩猟を意味していると思う。
そして、本作での身勝手な傷害や殺人事件も「キジを狙う狩猟の感覚」で、自分たち特権階級の征服欲を満たしているに過ぎない。
身を隠していたキミ―に辿り着いたカールは「君たちのような人間を更生させたいんだ。」とキミ―に言った。
必死のカールの説得に、いつもの滅茶苦茶な行動や、その根底にある思いを聞いた気がした。
同時にカールの優しい一面を垣間見た。―元警部の家に残された猫(名前はキャットと命名)を連れ帰り、餌や砂を買うのを忘れなかった―
息子との距離を縮めたい気持ちがあることも分かった。
ローセは、カールを「破壊的人間。ついて行けない」と言ったが、アサドは「カールには自分しかいないのだ」と言う。
次回作でもローセは「特捜部Q」に秘書として残っているだろうか。(多分、大丈夫)
このレビューは気に入りましたか?
7人の会員が気に入ったと投稿しています
ああ、やっぱりドキドキした〜
このシリーズの2作目ですが、最後に見ました。
面白度でいくと、3→1→2かなぁ。
迷宮入りとなった未解決事件の再捜査を請け負う特捜部Q。
所謂左遷用の部署なのですが、カールとアサドのコンビは
シリーズ1の難事件を解決したことで、
署内でも一目おかれるようになったようです。
秘書まで雇ってもらえたのです(笑)
彼女は優秀で、シリーズ3作目でも確か大活躍でしたね。
この『キジ殺し』は話が重たく暗い(てか全部そうか^_^;)ので
非常に辛い気持ちになります。
それでもやはり手に汗握る緊張感は健在です。
正義感の塊だけど破壊的で暴走するカールの手綱を
いつもはアサドがうまいこと操るのですが、
今回のカールの暴走は度を越していて
アサドでも制し切れません。
最初は何故そこまでキミーをかばおうとするのか理解出来ませんでした。
でも、心に深い傷を負っているカールだからこそ
逃亡しているキミーの後悔と苦しみを、誰よりも理解したのかもしれません。
快楽で暴行や殺人を平気で行ってきた若者の末路としては当然の報いでしょう。
事件への執着と解決への執念は人一倍強いカールですが
息子との距離を縮められない不器用な父親ぶりも
物語にちょっとしたエッセンスを加えてくれています。
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7人の会員が気に入ったと投稿しています
「プリンセス」「愛してる」
「特捜部Q キジ殺し」(2014年、デンマーク/ドイツ/スウェーデン、カラー、119分)。
オールスン原作「特捜部Q」シリーズの第2作です。
「特捜部Q」は、前作「檻の中の女」で、創設直後、女性政治家「ミレーデ」の事件を解決し、マスコミから注目された。そこで、資料整理係から、捜査権限を与えられた部署として動くことになる。「秘書」として、「ローセ」(ヨハン・ルイーズ・シュミット)が配属されてくる。最初、「マーク」は嫌っていたが、彼女は優秀な刑事であり、分析官だった。
この「キジ殺し」のキーワードは、「寮」「猟」です。
双子の姉妹が殺された事件。手がかりは、直後の女声の電話通報だった。
「二人とも殺される。彼のキスで引き裂かれる」という言葉が録音された。
殺害現場から近い場所に、富裕層の不良子女が閉じ込められる「名門高校の寄宿寮」があった。
そこで、「ディトリュ」と「キミー」は出会い、恋に落ちた。二人は「やんちゃ」で気が合い、5人グループの行為は犯罪になっていくが、親の揉み消しにより、「ディトリュ」はホテル王の立場を相続し、僚友の「ウルレク」はその警備部門を担当している。彼らは、政治家、警察官僚に献金をしているので、ずっと、保護されてきなかったのだ。
捨てられ、行方不明になっていた「キミー」が、この作品の主役です。
若い頃の彼女(サラ・ソフィー・ボウスニーナ)と現在の彼女(ダニカ・クルチッチ)は、二役です。
「キジ殺し」とは何か。
わたしの住んでいる土地では雉は国鳥で、撃っていけない。雉はいつも番(つがい)で暮らし、卵、子供を守る。雉(キジ)を撃つことは、家族を崩壊させることだ。
「キミー」は逃げてきたが、彼女は純粋無垢な少女ではない。罪を負っている。
彼女が語りかける膝の上の者が「キジ」なのだ。その者を殺した者が殺されねばならぬ。
最後の炎の心中場面で、「プリンセス」「愛してる」の交換は、男がどれだけ悪辣な野郎であったとしても、「キミー」の判断によって、母子のみ、昇華されたように思う。
親の資産を頼りに権力を継続し、「大人」になれず、ずっと暴力を振るってきたクズども。
「キミー」の最期は彼女の人生の締め括りだった。
この3作目のドラマで、「特捜部Q」は、権力層域に喰い込んだ。この反動はあるだろう。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
暴力と支配と被支配の関係が行き着く先
前作から今回は、カールとアサドの地味で渋いふたり組に、有能な秘書ローセと猫キャットが加わる。(キャットの出番がほとんどないのが残念。)
被害者の父親である元警部の自殺をきっかけに、20年前のレイプ殺人事件の再捜査が始まる。名門寄宿学校という閉塞空間で起こった陰惨な事件。拡散した一見無関係に思われる様々な人物や事象が、そのひとつの事件へと次第に収斂していく、緻密に構成されたプロットが見事。重低音のように緊迫感が漂っている。
ただ、カールが悪を憎む余り、理性を失って暴走しがちになってしまうのがどうも…。複合的に重なり合う点と線、どうにもならない宿命に翻弄される人間の悲哀を描きながら、最後の決着が推理や証拠によるのではなく、まるでアクション映画のように結局破壊的な暴力で終っているので、事件解決のカタルシスには欠けるかな。
原題の「不在のもの」というのは、不条理に失われた赤ん坊のことなのだろうか。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
20年前の未解決事件
投稿日
2017/02/18
レビュアー
カマンベール
キジ殺し・・・の意味は、狩猟ハンターのように、
楽しみで殺人をしたり、暴力を振るう・・・
そういう人間を指しているらしい。
名門寄宿学校の生徒が、殺人とレイプ事件が未解決で、
未解決事件の被害者の父親の遺志をついで、
カールとアサドのデコボココンビが、捜査に当たります。
20年前の回想シーンが現在と、頻繁に入れ替わり、
顔も違うので誰が誰と分かるまで大変。
金持ちの息子でも、生まれつきの「ワル」は居るもので、
かなりやることがエグいです。
金持ちの息子達は会社経営者と有名弁護士になっていて、
恋人だった少女は現在ホームレス状態。
その女キミーが、やたら戦闘力が、あって凶暴なのが、
「ドラゴンタトゥーの女の子」みたいです。
おまけにキミーの復讐劇も重要ポイントというサービスなのか、
複雑怪奇にしているのか?
結構それなりに面白いですが、手の混んだテレビドラマという感じは否めないですね。
主役の刑事「特捜部Q」のカールとアサドの活躍が・・・というか、ちっとも有能に今回は見えなかったのが残念ポイントです。
でも3話もリリースされるので、やっぱり観ますけどね。
破壊的なカール
投稿日
2022/02/10
レビュアー
kazupon
監督:ミケル・ノルゴート(2014年・デンマーク・119分・カラー)
原作:ユッシ・エーズラ・オールスン「特捜部Qシリーズ」
「特捜部Q」の映画化2作目。
1作目冒頭では、殺人課の刑事カール・マーク(ニコライ・リー・カース)が、捜査権のない「特捜部Q」に配属されるまでの顛末が描かれた。
そこで分かったことは、カールがルールを無視して独断で動く人間であることだった。
5年前に起きた女性議員失踪事件を「特捜部Q」が解決したことで、殺人課の課長ヤコプスンは「特捜部Q」の新設も彼の功績であると賛辞を受けていた。
「業績はまだ一つだけの酔っ払いとアラブ人の部署だろ?」と陰口をきく者もいたが、
その陰口を鼻で笑い「ウケる」と言ったのが、アラブ人と揶揄されたアサド(ファレス・ファレス)本人だった。
カールの新しい相棒であり、今はカールの暴走にブレーキを掛けられる唯一の人物だ。
そして、今回はローセという秘書もやって来た。
カールは、ヤコプスンを讃えるパーティーを抜け出し帰宅しようと署を出ると、一人の初老の男が近づいて来た。
「手紙を見たか?」と言われたが、カールには何の事か分からない。
さらに男は「カールだろ?再捜査を頼みたい」と言うが、カールは「時間が出来たら・・・」と無視してしまう。
カールは後にこの自分の態度を後悔することになるのだ。
その男は「特捜部Q カール・マークへ」と段ボールに一杯の捜査資料を残し、バスタブの中で手首を切った遺体で見つかったのだ。
彼は警察を退職に追い込まれた元警部のヤーアンスンだった。
ヤーアンスンが依頼した事件は、自分の子供二人が殺害された事件で、二人は双子の兄妹だった。
しかし、その事件ではビャーネ・トゥーヤスンという男が自首し解決したことになっていた。
それでもカールは、ヤーアンスンの懇願を無視したことに気が咎め、再捜査は義務であると思っていた。
秘書のローセは段ボールの中から関連のありそうな事件を見つけ、壁に貼り出した。
先ず、ヤーアンスンの双子の「トーマスとマリーの事件」には、匿名の通報があった。
記録の中に写真があり、一人の少女の顔に赤マルの印がついている。これが匿名の通報者キアステン・マリーイ・ラスンだろうとローセが言う。
写真は金持ちの子女が入る名門学校の生徒たちで、事件の鍵はこの寄宿学校にあった。
双子の事件で自首したビャーネと、この学校の卒業生であるディトリウとウルレクの名前が繋がる。
通報者キミ―(キアステンの愛称)の恋人がディトリウだった。
時折挿入される寄宿学校時代の映像で明らかになる真相は、その年代の子供の行為にしてはあまりに卑劣だった。
真相は明らかになっても解決したとは言い難い。誰一人救われた者がいないし、後味が悪すぎる。
因みに、タイトルの「キジ殺し」とは、遊びとしての狩猟を意味していると思う。
そして、本作での身勝手な傷害や殺人事件も「キジを狙う狩猟の感覚」で、自分たち特権階級の征服欲を満たしているに過ぎない。
身を隠していたキミ―に辿り着いたカールは「君たちのような人間を更生させたいんだ。」とキミ―に言った。
必死のカールの説得に、いつもの滅茶苦茶な行動や、その根底にある思いを聞いた気がした。
同時にカールの優しい一面を垣間見た。―元警部の家に残された猫(名前はキャットと命名)を連れ帰り、餌や砂を買うのを忘れなかった―
息子との距離を縮めたい気持ちがあることも分かった。
ローセは、カールを「破壊的人間。ついて行けない」と言ったが、アサドは「カールには自分しかいないのだ」と言う。
次回作でもローセは「特捜部Q」に秘書として残っているだろうか。(多分、大丈夫)
ああ、やっぱりドキドキした〜
投稿日
2017/11/02
レビュアー
飛べない魔女
このシリーズの2作目ですが、最後に見ました。
面白度でいくと、3→1→2かなぁ。
迷宮入りとなった未解決事件の再捜査を請け負う特捜部Q。
所謂左遷用の部署なのですが、カールとアサドのコンビは
シリーズ1の難事件を解決したことで、
署内でも一目おかれるようになったようです。
秘書まで雇ってもらえたのです(笑)
彼女は優秀で、シリーズ3作目でも確か大活躍でしたね。
この『キジ殺し』は話が重たく暗い(てか全部そうか^_^;)ので
非常に辛い気持ちになります。
それでもやはり手に汗握る緊張感は健在です。
正義感の塊だけど破壊的で暴走するカールの手綱を
いつもはアサドがうまいこと操るのですが、
今回のカールの暴走は度を越していて
アサドでも制し切れません。
最初は何故そこまでキミーをかばおうとするのか理解出来ませんでした。
でも、心に深い傷を負っているカールだからこそ
逃亡しているキミーの後悔と苦しみを、誰よりも理解したのかもしれません。
快楽で暴行や殺人を平気で行ってきた若者の末路としては当然の報いでしょう。
事件への執着と解決への執念は人一倍強いカールですが
息子との距離を縮められない不器用な父親ぶりも
物語にちょっとしたエッセンスを加えてくれています。
「プリンセス」「愛してる」
投稿日
2019/05/20
レビュアー
ちゅく
「特捜部Q キジ殺し」(2014年、デンマーク/ドイツ/スウェーデン、カラー、119分)。
オールスン原作「特捜部Q」シリーズの第2作です。
「特捜部Q」は、前作「檻の中の女」で、創設直後、女性政治家「ミレーデ」の事件を解決し、マスコミから注目された。そこで、資料整理係から、捜査権限を与えられた部署として動くことになる。「秘書」として、「ローセ」(ヨハン・ルイーズ・シュミット)が配属されてくる。最初、「マーク」は嫌っていたが、彼女は優秀な刑事であり、分析官だった。
この「キジ殺し」のキーワードは、「寮」「猟」です。
双子の姉妹が殺された事件。手がかりは、直後の女声の電話通報だった。
「二人とも殺される。彼のキスで引き裂かれる」という言葉が録音された。
殺害現場から近い場所に、富裕層の不良子女が閉じ込められる「名門高校の寄宿寮」があった。
そこで、「ディトリュ」と「キミー」は出会い、恋に落ちた。二人は「やんちゃ」で気が合い、5人グループの行為は犯罪になっていくが、親の揉み消しにより、「ディトリュ」はホテル王の立場を相続し、僚友の「ウルレク」はその警備部門を担当している。彼らは、政治家、警察官僚に献金をしているので、ずっと、保護されてきなかったのだ。
捨てられ、行方不明になっていた「キミー」が、この作品の主役です。
若い頃の彼女(サラ・ソフィー・ボウスニーナ)と現在の彼女(ダニカ・クルチッチ)は、二役です。
「キジ殺し」とは何か。
わたしの住んでいる土地では雉は国鳥で、撃っていけない。雉はいつも番(つがい)で暮らし、卵、子供を守る。雉(キジ)を撃つことは、家族を崩壊させることだ。
「キミー」は逃げてきたが、彼女は純粋無垢な少女ではない。罪を負っている。
彼女が語りかける膝の上の者が「キジ」なのだ。その者を殺した者が殺されねばならぬ。
最後の炎の心中場面で、「プリンセス」「愛してる」の交換は、男がどれだけ悪辣な野郎であったとしても、「キミー」の判断によって、母子のみ、昇華されたように思う。
親の資産を頼りに権力を継続し、「大人」になれず、ずっと暴力を振るってきたクズども。
「キミー」の最期は彼女の人生の締め括りだった。
この3作目のドラマで、「特捜部Q」は、権力層域に喰い込んだ。この反動はあるだろう。
暴力と支配と被支配の関係が行き着く先
投稿日
2019/03/28
レビュアー
hinakksk
前作から今回は、カールとアサドの地味で渋いふたり組に、有能な秘書ローセと猫キャットが加わる。(キャットの出番がほとんどないのが残念。)
被害者の父親である元警部の自殺をきっかけに、20年前のレイプ殺人事件の再捜査が始まる。名門寄宿学校という閉塞空間で起こった陰惨な事件。拡散した一見無関係に思われる様々な人物や事象が、そのひとつの事件へと次第に収斂していく、緻密に構成されたプロットが見事。重低音のように緊迫感が漂っている。
ただ、カールが悪を憎む余り、理性を失って暴走しがちになってしまうのがどうも…。複合的に重なり合う点と線、どうにもならない宿命に翻弄される人間の悲哀を描きながら、最後の決着が推理や証拠によるのではなく、まるでアクション映画のように結局破壊的な暴力で終っているので、事件解決のカタルシスには欠けるかな。
原題の「不在のもの」というのは、不条理に失われた赤ん坊のことなのだろうか。
新規登録で
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- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
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