ＨＡＮＮＩＢＡＬ／ハンニバル　シーズン３

全3シリーズ、全39話全て見ました。
全てを通して、ウィルとレクターの愛の物語でした。
映像も美しく、最後の「愛」も美しく、これ以上美しい作品は、これ以前もこれ以降も出てこないでしょう。
これから見る映像作品全てをこのシリーズと比べてしまうのかと思うと、見るのを最後に取っておきたかったくらいです。
何もかもが最高で、何一つ文句ありません。貴重な約28時間でした。
「聞かれてる」

シーズン4が無しになったのでラストが、あの終わり方で最後となったが個人的にはそれはそれで良かったと思う。なかなか見応えある最後だった。観たかったなぁ、シーズン4。

ハンニバルが死ぬ場面はいらない。なぜなら彼は少なくともこの先もしばらくは生きているのは明らか。

ええっと〜すんごい面白かったんです。

でも、前半は映像と演出にこだわり過ぎ？って思うくらい
ダラダラで…さっさと話しを進めて欲しい感じでした。

中盤、このシリーズファンなら興奮すら覚える展開だと思います。
それぐらい面白さが急激に加速します。

しかし、ラストはどう受け止めたら良いのでしょうか…
クラリスはどうなるんだよ…みたいな不完全燃焼で終わりました。

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作品の熱心なファンの投稿しかないので、ちょっと辛めなレビューも置いておきます。

シーズン1.2はグロ描写やサスペンスサイコスリラー好きにお勧めできますが、シーズン3だけは勧められません。
なんというか、ブロマンスやBL目当てで見てなかったのでシナリオの粗が気になりました。

以下に原作ネタバレ有の詳細を書きます。
3話以降アビゲイル死亡確定により、クラリスの役割をすべてウィルが担う事になります。
(当初7シーズンの構想で権利上クラリスを出せない可能性があったらしいので、クラリスの要素がウィルとアビゲイルに分担されたのだと私は思っている)
そうなるとウィルから博士へ向ける心情に愛着が見える事があまりに不自然に見えました。
映画ハンニバルでは博士が博士以外の脅威からクラリスを救うシーンがあったと思います。原作でクラリスは完全に博士側に行くと聞いてもあのシーンがあれば納得できました。対してこのドラマでは6話で既に緊張関係が解けてしまっており、何がそうさせたのか分からず説得力がありません。S2後半のウィルの描写は心理戦であったと思っています。本心が紛れているとして、なぜウィルは博士に憎しみ以外の執着を抱くのか？という動機が見当たらず、結局ウィルの心情というより原作クラリスがウィルに移植されたからだという印象だけが残ります。
原作や映画のシチュエーションを時系列無視して入れているので、このドラマ単体で観ると心理描写が破綻しているとしか思えませんでした。

視聴率の低迷で構成を変更した影響もあるのでしょうが、制作陣が迷走している様子が垣間見えました。