海難1890 / 内野聖陽
海難1890
/田中光敏
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全体の平均評価点: (5点満点)
(16)
解説・ストーリー
2015年に日本トルコ友好125周年を迎えたのを記念して製作された日本・トルコ合作ドラマ。1890年の“エルトゥールル号海難事故”と1985年の“テヘラン邦人救出劇”という2つの史実を通して両国の絆を改めて見つめる。出演は内野聖陽と忽那汐里。監督は「利休にたずねよ」の田中光敏。1890年、オスマン帝国の親善訪日使節団を乗せた軍艦“エルトゥールル号”が、和歌山県樫野崎沖で台風に遭遇し、難破してしまう。600名を超える乗組員たちが海に投げ出されるが、地元住民の懸命の救助活動によって奇跡的に69名の命が救われる。和歌山の人々のこの行動はトルコで後世まで語り継がれ、人々の親日感情を高めていく。1985年、イランのテヘラン。イラン・イラク戦争が緊迫する中、在留邦人は帰国の手段を断たれ、窮地に陥っていた。 JAN:4988101189274
2015年に日本トルコ友好125周年を迎えたのを記念して製作された日本・トルコ合作ドラマ。1890年の“エルトゥールル号海難事故”と1985年の“テヘラン邦人救出劇”という2つの史実を通して両国の絆を改めて見つめる。出演は内野聖陽と忽那汐里。監督は「利休にたずねよ」の田中光敏。1890年、オスマン帝国の親善訪日使節団を乗せた軍艦“エルトゥールル号”が、和歌山県樫野崎沖で台風に遭遇し、難破してしまう。600名を超える乗組員たちが海に投げ出されるが、地元住民の懸命の救助活動によって奇跡的に69名の命が救われる。和歌山の人々のこの行動はトルコで後世まで語り継がれ、人々の親日感情を高めていく。1985年、イランのテヘラン。イラン・イラク戦争が緊迫する中、在留邦人は帰国の手段を断たれ、窮地に陥っていた。 JAN:4988101189274
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「海難1890」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
2015年に日本トルコ友好125周年を迎えたのを記念して製作された日本・トルコ合作ドラマ。1890年の“エルトゥールル号海難事故”と1985年の“テヘラン邦人救出劇”という2つの史実を通して両国の絆を改めて見つめる。出演は内野聖陽と忽那汐里。監督は「利休にたずねよ」の田中光敏。1890年、オスマン帝国の親善訪日使節団を乗せた軍艦“エルトゥールル号”が、和歌山県樫野崎沖で台風に遭遇し、難破してしまう。600名を超える乗組員たちが海に投げ出されるが、地元住民の懸命の救助活動によって奇跡的に69名の命が救われる。和歌山の人々のこの行動はトルコで後世まで語り継がれ、人々の親日感情を高めていく。1985年、イランのテヘラン。イラン・イラク戦争が緊迫する中、在留邦人は帰国の手段を断たれ、窮地に陥っていた。 JAN:4988101189274
「海難1890」 の作品情報
「海難1890」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
海難1890の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
132分 |
日・英 |
日:ドルビーデジタル5.1ch |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DRTD03923 |
2016年06月08日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
130枚
|
1人
|
1人
|
海難1890の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
132分 |
日・英 |
日:ドルビーデジタル5.1ch |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DRTD03923 |
2016年06月08日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
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130枚
|
1人
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ユーザーレビュー:16件
他者を思う心
日本とトルコの友好関係の礎となったエルトゥールル号遭難事件を題材に、日本・トルコ合作で映画化したヒューマンドラマ。
1890年9月、オスマン帝国の親善訪日使節団を乗せた軍艦エルトゥールル号が和歌山県沖で座礁し、乗組員618人が荒れ狂う海へと投げ出されます。500人以上もの犠牲者が出る中、地元住民の懸命な救助活動によって69人の命が救われ、トルコへ帰還。この事件をきっかけに、日本とトルコの間に厚い友情が結ばれることとなります。そして1985年、イラン・イラク戦争で緊張が高まるテヘランに日本人215人が取り残され、日本政府は危機的状況を理由に在イラン日本人の救出を断念します。そんな中、トルコ政府は日本人のために救援機を差し向けることを決断します。
前半の座礁船の人々を救うのは、教科書に載ってる有名な話です。その逸話は後世に語り継がれることに。自分たちの状況を顧みず「人を助けたい」という思いだけで、救助活動を行う村民の真摯な姿は感動的でした。
一方で女郎屋で遊興にふけるトルコ人たち。これは何を意味するのでしょう?
そして、後半のトルコ航空機により日本人救出は余り知られていないと思います。私も初めて知りました。
後半の日本とトルコとの関わりがないのになぜそんなに簡単に譲ってくれたのでしょう?理解に苦しみます。
そして、政府の対応。あっさりと残留邦人救援を拒んだ政府とJAL。日本政府はなぜ邦人救出を諦めたのでしょう?その辺がちょっと引っかかりました。
トルコ政府の決断で多くの邦人が救われたのに、それをあまり公表しなかったのも疑問です。もし公表していたならば、もっと多くの日本人がトルコを好意的に思ったと思います。
多分トルコ政府はこの事を大々的に公表していたのだと思います。トルコ人は日本人が好きだと思います。
個人レベルの友好ものとして描けば、もっと良かったように思います。
このレビューは気に入りましたか?
20人の会員が気に入ったと投稿しています
僕は地元で生まれ育ちました。
投稿日:2016/06/11
レビュアー:oyoyo
少々ネタバレ気味です。
2つの実話を元にした映画です。
僕は、映画の舞台となった本州最南端の和歌山県串本町で生まれ育ち、
一昨年まで住んでいました。
この映画で語られる2つのエピソードは串本の住人は当たり前に知っている話です。
さて、映画本編の話ですが、
明治23年9月16日にトルコのエルトゥールル号が串本沖で座礁、沈没し、
地元住民の献身的な救助活動にも、オスマン・パシャ特派大使海軍少将以下580余名が遭難、
69名が救助された。この事件を期に、トルコと旧大嶋村樫野(串本町)との友情と友好関係が現在まで続くこととなった。
時代は変わって、
イラン・イラク戦争が続いていた1985年3月17日、
イラクのサダム・フセインが「今から48時間後に、イランの上空を飛ぶ飛行機を打ち落とす」
ということを世界に向かって発信した。
テヘランに取り残された日本人216人を、トルコ政府の航空機で救出。
タイムリミットの、1時間15分前であった。
というのがこの映画のあらすじ。
映画の中で95年後に移った時に、
「このエルトゥールル号の事件は忘れさられ・・・」
というようなナレーションがありましたが、地元ではそんな事はありません。
串本町と、トルコのメルシン市とは姉妹都市となっております。
親日国家のトルコでは、観光で日本に来るトルコ人の9割は串本(旧大嶋村)を訪れるそうです。
また、メルシン市には「串本姉妹都市通り」というストリートがあるそうです。
節目の年にはトルコから来賓を迎え、盛大に慰霊祭をしています。
なぜ、トルコ航空機が来てくれたのか、日本政府もマスコミも知りませんでした。
後に駐日トルコ大使のネジアティ・ウトカン氏は次のように語った。
「エルトゥールル号の事故に際して、日本人がなしてくださった献身的な救助活動を、
今もトルコの人たちは忘れていません。私も小学生の頃、歴史教科書で学びました。
トルコでは子どもたちでさえ、エルトゥールル号の事を知っています。それで、テヘランで
困っている日本人を助けようと、トルコ航空機が飛んだのです。」
※この事は、この映画が出来るまで、あまり日本人に知られていませんでした。
元串本住民として、この映画が出来た事は大変嬉しい事です。
個人的には100点をあげたい。
客観的にみて80点(笑)
このレビューは気に入りましたか?
15人の会員が気に入ったと投稿しています
とても良心的・感動作でした。
1890年の「エルトォールル号遭難事故」は、全く知りませんでした。
日本・トルコ友好125周年を記念した合作映画ですが、
この海難事故と打ち揚げられた地名の紀伊大島の樫野が、
oyoyoさんの故郷、和歌山串本町にほど近く、
地元では、誰ひとり知らない人のいない有名な事故・・・だとは?
乗組員600名のうち500名以上の死者。命が助かったのは80人足らず。
医療も遅れ、医薬品だって乏しい貧しい村人の、
打算も何もない美しい行動に、胸が熱くなりました。
中心になった医師の田村(内野聖陽・・・抜群の存在感が素晴らしい!)
そして海の事故で許婚を亡くした、助手のハル(忽那汐里・・・儚い古風な美貌が光ります)
そして事故の事後処理のために最後まで残った、
ムスタファ機関大尉との、秘めたハルの心の通い合いも、
奥床しく、花を添えます。
そして1995年のテヘランへ、話しは飛びます。
イラン・イラク戦争が勃発。
上空の飛行機を撃ち落とす・・・イラクのフセイン大統領に脅された
主要国は、救援機を続々と飛ばす中、
日本政府だけは、動かないのです。
(当時、本当に情けなく思っものです)
そしてテヘラン在住の日本人学校教師の春海が、トルコ政府に要請することを思いつきます。
そして中心になって支えるのが、トルコ大使館員のムラト。
この「春海」と「ムラト」のキャスティングが、意表を突かれました。
とても気が利いたキャスティングなのです。
もちろんトルコ政府が、救援機を、1890海難事故のお礼に、
飛ばして助けてくれるのですが・・・
「春海」と「ムラト」の淡い心の通い合いが、
美しい余韻を残す「感動作」でした。
このレビューは気に入りましたか?
8人の会員が気に入ったと投稿しています
鉄板ものによわい。。。
内野聖陽主演「海難1890」を見ました。
1985年、イランイラク戦争下、テヘランに残された300名の日本人。
自衛隊の輸送機で救出を求めるも、野党の反対によって派遣できず、日航機も危険を顧みてまで飛行機は飛ばせないという。日本人に見捨てられた300名の在テヘラン日本人。
48時間後に無差別攻撃を行うと、フセインは警告するのです。
そこへ救援機を差し向けたのはトルコだった。
それは1890年、和歌山沖で沈没したトルコ船の船員を、見返りも求めず、心をつくして救助した日本人のまごころに答えるものだった。
と平たく言えばこういう映画。予告編がすべての作品(見た人ならわかる)。
本当に貧しい漁業の村の沖に、台風によって難破し、船が爆発し、漂流した船員たち。
彼らはトルコから、天皇陛下に謁見に来た人々だった。
流れ着いた人々を台風の中、救助し、無料で手当てを受け、自分たちの食べ物もろくにないのに、けがをしているトルコ人たちにふるまうんです。
海で難破した人たちは、だれであっても助けるというのが漁師の言い伝えだそうです。
当時の日本人の風習で、死者は600人ほどいたのですが(助かったのは63人)、すべてに棺桶を用意し、手厚く葬るんですよ。
さすがにこのシーンには胸が熱くなりますね。
でも、95年の時を経て、日本人が日本人を見捨てるわけです。
「憲法」を守るために、300名の日本人を見捨てるわけです。
ヨーロッパもアメリカも、自国民のみ救助するわけです。
トルコでは、救援機を向かう飛行機に乗り込む乗務員の有志を募ると、皆がためらいなく手を挙げる。
この時ほど、日本人であることが恥ずかしかったことはありません。
野党は憲法を守るために、300名を犠牲にしろ、といったも同然なんですから。
(まあ、このあたり、いろいろむつかしい事情もあったと思うんですが、、率直な感想です)
ラストの、トルコ首相のセリフ。
秘書が今回の措置に関して、国民から非難は一切なく、決断を誇りに思うという電話が殺到した。
「このように思う国民を私は誇りに思う」
今、いろいろ、トルコとロシアの関係が、一触即発状態ですが、
万が一戦争になったら、上映禁止になるかと思ってあわてて見に行きました。
描きたい部分はここのみだったので、導入部分はすこしだれますが、鉄板ものですが、いい人しか出てきませんが、
感動した映画でした。
このレビューは気に入りましたか?
8人の会員が気に入ったと投稿しています
伝えたいのは「真心」
1890年のエルトゥールル号遭難事件のことは、以前テレビのドキュメンタリー番組で観て知っていました。
同じ日本人として誇らしく思うと同時に、その時の日本人の行動を次の世代にまで語り継いでくれたトルコの方々の気持ちにも感動しました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
11カ月にも亘る航海の末、オスマン帝国初の親善訪日使節団としての命を受けたエルトゥールル号は日本に到着しました。
横浜港に入港し、日本の土産物を買うエルトゥールル号乗員たちの買い物の様子が楽しそうでした。
オスマン帝国の国旗は赤地に三日月と星ですが、彼らが見つけたのは、三日月と日(太陽)の飾りがついた兜飾りでした。
自国の国旗に似ていたからなのか、それを土産に選んだ乗員がいて印象に残るシーンでした。
彼らが帰途に就いた9月は、日本では台風の時期で、エルトゥールル号は和歌山県沖で強風に煽られ座礁してしまいます。
死者・行方不明者は500名以上に上り、助かったのはたったの69名でした。
紀伊大島村(現串本町)住民による生存者救助の様子や、その後の献身的な介抱については是非ご自分の目で確かめてみて下さい。
本作での中心人物でもある田村医師の言葉―村民たちの“真心”の意味が分かります。
遺留品回収の際のエピソードにも、日本人が持つ優しさや思いやりが感じられました。
時は移って95年後のテヘランです。
イラン・イラク戦争が激化し、48時間後にイラン上空を飛行する飛行機を無差別に攻撃するというフセインの声明が発表されます。
日本人以外の外国人は、それぞれの自国の航空会社や軍の輸送機によってイランを脱出して行く中、日本は自衛隊にすら救助に来てはもらえなかったのです。
そんな時、日本人救出の手を差し伸べてくれたのはトルコでした。
日本人救出を優先し、自国の救援機に乗ることを譲ってくれたトルコの人々は、陸路でのイラン脱出を選択してくれたのです。
映画の中では、1890年のエルトゥールル号遭難の際の恩について語られる場面もありましたが、私は「恩」や「恩義」「恩返し」という言葉よりも、田村医師が言っていた「日本人の真心」がちゃんと伝えられ、それがまた真心をもって応えてもらえたのだと思いました。
ラストでのトルコ首相の―このように思う国民を誇りに思う―という言葉も印象的でした。
エンドロールで映し出される海中に、あの日月のついた兜飾があり、しばし余韻に浸りました。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
他者を思う心
投稿日
2016/06/03
レビュアー
ミルクチョコ
日本とトルコの友好関係の礎となったエルトゥールル号遭難事件を題材に、日本・トルコ合作で映画化したヒューマンドラマ。
1890年9月、オスマン帝国の親善訪日使節団を乗せた軍艦エルトゥールル号が和歌山県沖で座礁し、乗組員618人が荒れ狂う海へと投げ出されます。500人以上もの犠牲者が出る中、地元住民の懸命な救助活動によって69人の命が救われ、トルコへ帰還。この事件をきっかけに、日本とトルコの間に厚い友情が結ばれることとなります。そして1985年、イラン・イラク戦争で緊張が高まるテヘランに日本人215人が取り残され、日本政府は危機的状況を理由に在イラン日本人の救出を断念します。そんな中、トルコ政府は日本人のために救援機を差し向けることを決断します。
前半の座礁船の人々を救うのは、教科書に載ってる有名な話です。その逸話は後世に語り継がれることに。自分たちの状況を顧みず「人を助けたい」という思いだけで、救助活動を行う村民の真摯な姿は感動的でした。
一方で女郎屋で遊興にふけるトルコ人たち。これは何を意味するのでしょう?
そして、後半のトルコ航空機により日本人救出は余り知られていないと思います。私も初めて知りました。
後半の日本とトルコとの関わりがないのになぜそんなに簡単に譲ってくれたのでしょう?理解に苦しみます。
そして、政府の対応。あっさりと残留邦人救援を拒んだ政府とJAL。日本政府はなぜ邦人救出を諦めたのでしょう?その辺がちょっと引っかかりました。
トルコ政府の決断で多くの邦人が救われたのに、それをあまり公表しなかったのも疑問です。もし公表していたならば、もっと多くの日本人がトルコを好意的に思ったと思います。
多分トルコ政府はこの事を大々的に公表していたのだと思います。トルコ人は日本人が好きだと思います。
個人レベルの友好ものとして描けば、もっと良かったように思います。
僕は地元で生まれ育ちました。
投稿日
2016/06/11
レビュアー
oyoyo
少々ネタバレ気味です。
2つの実話を元にした映画です。
僕は、映画の舞台となった本州最南端の和歌山県串本町で生まれ育ち、
一昨年まで住んでいました。
この映画で語られる2つのエピソードは串本の住人は当たり前に知っている話です。
さて、映画本編の話ですが、
明治23年9月16日にトルコのエルトゥールル号が串本沖で座礁、沈没し、
地元住民の献身的な救助活動にも、オスマン・パシャ特派大使海軍少将以下580余名が遭難、
69名が救助された。この事件を期に、トルコと旧大嶋村樫野(串本町)との友情と友好関係が現在まで続くこととなった。
時代は変わって、
イラン・イラク戦争が続いていた1985年3月17日、
イラクのサダム・フセインが「今から48時間後に、イランの上空を飛ぶ飛行機を打ち落とす」
ということを世界に向かって発信した。
テヘランに取り残された日本人216人を、トルコ政府の航空機で救出。
タイムリミットの、1時間15分前であった。
というのがこの映画のあらすじ。
映画の中で95年後に移った時に、
「このエルトゥールル号の事件は忘れさられ・・・」
というようなナレーションがありましたが、地元ではそんな事はありません。
串本町と、トルコのメルシン市とは姉妹都市となっております。
親日国家のトルコでは、観光で日本に来るトルコ人の9割は串本(旧大嶋村)を訪れるそうです。
また、メルシン市には「串本姉妹都市通り」というストリートがあるそうです。
節目の年にはトルコから来賓を迎え、盛大に慰霊祭をしています。
なぜ、トルコ航空機が来てくれたのか、日本政府もマスコミも知りませんでした。
後に駐日トルコ大使のネジアティ・ウトカン氏は次のように語った。
「エルトゥールル号の事故に際して、日本人がなしてくださった献身的な救助活動を、
今もトルコの人たちは忘れていません。私も小学生の頃、歴史教科書で学びました。
トルコでは子どもたちでさえ、エルトゥールル号の事を知っています。それで、テヘランで
困っている日本人を助けようと、トルコ航空機が飛んだのです。」
※この事は、この映画が出来るまで、あまり日本人に知られていませんでした。
元串本住民として、この映画が出来た事は大変嬉しい事です。
個人的には100点をあげたい。
客観的にみて80点(笑)
とても良心的・感動作でした。
投稿日
2016/06/16
レビュアー
カマンベール
1890年の「エルトォールル号遭難事故」は、全く知りませんでした。
日本・トルコ友好125周年を記念した合作映画ですが、
この海難事故と打ち揚げられた地名の紀伊大島の樫野が、
oyoyoさんの故郷、和歌山串本町にほど近く、
地元では、誰ひとり知らない人のいない有名な事故・・・だとは?
乗組員600名のうち500名以上の死者。命が助かったのは80人足らず。
医療も遅れ、医薬品だって乏しい貧しい村人の、
打算も何もない美しい行動に、胸が熱くなりました。
中心になった医師の田村(内野聖陽・・・抜群の存在感が素晴らしい!)
そして海の事故で許婚を亡くした、助手のハル(忽那汐里・・・儚い古風な美貌が光ります)
そして事故の事後処理のために最後まで残った、
ムスタファ機関大尉との、秘めたハルの心の通い合いも、
奥床しく、花を添えます。
そして1995年のテヘランへ、話しは飛びます。
イラン・イラク戦争が勃発。
上空の飛行機を撃ち落とす・・・イラクのフセイン大統領に脅された
主要国は、救援機を続々と飛ばす中、
日本政府だけは、動かないのです。
(当時、本当に情けなく思っものです)
そしてテヘラン在住の日本人学校教師の春海が、トルコ政府に要請することを思いつきます。
そして中心になって支えるのが、トルコ大使館員のムラト。
この「春海」と「ムラト」のキャスティングが、意表を突かれました。
とても気が利いたキャスティングなのです。
もちろんトルコ政府が、救援機を、1890海難事故のお礼に、
飛ばして助けてくれるのですが・・・
「春海」と「ムラト」の淡い心の通い合いが、
美しい余韻を残す「感動作」でした。
鉄板ものによわい。。。
投稿日
2016/05/26
レビュアー
じゃじゃまる
内野聖陽主演「海難1890」を見ました。
1985年、イランイラク戦争下、テヘランに残された300名の日本人。
自衛隊の輸送機で救出を求めるも、野党の反対によって派遣できず、日航機も危険を顧みてまで飛行機は飛ばせないという。日本人に見捨てられた300名の在テヘラン日本人。
48時間後に無差別攻撃を行うと、フセインは警告するのです。
そこへ救援機を差し向けたのはトルコだった。
それは1890年、和歌山沖で沈没したトルコ船の船員を、見返りも求めず、心をつくして救助した日本人のまごころに答えるものだった。
と平たく言えばこういう映画。予告編がすべての作品(見た人ならわかる)。
本当に貧しい漁業の村の沖に、台風によって難破し、船が爆発し、漂流した船員たち。
彼らはトルコから、天皇陛下に謁見に来た人々だった。
流れ着いた人々を台風の中、救助し、無料で手当てを受け、自分たちの食べ物もろくにないのに、けがをしているトルコ人たちにふるまうんです。
海で難破した人たちは、だれであっても助けるというのが漁師の言い伝えだそうです。
当時の日本人の風習で、死者は600人ほどいたのですが(助かったのは63人)、すべてに棺桶を用意し、手厚く葬るんですよ。
さすがにこのシーンには胸が熱くなりますね。
でも、95年の時を経て、日本人が日本人を見捨てるわけです。
「憲法」を守るために、300名の日本人を見捨てるわけです。
ヨーロッパもアメリカも、自国民のみ救助するわけです。
トルコでは、救援機を向かう飛行機に乗り込む乗務員の有志を募ると、皆がためらいなく手を挙げる。
この時ほど、日本人であることが恥ずかしかったことはありません。
野党は憲法を守るために、300名を犠牲にしろ、といったも同然なんですから。
(まあ、このあたり、いろいろむつかしい事情もあったと思うんですが、、率直な感想です)
ラストの、トルコ首相のセリフ。
秘書が今回の措置に関して、国民から非難は一切なく、決断を誇りに思うという電話が殺到した。
「このように思う国民を私は誇りに思う」
今、いろいろ、トルコとロシアの関係が、一触即発状態ですが、
万が一戦争になったら、上映禁止になるかと思ってあわてて見に行きました。
描きたい部分はここのみだったので、導入部分はすこしだれますが、鉄板ものですが、いい人しか出てきませんが、
感動した映画でした。
伝えたいのは「真心」
投稿日
2017/03/03
レビュアー
kazupon
1890年のエルトゥールル号遭難事件のことは、以前テレビのドキュメンタリー番組で観て知っていました。
同じ日本人として誇らしく思うと同時に、その時の日本人の行動を次の世代にまで語り継いでくれたトルコの方々の気持ちにも感動しました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
11カ月にも亘る航海の末、オスマン帝国初の親善訪日使節団としての命を受けたエルトゥールル号は日本に到着しました。
横浜港に入港し、日本の土産物を買うエルトゥールル号乗員たちの買い物の様子が楽しそうでした。
オスマン帝国の国旗は赤地に三日月と星ですが、彼らが見つけたのは、三日月と日(太陽)の飾りがついた兜飾りでした。
自国の国旗に似ていたからなのか、それを土産に選んだ乗員がいて印象に残るシーンでした。
彼らが帰途に就いた9月は、日本では台風の時期で、エルトゥールル号は和歌山県沖で強風に煽られ座礁してしまいます。
死者・行方不明者は500名以上に上り、助かったのはたったの69名でした。
紀伊大島村(現串本町)住民による生存者救助の様子や、その後の献身的な介抱については是非ご自分の目で確かめてみて下さい。
本作での中心人物でもある田村医師の言葉―村民たちの“真心”の意味が分かります。
遺留品回収の際のエピソードにも、日本人が持つ優しさや思いやりが感じられました。
時は移って95年後のテヘランです。
イラン・イラク戦争が激化し、48時間後にイラン上空を飛行する飛行機を無差別に攻撃するというフセインの声明が発表されます。
日本人以外の外国人は、それぞれの自国の航空会社や軍の輸送機によってイランを脱出して行く中、日本は自衛隊にすら救助に来てはもらえなかったのです。
そんな時、日本人救出の手を差し伸べてくれたのはトルコでした。
日本人救出を優先し、自国の救援機に乗ることを譲ってくれたトルコの人々は、陸路でのイラン脱出を選択してくれたのです。
映画の中では、1890年のエルトゥールル号遭難の際の恩について語られる場面もありましたが、私は「恩」や「恩義」「恩返し」という言葉よりも、田村医師が言っていた「日本人の真心」がちゃんと伝えられ、それがまた真心をもって応えてもらえたのだと思いました。
ラストでのトルコ首相の―このように思う国民を誇りに思う―という言葉も印象的でした。
エンドロールで映し出される海中に、あの日月のついた兜飾があり、しばし余韻に浸りました。
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- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@ABのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
ご利用の流れ
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- 「新作・準新作」が定額で月8枚レンタルできる!※1借り放題付き※2
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- 宅配レンタル 定額4プラン

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※1 無料お試し期間中の「新作」レンタルは対象外です。
※2 借り放題はDVD「旧作」、CD「新作・準新作・旧作」が対象です。
海難1890